セスキ炭酸ソーダを使ったお洗濯にチャレンジしてみよう!エコで便利な活用術
セスキ炭酸ソーダって聞いたことありますか?情報番組やSNSでも度々取り上げられ、重曹を超える洗浄力があると話題のナチュラル洗剤なんです。キッチンの油汚れなど家中の掃除に使えるイメージが強いかもしれませんが、これ一つあればいろんな種類の洗剤を用意しなくてもよいので、愛用している主婦が増えてきています。
実はこのセスキ炭酸ソーダ、お掃除だけでなく毎日の「お洗濯」にも抜群の効果を発揮するのです。「全然知らない」「聞いたことあるけど使ったことない」という方も、いつもの洗濯に少し取り入れるところから始めてみませんか?
ここでは、セスキ炭酸ソーダを洗濯に使うメリットや基本的な使い方、重曹との違い、汚れのレベルに合わせた具体的な洗濯方法などについてお伝えします。
セスキ炭酸ソーダでお洗濯する3つのメリット
セスキ炭酸ソーダは、水に溶けると「弱アルカリ性」を示し、一般的な洗濯洗剤(粉末洗剤など)と同じような性質を持っています。市販の合成洗剤と比べると、一体どのような良さがあるのでしょうか。セスキ炭酸ソーダで洗濯する代表的なメリットを3つご紹介します。
1. 界面活性剤を含んでいないので環境に優しい
セスキ炭酸ソーダは、天然の鉱石(トロナ鉱石など)から精製された無機物です。そのため、普通の洗濯洗剤に含まれている「界面活性剤」が一切含まれておらず、環境に優しいと言われています。
界面活性剤には多くの種類があり、汚れ落ちをよくするためには非常に効果的なのですが、中には自然界で分解されなかったり分解に時間がかかったりするものもあります。そのため、川や海に流れ込んだ成分が自然環境に影響を与える可能性が指摘されることも。
その点、セスキ炭酸ソーダは環境への負荷が少ない「エコ洗剤」として、ナチュラル志向の主婦に大人気なのです。
2. 毎日の家事に嬉しい使い心地の良さ
洗濯する機会の多い主婦にとって、衣類を心地よく洗い上げられるのもセスキ炭酸ソーダの良い点です。
強い洗浄成分に頼りすぎないため、洗い上がりの衣類が自然な風合いに保たれやすく、毎日の家事を快適にしてくれます。特に、毎日のように大量の洗濯物を扱うご家庭にとって、成分がシンプルで扱いやすいナチュラル洗剤は、日々の負担を減らしてくれる心強い味方として注目を浴びているのです。
3. 水に溶けやすく、すすぎが1回で済む(節水・時短)
水にサッと溶けやすい性質を持つセスキ炭酸ソーダは、すすぎを一回で済ますことができます。
合成洗剤でも「すすぎ1回でOK」と謳うものはありますが、小さい子供のいる家庭では「本当に洗剤成分が残っていないかな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。その点、セスキ炭酸ソーダは泡立ちがないため泡切れを気にする必要がなく、水に完全に溶け切るので、1回のすすぎでサッパリと仕上がります。洗剤残りを気にしなくてよいだけでなく、節水と時短にもなる一石二鳥のアイテムなのです。
重曹との違いは?セスキ炭酸ソーダの基本的な使い方
ナチュラル洗剤の代表格といえば「重曹」ですが、セスキ炭酸ソーダとはどう使い分ければよいのでしょうか?
【重曹とセスキの違い】
重曹のpH(アルカリ性の強さ)は約8.2ですが、セスキ炭酸ソーダは約9.8と、セスキの方がアルカリ性が強いのが特徴です。アルカリ性が強いほど、酸性の汚れ(皮脂汚れ、汗、油汚れなど)を中和して分解する力が高くなります。
また、重曹は水に溶けにくいため「粉のままクレンザー(研磨剤)」として使うのが得意ですが、セスキは水に非常に溶けやすいため「スプレー」や「洗濯の浸け置き」に圧倒的に向いています。
セスキ炭酸ソーダで洗濯する際、知っておくと便利な基礎知識をまとめました。洗濯する時の参考になさってください。
洗濯機での使用量の目安
洗濯機で日常の軽い汚れを洗う時は、水30リットルにおよそ20g(大さじ1程度)のセスキ炭酸ソーダを使います。入れすぎると、アルカリ性が強くなりすぎて洗濯物がベタベタ・ゴワゴワすることもあるので適量を守るよう注意してください。どのくらい入れたらよいか迷う場合は、セスキ炭酸ソーダを溶かした水に少し触れてみましょう。指をこすり合わせた時に、少しだけヌルヌルした感じ(皮脂と反応している証拠)がしたら、十分な濃度になっています。
スプレー溶液の作り方と保存
シャツの襟元など、部分汚れに使いたい場合にはセスキ炭酸ソーダを水に溶かしたスプレーを作っておくと便利です。スプレー液は常温で2ヵ月ほど持ちますので、ボトルに作って洗濯機の横に置いておき、毎日のプレケアに活用してみましょう。
セスキ炭酸ソーダスプレーの作り方
- 500mlの空のスプレーボトルを用意する
- スプレーボトルに水を500ml入れ、セスキ炭酸ソーダを小さじ1入れる
- ボトルを軽く振って、粉を完全に溶かして完成
セスキ炭酸ソーダでの効果的な洗濯方法
セスキ炭酸ソーダの洗浄力を最大限に発揮させるためには、ちょっとしたコツがあります。洗うアイテムや汚れの度合いに合わせたポイントをまとめました。
全体を洗う場合は「つけ置き」で汚れを分解する
セスキ炭酸ソーダでの洗濯は、即座に洗うよりもつけ置き洗いが圧倒的に効果的です。アルカリ性がじわじわと皮脂汚れやタンパク質を分解するため、時間をかけることで洗浄力がアップします。
洗濯機に洗濯物とセスキ炭酸ソーダを入れて「洗い」コースで数分間回して粉をしっかり溶かします。その後、洗濯機を一時停止して、3時間から一晩(ひどい汚れなら長めに)つけ置きすると、繊維の奥に染み込んだ嫌な臭い汚れや黄ばみも落ちやすくなります。
すすぎの工程で、柔軟剤の代わりに「クエン酸」を小さじ半分程度入れると、アルカリ性に傾いた衣類が中和され、ふっくらと柔らかな仕上がりになります。
ワイシャツの襟・袖汚れのプレケア
白いワイシャツを着ていると、首の周りや袖口に沿ってつく茶色い汚れの輪が気になりますよね。これは皮脂が酸化した酸性の汚れなので、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダはシャツの襟についた皮脂汚れ落としが非常に得意です。洗濯前にセスキ炭酸ソーダスプレーを使ってプレケアをしましょう。
- 襟や袖口の汚れ部分にセスキ炭酸ソーダスプレーをたっぷり吹きかけ、10〜15分ほど置いておく
- 古くなった歯ブラシなどで軽くトントンと叩くようにこすって汚れを浮かす(汚れが落ちにくい場合は、洗濯用の固形石けんを併用する)
- そのまま他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗う
うっかりついてしまった血液汚れの落とし方
セスキ炭酸ソーダは、血液汚れの洗濯にも非常に効果的です。血液はタンパク質が主な成分であるため、弱アルカリ性のセスキ炭酸ソーダがタンパク質を強力に分解してくれます。外出着にうっかりついてしまった血液シミや、話題の布ナプキンの洗濯などに大活躍します。
- 洗面器などに水をはり、セスキ炭酸ソーダを溶かした液を作って汚れた衣類をつけ置きする
- 2時間ほど経ったら、もみ洗いやこすり洗いをし、汚れ落ちを確かめる
- 汚れがまだ残っているなら、固形石けんでこすり洗いをしてからすすぐ
血液汚れにお湯は絶対NG!
血液などのタンパク質汚れは、温度が上がると繊維の奥で固まってしまう性質があります。お湯を使うと逆に汚れが取れなくなってしまうので、必ず30度以下のぬるま湯か水を使って洗いましょう。
布おむつのつけ置き洗いにも
布おむつ育児をしているママにもセスキ炭酸ソーダがおすすめです。おむつの固形汚れをトイレなどで軽く落とした後、バケツに作ったセスキ炭酸ソーダ液につけ置きしておきます。強い薬品を使わないマイルドな成分でありながら、アルカリの力で排泄物の黄ばみや汚れもすっきりと落ち、ふんわり心地よく仕上がります。
汚れに合わせてセスキ炭酸ソーダと洗剤を上手に使い分けよう
デリケートな素材の衣服や、日常の軽い汗・皮脂汚れ程度の衣服には、成分がシンプルで環境にも優しいセスキ炭酸ソーダの「つけ置き洗い」が向いています。一方で、泥汚れなどの無機物の汚れや、機械油などの激しい汚れの時は、界面活性剤の力を借りるために合成洗剤や洗濯用せっけんを使うなど、衣服の汚れの種類に応じて上手に使い分けてみてください。セスキ炭酸ソーダを味方につければ、毎日のお洗濯がもっとエコで快適になりますよ。



