自宅でも洗える!カーペットの洗濯にチャレンジしよう!
コップとの距離感がまだうまく掴めない1〜2歳頃はジュースをこぼしてしまったり、指先が発達してお絵かきが楽しくなる時期にはクレヨンがはみ出してしまったりと、子育て中のカーペットはとにかく汚れやすいですよね。「汚れたカーペットを自宅でスッキリ洗濯できたらいいのに」と頭を悩ませるママも多いはずです。
しかし、子どもが汚してしまうのは好奇心や運動機能が順調に育っている証拠でもあります。「ああー!こぼしちゃった!」とママが慌てるのではなく、「大丈夫だよ、一緒にお掃除しようね」と大らかな気持ちで声をかけられるよう、ここでは自宅の浴槽を使ったカーペットの洗濯手順や、綺麗を保つためのお手入れ情報をご紹介します。
カーペットを洗濯する手順と干し方のコツ
まずはカーペットの裏にあるタグを見てみましょう。ポリエステル素材などで洗濯表示が「手洗い可」「洗濯機可」となっていれば、自宅でも洗濯できます(水洗い不可のマークがあれば、無理せずクリーニング業者に頼むのが安心です)。
カーペットはサイズが大きく洗濯機に入らない場合も多いため、今回は浴槽を使った「丸洗い(踏み洗い)」の手順をご紹介します。完全に乾くまで時間がかかるので、2〜3日晴れが続く日を選んでチャレンジしてみましょう。
1洗う前にごみやホコリを掃除する
いきなりお湯に入れる前に、カーペットの毛足の奥に入り込んだお菓子の食べかすやホコリを取り除きます。掃除機をかける前にカーペットをブラッシングすると、奥に潜んだホコリをかき出すことができます。専用のクリーニングブラシがなければ、亀の子たわしでも代用可能です。
また、絡まった髪の毛を取るには「ゴム手袋」がおすすめ。手にゴム手袋をはめてカーペットの表面を円を描くようにこするだけで、摩擦でホコリや髪の毛が面白いようにまとまって取れます。「どっちがたくさんゴミを集められるか競争だよ!」と子どもに手袋を渡して、遊び感覚で手伝ってもらうのも良いですね。
2浴槽に洗剤を入れつけ置き
浴槽にカーペットが浸かる程度のぬるま湯を張り、中性洗剤を溶かしてつけ置きします。通常の弱アルカリ性洗濯洗剤では色落ちや生地の傷みが起きやすいため、中性のおしゃれ着用洗剤を使うのが安心です。そのまま1時間ほどつけ置きして、繊維の奥の汚れをふやかして浮かせます。
色落ちが不安な場合は
洗う前に、洗剤の原液を少し付けた白い布でカーペットの端をポンポンとこすってみてください。布に色がついてこなければOKですが、色落ちした場合は丸洗いすると全体が色移りして風合いが変わる可能性が高いため、専門業者に頼んだ方が無難です。
3足で踏み洗いする
つけ置きが終わったら、カーペットを足で踏んで洗います。うどんの生地を踏むようにリズミカルに踏むと、じわじわと濁った水が出てきます。「フミフミ楽しいね!おいしくなーれ!」と子どもと一緒に踏むと、ちょっとした水遊び感覚で退屈しません。部分的な黒ずみなどがあれば、古い歯ブラシで軽くこすって落とします。その後、洗剤の泡が出なくなるまで何度かお湯を入れ替えて、再び踏み洗いですすぎを行います。
4浴槽にかけて水を切る
すすぎが終わったら浴槽のふちにカーペットをかけて水切りをします。ここで無理に持ち上げようとすると、水をたっぷり含んだカーペットは想像以上に重く、腰を痛める原因になります。まずは浴槽の栓を抜き、カーペットを丸めながら上から足で踏んで、しっかり水分を押し出してから浴槽のふちへ移動させましょう。そのまま2時間ほど放置して水滴が落ちなくなるのを待ちます。
5裏返して外に干す
水が切れたら、物干し竿に干します。カーペットは表面よりも「裏面」のほうが乾きにくいため、裏返して干すのが鉄則です。また、物干し竿を2本使って「M字」になるように渡し干しをすると、間に風の通り道ができて乾燥スピードが格段に上がります。
脱水機にかけていないため、完全に乾くまでに一日以上かかることも珍しくありません。夕方になって湿気を含んできたら一旦室内に取り込み、翌日また外干しするなどして、生乾きの嫌なニオイを防ぐためにもしっかりと乾燥させましょう。
| 手順 | 内容 | ポイント・つまずき対策 |
|---|---|---|
| ① ごみ・ホコリ掃除 | 掃除機をかける前にブラッシング。ゴム手袋でこすって髪の毛を取る。 | 亀の子たわしでも代用可。子どもとゲーム感覚で集めるのも◎。 |
| ② 浴槽でつけ置き | 浴槽のぬるま湯に中性洗剤(おしゃれ着用)を溶かし、約1時間浸す。 | 色落ちテスト(白い布に洗剤をつけてこする)を先に行うと安心。 |
| ③ 足で踏み洗い | カーペット全体を足で踏んで洗浄。泡が出なくなるまでお湯を替えてすすぐ。 | 子どもと一緒に「フミフミ」すると水遊び感覚で進められる。 |
| ④ 浴槽で水切り | お湯を抜き、足で踏んで水分を押し出してから浴槽のふちにかけて2時間待つ。 | 水を吸うと非常に重いので、無理に持ち上げず「踏んで絞る」のがコツ。 |
| ⑤ 裏返して干す | カーペットを裏返し、物干し竿2本を使って「M字」になるよう風通し良く干す。 | 完全に乾くまで数日かかることも。夜間は室内に取り込む工夫を。 |
洗濯できない場合のお手入れ方法
「サイズが大きすぎて洗うのが大変」「手洗い不可のタグがついていた」という場合は、敷いたままできる定期的なお手入れで清潔さをキープしましょう。
中性洗剤を使った拭き掃除
カーペットは月に1回を目安に中性洗剤で全体を拭き掃除するだけでも、手触りがサラサラになり見違えるほど綺麗になります。しっかり乾燥させる必要があるため、晴れた日の午前中に窓を開けて行いましょう。
- バケツにぬるま湯を入れ、キャップ1杯程度の中性洗剤(おしゃれ着用)を薄める。
- 洗剤液に雑巾を入れ、水気が残らないよう固く絞る。
- カーペットの毛並みに沿って、全体を撫でるように拭き掃除をする。
- 別の雑巾を綺麗なお湯ですすぎ、洗剤成分が残らないよう「仕上げ拭き」をして、よく乾燥させる。
重曹を使った消臭お手入れ
皮脂や食べこぼしによる「ニオイ」が気になるときは、重曹を使ったドライクリーニングが効果的です。子どもが寝静まった後など、部屋を使わない夜間の時間帯を選んで行いましょう。
- 夜、カーペットに掃除機をかけた後、全体にまんべんなく重曹の粉をふりかける。
- そのまま翌朝まで一晩放置し、重曹にニオイや湿気を吸着させる。
- 翌朝、粉が残らないようにゆっくりと丁寧に掃除機で重曹を吸い取る。
| お手入れ方法 | 手順 | ポイント・頻度 |
|---|---|---|
| 中性洗剤で拭き掃除 |
|
月1回が目安。晴れた日に行い、水分が残らないようしっかり乾燥させる。 |
| 重曹で消臭ケア |
|
ニオイが気になるときに。踏んで粉が舞うのを防ぐため、夜間に実施するのが◎。 |
【汚れの種類別】部分的な汚れを落とす方法
子どもが毎日過ごすリビングのカーペットは、食べこぼしや落書きなど「部分的な汚れ」の連続です。汚れの種類に合わせた応急処置を知っておけば、「汚さないで!」と怒らずに広い心で見守ることができますよ。
ジュースやお茶など「水性」の汚れ
コップ飲みを練習している時期は、どうしても手元が狂ってこぼしてしまいますよね。こぼしてすぐなら、身近な調味料で対処できます。
- こぼした部分にたっぷりの塩を山盛りにかけ、塩に水分を吸い取らせる。
- 塩が水分を吸ってポロポロになったら、掃除機で吸い取る。
- 台所用洗剤を薄めたお湯に雑巾を浸して固く絞り、汚れをポンポンと叩き出す(こすると広がるので注意)。
- お湯で絞った雑巾で仕上げ拭きをする。
ケチャップやマヨネーズなど「油性」の汚れ
スプーンやフォークを上手に口へ運ぶ練習中は、ケチャップなどをポトリと落としがちです。油分を含む汚れには小麦粉を使います。
- 汚れの上に小麦粉をふりかけ、油分と水分を粉に吸わせて固める。
- 固まった小麦粉を掃除機で吸い取る。
- 中性洗剤を溶かしたお湯で雑巾を固く絞り、汚れを叩き出す。
- お湯で絞った雑巾で仕上げ拭きをする。
クレヨンの落書き汚れ
手首や指先の動かし方が発達すると、大きなキャンバス(床)にお絵かきをしたくなるものです。クレヨンは油分とロウでできているため、熱に弱い性質を利用して落とします。
- アイロンを「低温」にセットする。
- 汚れの上から不要になった「あて布(タオルや綿の布)」を乗せ、軽くアイロンを当てる。
- 熱でロウが溶け、あて布にクレヨンの色が移ったらOK。
- あて布の綺麗な面をずらしながら、汚れが薄くなるまで繰り返す。
- 最後に中性洗剤をつけた雑巾で拭き、お湯で仕上げ拭きをする。
トイレトレーニング中のおもらし(水濡れ・ニオイ)
おむつ外しの時期には、カーペットの上で失敗してしまうことも珍しくありません。「あーあ、出ちゃったね。次はトイレでしてみようね」と励ましながら、サッとニオイケアをしてしまいましょう。
- まずは乾いたタオルやペットシーツを押し当てて、水分をしっかり吸い取る。
- アンモニア臭を中和するため、クエン酸水(水200mlに小さじ1のクエン酸)をスプレーする。
- 固く絞った雑巾でトントンと叩くように拭き取り、よく乾燥させる。
| 汚れの種類 | 対処のポイントと手順 |
|---|---|
| 水性の液体 (ジュース・お茶 など) |
塩を山盛りにかけて水分を吸い取らせてから掃除機で吸う。 その後、台所用洗剤を含ませた雑巾で叩き洗いし、仕上げ拭き。 |
| 油性の液体 (ケチャップ・マヨネーズ) |
小麦粉をふりかけて油分を固めてから掃除機で吸う。 その後、中性洗剤を含ませた雑巾で叩き洗いし、仕上げ拭き。 |
| クレヨンの汚れ |
あて布をのせ、低温のアイロンをかけてクレヨンのロウを溶かし移す。 汚れが薄くなるまで繰り返し、仕上げに中性洗剤で拭く。 |
| トイレトレの失敗 (おもらし・水濡れ) |
タオル等でしっかり水分を吸い取った後、クエン酸水をスプレーして拭き取る。 アンモニア臭を中和してスッキリ消臭させる。 |
汚れを気にせず、おおらかな気持ちで子育てを楽しもう
色々と応急処置をやってみても、どうしてもカーペットの汚れが完璧に取れないことがあるかもしれません。しかし、そんな時でも普段から吸引力の強い掃除機を使って丁寧に掃除をしているうちに、カーペット表面の遊び毛と一緒に汚れや色素が削り取られ、少しずつ目立たなくなっていくことがよくあります。
ホコリや食べこぼしが溜まるとダニの発生源になってしまうため、「汚れの跡」よりも「清潔さ」を意識して、日々の掃除機がけとお手入れを習慣づけてみてください。「また汚した!」とため息をつくのではなく、便利な落とし方を知って、子どもがのびのびと成長する姿を笑顔で見守っていきたいですね。



