【お弁当作りの時短術】主婦16人の平均時間とパパッとテクニック!作り置き&冷凍保存のコツ
「私、お弁当作りに時間をかけすぎているみたい…」とお悩みの主婦の方は少なくありません。決して特別豪華にしている訳ではないけれど、どうしてこんなに時間がかかるのだろうか。他の人は平均何時間で作っているのだろうか?時短のコツを教えてほしい!という疑問は尽きません。
この疑問に主婦16人が答えてくれました!旦那さんや中高生用のお弁当作りから、難易度の高いキャラ弁まで、明日からのお弁当作りが変わる具体的なパパッとテクニックをご紹介します。作り置きや冷凍保存を効果的に活用し、忙しい朝の時間を短縮しましょう。
Ⅰ. 主婦16人のお弁当作り平均時間
お弁当作りにかかる時間は、作る個数やお弁当の内容(普通のお弁当かキャラ弁か)、事前の準備の有無によって大きく異なります。主婦16人のアンケート結果から、かかる時間の傾向を見てみましょう。
- 通常のお弁当(1~2人分): 平均して15分~30分程度。多くの人が前日の準備(作り置き・冷凍)を行うことで、朝の時間を短縮していることがわかります。
- キャラ弁: 準備に時間がかかり、1時間半~2時間程度かかる人が多いです。特に海苔やチーズのカット作業に時間を要する傾向があります。
Qお弁当作りにどのくらい時間がかかりますか?(体験談)
A1人分で30分程度、キャラ弁は2時間ちかくかかる
私は自分が仕事をしているため、凝ったお弁当は遠足や行事の時しか作ってあげられません。だいたいは前日の夜のうちに作っておき、ご飯だけ朝に炊いたものをつめます。夜ご飯の残りもつめますが、新たに作るおかずに約30分程度かけています。平日はこの方法で時短にしています。
遠足などの時は、キャラ弁を作ることもありますが、その時は1時間ではきかず、ノリで文字などを作っていると2時間近くかかることもよくあります。彩りにこだわる時は、少しでも時間を短縮するために、前日の仕込みが重要だと感じています。
A1人分で10分もかからない、キャラ弁は2人分で1時間半くらい
基本、おかずを多めに作ってお弁当用にはカップに入れて冷凍しておきます。朝は、そのままお弁当箱に入れるだけ、自然解凍でOKです。夏場は保冷剤代わりにもなるし便利です。冷凍できないおかずの場合は、味の漬け込みや、野菜を前もって切っておくなどして、当日は焼いたり揚げたりするだけでいいようにしておきます。
キャラ弁は前の日に海苔を切っておきますが、チーズやカニカマは当日に切るので時間がかかってしまいます。パーツごとと全体の型紙を作っているので、同じものが何個でも作れるようにしてあります。
A2人分のキャラ弁1時間半
普段お弁当作りがありません。遠足などの特別な日にしかしないので、いつも2時間ぐらい前に起きて作ります。けどだいたい1時間半ぐらいで完成しています。
キャラ弁で一番時間がかかるのは海苔やチーズをキャラの形に切る作業です。なので、それは前日にやってしまっておくと時短にだいぶなります。切るハサミは普通のハサミではなく、眉毛カットの小さいハサミを使うと細かい所も切れます。チーズは爪楊枝で切ると綺麗に曲線など切れます。おすすめです。
A2人分で30分、キャラ弁は1時間半
私は毎朝息子と自分のお弁当を作っていますが、30分程かかってしまいます。休日に作り置きしておいたハンバーグを焼いたり、玉子焼きを作ったり、ブロッコリーをレンジで茹でておかか和えにしたり、アスパラの豚肉巻、ジャガイモのカレー風味などのメニューで、冷ますのも含めて30分です。
休日はハンバーグの他にも、肉をタレに浸けたり、フライやから揚げを揚げて冷凍したり、焼きそばやスパゲティーを作って、小分けにして冷凍保存するなど、お弁当のために2時間くらいかけて準備します。時短のコツは電子レンジで野菜の下茹でをすることです!
A子供1人と、旦那分だと30分くらい
パパは毎日お弁当なのですが、幼稚園は週一手作りお弁当の日があります。その日の前日の夕飯に、子供が好きなオカズを多めに作ることが時短のポイントです。それをシリコンカップに入れて朝を迎えます。
朝は、ほうれん草とキノコの炒め物や、いり卵を中心にやはり多めに朝食を作り、入れます。あとはミニトマトや茹でておいたブロッコリー。大好きなチーズの海苔挟み、ピックにソーセージと枝豆を交互に刺したものを入れて完成です。なるべく冷凍食品は使わないで作りますが、どうしても隙間が埋まらない、時間がないという時は大好きな春巻を入れます。
A2人分で30分
普段は主人のお弁当だけなので、前日の夕飯などを取り分けておき、詰めるだけですので20分ほどです。水曜日は、長女の幼稚園のお弁当があるので、さすがに夕飯のメニューというわけにはいきません。そこでよく作るのが、オムライスです。
ニンジンやピーマンなど、体によい野菜を小さく切り刻み、チキンライスを作ります。黄色い薄焼き卵で優しく包み、ケチャップで飾り付けすると30分ほどで完成!キャラ弁が流行っていますが、たくさん触れるのは衛生上あまりよくないそうです。きちんと加熱するオムライスであれば、食中毒の心配も要りません。お手軽で豪華に見えておすすめです。
A幼稚園児1人分で15分
幼稚園に通う娘のお弁当を毎朝15分で作っています。スムーズに行けば10分くらいで作れてしまう時もあります。時短のコツは、とにかくメインのおかずになるものを前の日の夕飯にするということです。
ハンバーグ、唐揚げ等たくさん作っておき、焼く前、揚げる前の形でお弁当分だけ取り分けておきます。そうすると朝、お弁当を作り出してからすぐに焼いたり揚げたりすることに取り掛かり、その間に卵焼きや野菜のボイル、おにぎり等を作ればあとは全部詰めるだけです。15分で出来ます。
A1人分で20分
毎朝、子供のお弁当を作りますが、大体20分くらいかかります。日頃から夕飯のおかずのから揚げやハンバーグ、焼き鮭などは多めに作って冷凍しています。その他にも、いろどりになるホウレンソウや豆、ブロッコリーなども時間のある時に茹でて冷凍しています。
実際に朝する作業と言えば、おにぎりを可愛い型に入れて作って、のりパンチで顔をつけます。後は卵焼きを焼いたりウインナーを焼いて、あらかじめ冷凍していた材料をチンしてお弁当箱に入れます。最後にキャラクターの旗を立てます。これで完成です。

Ⅱ. 時短テクニック【作り置き・冷凍保存編】
お弁当作りの時短で最も効果的なのは、「作り置き」と「冷凍保存」を駆使して、朝に火を使う工程を減らすことです。夕食作りやお休みの日にまとめて準備をすることで、朝は「詰めるだけ」「焼くだけ」の状態にできます。
A2人分で30分かかります。
必ず晩御飯を作るときに、翌日のお弁当を考え、晩御飯と同時に、お肉の味付けを晩御飯とは変えたりしながら、事前に調理をし、朝電子レンジで温めたりして、朝の時間を短縮するようにしています。
なるべく冷凍食品は使わないようにしているので、まとめて作れる暇があるときには、多めに作ったおかずを、小分けして、冷凍保存しておきます。この冷凍したものも加えたりして、時間短縮します。
A1人で15~20分
高校生になった息子のお弁当を毎朝作っています。私のおすすめは、お総菜を作ったらお弁当用のおかずカップに入れてタッパーなどの保存容器に入れて冷凍しておきます。これを出来立てのお弁当のおかずと組み合わせて入れることで、保冷剤代わりになるので活用してます。
朝の時短にもなりますし、夕食などの一品を取り置きして数パターンを冷凍庫に用意しておくととても便利です。私の場合は、ひじきなどの煮物類、きんぴらゴボウ、卯の花、おひたしなどを作って冷凍しています。和食の煮物系は味が濃いため冷凍に向いています。
A2人分で40分くらい
夫の大きいお弁当と幼稚園の娘の小さいお弁当2人分です。だいたい30~40分くらいかな。前の日の夕ご飯がハンバーグなら、お弁当サイズの小さいものを作っておくとか、から揚げも余分にあげておくとかしてなるべく朝の作業量を減らしています。
あとは常備菜が大活躍です。きんぴらゴボウやキュウリやプチトマトのピクルスは箸休めにもなるし、お弁当のレギュラーメンバーですね。朝実際火を使うのは娘の大好きなウインナーを炒めるのと、卵焼きくらいです。
A1人分で20分くらい
私が毎朝のお弁当作りにかかる時間は20分程度です。朝は何かと忙しく時間がないため、出来るだけ前の日の晩に下準備をし、作れるものは作っておきます。そうすることで、翌朝は簡単に卵焼きを作ったり、あとは詰めるだけの作業で済みます。野菜はあらかじめ下茹でしておいたり、それを冷凍してストックすることで時短につながります。
Ⅲ. 時短テクニック【調理・詰め方編】
調理器具の工夫や同時調理も、朝の数分を短縮するのに非常に有効です。また、洗い物を減らす工夫をすることで、お弁当作りにかけるトータルの時間を減らせます。
A一人分15分
お弁当作りは、毎日15分くらいかかります。時短のコツは四角い厚焼き卵専用のフライパンを使って、ウインナーを焼いた後に、直ぐに厚焼き卵を作り、その後に同じフライパンで豚の生姜焼きを作ると洗い物も少ないし、作業が早く終わります。
お弁当作りは洗い物までだと思っているので、なるべくフライパンを汚さない物から調理して行き、最後にフライパンが汚れる物を調理したほうが、時短になると思います。冬場なら前に日の夜の夕食のおかずの残りを朝にレンジで温めて、お弁当の一品に加えるのも時短になると思います。
A1人分で約30分
お弁当の時短のために 早く冷ます工夫をしてます。出来たら 保冷剤をお皿の下に敷きます。 野菜に火を通すときはシリコンスチーマーに入れレンジで加熱します。また卵焼きをつくったら 卵焼き器を洗わずそのままウインナーやベーコンを焼きます。
鮭等の魚はホイルに乗せマヨネーズをかけてグリルで 焼いてホイルのままお弁当箱に詰めます。この時 薄く切ったカボチャやピーマンや椎茸等余ってる野菜があれば一緒にグリルで焼いちゃいます。煮物等の味付けは市販のめんつゆが便利です。
A二人分で15分
私は毎朝息子二人分のお弁当を15分ぐらいで作っています。4品のおかずを入れますがそのうち2品は卵焼きとウインナーで残り2品は冷凍食品と前の日にお弁当分のおかずを取り置いています。
朝の忙しい時間帯にいかに手早く作る私のコツは、まず卵焼きを先に作り、焼いている間に冷凍食品と前日に取り置いていたおかずを電子レンジで1分ほどチンします。それを皿ではなくアルミホイルに置き、フライパンは洗わず油を少し入れてウインナーを焼いている間に卵焼きと冷凍食品と前日のおかずを詰めます。アルミホイルをお皿代わりに使うので、あと片付けの洗い物もフライパンだけなので楽です。
A1人分で30分
子どもがまだ小さいので私の作るお弁当は主人のもののみですが、やはり30分はかかってしまいます。基本的に晩ご飯を取り分けたものを入れています。そのため時にはお弁当に入れられるものを意識した晩ご飯作りに…(水の出る野菜サラダは避けるなど)、冷凍のブロッコリーやそのまま入れられるウインナーも重宝しています。他には電子レンジで作れるココットやハムやチーズを巻いたものなど…なるべく包丁とフライパンを使わずに時短で仕上げています。
Ⅳ. お弁当の食中毒予防と衛生管理の重要性
どんなに時短をしても、お弁当の衛生管理は決して疎かにできません。特に気温が上がる時期は、食中毒のリスクが高まります。キャラ弁のように手で触れる工程が増える場合も、以下の点に注意してください。
- 十分な加熱: 冷凍保存していたおかずや作り置きも、必ず食べる前に再加熱し、菌を死滅させることが重要です。
- 徹底的な冷却: お弁当の傷みの大きな原因は、熱いまま蓋をすることです。おかずは必ず完全に冷ましてからお弁当箱に詰めるようにしましょう。早く冷ますために、保冷剤を活用するのも効果的です。
- 水分を避ける: 水分(煮汁や水気)は菌が増殖する原因になります。煮物は煮汁をしっかり切り、野菜の水気もキッチンペーパーなどで拭き取ってから詰めるようにしてください。水分が多く出やすい生野菜(レタスなど)やマヨネーズを多用したサラダは、夏場は避けるのが賢明です。
- 清潔な手と調理器具: お弁当を詰める際は、手をよく洗い、可能であれば使い捨ての手袋や清潔な菜箸を使って直接手で触れないようにしましょう。
- 保冷対策: 詰めたお弁当は、持っていく直前まで冷蔵庫に入れ、持ち運びには保冷剤や保冷バッグを必ず使用しましょう。
時短テクニックを上手に取り入れながらも、食べる人の安全を守る衛生管理を最優先に考えて、毎日の楽しいお弁当作りを続けていきましょう。




