ぜひ知っておきたい!洗濯物を綺麗にたたむコツ
家族の人数が増えるにつれて山積みになっていく洗濯物。毎日毎日大量の衣服をたたむのは時間もかかるし、本当に面倒くさい家事のひとつですよね。「とりあえず引き出しに入ればいいや」と適当にたたんでしまい、いざ着ようとした時にシワだらけになっていてガッカリした…なんて経験はありませんか?
実は、洗濯物は「種類に合わせた正しいたたみ方」をするだけで、収納力が格段にアップし、着る時のシワも防ぐことができます。
今回は、衣類の種類に応じた基本のたたみ方から、旅行時に役立つ極小サイズへのたたみ方、さらには子どもが喜んでお手伝いしてくれる魔法の「スゴ技」までをたっぷりとご紹介します。洗濯物をたたむのが苦手な方は、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
上着やズボンのたたみ方とシワを防ぐポイント
まず初めに、一番かさばりやすいトップスやズボンなど、基本のたたみ方について確認しておきましょう。たたみ方が悪いと、引き出しの中で服同士が押し潰され、深いシワの原因になってしまいます。
夕方のリビングで、お子さんと一緒に洗濯物の山を囲みながら「この服はどうやってたたむのかな?」とクイズ形式で進めると、家事の時間が楽しい親子のふれあいタイムに変わりますよ。
薄手の長袖(シャツやカットソー)
薄手の素材はシワが目立ちやすいため、折り目を少なくして「面」をきれいに整えることが大切です。
- 背中側が表になるように平らな場所に広げ、手で軽くシワを伸ばす
- 肩の真ん中ぐらいの位置で縦に折り、袖が脇のラインと平行になるように下へ折り返す
- 反対側の袖も同じように、長方形になるように折る
- 裾(すそ)の方を持って、首元に向かって半分に折る
- 表に返して完成(引き出しの深さに合わせて、さらに三つ折りにしてもOK)
【よくあるつまずきと対処法】
テロテロした柔らかい素材のシャツは、たたんでいる途中で崩れがちです。そんな時は、たたむ前に下敷きとしてA4サイズのクリアファイルや厚紙を背中の中央に置き、それに沿って折ると、お店のディスプレイのようにピシッと揃います(最後に下敷きをサッと引き抜きます)。
厚手の長袖(トレーナーやセーター)
生地が厚いものは、薄手と同じように折ると身頃(胴体部分)が分厚くなりすぎて収納しにくくなります。
- 背中側を表にして広げる
- 身頃は折らずに「袖だけ」を内側に折る。袖がはみ出た部分はさらに内側に折り返す
- 反対側の袖も同様に折り、袖同士が重ならないようにズラす
- 裾の方から半分に折る
- 表に返して完成
帽子のついたパーカー
パーカーは「フード部分」の扱いが最大の難関です。適当にたたむとフードが邪魔になって引き出しの中でかさばってしまいます。
- 背中側を表にして広げる
- 肩の半分ぐらいで縦半分に折り、袖を脇と平行になるように下へ折る
- 反対側の袖も同じように折る
- パーカーの帽子(フード)部分を、背中の四角い枠内に収まるようにペタンと平らに折る
- 裾の方を持って半分に折り、フードを包み込むようにする
- 表に返して完成
半袖Tシャツ
毎日何枚も出るTシャツは、スピード勝負。プリントがあるものは、プリント面が表に出るようにたたむと、着る時に選びやすくなります。
- 背中側を表にして広げる
- 肩の真ん中ぐらいのところで縦に折る(袖も一緒に内側へ)
- 反対側も同じように折って、細長い長方形を作る
- 裾の方から半分(または三つ折り)に折る
- 表に返して完成
【リアルな声かけ例】
ママ:「〇〇ちゃん、このTシャツ、袖と袖をごっつんこって合わせてみてくれる?」
子ども:「ごっつんこ!できた!」
ママ:「わあ、角がピッタリ合っててお店屋さんみたいだね!ありがとう」
幼児でも「半分に折る」「端を合わせる」という動作は、図形感覚を養う良い指先遊びになります。
ズボン(デニムやチノパン)
ズボンは「お尻の出っ張り部分」をどう処理するかが、きれいにたたむカギです。
- 縦半分に折って、左右の脚をピタッと重ねる
- お尻の出っ張った股の部分を、内側(脚のライン)に向かって小さく三角に折り込み、まっすぐな長方形にする
- ウエスト部分を持ち、全体の3分の1の長さまで折る
- 裾の方から折り上げ、重ねたウエスト部分の隙間に裾を差し込んで入れ込む(これで崩れません)
できるだけ同じサイズに畳んで収納しよう
洋服は種類ごとに「同じ幅・同じ高さ」になるようにたたむことを心がけましょう。引き出しの高さを考えて四角くたたむと、立てて収納した時にすべての服がパッと見渡せて、毎朝の身支度が劇的にスムーズになります。
下着や靴下のたたみ方とスッキリ収納のコツ
朝の忙しい時間帯に「靴下の片っぽがない!」「パパの黒い靴下、どっちがどっちだっけ!?」と慌てた経験はありませんか?
下着や靴下などの小さな小物類は、適当に引き出しに放り込むと迷子になったり、かさばってシワになったりする原因になります。サイズを四角く合わせてたたむと、見た目がスッキリして取り出しやすさが格段にアップしますよ。
靴下
- 左右の2枚をきれいに重ねて、かかと部分を平らに伸ばす
- つま先の方から半分に折る(長い靴下なら三つ折り)
- さらに半分に折り、引き出しに立てて収納する
【よくあるつまずきと対処法】
よくやってしまいがちなのが「履き口のゴムをくるっとひっくり返して、もう片方を入れ込む」というまとめ方です。これだとバラバラにはなりませんが、ゴムが常に引っ張られた状態になるため、すぐに伸びてヨレヨレになってしまいます。ゴムを傷めないためにも、ひっくり返さずに「折って立てる」収納が長持ちの秘訣です。
トランクス(男性用下着)
- 縦半分に2つ折りする
- さらに縦半分に2つ折りにし、細長い長方形にする
- 裾とウエストを合わせて三つ折りにし、コンパクトな四角形にして完成
ブラジャー
- 裏側を表にして広げ、ホックを留める
- 背中に当たるベルト部分と肩ひもを折りたたんで、カップの裏側に収める
- ワイヤー入りの場合はそのままの形で前後に重ねて収納する(ノンワイヤーの場合はカップの真ん中で2つ折りしてもOK)
※ワイヤー入りのブラジャーを無理に真ん中で折ると、型崩れやワイヤーの歪みの原因になるため注意しましょう。
ショーツ(女性用・子ども用下着)
- 裏を向けて広げ、股の部分をウエストに向かって上に折り、長方形にする
- 左右を3分の1ずつ内側に折る
- 下の部分をウエストのゴム部分の隙間に入れ込んで完成(これで手のひらサイズの四角になり崩れません)
百均のカゴを使って「仕切り」を作る
引き出しが大きすぎる場合、小物はどうしても中で倒れてごちゃ混ぜになってしまいます。100円ショップで売られているプラスチック製のカゴや、牛乳パックを切ったものを仕切りとして使い、人別・アイテム別に定位置を決めると、たたんだ衣服が崩れず美しさを保てます。
ストッキング
- 左右の足の部分をぴったり揃える
- 足先の部分を持ち、全体の3分の1のところで一回折る
- そのままウエストに向かってパタパタと折っていく
- 最後に、ウエストのゴム部分をくるっとひっくり返して全体を包み込んで完成
厚い部分を表にすれば破け(伝線)予防に
ストッキングは非常にデリケートです。破けやすい足先の部分が内側に隠れるよう、生地が分厚く丈夫なウエスト部分で全体を包み込むようにたたむことで、引き出しの角や他の衣類のファスナーに引っかかって伝線するのを防ぐことができます。
驚きのたたみ方!スピード重視や小さくたたむ裏技
基本のたたみ方をマスターしたら、次は状況に応じた「裏技」を試してみましょう。旅行時のパッキングを劇的にコンパクトにする方法や、子どもがゲーム感覚で手伝ってくれる自作アイテムをご紹介します。
Tシャツを極限まで小さく!「ミリタリー巻き(米軍式)」
家族旅行の準備中、着替えがスーツケースに入りきらなくて上に乗って無理やり閉めた…なんてこと、ありますよね。そんな時に大活躍するのが、米軍でも採用されている「絶対に崩れない極小たたみ」です。
シワになっても良いTシャツやタオル、子どもの着替えなどをこの方法でたたむと、おしぼりのようにコンパクトになり、スーツケースの中でバラバラになることもありません。
- Tシャツを広げ、裾(すそ)の部分を10cmほど、外側に向かってぐるりと折り返す
- 肩の真ん中あたりから内側に縦に折り、袖を重ならないように折り返す
- 反対側も同じように折り、細長い長方形を作る
- えりの部分から、裾に向かって空気を抜くようにギュッと力を入れてぐるぐる巻いていく
- 最後まで巻いたら、最初に折り返しておいた裾の裏側をくるっとひっくり返し、巻いた塊全体に被せて固定する
これで、ぽんっと投げても崩れない頑丈なロール状になります。枚数も数えやすく、バッグの隙間に詰め込めるので本当に便利ですよ!
シャツたたみマシーンを作って素早く楽しく!
「毎日たたむのが苦痛…誰か代わりにやってくれないかな」
そんな時に便利なのが、アパレルショップなどで使われている折りたたみボードを真似た「シャツたたみマシーン」です。ダンボールとガムテープさえあれば、家にあるもので5分で簡単に作れちゃいます。
これを作ると、子どもが面白がって「私がやる!」と進んでお手伝いしてくれるようになりますよ。
【シャツたたみマシーンの作り方】
- 大きめのきれいな段ボールを用意する
- 手持ちのTシャツをきれいに四角くたたみ、その大きさに合わせて段ボールを長方形に切る(同じサイズの長方形を6枚作る)
- 切り取った段ボールを、横に3枚、その下にも横に3枚(計6枚)並べる
- 隣り合う段ボールの隙間を数ミリ開け、ガムテープでつなぎ合わせて一枚の大きな板にする(※下の段の真ん中だけは、上にパタンと折れるように上部だけをテープで貼る)
【シャツたたみマシーンの使い方と親子の会話例】
- マシーンの上に、Tシャツを裏返して広げて置く
- マシーンの左側の段ボールを、パタン!と内側に折って戻す
- 右側の段ボールも、パタン!と内側に折って戻す
- 下段の真ん中の段ボールを、パタン!と上に向かって折る
- たたまれた服をひっくり返して完成!
ママ:「いらっしゃいませー!洗濯物工場はこちらですよー!」
子ども:「パタン!パタン!パタン!わあ、一瞬でお店みたいに綺麗になった!」
このように、家事をエンターテイメントに変えることで、面倒な作業が一気に笑顔の時間へと変わります。
きれいにたためばタンスも気分もすっきり!
洗濯物をたたむときのコツや裏技をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
「衣類の端と端を合わせる」「同じ四角いサイズに揃える」という基本を守るだけで、引き出しを開けた時の美しさが格段に変わり、毎日の服選びが楽しくなります。
一度に全部を完璧にこなそうとすると疲れてしまうので、まずは「タオルだけ」「子どもの服だけ」と、無理のない範囲で新しい方法を取り入れてみてくださいね。綺麗にたたまれた服に袖を通す時の、ピシッとした心地よさをぜひ味わってみてください。



