【同居妻の本音16選】姑とのストレス元凶は?乗り越えるためのヒントと夫の役割
昔から嫁姑問題は「永遠に解決しない」と言われるほど、難しい関係です。もめて当たり前なのかもしれませんが、近年は核家族化の影響や価値観の変化から、嫁を我が子のように可愛がってくれる良い姑も増えてきたようです。
それでもやはり姑は他人です。同居することでイライラしたり、ストレスを感じたりすることは少なくありません。その結果、心身の不調や、別居や離婚に繋がるケースもあります。同居妻は姑のどのようなところにイラッときているのでしょうか?また日々どんな我慢をしているのでしょうか?
Q姑との同居でストレスを感じるのはどんな瞬間ですか?(同居妻16人の体験談)
1. 家事・生活習慣の違いによるストレス
A自分の部屋のゴミは自分で捨てて欲しい
結婚当初から姑と同居しており、同居して10年以上経ちます。ゴミ処理のことでストレスを感じています。姑の部屋以外のゴミは私がいつもまとめてゴミ庫へ持って行くようにするのですが、処理し終えて新たにゴミ箱にビニール袋を設置した直後に姑は自分の部屋から出たゴミをキッチンのゴミ箱に捨てるのです。
燃焼ゴミは24時間搬出可能であることは知っているので、仕事へ出るついでに自分の部屋のゴミを捨てて欲しいです。タイミングを見計らうように捨てられるのが気分悪いです。
Aきれい好きの私には片付けができないのが耐えられない
だんなとの結婚を機に、都会からだんなの実家のある田舎へ移り住みました。姑はとても優しくて、料理も上手で、良好な関係を築けてると思います。
ただひとつ我慢できないのは、姑が片づけを得意としていないということです。もともと掃除は好きではないらしく、2週間~1ヶ月に1度大掃除のように片付けています。でも私は毎日清潔に保ちたいのでいつも片付けているのですが、姑はまたすぐに散らかしてしまうのです。それも散らかしているという自覚は全くないようです。
私が片付ければいいだけの話なのですが、毎日毎日自分が汚したわけでもないのに片付けないといけないのがストレスでなりません。
A網戸を開け放たれて虫が入ってくる
農家の主人と結婚して5年、義両親もとても大切にしてくれて、毎日幸せに暮らしています。でも一つだけどうしても耐えられないストレスを抱えています。それは姑の行動です。うちの周囲はアブが沢山飛んでいます。外は仕方がないのですが、我が家は家の中も大量にアブが飛んでいるのです。
網戸は当然あり私はきちんと閉めているのですが、姑は全開にしてしまうのです。主人にも相談したのですが「仕方ないよ」と相手にしてもらえません。私のことを実の娘のように大切にしてくれるとってもいい姑なので、さりげなく言おうと思った時に「また網戸が閉まってる…誰が閉めてるの!」と主人に言ってる言葉を聞いてしまったので、とても閉めて欲しいなんて言えません。正直辛いです。
Aとにかくガサツ!家や物を大切にしてほしい
とにかくガサツな姑です。彼女は、『THE大雑把』。主人が建てた新築の家も、引っ越し当日に傷を入れてしまいました。暮らしていけばいずれ傷も入ります。でも、その後がひどい。注意をした主人に向かって『うるさい!』と怒鳴って自室にこもるのです。それにトイレのドアも玄関のドアも部屋の扉も、彼女が出入りする音は家じゅうに響き渡るほどの『ばたんっ!!!』です。
おまけに爪を伸ばしているので、柱や扉は猫のひっかき傷のような傷がたくさん。お願いだから、大切に丁寧に扱ってほしい。ついでに、食器の扱いも乱雑なので、我が家ではいい食器は使えません。
A生き方、考え方の違い(洗濯の仕方が合わない)
子供2人と夫、義両親と同居しています。子育てしていく上で色々とアドバイスくれるなどはいいのですが毎日気を使っている状態です。一番ストレスを感じたのは、ささいなことです。トイレのマットや便器の蓋にかけるカバーを他の衣類と一緒に義母が洗っていました。
考えたら「そんなささいなこと?」と思うかもしれませんが、私はどうしても嫌だったので先日「お母さん、別々に洗ってほしいな」と言った所、「あーわかった。わかった。ごめんなさいね」とすごーく適当に嫌そうに言われてしまいました。もう言うまいと思っています。これまでの生き方や考え方が違うので同居って妥協したり、我慢したりすることが多いです。難しいですね。
A食事に量が多すぎる!残すと嫌味も
うちは夫婦共働きで子供なし。昼間に短時間のパートに出ている姑が食事の準備をしてくれるのですが、とにかく多いんです。姑自身結構な大食漢なのでその基準で料理が盛り付けられると男子中学生でも満足できる量が出てきます。
カレーでも天ぷらでも作ったものはその日で食べ切り。こんなに食べれないと何度も伝えても効果なし。残せば嫌味も言われ・・・。結婚・同居して1年たちますが完璧に太りました。ちなみに旦那は残しても姑が「私が食べてあげるから」って感じで、正直気持ち悪いです。
2. コミュニケーション・価値観の衝突によるストレス
A毎日メニュー聞いてこないで!好きなものだと機嫌が良い
姑はパートに出ていて、嫁の私が食事を作っているのですが、毎日「今日のメニューは何?」と聞かれます。姑の好きなものだと機嫌が良く、夫は好きだけど姑は好きじゃないメニューだと「なんでこういうものを作るのかしら」とイヤミを言われます。
別にあなたのためだけに食事を作ってるわけじゃないし、だったら自分で作りなよ!とイライラします。姑は痩せていて健康に気を使っているらしく、揚げ物とか避けたいらしいけど、夫がから揚げ好きなんだから作ったっていいでしょ!
A同じ話を何回もしないでください!
3年前に結婚し、主人は長男のため、実家で同居を始めました。お義父さんは、私たちが結婚する前に他界していたので、姑と主人とわたしの3人暮らしです。初めてお会いした時から、お話し好きなんだなぁと思っていましたが、とにかく話し出したら止まりません。
こちらが席を立つか、話を遮らない限り平気で3時間は話します。しかも、話の内容はいつも全く一緒です。姑が感動したこと(私たちの結婚式の話等)について半年は話のネタとして毎日聞かされます。だんだん聞いているふりが得意になってきましたが、ストレスです。
A教育の概念が合わなくてイライラ
私は結婚して10年になります。義父・義母と一緒に暮らしており、特に生活に不自由はしていません。表面上は家族みんなうまく行っているのです。しかし一つだけ不満なことがあります。それは姑と教育の概念が合わないところです。
私は息子の教育には力を入れていて、きちんとした学校に通わせて良い職業に就いてほしいと思います。しかしそれを姑が邪魔するのです。姑は私に隠れて、よくこっそりと夫に「○○が可哀想」とか「もっと遊ばせてやればいいのに」と言っています。
しかし私は子供の未来が明るくなるようにと教育に力を入れているのです。教育概念の違いのせいでまるで私が子供を苛めているように言われて、腹が立ちます。夫になら言い返せますが、姑にははっきり言えないのがストレスになっています。
A姑の勘違いや思い込みにストレスを感じる
姑の勘違いや思い込みにストレスを感じています。私たち家族はタワーマンションの26階に住んでいるため、みんな携帯の電波が届きませんでした。携帯電話会社に連絡して、レピーターという電波を引き込む装置を室内に取り付けたのですが、姑は「自分達の電波が入りにくくなるように取り付けた」と小姑に訳の分からない陰口を言って騒いでいたそうです。
また私達夫婦は共働きで、昼間は仕事で家にいない時間が多いのですが、昼間に姑がすべて洗濯をすませるため、「洗濯をしない」と決め付けられ、ろくに話もせず勝手に決め付ける点がストレスになっています。
A最近は料理まで貶され、ストレスが爆発しそう!
私はずっと片親に育てられて育てられました。そのことで苦労も多かったですし、絶対に自分の子供をそのような目に合わせたくありません。ですから夫にも同居している姑にも従順に尽くしてきました。しかし最近はちょっと耐えきれなくなっています。
夫とはうまくいっているのですが、一緒に住んでいる姑との仲がこじれています。一緒に暮らし始めて数年経った頃から姑の嫁いびりが始まったのです。以前から小言が多かった姑が最近は私の得意な料理まで貶すようになってきました。「味が濃い」「薄い」「何かが足りない」と文句ばっかり言われて、ストレスが溜まり放題です。いい加減爆発しそうで困っています。
3. 距離感・夫との関係にまつわるストレス
A優しく気を遣われすぎてストレス
私は看護師の仕事をしていたので、同居をしてもらえたら子育てを手助けして貰えて、助かると思ったので同居を決めました。しかし同居がこんなに疲れるものとは思いませんでした。
私はどちらかというと馴れ馴れしいタイプです。人とすぐに仲良くなる方なのですが、姑だけは違います。お互いにすごく気を遣いあっていて同居から1年経った今も全然距離が縮まりません。私が仕事ばかりで家事をほぼしなくても何も言いませんし、夜勤明けの私に「○○さんはバリバリ働いて偉いねえ」と言ってくれて優しいです。
ただあちらが気を遣ってくれることが分かるのでこちらも緊張します。気を遣われすぎてストレスが溜まります。もっと物事をはっきりすぱーんと言ってくれる姑が良かったです。
Aあまりに似たもの親子でプチストレス(夫の悪口が言えない)
夫の両親と住み始めたのは2年前です。姑は夫に似てマイペースでおっとりしています。見た目はともかく、中身は本当に親子だと思います。しかしそのせいでストレスが溜まっています。私が夫の悪口を言うとそれはイコール姑の悪口になるからです。
この間も「雨って言ったのに傘を忘れて、どんくさい」という話をしたら、「私もよくやるー」と返されてにっこり微笑まれたので、しゃべりづらくなりました。友達は姑と夫の悪口大会をすることで、ストレス発散と二人の仲良し度をアップしていると言っていました。そんな関係が羨ましいです。気軽に夫の悪口を言えないことにストレスを感じます。
A他人行儀な姑に苛立つ!
私は20歳で結婚をして、半年程前から同居を始めました。夫の母親が一人になってしまったので、一人にしておけないと言う夫の言葉に動かされて、同居を了承したのです。それまで姑とは仲良くしてきました。ですから一緒に住むのも快く了承したのです。
でも実際に住むと態度が一転しました。夫や子供に対しては本当に優しいくせに、私だけ他人扱いなのです。確かに他人と言われればそうですが、以前はもっと親密に接してくれていました。私にだけ他人行儀な態度を取って、差を付けてくるのは本当にストレスです。まるで私が邪魔かというような態度を取られるのを見ているとムカムカしてしまいます。
A優しすぎる姑なのですが、気を遣われすぎることがストレス
私の姑は大変優しい方です。穏やかなので、基本的には一緒に生活していて困らないのですが、気を遣われすぎることがストレスになります。私たちが自分で出来ることもよかれと思ってしてしまうのです。
例えば食事の準備や掃除、洗濯など…。食事の準備は7時に起きても十分に間に合うのに、姑は6時から準備してしまいます。それに対して嫌味を言うこともないのですが、私としては申し訳ない気持ちになるので結局6時に起きて一緒に準備をします。
私たちの生活圏は自分で掃除したいのですが、仕事をしていない姑は時間が余るようで私たちの部屋を含めてすべて掃除してしまいます。甘えてしまえば良いのでしょうが、自分のことは自分でしたいので大変ストレスです。しかも姑は悪気があるわけでもないので、無理にやめさせるわけにも行かず困っています。
Aどっちが嫁か分からない!夫への態度にイライラ
私は30歳になって、初めて結婚を考える相手を見つけました。私の前ではすごく頼りになって自立した男性に見える夫なのですが、ひとつ不満があります。それは姑と仲が良すぎることです。同居を条件に結婚に至ったので、一緒に住むことに不満はなかったです。しかし姑の夫に対する態度には大きなストレスを感じています。
夫が帰ってきたらいつも真っ先に玄関に迎えに行って、上着を預かりまるで新妻のような行動を取るのです。いつもそれは私の役目では?と思いながら呆れて見ています。二人を見ていたら私がいる意味があるのか疑問です。別に特別姑とうまく行っていないわけではありませんが、夫への態度にいつもどん引きして、見ていてイライラします。
姑との同居ストレスを乗り越える:夫の役割と具体的な解決策
同居妻のストレスの多くは、「自分の価値観ややり方を否定されること」、「パーソナルスペースが侵害されること」、そして「夫が主体的に問題解決に動かないこと」に起因しています。同居生活を円満にするためには、夫(息子)の行動がカギとなります。
1. 夫(息子)は「緩衝材」として機能する
嫁と姑の直接的な衝突を避けるため、夫は常に二人の間の緩衝材となる役割を担う必要があります。特に、妻の不満や要望を姑に伝える際、感情的にならず、「妻の立場を尊重している」という姿勢を見せることが重要です。
- 妻からの不満は、まずは夫が受け止め、感情を理解することから始めます。
- 姑に対しては、「私たち夫婦のルールとしてこうしたい」という形で、妻ではなく夫婦の総意として穏やかに伝えましょう。
- 「網戸をしめて」ほしいという要望は、「アブが入ってきて妻が困っているから、ごめん、ちょっと気を付けてもらえる?」など、具体的な理由と優しい言葉で伝えましょう。
2. 「棲み分け」のルールを明確にする(物理的・心理的な距離感)
「ユウカ」さんや「しゃおり」さんのように、良かれと思っての行動が「気を遣われすぎ」というストレスにつながるケースは多いです。どこまでが嫁の領域で、どこからが姑の領域か、夫婦で明確なルールを作り、夫から姑に伝えましょう。
- 家事の分担の線引き:「食事は嫁、洗濯は姑」など、担当を明確にします。
- 共有スペースとプライベートスペースの区分:勝手に寝室やクローゼットに入らない、「ノックをする」などの最低限のルールを設けます。
- 「メニューは聞かなくて大丈夫です」と、夫から姑に伝えることで、「さっちゃん」さんのようなメニューに対する口出しを予防します。
3. 夫は妻の「最大の理解者」となる
「教育ママ」さんや「もりもり」さんのように、価値観の違いや夫の悪口が言えないことがストレスになるケースも少なくありません。妻が抱えるストレスをすべて吐き出せる安全な場所を夫が提供することが、妻の精神衛生上非常に大切です。
- 妻が姑の悪口を言ったとき、「そうか、大変だったね」とまずは共感し、妻の味方であることを示しましょう。夫から見て姑が正しい場合でも、「妻の気持ちを認めること」が最優先です。
- 夫婦だけの時間(外出、夫婦の部屋での団らんなど)を意識的に作り、姑から物理的・心理的に離れる時間を作りましょう。
同居生活が限界だと感じたら:ストレス解消法と別の選択肢
同居は、家計や育児のサポートに大きなメリットがありますが、ストレスが心身の健康を損なうレベルになった場合は、思い切って生活様式を見直す必要があります。
1. 日常的なストレス解消法
同居生活を続ける場合でも、ストレスを溜め込まないための工夫が必要です。
- 外出する機会を増やす:仕事やパートに出る、「習い事を始める」など、家にいない時間を増やしましょう。
- 個室にこもる時間を確保する:夫と相談し、「この時間は自分の時間」と決めて個室にこもり、心理的な休息を取りましょう。
- 第三者(友人やカウンセラー)に話を聞いてもらう:「あんこ」さんや「崖っぷち」さんのように、聞いてもらうだけでストレスが解消されることは多くあります。
2. 別居や二世帯住宅への移行を検討する
我慢が限界に達し、夫婦関係にも影響が出始めたら、別居や住まいの変更を検討することも大切な選択肢です。
- 二世帯住宅へのリフォーム・建て替え:「完全分離型」にすることで、生活空間を分け、心理的な距離を保つことができます。
- 近居(スープの冷めない距離)への別居:実家から徒歩圏内など、近くに住むことで、いざという時のサポートは受けつつ、プライベートな空間を確保できます。
同居の解消は大きな決断ですが、「夫婦と子供たちの幸福が最優先」です。夫とよく話し合い、お互いにとってより良い生活環境を探すことが、家族全員の笑顔につながります。