シングルマザーの子育てに関する記事

『シングルマザーの子育て・ひとり親ゆえの悩みと子育ての壁』

シングルマザーの子育て、シングルファザーの子育て…。ひとりで家計を支え育児をこなすパパママの子育ての悩みと体験談

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シングルマザーの子育て…ひとり親パパママ9人の悩み、子育ての壁

事情は様々あれど、ひとりで子供を抱えると様々な悩みが発生します。
今回はひとりで家計を守り、子供を育てるシングルマザーシングルファザー9人に、ひとり親ならでは子育ての悩みを聞きました。

Qシングルマザー&ファザーの子育て!ひとり親で壁を感じることって?

シングルマザー、シングルファザー、ひとり親と言う家族の形に至った事情は様々ですが、ひとり子供を抱えるというのは並大抵ではありません。両親がそろっていても子供の成長に応じて様々な壁にぶつかるけれど、ひとり親だからこそその壁ひとつひとつが乗り越えるのが大変だったりするのです。
実際にシングルファザー、シングルマザーが子育てのどういったことで悩んでいるのか、ひとり親パパママの声をご紹介。

子育てにひとりで対応する不安

パルコ
20代後半

A子供とは程よい距離を

もうすぐ3歳になる男の子の母親ですが、離婚してもうすぐ1年になります。離婚する前も夫は仕事が忙しく、ほとんど家にいない状態で、実家も遠く離れている為、子供が生まれてからほとんど子供と二人きりでした。仕事、家事等全て私一人で行う為、何かあると怒りの矛先が子供に向かいがちになり、子供との間に仲裁役がいない為、どっちかの機嫌が悪くなると、片方も機嫌が悪くなるという悪循環でした。

シングルマザーらしい子育ての悩みは、子供は私以外の違う人から言うときちんと言うことを聞くのですが、私からは言われ慣れているせいか、笑って逃げて行ったりするので、お片づけや食事のマナー、トイレトレーニング等、躾には苦労をしています。ずっと二人きりになるのはお互いに良くないので、遠いですが出来るだけ実家に帰ったり、友人を呼ぶなど第三者を入れて、私以外の人から子供に言ってもらったり、距離を程よく取るようにはしています。

ししまる
30代後半

A苦悩の日々

シングルマザーの子育ての悩みは尽きません。シンママになって11年目を迎え、現在息子も高校生になりました。手がかからない反面、今度はお金の部分で考えるようになりました。国の補助は、高校生までです。来年、高校を卒業する息子は専門学校に行きます。入学資金は、想像を超えていました。しかし、息子がなりたい職業に就く為、また今まで我慢させてしまった分、夢を叶えてあげたいと、思い入学資金を貯めました。

この学校でいいのか、悩みがつきませんでした。旦那様が居たら、自分が悩んでいる事や男同士で話す事で、また違った未来があったかもしれません。しかし、全てに対して私一人で答えを出していかなくてはいけません。弱音を言う事もできません。子育ては年齢年齢にあった悩みがあり、全て一人で対処する事の大変さを感じている苦戦の日々です。

りーちゃん
30代半ば

A母親だけでは父親という役目までは担えないようです

今8歳になる娘がいます。産まれた直後に離婚し、その後父親には会っていないので、父親というものを知りません。小さいころは、あまり気にしていなかった様子なのですが、成長するにつれ父親がいないという自分の状況を理解してきているようです。友達のおうちは休日になると、お父さんが遊びに連れていってくれたりしているのがうらやましいようです。その為、私もできる限り仕事が休みの日は遊園地に連れていったしています。

小さいころは母親兼父親として肩車したり、体力を使うこともやっていました。自分ではできる限り寂しい思いをさせないようにしています。しかし、やはり「父親」でなければ埋まらない寂しさもあるようです。私がどう頑張ってもやはり父親という存在が欲しいようです。シングルマザーゆえの子育ての悩みですが、こればかりはどう解決してよいのかわからずにいつも対応に悩んでいます。

あん
39歳

A父親が必要な部分を積極的に受け持ってもらいました

ずっとひとりで息子を育てていましたが、小学校に通い始めた息子の様子を見たり、話を聞いていると、キャッチボールやサッカーなど父親が教えてあげる遊びの必要性を感じ始めました。(私が運動が苦手でうまく教えてあげられなかった)そんな相談を同僚にしていたら、家が近いという理由で彼が「俺が教えてあげようか?」と申し出てくれたのがきっかけで息子と彼が会うようになりました。

キャッチボールやサッカー、アウトドアまで次から次へと息子に体験させてくれました。新しい世界が急に広がった息子は彼に会うことが本当に楽しみになっていたようでした。その彼が初めて息子と会った日から3年後に再婚、再婚から4年経ち、息子は中学生になりました。私たち夫婦が再婚したということを理解しているはずの息子ですが彼とは血が繋がっていないことを忘れてしまっているような言動が時々見られます。幼かったあの頃「父親役」をしてもらって良かったと思います。

子供の気持ちへの対応

kiyo
40代後半

A子供との関わり方

旦那が勝手に出て行きました。それは子供が小学校6年の卒業式を迎えた直後でした。離婚を決意し、調停を申し立てました。この時には思春期に入る男の子を母親1人が育てていくことに不安はありませんでした。もしこの子が道を外したらそれはそれで真正面からぶつかっていく覚悟でいました。ただ1つ悩んだのは、思春期になる子供に父親の現状と調停の状況をどこまで話すかでした。夫婦のすったもんだも100%とはいかなくてもある程度分かる年代。悩んだ末、私は全て話すことを選択しました。黙っていても何かを察している年齢でもあり黙っていることで私に対して不信感をもち気持ちが荒れるなら全て話そうと思いました。

それからは普段の生活の何気ないことも私の考えていること、思っていること全て隠さず話しました。自分が家族を壊したくせに旦那はそれでも親権が欲しかったのか、ずっと子供に私の悪口のメールを毎日のように送って来ていました。だから私はあえて子供に父親の悪口を言わず子供と接していました。勉強に対しても『勉強しなさい』と言ったこともなく、子供がやってみたいと言うスポーツは一緒に始め、あれダメこれダメとも言いませんでした。現在子供は中学3年、受験生です。志望校も模試判定で合格圏です。荒れることもなく素直に育ってくれています。子供を1人の人間として接したのが良かったのだと思います。

ほほほのほ
35歳

A父親の事が話せない。

未婚のママですが、いかにもシングルマザーな子育ての悩みがあります。それは、子供に父親の存在を聞かれたとき説明のしようがないことです。交際していた彼氏との結婚は彼氏の両親から反対され彼氏本人からも結婚はしたくないと言われ、シングルマザーになりました。子供は元気な子が生まれすくすくと育ち保育園に毎日楽しそうに通っています。毎日いろんな歌や言葉、動作を覚え成長に喜びを感じていますが子供が大きくなって父親の事を聞いてきた時になんて答えたらいいのか悩んでいます。

死別や離婚はちゃんと説明したら子供はわかってもらえると思いますが、父親であるはずの人に生まれた事は連絡しましたが一切アクションすらない状態。そんな人の事をどう説明したら子供は傷つかないのか、嘘を言って誤魔化したらいいのか悩んでいます。

きつね
30代前半

A将来の不安がつきません

子供が2歳になる直前に離婚しました。原因は元旦那の借金です。子供が男の子だったので、これからの子育てのことを考えると離婚は本当に悩みました。やっぱり男の子には父親が必要なのではないか、性に関する成長をどう説明したらいいのか、子供自身も悩みを持ち始めた時、母親で相談相手になれるのか、考えれば考えるほど離婚に踏み切る勇気が出ませんでした。

でも一緒に暮らしていても、子供と遊んでくれるわけでもなく、お金だけがどんどんなくなっていく生活に恐怖を覚え、子供のお祝いまでなくなっていた時に離婚を決意しました。子供に離婚の理由を説明するのもまだ難しく、一緒には暮らせなくなったとだけ話しましたが、このことをいつきちんと説明するか、また今は子供との電話や面談はさせていますが、これを今後どうするのか、子供自身がどうしたいのか、正直自分自身も答えを出せていません。シングルマザーで子育て以外にも将来の生活の不安もあり、子育てだけにとどまらない悩みだらけです。

シングルファザーも悩みます

ひはる
20代前半

A娘を育てるにあたって

私は、20代前半に結婚、離婚を経験しました。現在、3歳の娘を引き取り生活しています。周りの方からは、大変だろうととても共感していただいたり助けていただく事も多々あり、日々感謝の気持ちでいっぱいです。

シングルマザーの方でも正社員の方はたくさんおられると思います。パート勤務の方に比べれば、それなりの給料も頂いています。が、融通が非常に利きにくい状態であり、周りの助けがなければ、とてもシングルファーザーという役目はこなせないと痛感しております。娘の我慢、周りの理解、助けがあるからこそ、シングルファーザーとして、何とか日々、過ごせている状態です。今は、まだ、これといって大変な事はありませんが娘が思春期を迎える時の事を思うと、不安はあります。

agje
30歳 

Aトラウマを抱えた息子とその悲しみを乗り越えて暮らしていくには

一人親というのは今の時代でもかなりマイナスなイメージをもたれています。都心から車で約二時間のある都市に住んでいるのですが、妻は飲酒運転の無免許の車にはねられて亡くなりました。それが一人息子の目の前で起こったので、それが一人息子のトラウマになっていて、今でも悪夢にうなされるのか夜中に一人で泣き叫んだりしています。

そういう特殊状況の中にあるのですが、その息子のトラウマを何とか取り除きたいと思い私はいろんなカウンセリングスクールに息子と一緒に通っています。徐々に息子のトラウマは緩和されてきていると思いますが、やはり心の傷はなかなか消えないようです。私の家庭はこのような特殊状況にあるので、再婚に関しても息子のトラウマを取り除かないと難しいようです。そのような中でも希望を持って暮らしていくしかないと思っています。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。