シングルマザー就職の心得9ヶ条!自分にピッタリな職場探しをしよう
シングルマザーの就業は一筋縄でもいかない!自分にピッタリな良い仕事に就くためには、シングルマザーの就職におすすめの資格や職種をチェックするなど、自分自身の努力も必要です。
今回はシングルマザーが仕事と家庭で輝くための、就職における9つの心得についてまとめてみました。
1自分の姿を見直しましょう
仕事を得たいと思うなら、まず自分の身の回りから整えていきましょう。企業で就業することは、家庭での家事や育児とは全く性質が違います。集団の中で行う仕事であるということを意識して、自分の服装や外見が、採用されて仕事を任されるのにふさわしいのかを見直していきましょう。
スーツ髪型メイクで清潔感をアピール
毎年学校を卒業する学生たちが就職活動をする様子が報道されますが、みな大人しめの清潔感のある外見をしていますよね。仕事の内容にもよりますが、企業は面接の時に応募者の外見からチェックを始めます。面接前に鏡の前で自分をチェックしてみて下さいね。
派手ではないからといって、ボサボサの髪やノーメイクは、社会人としてはマイナス印象です。華美にならず、自分の年齢にあったスーツや髪形、メイクを意識していきましょう。
2面接では筆記用具を必ず携帯!
どんな仕事をするにしろ、仕事をするために必ず必要になるのは、筆記用具です。就職活動を始めるときには最低限の筆記用具を準備し、面接では必ず携帯するようにしましょう。
もし就職先の面接で書類を書くことを要求されたら、先方で筆記用具を借りるようではマイナス評価しか得られません。仕事に必要な筆記用具の携帯は、就職先の企業にとっては「やる気」を判断するバロメーター。筆記用具の用意をしていない場合は、「仕事をすぐに始める気がない」「準備が悪い」という残念な評価しか得られません。
3仕事を選びましょう
シングルマザーの生活にとって望ましいのは、長く安定して続けていける仕事です。仕事探しをするときにはどうしても生活のことが気がかりになってしまい、「仕事に就けるなら何でもいい」と思ってしまいがちですが、とりあえずと言う気持ちで就職をしていても、結局は仕事と家庭の折り合いがつかず、短期間に離職を繰り返すことになってしまいがちです。
短期間での離職が更なる就職難を招く
短期間で離職には、常に生活の不安が付きまといます。度重なる仕事探しは、自分にも子供にも負担になってしまいがち…短期間の離職を繰り返していると、面接先の企業はあなたに何らかの原因がると疑ってしまいます。そのため、なかなか就職できず更なる就職難を招いてしまいます。
能力とライフスタイルに合う仕事選び
このような状況を避けるためにも、「何でもいいので仕事がしたい」という考え方を捨てましょう。
自分の思い通りに使える時間の少ないシングルマザーだからこそ、就業条件を厳選する必要があります。
自分に何ができるのか、どんな働きができるのかをよく考えて、自分の能力にあった、自分や子供のライフスタイルにぴったりの仕事を探していきましょう
4働くスタイルをはっきりさせる
シングルマザーが充実して仕事に打ち込むためには、早いうちに仕事と家庭とのバランスをとることが大事です。そうでなければ、仕事に打ち込みすぎて子供悲しませることになりますし、逆に家庭を優先させすぎれば、せっかく得た仕事を失うことになりかねません。
こういった不幸を招かないためにも、自分が生活のどの部分に重点を置くか、自分の働くスタイルをはっきり決めておくことをオススメします。
フルタイム?休日出勤?残業は?
自分の働くスタイルを決めるうえで重要になるのが、自分の働く時間のとりかたですね。
まず、フルタイムで働くのか、時間を制限するのか。残業をするのか、休日出勤をするのかなど、就業できる時間を決めることは、仕事を探すうえで大事なポイントです。
子供の年齢や健康状態などによって、シングルマザーが働くスタイルは多種多様にありますし、仕事と家庭のバランスのとりかたも人それぞれです。自分がどんな働き方ができるのか、どんな生活を望むのか、しっかりビジョンをもって考えていきましょう。
5従業条件を譲歩できる柔軟さを持ちましょう
なかなか自分の求めるスタイルに合った仕事が見つからない場合は、自分の求めるスタイルをもう一度見直す柔軟さも大切です。保育所などの利用をすることで、働く時間を譲歩することはできませんか?
自分の働くスタイルを限定しすぎてしまうと、就職のチャンスを掴みにくくなることがあります。就職活動には、就業条件をある程度譲歩する、視点を変えるなどの柔軟な対応を心掛けて下さいね。
子供の成長と共に条件が変わる
シングルマザーの働き方は、子供の成長によって大きく変化していきます。今は無理でも、将来的に子供が大きくなって、パートからフルタイムの仕事ができる可能性もありますので、フルタイムで仕事を探していて雇用に結びつかない場合は、ちょっと視点を変えてみるのをおススメします。
パートタイムからの正規雇用を狙う
将来的にはフルタイムへのレベルアップをするつもりで、パートタイム勤務から始める働き方もアリですよ。パートからの正規雇用を優遇する企業も多いので、長い目で見れば無理なく長く続けられる仕事を得ることができる可能性があります。
6バックアップ体制を固めましょう
シングルマザーが仕事をするうえで一番の敵となるのが、子供の急な病気です。軽い発熱ならまだしも、水ぼうそうやインフルエンザなどの感染症は、本当に手ごわく、へたをすれば1週間丸ごと休まなくてはならない事態にもなりかねません。
日頃から子供の体調管理に気をつけて
子供の感染症予防に対する考え方は人ぞれぞれですが、お金はかかりますが病院での予防接種をして備えたり、マスクと手洗いで予防に努めたりするなど、早いうちから対策を考えて行動しておきましょう。
支援団体に登録しましょう
どんなに健康に気を付けても、子供の病気を100パーセント防ぐことはできません。そういった緊急時のことを考えて、万が一の時に子供を預かってくれる施設を確保しましょう。就活でも、緊急時の体制が確保していることはアピールしてくださいね。バックアップ体制をとっている人は面接先の企業にとっても安心なので、就職のチャンスもグンとアップしますよ。
一番良いのは気心が知れた自分の実家の両親ですが、遠方に住んでいるなどの事情で頼れないのなら、病児保育所(注2)やベビーシッター、ファミリーサポートセンターなどへ登録し、支援体制を整えておきましょう。
7常に前倒しの行動を心がける
子供を持つ女性が仕事をするうえで大事なのは、なんでしょうか?努力?根性?いいえ、違います。
子供を持つ女性が仕事をしていくために必要なのは、常に前倒しで行動をする、賢く時間を使う能力です。
職場に迷惑をかけて辞職も…
いくら子育て中の母親といえども、仕事を持った以上は社会人。子供の病気や学校行事の都合なので急な休みを取ることは仕方なくても、仕事に穴をあけてばかりいるのでは職場の人達も困ってしまい、次第に人間関係が上手くいかなくなって、結局は辞職するというケースも少なくありません。
そういった急な事態が発生する前に、前倒しで仕事をしておけば、周りの人の負担は最小限にすみますね。手持ちの仕事にアップアップするのではなく、あなたが手持ちの仕事は常に前倒しで片づけておく意識を持つだけで、自分たちの周りの仕事もグッと楽にすることができるのです。
仕事を変わってくれる同僚はいても、シングルマザーには家事や育児を変わってやってくれる人はいません。その分、家庭のほうにバランスが傾きがちになってしまいますので、職場での仕事を前倒しで片づけるフォローを心掛けましょう
8役に立つ人材になりましょう
常に前倒しの仕事ができるようになると、次第に仕事や生活にはちょっとした余裕が生まれます。この余裕をボウっとして、役立てないのはもったいない!こういった余裕が生まれたら、積極的に自分の周りにいる同僚の仕事を手伝ったり、人の嫌がるような仕事を笑顔でドンドン引き受けたりしていくことを心がけましょう。
情けは人のためならず
シングルマザーは家庭の都合などで休みを取らざるを得ないことも多く、就職先の職場では頭を下げることもしばしば。そんなピンチの状況からあなたを脱出させる方法が、ほかの人の仕事を手伝う積極的な就業態度です。
あなたが周りを助け、要求されたこと以上の働きをすることで、周りの人もあなたのピンチには手を貸してくれるようになります。まさに「情けは人のためならず」なのです。もちろん笑顔で、朗らかな自分を演出することも忘れずに、ぜひ取り入れてみてください。
9頑張りすぎをやめましょう
子供と共に自立する決意をしたシングルマザーは、得てして頑張り屋さんが多い傾向があります。
「子供にさみしい思いをさせたり、父親がいない引け目を感じさせたりしたくない!」と家事に育児に頑張る。子供がいるからと自分が引け目を感じたくないと、仕事を頑張る。でもよく考えてみてください。あなたは一人しかいないのですよ。
あなたは子供にとってたった一人の、頼りになるお母さんです。もし頑張りすぎてポッキリと折れてしまったら、それこそ生活もできなくなってしまいます。シングルマザーが就職し、仕事と家庭を両立させていくためには、頑張りすぎは禁物なのです。
時には自分を甘やかして!
ちょっとくらい部屋が片付いていなくても大丈夫!疲れたら夕食はスーパーのお惣菜だって大丈夫!頑張りすぎず、時に自分を甘やかすことを覚えていきましょう。あなたに余裕が出て仕事と家庭の両方を楽しいと思えるようになると、子供にも余裕が出て、きっと子供と笑顔で暮らしていくことができますよ。
10頼る勇気と自信をもちましょう
新たな人生を歩き出そうとした途端感じる、就職難の大きな壁。不安になってしまったり、凹んでしまったりすることもありますね。そんな時はちょっと深呼吸して、子供の笑顔を思い出しながら一息つくようにしましょう。
ネガティブな発想は捨てよう!
何度も面接に落ちてしまうと、ついネガティブになり「自分がガマンをすればよかった」「お父さんがいなくてかわいそう」などと、未婚のシングルマザーになる選択をしたことを後悔しがちですが、そんな考えは捨てましょう!良い仕事を探すモチベーションを維持するためにも、マイナスなことは考えず、常に前向きでいることを心掛けることが大切です。
いま、日本の母子家庭の数は、約124万世帯あるといわれています。決して少ない数ではありませんよね。多様な家族の形態が混在する今の社会は、決してシングルマザーだけが就職難という訳ではありません。大学生の新卒就職活動でも10件20件面接で落ちるのは当たり前の世の中なのです。
周囲の支援に頼る勇気を持とう
母子家庭自立支援教育訓練給付金や母子家庭高等職業訓練送信給付金(注1)など、さまざまな行政の支援も用意されていますし、あなたを支てくれる人は必ずいます。ぜひそういった、周りに頼る勇気をもって、息の抜ける場所を作っていけるといいですね。
自信を持とう
今まで子供や家事に真剣に向き合って困難を乗り越えてきたあなたは、きっとコミュニケーション能力も高く、職場でも真面目に仕事をこなしていける能力を持っているはずです。そしてポジティブさは面接官にも伝わります。どうぞ子供達が大好きと慕う自分に自信をもってください。そして自分や子供たちが生活のしやすい、自分にあった仕事を見つけられるよう、笑顔を忘れずに^^
シングルマザーの就職は子育てと両立できる職種や資格をチェック!
シングルマザーの就職は、子育てとの両立がしやすい職種がおすすめです。例えば医療事務、調剤薬局事務、コールセンター業務など。
家庭があればシングルでも既婚者でも子育てと仕事の両立が困難。けれど子育てや離婚を経験した女性だからこそ、やる気があり有能な女性も多いため、企業は子育てとの両立がしやすい職場環境を提供して、優秀な人材を確保しようとしています。
求められる職場の方が働きやすいのは言うまでもありません。子育てしながら仕事と家庭を両立できる職種の体験談を読みながら、シングルマザーに優しい職種を柔軟に探してみましょう。