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冬の寒さ対策まとめ|部屋を手軽に暖かくする防寒アイディア

冬の寒さ対策まとめ|部屋を手軽に暖かくする防寒アイディア

寒さが身にしみる時は寒さ対策をしましょう。暖房をつけているのになんだか寒い、でも光熱費も心配なママに寒い部屋を暖かくする寒さ対策をご紹介します。少しの気遣いや防寒グッズを利用することで寒いお部屋を手軽に暖かくする方法を試してみましょう。

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寒さ対策をしよう!寒い部屋で暖かく過ごす防寒対策20選

暖房をつけていても、なんだか寒く感じることはありませんか。特にお子さんが冷たい床に座り込んで遊んでいるのを見ると、寒くないか心配になるお母様も多いでしょう。かといって、暖房を強くしたり、暖房器具を追加したりすると、今度は光熱費が気になります。小さなお子さんがいるご家庭では、節約のために暖房を止めるわけにもいかないため、寒い部屋は悩みの種になりがちです。

実は、100円均一ホームセンターなどで、手軽に防寒対策グッズを購入できることをご存じでしょうか。さらに、電気代やガス代といったランニングコストがあまりかからない方法で防寒対策ができれば、お財布にもやさしいですね。これから冷え込む冬に向けて、家の中を見直し、暖かい部屋で快適に過ごしましょう。

部屋が寒いのはなぜ?

冬の街の住宅のイメージ

防寒対策を効果的に行うために、まずは部屋が寒くなる主な原因を特定しましょう。部屋の暖かさは、主に熱の流出(熱が外へ逃げること)冷気の侵入によって奪われます。一般的に、熱はドアなどの開口部から最も逃げやすく、家全体の熱損失の約半分以上を占めるとされています。また、冷たい空気は重いため、窓やドアの隙間から侵入した冷気や、床下からの冷えは、部屋の低いところに溜まり、足元を特に冷やします。一軒家などで床下からの冷えが気になる場合は、床の断熱材の有無や、古い建物の場合は気密性の低さが原因であることも考えられます。

窓の寒さ対策

まずは、熱が最も逃げやすいからの冷気の侵入を効果的に防ぎましょう。賃貸住宅にお住まいの方や、大がかりなリフォームが難しい方のために、女性ひとりでも手軽にできる寒さ対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

厚手のカーテンを吊るす

「それだけ?」と思われるかもしれませんが、カーテンが持つ断熱効果は非常に重要です。厚手のカーテンを吊るすだけでも、窓際から伝わる冷たい空気(コールドドラフト)を軽減でき、部屋の暖かさを保てます。カーテンは目隠しや遮光だけでなく、部屋の温度を快適に保つ役割も担っているのです。特に、窓よりも少し長めの丈を選び、床に触れるくらいにすると、床とカーテンの隙間からの冷気侵入を防ぎ、さらに効果が高まります。

断熱カーテンも効果的

カーテンを閉める女性のイラスト

冬の防寒対策としておすすめなのが、断熱効果のあるカーテンです。断熱カーテンは繊維の密度が高く、空気層や特殊なコーティングによって熱の移動を抑えるため、冬場は室内の暖かい空気が外へ逃げるのを防ぎ、同時に外からの冷たい冷気を室内に伝えにくくする効果が期待できます。夏場に使う遮熱カーテンのなかにも断熱効果を併せ持つものがありますので、一年を通して活躍する多機能なカーテンに替えてみるのも良い方法です。

断熱シートを貼る

窓ガラス用断熱シートは、窓からの熱の流出や冷気の侵入を強力にブロックします。シートを貼ることで、室内の暖房で温められた空気が外に逃げるのを防ぎ、暖房効率を高めるため、光熱費の節約にもつながります。一度貼ってしまえばランニングコストがかからない点も魅力です。取り付けが簡単なタイプも多く販売されていますので、ぜひご自宅の窓に合ったものを選んでみてください。

プチプチシートも効果大

梱包材として使われるプチプチシート(気泡緩衝材)も、窓の断熱材として非常に効果的です。プチプチの中の動かない空気の層が、優れた断熱効果を発揮し、冷気の伝わりを抑えます。窓に貼る際は、結露などの水滴をよく拭き取ってから、プチプチした面をガラス側ではなく室内側に向けて貼ると、より効果が期待できます。100円均一などでも手軽に購入でき、試しやすいのも利点です。

窓枠には断熱テープを貼る

窓ガラスの対策をしても、窓枠やサッシの隙間から冷たい冷気が侵入することがあります。このような場所には、窓枠やサッシに貼るタイプの断熱テープがおすすめです。隙間風を防ぐことで冷気の侵入をブロックし、同時に窓枠の結露対策にも役立ちますので、掃除の手間も軽減できます。

暖房器具は近くに置く

窓の近くに置いている暖房

窓際に暖房器具を置くことは、寒さの厳しい地域では一般的な方法です。窓ガラスで冷やされた空気が下降し、足元に冷たい空気の流れを作る現象をコールドドラフトといいます。窓の下に暖房器具を設置し、温風(または輻射熱)でこの冷たい空気の下降を遮ることで、冷気が部屋の奥へ流れ込むのを防ぎ、効率よく部屋を暖めることができます。暖房器具の位置を工夫するだけでも効果が高まりますので、ぜひ試してみてください。

床の寒さ対策

窓からの冷気対策の次は、床下床面から伝わる冷えへの対策をご紹介します。暖かい部屋の中でも、冷たい空気は下に溜まるため、足元だけがひんやりと感じることはよくあります。足元が冷えると体全体が冷えやすく、体調にも影響を与えかねませんので、床の防寒対策もしっかり行いましょう。

タイルカーペット・ジョイントマット

小さなお子さんがいるご家庭で普及しているタイルカーペットジョイントマットは、衝撃を和らげるだけでなく、床からの冷えを遮断する断熱材の役割も果たします。薄いタイプのものでも、床に直接座ったときのひんやり感を大幅に軽減する効果が期待できます。汚れた部分だけを取り替えられる利便性もあり、100円均一や通販などでも手軽に入手できますので、おすすめです。

ホットカーペットを敷く

ホットカーペットも、床からの冷えには非常に効果的な対策です。スイッチを入れるだけで、冷たいフローリングを忘れてしまうほどの暖かさになり、快適に過ごせます。これ一枚で足元の冷え対策が完了するほどの効果が期待できます。

お風呂の寒さ対策

冬の寒い浴室は、ヒートショックのリスクを高める原因の一つです。冷たい床に最初の一歩を踏み出すのが億劫になる方も多いでしょう。浴室暖房がないご家庭でも、浴室内の温度差をなるべく少なくするための工夫が必要です。

湯気で浴室を温める

お湯を張っているお風呂

入浴の15分程度前に浴槽のふたを開けることで、お湯の湯気が浴室全体に広がり、室内の空気を少しでも温めることができます。ただし、湯船のふたを長時間開けっ放しにすると、お湯が冷めてしまうため、あくまで入浴直前の短時間の対策として活用し、入浴時以外はしっかりとふたを閉めておきましょう。また、脱衣所も小型ヒーターなどで暖めておき、浴室との温度差を小さくするよう心がけることが、ヒートショック予防に非常に重要です。

お風呂マットを敷く

浴室の床のひんやり感を解消するために、お風呂マットを敷くのも有効な方法です。マットを敷くことで、冷たい床に直接足をつける不快感を軽減できます。冷たい床からの熱の移動を防ぐことで、体温が奪われるのを防ぐ役割も果たします。

寝室の寒さ対策

冬は布団が冷たくて、なかなか寝付けないということもよくあります。布団の中で体を動かして温まるのを待つ代わりに、寝る前から準備をして、心地よい暖かさの中で安眠できる対策をチェックしましょう。

布団乾燥機で布団を温める

布団乾燥機は、寝る少し前に布団を温めておくのに大変便利です。ふんわりと温かい布団に入ったときの幸福感は格別です。寒い夜でも快適に安眠できるように、ぜひ活用してみてください。

湯たんぽ

昔ながらの湯たんぽは、環境にもやさしい暖房グッズとして再び人気が高まっています。お湯を入れるタイプや充電式のタイプなど種類も豊富ですが、長時間同じ場所に触れていると低温やけどの原因となるため、必ずタオルや専用のカバーで包み、肌に直接触れないよう注意して使用しましょう。

ペットの寒さ対策

人間と同じように、ペットにとっても冬の寒さ対策は重要です。言葉を話せない分、飼い主がペットの様子に気を配り、快適な環境を整えてあげる必要があります。ペットの寒さ対策のポイントを見ていきましょう。

ケージは窓から離す

ケージ(ゲージ)はペットが長時間過ごす場所です。窓際は冷気が溜まりやすい場所なので、ケージを長時間冷たい空気にさらさないよう、窓際を避けて設置しましょう。また、床からの冷えを遮断するため、ケージの下に段ボール断熱性の高いマットなどを敷くこともおすすめです。

ケージの中にタオルを入れてあげる

ケージの中にフリース素材のタオルや毛布など、暖かい寝床を用意してあげましょう。ペットがくるまって暖をとれる場所があることで、飼い主さんが留守で暖房が効いていない時間帯でも、寒さをしのぐことができます。

他にもある防寒対策

ここまでご紹介した以外にも、簡単で手軽に実践できる防寒対策はたくさんあります。すぐに試せるものもありますので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

厚着をする

「当たり前」と思われるかもしれませんが、意外と家の中では薄着で過ごしている方もいらっしゃいます。ゴワゴワした服を避けたい気持ちはわかりますが、上着を一枚羽織るだけでも体感温度は大きく変わります。特に、フリース素材のパーカーカーディガンなどを羽織るだけでも、暖房の設定温度を上げずに暖かく過ごせるようになります。

靴下は2枚

靴下を履く女性の手

冷え性の方にとって、足元の対策は非常に重要です。靴下の重ね履きをする際は、血行を妨げないように、きつすぎないものを選ぶのがポイントです。例えば、吸湿性の良い五本指ソックスの上に、防寒用のもこもこした暖かい靴下などをゆったりと重ねて履く方法は、足元の冷え対策におすすめです。

使い捨てカイロを貼る

使い捨てカイロは、外出時だけでなく家の中でも活躍します。お腹や腰など、体を温めたい部分に貼るだけで、体全体が温まり、暖房に頼りすぎずに済む場合もあります。ただし、就寝時長時間同じ場所に貼ったままにする場合は、低温やけどの危険があるため、特に注意して使用してください。

サーキュレーターで暖かい空気を循環

冬にサーキュレーターを使うことに違和感があるかもしれませんが、これは部屋を効率的に暖めるために非常に役立つアイテムです。暖かい空気は上に溜まりやすいため、サーキュレーターを上に向けて稼働させ、天井付近の暖かい空気を足元や部屋全体に循環させることで、暖房のムラをなくすことができます。エアコンをつけてもなかなか部屋全体が温まらないと感じる方は、ぜひ試してみてください。

加湿する

加湿器を使うと、部屋が暖かく感じられる経験はありませんか。これは、湿度が上がることで、体感温度が上昇するためです。湿った空気は乾燥した空気よりも熱を蓄えやすく、また、肌からの水分の蒸発が抑えられることで、熱が奪われにくくなるからです。特にスチーム式加湿器は、温かい水蒸気を発生させるため、その効果をより感じやすいでしょう。

お鍋を食べましょう

寒い冬には、体の中から温まるお鍋がおすすめです。温かい食事は血流を良くし、体温を上げるのに効果的です。特に、生姜根菜類など、体を温める効果が期待できる食材を使った鍋料理は、体の芯からポカポカになれるため、寒い日にぴったりです。

この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!