これで育児がグッと楽になる!ベビー用品の収納アイディア11
出産前に準備した数々のベビー用品。きちんと収納していたはずなのに、出産してしばらくするとどこに何があるかわからないほどゴチャゴチャしてしまった、なんていうことはありませんか?
ベビー用品は小さくて可愛いものばかりですが、その小ささゆえに収納に工夫が必要です。収納のポイントは、「誰でも」「どこでも」「すぐに」使えるようにすることです。
今回は、育児シーン別の収納アイディアや収納グッズの選び方を、子育て4コマ漫画と一緒にご紹介していきます。欲しいものがサッと取り出せる環境にして、日々の育児をグッと楽にしちゃいましょう!
子育て4コマ漫画:ベビー用品収納の巻
【場所別】ベビーのおむつ用品収納アイディア2
赤ちゃんのお世話の中で最も頻度が高いのがおむつ交換です。紙おむつを使用するご家庭がほとんどですが、困るのがその収納方法です。
安い時に大量にまとめ買いをすると場所を取ってしまうため、うまく収納できずにお部屋に出しっぱなしになりがちです。まずは、そんな赤ちゃんの時期別おむつやビニール袋などの収納アイディアを見ていきましょう。
1新生児~生後半年:取り出しやすさ重視の「移動式」収納
おむつ替えの頻度が最も高い生後半年間は、スムーズにおむつ替えができるよう、次の4つのポイントをおさえて収納しましょう。
- おむつは袋からカゴ等に出して収納する
- 取っ手付きのカゴに収納する(またはワゴンを活用)
- フタつきのカゴを選ぶ
- ワゴンにおむつカゴやビニール袋等お世話グッズ一式を収納
こうしておけばサッと取り出せ、持ち運びが楽になり、おむつ替えの場所を選びません。開封したオムツは一度に全てカゴに収納し、フタ付きのカゴを使えばホコリ除けにもなり清潔さを保てます。
2生後半年から:ハイハイ・イタズラ対策を徹底
成長と共におむつ替えの頻度は少なくなりますが、ハイハイが始まるとおむつがイタズラの対象になり、目を離したスキに部屋中おむつだらけなんてことも。育児を楽にするためにも、トラブルを防止する次の3つのポイントを意識して収納しましょう!
- 1日に使う分だけカゴに収納する
- おむつのカゴは子供の手が届かない高い場所へ
- 開封したおむつの袋は押し入れや扉の中へ
生後6ヶ月以降の赤ちゃんは親の知らぬ間に物を散らかすだけでなく、なんでも掴んで口に入れてしまいます。特に紙おむつの中には高分子吸収体が含まれており、誤って口に入れたり飲み込んだりすると、体内で水分を吸収し膨らみ、ヒヤリハットや誤飲事故につながりかねません。
そうした事故を防ぐためにも、1日分のおむつは棚の上など高い場所へ、袋の中のおむつは大きめのバスケットや押し入れなど、子供が簡単に開けられない場所に入れてイタズラを防ぎましょう。
ベビー服など衣類の収納アイディア4
1枚1枚は小さくて可愛い子供服も、お祝いでいただいたり祖父母に買ってもらったりしているうちに結構な量になります。また、子供のうちは着替えの頻度が高く、洋服もすぐにサイズアウトするため乱雑になりがちです。
収納アイディアを利用して、日ごろから整理整頓しやすい仕組みを心掛けましょう!
1スタイは畳み方で省スペースにすっきり収納
スタイがたくさんあるけれど、なかなかうまく収納できずに悩んでいるという方におすすめなのが、こちらのおしゃれな畳み方です。
クルッと丸めて分類箱にぽいっと入れるだけで、すっきり収納できちゃいます。これなら必要な時にサッと取り出せます。
2長く使えるシンプルな子供用のチェストを用意
子供用のチェストは、出産前に購入しておくことをおすすめします。また子供がいる中での家具購入や配置換えはとても大変ですので、ぜひ出産前に揃えておきましょう。
子供の成長とともに服のサイズはあっという間に大きくなり量も増えるため、すぐに収納場所が足りなくなります。ベビー服だけであればカラーボックスなどで十分ですが、成長を見越して長く使えるシンプルなデザインのチェストを選びましょう。
子供が小さいうちは引き出しが余りがちですが、その場合は収納場所に困る抱っこ紐などを入れておくとよいでしょう。
3ハンガーラックで洗濯・収納の家事を時短
もしスペースがとれるようであれば、子供服専用のハンガーラックを用意するとグッと収納が楽になり、家事の時短にもつながります。
子供は頻繁に着替えが必要ですが、洗濯後に大量の子供服をいちいち畳んで収納するのもひと手間です。
ラックがあれば洗濯後に干し、乾いたらそのままかけておくだけですので、畳む手間を省略できます。
子供服は見た目が可愛いので、見えるところに収納していてもインテリアとして楽しめます。
4100均の分類ボックスで「引き出しの中」を整理整頓
小さな子供服を引き出しの中に綺麗に収納しても、出し入れしているうちにゴチャゴチャしやすいものです。そんな時は、引き出しの中を分類ボックスで区切って整理しましょう。
分類箱といっても、牛乳パックやお菓子の空き箱、100均のカゴや分類ボックスなどで十分です。
肌着、ロンパース、靴下、スタイなど、衣類の種類ごとに整理しておくと出し入れもしやすいですし、それぞれの種類ごとの量も一目で確認できるため、買い足す時の参考にもなります。
ベビーのボディケア用品収納アイディア2
赤ちゃんのボディケア用品は細々としたものが多く、育児をする中で増えていくものでもあります。定期的に整理整頓をし、必要なものをサッと取り出せるようにしておきましょう。
1使用頻度で収納場所を仕分けする
ベビーボディケア用品は一か所にまとめようとすると意外と場所を取りますし、ごちゃごちゃしてしまいがちです。
まずは使用頻度の高いものと低いものに分けてみましょう。
| ベビー用品の使用頻度 | |
|---|---|
| 高いもの | 低いもの |
|
|
2必要な時にサッと取り出せる「立てる収納」を活用
使用頻度の高いものは、おむつ用品の近くなど普段よく手を伸ばす場所に置いておきましょう。100均カゴなどにまとめて入れて収納しておくとすっきりします。ペン立てや綿棒の空き容器を利用すると、体温計や爪切りなどを立てて収納できるので、出し入れしやすくなります。
使用頻度の低いものは、フタつきの収納カゴに入れたりチェストの中にしまったりして、ホコリが被らないように収納しておきましょう。薬や体温計など医療に関わるものは、特に誤飲を防ぐためにも、大人が管理できる高い場所へ収納してください。
【場所別】その他のベビー用品収納アイディア3
1ベビーベッド下のスペースや柵を有効活用
ベビーベッドを利用している場合は、ベッド下のスペースを有効活用しましょう。まとめ買いしたおむつを置いてもいいですし、大きめの収納かごを用意すれば、置き場に困るおしりふきやミルク缶のストックを収納しておけます。
また、ベッドの柵にS字フックをかければ、ベビー用品をミニバッグに入れてかけておくこともできます。インナーバッグはポケットが多く、小物を整理整頓して収納できるのでおすすめです。
2車内の後部座席にはお出かけ必需品を常備
マイカーをお持ちの方は、車内にお出かけ必需品を収納したバッグを常備しておくことをおすすめします。
インナーバッグにおむつ・おしりふき・着替え一式・おむつ替えマット・おむつ用処理袋を収納して常備しておくと、出先でもそのままバッグに入れて出るだけですのでとても便利です。
ミニテーブルがついている収納用品も、車内で離乳食を食べさせる場合に重宝しますのでおすすめです。何かと使用頻度の高いティッシュは、後部座席に座ったままとれる位置においておくようにしましょう。
3キッチンのベビー用品は安全な場所にまとめて収納
キッチンにもベビー用品を収納するスペースが必要です。ミルクや離乳食用品は通気性の良い100均のカゴやトレーにまとめて収納します。使用頻度が高く、熱湯を扱うことも多いので、子供の手が届きにくい、自分の背丈にあった使いやすい場所を選びましょう。
離乳食が始まると、食器・レトルト食品・ストック用収納カップ・調理器具などかなりの収納スペースが必要になりますので、できれば出産前にキッチンを整理整頓しておきましょう。
ベビー用品収納棚やケースの選び方:3つのチェックポイント
ベビー用品の収納グッズを選ぶ時のポイントは、赤ちゃんにとって「安全なもの」「成長してからも使いまわしができるもの」「使いやすいもの」の3点です。
乳児期はあっという間に過ぎてしまうので、せっかく用意した収納グッズを子供の成長とともに処分ではもったいない。収納グッズ選びのポイントをチェックして、最適なものを選びましょう。
1赤ちゃんへの安全性を最優先にチェック!
収納グッズを選ぶ時に一番重要視したいのが赤ちゃんへの安全性です。多くの赤ちゃんは一歳にならないうちにハイハイを始めます。自分で動けるようになると、手の届く範囲にあるものならば何でも触ったり舐めたりします。
収納グッズは赤ちゃんが触っても問題のない角が丸いものや、細い指がはさまらないようなものを選びましょう。また、高さのある家具は必ず転倒防止対策を施してください。
2成長しても使い回しができるシンプルな物を!
子供の成長はあっという間です。ですから成長しても使いやすいデザインや構造のものがよいでしょう。
ベビー向けの可愛らしいキャラクターがついている高級タンスなどもありますが、成長すると子供自身の好みも変わってきますし、いらなくなったからといってリビングや親の部屋に置くわけにもいかずに処分、ということにもなりかねません。
2~3年後から子供が自分で出し入れして使うことも考えて、シンプルなデザインのもの、長く使えるもの、開閉が楽で幼児が使いやすいものがおすすめです。
「赤ちゃんらしい可愛いタンスがいい」という場合は、一時的にダンボール製の安いベビータンスや、レンタルサービスを使うのもよいでしょう。
3大人が使いやすい収納動線であること
育児中は、抱っこやお世話をしながら片手で作業することが多いため、「片手で開閉できる」「移動が容易(ワゴンなど)」「中身が一目でわかる」といった、大人の使いやすさ(収納動線)も重要なチェックポイントです。ベビー用品は育児の「一時保管場所」と捉え、メインの収納場所から必要な分だけ取り出せる仕組みを作ると、より育児が楽になります。