赤ちゃんが順調に成長して離乳食が始まると、しっかり座って食べられるベビーチェアがあると毎日がぐっとラクになります。体にフィットした椅子に座ると姿勢が安定し、赤ちゃんも食事に向き合いやすくなります。お食事用の食器やスタイなどの準備と一緒に、ベビーチェア選びも始めてみましょう。
一口にベビーチェアといっても、さまざまなタイプやデザインがあります。形や高さを変えることで、赤ちゃん期だけでなく幼児期や学童期まで長く使える機能的なチェアも数多く市販されています。今回はベビーチェアの種類や選び方を解説しながら、おしゃれで使い勝手のよい人気のベビーチェアを10点ご紹介します。
ベビーチェアって必要?いつから使えるの?
ベビーチェアとは、その名のとおり赤ちゃん用の椅子のことです。赤ちゃんは大人より体が小さく、まだ自分で姿勢を保つのが難しいため、大人用の椅子では食事がしにくいものです。サイズや機能を赤ちゃんに合わせて作られた専用のベビーチェアの中から、赤ちゃんやご家庭の事情に合うものを賢く選びましょう。
赤ちゃんに椅子はなぜ必要?
「離乳食って、ひざの上で食べさせてもいいのかな?」と迷うママは多いものです。ダイニングテーブルでもローテーブルでも、私たちは食事を机にのせて座って食べるのが習慣になっています。ベビーチェアは赤ちゃんの体を机の高さに合わせ、不安定な腰を支えて食べやすい姿勢に整えてくれるので、赤ちゃんも落ち着いて食事に向き合いやすくなります。
また、食卓は「食べる」だけでなく、座って食べる習慣を身につける場でもあります。離乳食が進むと、食事に飽きて遊び始めたり、歩き回りながら食べようとしたりしがちですが、早いうちからベビーチェアに慣れさせておくと、落ち着いて食事をする習慣が身につきやすくなります。まずは「ここに座ったらごはんだよ」と声をかけ、椅子はごはんの場所だと覚えてもらうことから始めましょう。
ベビーチェアはいつから使えるの?
一般的に、ベビーチェアは首がしっかりすわり、おすわりができるようになる生後7か月ごろから使えます。ただし、まだ自分で体を支えられなくても、ずり落ちないようにガードやベルトで姿勢をサポートしてくれるタイプや、首がすわれば使えるタイプもあります。使い始める時期は、それぞれの椅子の取扱説明書を確認すると安心です。
ベビーチェアは離乳食期に活躍しますが、生後5か月ごろの離乳初期はまだ腰がすわっていないことが多いもの。この時期はベビーチェアを使う時間を短めにして抱っこで食べさせたり、背もたれを起こせるベビーラックを活用したりするママも多いようです。赤ちゃんのペースに合わせて、少しずつ慣らしていきましょう。
使い始めは無理をさせずに
初めは上手に座れなくて当たり前です。赤ちゃんが嫌いになってしまわないように、長時間無理に座らせず、少しずつ座る練習をしながら、椅子に座ることに慣れてもらいましょう。
ベビーチェアの種類は?
一口にベビーチェアといっても、使われている材質はさまざまです。用途や使い方の違いから、ベビーチェアは大きく次の3種類に分けることができます。まずはそれぞれの特徴を、下の早見表でチェックしてみましょう。
| 種類 | 高さ・使う場所 | 特徴 | こんなご家庭におすすめ |
|---|---|---|---|
| ハイチェア | 高め・ダイニングテーブル | 木製やパイプ製。高さ調節や折りたたみができ、長く使えるタイプが多い | ダイニングテーブルで食事をする家庭 |
| ローチェア | 低め・ローテーブルや床 | 木製・パイプ製・ウレタン製。おすわり練習にも使える | ローテーブルや床で食事をする家庭 |
| テーブルチェア | テーブルに取り付け | 軽量で持ち運びやすい。机の厚みの確認が必要 | 帰省や外出が多い家庭 |
1ハイチェア
ハイチェアは、ダイニングテーブルで食事ができる高さのあるベビーチェアで、普段からダイニングテーブルで食べるご家庭にぴったりです。高さがあるぶん、「テーブルについて座って食べる」という感覚がしっかり身につきます。取り外しできるテーブル付きなら、食事だけでなく遊ぶときにも活躍し、高さを調整すれば赤ちゃん期から幼児期まで長く使えます。
材質は木製が多いですが、パイプ製もあります。折りたたんで収納できるものや、高さを調節して大人まで使えるものなど、バリエーションが豊富なのも特徴です。ベルト付きなら月齢の小さな赤ちゃんも支えて座らせやすく、クッションが付いていればおしりも痛くなりにくく快適です。
高さのあるタイプなので、立ち上がろうとしたときなどに備えて、大人がそばで見守りながら使うと安心です。
2ローチェア
ローチェアは、その名のとおり高さの低いベビーチェアで、ローテーブルや床に座って食事をするご家庭におすすめです。木製・パイプ製・ウレタン製などがあり、専用ベルトで大人用の椅子に取り付けて、ハイチェアのように使えるタイプもあります。
中でもバンボに代表されるウレタン製は、おすわりの練習用としても人気で、座り心地がよく、首がすわった赤ちゃんから使えるものが多いので離乳食初期から重宝します。低めで扱いやすい一方、赤ちゃんが小さい一時期しか使えないタイプもあるため、使える期間もあわせて確認して選びましょう。
3テーブルチェア
テーブルチェアは、テーブルにはめ込んで取り付けるタイプのベビーチェアです。ダイニングテーブルでもローテーブルでも使え、軽量で持ち運びも簡単なので、実家や祖父母の家を行き来する機会が多いご家庭に重宝します。「帰省のたびに荷物が増えて大変」というママにもうれしいタイプです。
使わないときは簡単に取り外せてかさばりません。ただし、耐荷重が決まっていて使える期間が限られることや、取り付けられるテーブルの厚みに制限があることには注意が必要です。購入前に、使う机の厚さをしっかり測っておくと失敗しにくくなります。
ベビーチェアの選び方のポイント
ご家庭にとって一番使いやすいベビーチェアは、インテリアや使い方によって変わってきます。椅子を使う場所は洋室か和室か、食事のときだけ使うのか、遊ばせるときにも使うのかなど、実際の使い方を具体的にイメージして、ライフスタイルに合った一脚を選んでいきましょう。
1何歳まで使うのか
ベビーチェアは赤ちゃん期を中心に使う補助的な家具ですが、成長に合わせて座板や足置き板を調整することで、幼児期から大人まで長く使えるタイプもあり、使用できる期間は椅子によってさまざまです。
長く使えるタイプは、赤ちゃん期は離乳食用の椅子として、大きくなったら姿勢を保つ学習用の椅子として、と用途を変えていけます。その分、木製のしっかりしたものは価格も高くなる傾向があります。価格によっては、赤ちゃん期だけ手ごろなベビーチェアを使い、その後に大人用の椅子を買い足すほうが経済的なこともあります。
また、離乳食期や幼児期は食べこぼしで汚れやすいため、「大きくなったら買い替えたい」という声もあります。将来のイメージもふまえて選ぶとよいでしょう。
2材質
ベビーチェアには、木、鉄パイプ、ポリウレタン、ビニールなど、さまざまな材質が使われています。あたたかみや手触りを重視するならナチュラルな木製がおすすめですし、軽さや持ち運びやすさを重視するなら鉄パイプを使ったものが手ごろです。
赤ちゃんの食事は、汚すことも仕事のうち。ベビーチェアも使っていると意外と汚れるものです。ローチェアに多いウレタン製は洗えて汚れを落としやすく、使い勝手が良好です。ハイチェアでも、クッションを取り外して丸洗いできるものや、ビニール素材でコーティングされたものを選ぶと、いつも衛生的に使えますよ。
3安定感とサポート機能
ベビーチェア選びでは、赤ちゃんが安定して座っていられるかどうかも大切なポイントです。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、まだ一人で上手におすわりできなかったり、長く座っていると姿勢が崩れてきたりします。ベルトやバーで姿勢を支えてくれるタイプなら、ずり落ちにくく、赤ちゃんも快適に座っていられます。
また、重心が低くどっしりと安定したものを選ぶと、より安心して使えます。デザインのかわいさも選ぶ楽しみのひとつですが、赤ちゃんが毎日使うものなので、安定感やサポート機能もあわせてチェックしましょう。高さのあるタイプは、大人がそばで見守りながら使うのがおすすめです。
4テーブルの取付けができるか
ベビーチェアには、赤ちゃん専用のテーブルを取り付けられるタイプと、そうでないタイプがあります。テーブル付きなら赤ちゃん専用のスペースを確保でき、食事中に余計なものへ手を伸ばしにくくなるので、いたずら防止にも役立ちます。
食事以外にも、おもちゃで遊んだりお絵かきをしたりと、一人遊びの時間にも便利です。テーブルがあると赤ちゃんの体を支えやすくもなるので、迷ったときはテーブル付きのベビーチェアを選んでおくと使い回しがききます。
5足置きと座板の調整ができるか
座板と足置き板は、取り付け位置を調節できるものを選びましょう。赤ちゃんの成長は早く、調整できないとすぐに体に合わなくなってしまいます。調節方法も、大人が自分で簡単にできるものだと、毎日のお世話がラクになります。
足置き板は、ブラブラしがちな赤ちゃんの足を支えてくれます。足の裏が安定すると姿勢が保ちやすく、食事にも集中しやすくなります。成長に合わせて高さを定期的に見直し、赤ちゃんの体にぴったり合う位置に調整してあげましょう。
6置き場所に困らないか
実際にお店で選んでみるとわかりますが、ベビーチェアは意外と場所をとる家具です。使うお部屋に置く余裕があるか、事前に確認してから選びましょう。スペースが限られている場合は、折りたためて収納性のよいベビーチェアがおすすめです。
使える期間が短いことを考えると、レンタルを利用するのもひとつの方法です。2人目、3人目を希望している場合は、購入したほうがレンタルより経済的になることもあります。ご家族で家族構成を相談しながら、レンタルも上手に活用していきましょう。
7室内の雰囲気にあうか
短ければ1〜3年、長ければ5年以上使えるのがベビーチェアです。長く気持ちよく使うには、周りの家具やお部屋の雰囲気にマッチしていることも大切な条件ですよね。数年間自宅で使うことを考えて、デザインとお値段が釣り合う、お気に入りの一脚を見つけましょう。
最近は、家具デザイナーが手がけたスタイリッシュなベビーチェアも多く、インテリアとして楽しめるものもあります。色もベーシックなカラーから、赤ちゃんらしいポップなパステルカラーまでさまざま。お部屋の雰囲気をパッと明るく変えてくれる効果も期待できます。
ベビーチェアのおすすめ人気商品10選
初めての赤ちゃんにぴったりのベビーチェアを、人気のおすすめ商品の中から10点選んでご紹介します。ご家庭で使いやすい、素敵な一脚を見つけてくださいね。※価格は変動します。最新の情報は各販売店でご確認ください。
コロコロベビーチェア(ホップル)
木のぬくもりが感じられる、ロータイプのベビーチェアです。セーフティバーを握ることで赤ちゃん自身が姿勢を保つ練習ができますし、ベルトやクッションを取り付ければ小さな赤ちゃんも座らせやすくなります。幼児期にはセーフティバーを取り外し、セット商品のコロコロデスクと組み合わせることも可能。長く使えるので、子どもに物を大切にする気持ちを伝えられるのも魅力です。
天然木製 テーブル付き ベビーチェア(アイリスプラザ)
テーブル付きのロータイプのベビーチェアです。テーブルを後ろにまわせばテーブル無しの状態でも使え、テーブルには脱落防止の縁がついているので物が落ちにくく、赤ちゃんが遊ぶスペースとしても活躍します。コンパクトに折りたためて場所をとらず、ベルト付きなので転がり落ちにくいのも安心ポイントです。
ハイチェア(ベビービョルン)
鉄製のパイプを使った、折りたたみ収納ができるハイチェアタイプのベビーチェアです。立ち上がろうとしても後ろに倒れにくい設計で、安心して使えます。表面はなめらかで拭き掃除がしやすく、簡単に取り外せるトレイは食器洗浄機でも洗えるので、いつでも衛生的に使えますね。
バンボ マルチシート(バンボ)
ロータイプの代表ともいえるバンボ。中でもこのマルチシートは、床置きでも、大人用の椅子に固定してハイチェアの代わりにも使える便利な一脚です。テーブルの取り外しが可能で、足回りもゆったりとした設計。生後6か月から3歳ごろまで、長く使えるのが魅力です。
リエンダー・ハイチェア(リエンダー)
デザイン性と機能性の高さで人気のあるハイチェアタイプのベビーチェアです。小さな子どもは動くことが大好き、という特徴をとらえたしなやかな設計で、複数の国際的な安全基準に適合しています。北欧らしい洗練された佇まいで、インテリアにもなじみます。
ミーブル スライドチェア(株式会社野中製作所)
オプションでクッションがつけられる、ハイ&ロー両用タイプのベビーチェアです。座席全体がレバーだけの簡単操作で7段階の高さに調節できるので、赤ちゃんの成長や使う場所に合わせて、夏場はダイニングテーブルで、冬場はこたつで、とさまざまなシーンで活躍します。
テーブルチェアー ヴィータ(ベビーザらス)
ユーロ式アームで取り付けが簡単なテーブルチェアです。コンパクトに折りたため、座面下には持ち運びに便利な専用袋つき。背中部分には小物が入るポケットもあります。取り付けに強い力がいらないので大人一人でも装着でき、赤ちゃんとの2人での外食や旅行にもおすすめです。対象年齢は生後5か月〜3歳ごろまで、耐荷重15kg。シートは取り外して丸洗いできるので、離乳食で汚れても衛生的に保てます。
ベビーベース3.0(インジェニュイティ)
赤ちゃんの成長に合わせて、お座り練習から離乳食期まで幅広く使えるロータイプのベビーチェアです。軽量で持ち運びやすく、床に置いて使うほか、大人用の椅子に固定して使うこともできます。スライド式の足置き台がついているので、赤ちゃんの足がブラブラせず、落ち着いて食事に向き合えます。
ハイチェア・トラベラー(ゴイター)
折りたためる木製のハイチェアで、旅行中や祖父母の家との行き来にも気軽に持ち運べます。どこでも普段と同じ座り心地で、赤ちゃんがリラックスして使えるのが魅力です。座席には撥水素材でコーティングされたクッションが敷かれているので座り心地がよく、汚れもサッと拭き取れて衛生的に使えます。
トリップ トラップ(ストッケ)
ストッケのトリップ トラップは、ニューボーンセット、ベビーセット、トレイ、クッションの4つのアクセサリーを着脱するだけで、新生児から大人まで形を変えながら使い続けられる人気のハイチェアです。長く愛用できるロングセラーで、成長に合わせて座板と足置き板の位置を調整できます。
ベビーチェアに関するよくある質問(FAQ)
ベビーチェア選びでママたちからよく寄せられる疑問にお答えします。
Q. ベビーチェアはいつから使えますか?
A. 一般的には、おすわりができるようになる生後7か月ごろから使えます。首がすわれば使えるタイプや、ベルト・ガードで姿勢を支えてくれるタイプもあるので、使い始める時期は各製品の取扱説明書を確認してください。
Q. ベビーチェアはいつまで使えますか?
A. 一時期しか使えないタイプは1〜3年ほど、長く使えるタイプは学習椅子や大人用として使い続けられます。トリップ トラップのように、パーツを付け替えて形を変えながら長く使えるものもあります。
Q. 購入とレンタル、どちらがいいですか?
A. 使う期間が短い場合はレンタルも便利です。一方で、2人目以降の予定がある場合は購入したほうが経済的なこともあります。使う期間や家族構成を考えて選びましょう。
Q. 洗えるベビーチェアはありますか?
A. ウレタン製や、カバー・シート・トレイが取り外して洗えるタイプなら衛生的に使えます。トレイが食器洗浄機に対応しているものもあるので、お手入れのしやすさで選ぶのもおすすめです。
まとめ
ベビーチェアは離乳食期の毎日を支えてくれる、頼もしい育児グッズです。ダイニング向きのハイチェア、床やローテーブル向きのローチェア、持ち運びに便利なテーブルチェアと、ご家庭の食事スタイルに合わせて選ぶのが失敗しないコツです。
選ぶときは、何歳まで使うか、材質やお手入れのしやすさ、安定感やサポート機能、収納のしやすさ、お部屋の雰囲気との相性などをチェックしてみてください。赤ちゃんが「自分の席」で笑顔でごはんを食べてくれると、家族の食卓ももっと楽しくなります。お気に入りの一脚で、毎日のお食事タイムを心地よく過ごしましょう。


