ベビーカーの選び方~A型・B型・バギーの特徴、おすすめの種類は?
初めての出産をひかえたママにとって、ベビーカー選びは妊娠中の楽しみのひとつです。赤ちゃんとのおでかけの場面を想像しながら、A型・B型・バギーなど、育児本を読んだり、お店で実物を見たりして、わくわくしながら迷うことでしょう。
ただ、ベビーカーは、誰にとっても必ず便利!という商品がありません。各家庭によって、住環境やライフスタイルは異なりますので、玄関の広さや車・電車の利用頻度、育児に協力してくれる人などによって、おすすめの商品も変わります。また、最初は1台しか買わないと決めていても、より軽量で扱いやすいバギーなどを2台目として購入する人もいるんですよ。
A型、B型、バギーなどの違いを説明しつつ、ベビーカーの上手な選び方を解説します。候補のベビーカーのメリットとデメリットを整理しておくと、実際購入するときに役に立ちますよ!
A型ベビーカーのメリット&デメリット
A型ベビーカーは、生後1カ月(新生児)から、背もたれをほぼ水平(150度以上)に倒して使用できます。対面式にできるものが多いので、赤ちゃんの姿を見て確認しながら移動でき、ママにとっても安心ですよね。首も腰も据わらない赤ちゃんを乗せて移動できるものなので、安定感も、乗り心地も良いのが特長です。
多くのベビーカーは最長48カ月(4歳頃)まで利用できますが、A型は作りがしっかりしている分、大きく重量があるため、小回りがきかないものもあり、小さなお店でのお買い物や、電車移動をする時は不便さを感じることもあります。折りたたんだ状態でも場所をとり、小さな玄関では邪魔になることも。また、乗り心地がいい分、重量があり、価格も高めです。
以前は、生後1か月から使用でき、軽量でコンパクトなベビーカーを「AB型」と呼んでいましたが、現在のSG基準(製品安全協会の基準)では「AB型」という分類は存在せず、A型ベビーカーに含まれます。最近はA型ベビーカー全体の軽量化が進み、あえてAB型とは言わず、A型という呼び方が主流になってきています。
A型ベビーカーのメリット
- 生後1カ月(新生児)から赤ちゃんを乗せて移動できる
- 背もたれをほぼ水平にできるので、赤ちゃんが寝てしまっても負担が少ない
- しっかりした作りで、安定感がある
- 対面式にでき、赤ちゃんの顔を見ながら移動できる
- 最長48カ月(4歳頃)まで使用できる
A型ベビーカーのデメリット
- 重たい傾向がある
- 小回りがききにくい場合がある
- 価格が高めである
- 折りたたんでも場所をとる
B型ベビーカーの特徴
B型ベビーカーは、首や腰が据わった7カ月ころから乗せられ、最長48カ月(4歳頃)まで利用できます。軽量・コンパクトで扱いやすく、小回りがきくので、公共の乗り物にも乗りやすく、お買い物もしやすいです。ただし、荷物のかけすぎはバランスを崩したり、転倒の原因となるので、注意しましょう。
折りたたむと小さくなり、車や玄関にいれても邪魔になりません。対面式のものはほとんどないので、赤ちゃんは常に前向きになります。リクライニングはできても、背もたれをほぼ水平にできないものが多いので、寝てしまった時は少し心配に思うかもしれません。
冬生まれだったり、低月齢のうちは、お散歩程度で、あまり外出の予定はない場合、また赤ちゃんの体重が軽いうちは抱っこ紐やスリングを利用する場合は、B型ベビーカーからの購入を検討すればよいでしょう。
B型ベビーカーのメリット
- 軽量でコンパクトである
- 小回りがきく
- 最長48カ月(4歳頃)まで利用できる
- 折りたたむと小さくなる
B型ベビーカーのデメリット
- 首や腰が据わってからでないと乗せられない(生後7カ月頃から)
- 背もたれをほぼ水平にはできないものが多い
- 対面式になるものがほとんど無い
バギーとは?バギーの特徴
バギーは、B型ベビーカーをさらに軽量化した簡易的なタイプのベビーカーで、SG基準ではB型ベビーカーに含まれます。価格も安く、折りたたむとB型より断然小さくなるので、公共の乗り物に乗ったときも安心です。ただし、乗り心地はいまひとつで、あまり長時間利用には向きません。歩きはじめの1歳頃や、「抱っこ!」をせがみ、長く歩けない子供とおでかけする時に持っていくと重宝します。セカンドベビーカーとして購入するのもおすすめです。適用月齢はB型と同じ生後7カ月頃から最長48カ月(4歳頃)まで利用できるものが多いです。
最近では、バギーという名前がついていても、B型ベビーカーと重さや性能が大差ない商品も多く出てきています。あくまで、商品名として「バギー」を採用しているだけの場合もありますので、購入候補を検討するときは、バギーとついていても、機能面をよく確認した方が良いでしょう。
バギーのメリット
- 軽量でコンパクトである
- 価格が安い
- 最長48カ月(4歳頃)まで利用できる
バギーのデメリット
- 乗り心地が悪く、長時間の利用は好ましくない
- 安定感はない
- リクライニング機能がないものが多い
A型とB型を一覧で比較:どっちが自分の生活に合うか
ここまでの内容を、購入判断で本当に効いてくる項目だけに絞って並べます。カタログを見比べる前に、この表のどの行が自分にとって譲れないかを決めておくと、店頭で迷う時間が一気に短くなります。
| 比較項目 | A型ベビーカー | B型ベビーカーとバギー |
|---|---|---|
| 使い始め | 生後1カ月頃から | 生後7カ月頃から |
| 背もたれ | ほぼ水平まで倒せる | 水平にならないものが多い |
| 対面走行 | できるものが多い | ほとんどできない |
| 重量の傾向 | 重め | 軽め |
| 折りたたみ後 | 場所をとる | 小さくまとまる |
| 価格の傾向 | 高め | 抑えやすい |
| 相性のよい生活 | 徒歩と車が中心で、生後すぐから外出したい | 電車やバスが中心で、抱っこ紐を併用できる |
この表で重要なのは、優劣ではなくどの行が自分の毎日に毎回登場するかという視点です。たとえば「折りたたみ後の大きさ」は、月に1度の帰省では気になりませんが、毎日の階段の上げ下ろしでは1日2回、1年で700回以上効いてきます。逆に「対面走行」は、赤ちゃんの表情を見られる安心感として毎日効く家庭もあれば、抱っこ紐で顔を見る時間が十分にあるため不要だという家庭もあります。回数の多い項目から順に優先順位をつけていくのが、後悔の少ない決め方です。
ベビーカーはA型とB型どっちを買う?3つの質問で決める
「どっちが人気か」で選ぶと、生活が違う家庭の答えを借りることになります。次の3つの質問に順番に答えると、自分の家に合う答えが出ます。
- 生後1カ月から6カ月の間に、抱っこ紐だけでは足りない外出が週に何回ありますか。上の子の送り迎え、通院、買い物の量などを実際にカレンダーに書き出してみてください
- 玄関からアスファルトに出るまでに、段差や階段は何段ありますか。エレベーターがない、あるいは通勤時間帯は混んで使いにくいという条件はありませんか
- ベビーカーを畳んだ状態で置ける場所は、幅と奥行きで何センチありますか。玄関、車のトランク、寝室の隅など、実際にメジャーで測ってください
判断の目安はこうなります。1で週3回以上あり、2の段差が3段以内なら、A型を最初に買うほうが生活が回ります。1が週1回以下、または2の段差が多くて毎回持ち上げる必要があるなら、抱っこ紐でしのいでB型から買うほうが現実的です。3で測った幅より折りたたみ幅が大きい機種は、どれだけ評判がよくても候補から外してください。置き場所に入らないベビーカーは、玄関の外に出しっぱなしになり、結局使わなくなります。
店頭で試すときのコツもあります。試す動作は「押す」だけでは足りません。片手で押しながらもう一方の手でドアを開ける、片手で畳む、畳んだ状態で持ち上げて5歩歩く、この3つを必ずやってください。ベビーカーの不満は走行性能よりも、この畳む動作と持ち上げる動作から生まれます。赤ちゃんを抱いた状態でこれらを行う場面が必ず来るため、両手が使える前提で判断すると後で困ります。
A型はいらない?B型から買う家庭の割合と向き不向き
「A型はいらないのでは」という声は年々増えています。抱っこ紐の種類が豊富になり、新生児期から使える製品が一般的になったこと、そしてネットスーパーや宅配の普及で低月齢のうちに大荷物を運ぶ機会が減ったことが背景にあります。実際、A型を買わずにB型からスタートする家庭は珍しくなくなっており、育児用品売り場でもB型の品揃えが以前より充実する傾向が見られます。ただし、A型とB型のどちらから買う人が多いかという割合について、公表された全国的な統計は確認できませんでした。周囲の何割がそうしているかではなく、自分の条件に当てはめて判断するのが確実です。
B型から買って満足しやすい家庭には、はっきりした共通点があります。
- 移動の中心が車で、赤ちゃんの乗せ降ろしはチャイルドシートで完結する
- 抱っこ紐が体に合っていて、30分以上の外出を苦にせず歩ける
- 低月齢期が真冬や真夏にあたり、そもそも長時間の外出予定が少ない
- 玄関が狭い、あるいは階段のみの住まいで、大きな買い物を置けない
- 近くに育児を手伝ってくれる人がいて、一人で赤ちゃんと荷物を運ぶ場面が少ない
逆に、A型を買わずに後悔しやすいのは次のような場合です。上の子の幼稚園の送り迎えが毎日あり、下の子を連れて歩く必要がある家庭。腰や肩に負担を感じやすく、抱っこ紐を長時間使い続けるのが難しい人。徒歩圏のスーパーで週に何度もまとめ買いをする家庭。こうした条件が重なると、生後2カ月から6カ月の4カ月間が想像以上に長く感じられます。この期間だけレンタルでA型を使い、B型は購入するという分け方も現実的な選択肢です。レンタルなら、置き場所の問題も返却で解決します。
もうひとつ見落としがちなのが、B型を使い始められるのは首と腰が据わってからという条件です。腰据わりの時期には個人差があり、生後7カ月を過ぎてもまだという場合があります。B型1台にしぼる計画を立てるときは、使い始めが数カ月ずれても抱っこ紐で乗り切れるかどうかまで含めて考えておくと安心です。
A型B型兼用(AB型)を探している人が確認すべき数値
「A型B型兼用のものが1台あれば済むのでは」と考えて売り場を探しても、AB型という表示は今はほとんど見つかりません。前述のとおり、製品安全協会のSG基準にAB型という区分がなく、生後1カ月から使える製品はすべてA型に分類されるためです。つまりA型B型兼用にあたるのは、A型のなかでも軽量でコンパクトなモデルということになります。呼び名を探すのではなく、次の数値で絞り込むのが確実です。
- 本体重量:持ち上げる場面が多い家庭は、軽いほど日々の負担が減ります。店頭では必ず片手で持ち上げて確認します
- 折りたたみ時の幅と高さ:自宅で測った置き場所の寸法と突き合わせます
- 自立するかどうか:自立しない機種は、玄関で倒れて置き場所に困りやすくなります
- リクライニングの角度:新生児期に使うなら水平に近い角度まで倒れることを確認します
- 対面と背面の切り替え方式:ハンドルを倒して切り替えるタイプは、切り替え後に前輪と後輪の役割が入れ替わり、押し心地が変わることがあります
兼用を狙うときの現実的なつまずきは、「軽さ」と「乗り心地」が引っ張り合う点です。軽い機種はタイヤが小さめで、歩道の切り下げやマンホールのふちで振動を拾いやすくなります。反対に大きなタイヤで乗り心地のよい機種は重くなり、階段や改札で苦労します。どちらを取るかは、1日のうち「押している時間」と「持ち上げている時間」のどちらが長いかで決めてください。押している時間が長いなら乗り心地、持ち上げる回数が多いなら軽さが正解になります。
B型ベビーカーのおすすめの選び方:5つの数値で判断する
B型は種類が多く、どれも似て見えます。人気ランキングを追うより、次の5つの数値を自分の条件に当てはめるほうが失敗しません。
| 確認する数値 | 見るポイント | こんな人はここを重視 |
|---|---|---|
| 本体重量 | 階段や改札で持ち上げる場面を想定する | 電車やバス移動が多い |
| 折りたたみ寸法 | 玄関とトランクの実測値と比べる | 玄関が狭い、車が小さい |
| タイヤの直径と素材 | 大きいほど段差に強い。ゴムタイヤは振動を吸収する | 歩道の段差や砂利道が多い |
| ハンドルの高さ | 調整できるか、できないなら誰の身長に合うか | 夫婦で身長差がある |
| リクライニング角度 | 寝てしまったときにどこまで倒せるか | お昼寝の時間帯に出かけることが多い |
加えて、カタログに載りにくいけれど毎日効くのが「片手で畳めるか」と「日よけがどこまで下りるか」です。片手で畳めない機種は、抱っこした状態でバスに乗るときに大きなストレスになります。日よけは、子どもの目線まで下りるタイプだと日差しの強い時間帯の外出が快適になり、眠ってほしいときにも役立ちます。売り場では、幌を最大まで下ろして中をのぞき、赤ちゃんの顔が見える窓があるかどうかも確認しておきましょう。
セカンドベビーカーとしてバギーを買うなら、判断軸はさらにシンプルです。長時間乗せる用途ではないので、乗り心地より「持ち歩けるか」が最優先になります。畳んだ状態で肩にかけられるか、ベルトやフックが付いているかを見てください。旅行や帰省が主な用途なら、飛行機や新幹線で扱いやすいサイズかどうかも確認しておくと安心です。
日本製・海外製ベビーカーの特徴
ベビーカーを選ぶときに気になるのが、日本製か海外製かどうか。最近では、海外ドラマの影響もあり、海外製ベビーカーの人気も高まりつつあります。もちろん商品によって違いはありますが、大まかな傾向をまとめました。
日本製ベビーカーは、安全性が高く、扱いやすい
日本製は、赤ちゃんを乗せる際の安全性にこだわった製品が多いです。重さや大きさも、日本の環境や日本人サイズに作られていますので、普段のおでかけで不便を感じることは少ないでしょう。
日本製ベビーカーはとにかく便利で、扱いやすく、日本のママの多くの人が愛用しています。そのため、周りの人と被ることもよくありますので、ベビーカーの色選びや遠目からでもわかる目印をつけるなど、工夫した方がいいでしょう。
製品の安全性を客観的に確かめたいときは、製品安全協会のSGマークが付いているかどうかが目安になります。SGマークは、同協会が定めた基準に適合していると認められた製品に表示されるもので、ベビーカーについてはA型とB型それぞれに適用月齢や構造の基準が定められています。売り場では、カタログの表記だけでなく本体に貼られた表示も確認しておくと確実です。
海外製ベビーカーは、デザイン性が高く、多機能
海外製はデザイン性が高く、おしゃれで可愛いものが多いです。ハンドルの位置や赤ちゃんの座面が高いものが多く、背が高いご夫婦にはおすすめです。
海外製ベビーカーにも安全基準がありますので、信頼できるメーカーのものを選ぶと良いでしょう。海外製によくあるゴムタイヤのベビーカーは、吸収性が高く乗り心地が良いです。少々の段差や砂利道でも、スムーズに移動できます。ただし、日本製でも、ゴムタイヤの商品が少しずつ増えています。
海外製を検討するときに実際につまずきやすいのは、購入後の部品交換とサイズです。タイヤやカバーなどの消耗品を国内で取り寄せられるか、日本語の取扱説明書と問い合わせ窓口があるかを、買う前に販売店で確認しておきましょう。サイズについては、全幅が日本の売り場の通路や改札で扱いやすい範囲におさまるかどうかが分かれ目になります。
三輪と四輪の違い、タイヤの大きさや素材も意外に重要
ベビーカーというと、重量やサイズを注目しがちですが、乗り心地や押しやすさには、タイヤが大きく関わってきます。
最近では、主に海外製の三輪ベビーカーが注目されています。後輪2つに、前輪1つなので、小回りがきき、操作性がよく、見た目もスタイリッシュです。段差や凸凹道でも押しやすいとも言われています。
だだ、3輪ベビーカーは、全体的に大きめで場所をとります。重量も重たいものが多く、折りたたんでも、4輪ほどコンパクトにならない商品も多いようです。
タイヤは3輪、4輪共通して、大きいほど安定し、多少路面がガタガタでも乗り心地が良いです。ゴムタイヤは、吸収性もすぐれていて乗り心地は快適です。だだし、ゴムタイヤはパンクする可能性があります。一方で、ゴムがないタイプは丈夫で壊れにくいというメリットがあります。
選ぶときの実践的な判断材料として、よく通る道を思い浮かべてください。駅前の平らな歩道が中心なら、四輪の小さめタイヤでも不満は出にくいものです。反対に、公園までの砂利道、商店街の石畳、坂道の多い住宅街が生活圏なら、大きめのタイヤを優先したほうが押す力が軽くて済みます。前輪が左右に回るキャスター機能は、固定と回転を切り替えられるタイプだと、混雑した店内では回転、まっすぐ進む歩道では固定と使い分けができて便利です。
双子ママ用ベビーカーの特徴
双子ママは、双子用ベビーカーが必要です。双子ちゃん用のベビーカーは、縦に2段になっているものと、横に2人が並んで座るものがあります。
縦型は、幅が一人用と同じなのでお店や道路を歩く時も邪魔になりませんが、双子ちゃんの好みが出てきて「前が良かった」「後ろが良かった」などで、泣いてしまうこともあります。
横型は、幅が広くなってしまいますので通る道が限られてしまいます。公共の乗り物も乗れるところと乗れないところがあります。お散歩などは、二人が並んでいるので双子ちゃん同士は楽しいでしょうね。
どちらも、折りたたみは慣れたら問題なくできます。一人とは違って二人なので、なんでも簡単にはいかないことは覚悟しなければいけませんね。
購入前に必ず測っておきたいのが、自宅マンションのエレベーターの間口と、よく行くスーパーのレジ通路の幅です。横型は全幅が広くなるため、この2カ所で入らないと生活の動線が崩れます。前後の席で不満が出る縦型は、「行きは前、帰りは後ろ」と最初からルールを決めて毎回声に出して伝えると、揉める回数が減ります。「今日は行きが○○ちゃんの番だから、帰りは交代ね」と乗せる前に予告するのがコツです。二人分の荷物で重量が増えるぶん、ハンドルに荷物をかけすぎないよう、下のカゴの容量も見ておきましょう。
ベビーカーの選び方!購入前に5つのチェックポイント
ベビーカー選びは、とっても楽しいことです!自分の生活や環境、生まれてくる赤ちゃんとどんなことをしたいかなど、色々想像してお気に入りのベビーカーを探して下さい。
電車の利用頻度が多い人は、サイズに要注意
高いお金を出してベビーカーを買ったのに、電車の自動改札を通れない!…なんてことにならないように注意が必要です。特に海外製は、大きなものが多いので注意しましょう。一般的な自動改札の通路幅は55cm前後、車椅子やベビーカーが通れる幅の広い改札は90cm程度で、幅は駅や設置機器によって異なります。幅の広い改札がない駅もありますので、「どうしてもこの海外製のベビーカーが良い!」と思っているママは、よく行く駅の様子だけでもチェックしておいた方がよさそうです。
電車はベビーカーを折りたたまなくても、乗り込むことはできますが、段差で困ってしまうこともあります。いざとなったら赤ちゃんを抱っこしてベビーカーを担ぐこともありますので、重量もチェック項目です!
車やバスで移動するママは、重量に要注意
お洒落で立派なベビーカーは、意外と重たいです。自分でトランクに詰められないなんてことがないように、実際にお店で持ち上げてみるとイメージできます。ベビーカーだけでなく、赤ちゃんは新生児でも約3kg、自分のバッグには赤ちゃんの着替えや哺乳瓶を詰め、お買い物した袋を持つこともあります。
ママになると力持ちになる人が多いのですが、体力に自信がない人は、気を付けておきましょう。
路線バスを使う場合は、乗車方法を事前に調べておくと当日あわてません。ノンステップバスかどうか、混雑時にどう扱うかは事業者ごとに案内が異なります。国土交通省は、公共交通機関でベビーカーを折りたたまずに使用できる場所を示す共通のベビーカーマークを定めており、鉄道やバスの車内、エレベーターなどに表示されています。このマークの意味を知っておくだけで、乗車時の判断がぐっと楽になります。
ベビーカーの置き場所を購入前に要確認
ベビーカーでお出かけするイメージだけではいけません。自宅の玄関の広さや、マンションやアパートのエレベーターの有無や広さなども考慮しなければいけません。駐車場から自宅の玄関までどうなっているか、シミュレーションしてみましょう。
今まで気にしていなかったけど、マンションのエントランス部分に、3~4段くらいの階段(段差)があったりしませんか?
測っておくと役に立つのは次の4カ所です。玄関土間の空きスペースの幅と奥行き、玄関ドアの有効開口幅、エレベーターの間口、車のトランクの開口部の高さと奥行き。この4つの数字をスマートフォンにメモしておけば、売り場でカタログのサイズ表と照らし合わせるだけで候補を絞れます。共用廊下や階段の踊り場にベビーカーを置くのは、管理規約で禁止されている集合住宅もあります。契約書や規約を先に確認しておくと、購入後の置き場所トラブルを避けられます。
身長差がある夫婦は、ハンドルの高さが調整可能タイプ
長時間のお買い物やお散歩をすると、ハンドルの高さは気になってきます。身体に合わないベビーカーは、押す人の負担になります。身長差のある夫婦は、ハンドルの調整が可能なタイプがおすすめです。調整機能が無いタイプを選びたい時は、一度お店で2人で試してみましょう。
目安として、ハンドルを握ったときにひじが軽く曲がり、肩が上がらない高さが疲れにくい位置です。ハンドルが低すぎると前かがみになって腰に負担がかかり、高すぎると腕に力が入って長時間押せません。二人で試すときは、それぞれが同じコースを1周押してみて、押しやすさの差が大きいようなら調整機能付きを選んでください。
あえて派手目の色をチョイス!?
黒や紺系のベビーカーはお洋服に合わせやすく、みんなが選ぶ色です。保育園や遊園地などに行った時は、自分のベビーカーが探しにくくなりますし、間違えて持っていかれる!なんて事態も避けたいところです。ちょっとしたアクセントでハンドル部分に何かをつけるか、思い切って派手な色を選ぶのも良いでしょう。
最初に男の子が生まれて、次は女の子を希望していたら、ベージュや赤、水色などがおすすめです。この子が最後の女の子と決めている時は、おもいきってピンクのベビーカーにするのも可愛らしいと思います。写真を撮ったとき、ベビーカーの色で可愛らしさが増しますよ!
買ったあとに効いてくる使い方のルール
どのタイプを選んでも、日常の使い方で快適さと扱いやすさは大きく変わります。消費者庁は、ベビーカーの使用中に起きた事故として、ハンドルに荷物をかけたことによる転倒、シートベルトを締めていない状態での動き、エスカレーターでの使用に関する情報を公表し、注意を呼びかけています。次の点は、機種を問わず守っておきたい基本です。
- 荷物はハンドルにかけず、座席下のカゴに入れる。バランスが崩れて後ろに傾く原因になります
- 子どもを乗せたら毎回シートベルトを締める。ほんの数メートルの移動でも省略しない
- 手を離すときは必ずストッパーをかける。坂道や駅のホームでは特に徹底する
- エスカレーターは使わず、エレベーターか階段を利用する。エレベーターの位置は駅の案内表示で事前に確認できます
- 取扱説明書に記載された体重と身長の上限、使用開始月齢を守る
公共交通機関での扱いについては、国土交通省がベビーカーマークを定め、鉄道やバスの車内では折りたたまずに使用できるという共通の考え方を示しています。ベビーカースペースが設けられている車両では、その場所を利用し、ストッパーをかけて手を添えておくと安心です。混雑時の対応や具体的な案内は事業者ごとに異なるため、よく使う路線の公式案内を一度確認しておくとよいでしょう。困ったときは駅係員や乗務員に声をかければ、乗降の手助けを受けられます。
総額で考える:1台構成と2台構成の費用感
ベビーカーの費用は、本体価格だけでは見えてきません。実際にかかるのは、本体、レインカバー、シートに敷くマット、フック類などの付属品、そして買い替えや処分の手間です。構成別に整理すると次のようになります。
- A型1台で4歳まで通す:初期費用は大きいが追加購入がない。玄関に置ける家庭向き
- B型1台のみ:初期費用を抑えられる。生後7カ月までは抱っこ紐で乗り切る前提
- A型とバギーの2台:低月齢期の快適さと、外出時の身軽さを両立できる。置き場所が2台分必要
- 低月齢期はA型をレンタルし、B型を購入:置き場所と費用の両方を抑えやすい。返却期限の管理は必要
費用を抑えたいときに検討したいのが、自治体の子育て支援制度です。育児用品の購入費やレンタル費に使えるクーポンや助成を設けている市区町村があり、内容は自治体ごとに大きく異なります。妊娠届を出す際の面談や、母子健康手帳の交付時に配られる案内で確認できますので、購入前に住んでいる市区町村の子育て支援窓口に問い合わせてみてください。中古品を検討する場合は、リコール情報が出ていないか、シートベルトやストッパーが正常に動くか、取扱説明書が付いているかを必ず確かめましょう。
ベビーカーを買うタイミング:妊娠中に買わない方が良い?
出産必需品と思われがちなベビーカーですが、妊娠中に無理に慌てて買う必要はありません。A型を買うにしても、低月齢の赤ちゃんは軽いので、最初のおでかけは抱っこでも問題ないでしょう。
あると便利なベビーカーですが、自分の生活をイメージして、じっくり選びましょう。赤ちゃんが産まれてみると、想像していなかったことが起こることもあります。その時、一番自分に合うものが便利であり、妊娠中の想像で買ってしまうと、不便だったということもありえます。慌てる必要はありません。
とはいえ、産後は外出も情報収集も思うようにいきません。おすすめは、妊娠中に「候補を2つか3つまで絞り、実物を押してみる」ところまで進めておき、購入の決定だけを産後に回す進め方です。売り場で候補機種の重量と折りたたみ寸法をメモし、自宅の実測値と照らし合わせておけば、産後は在庫と価格を確認するだけで注文できます。里帰り出産をする場合は、届け先を実家にするか自宅にするかも先に決めておくと、退院後に慌てずに済みます。
ベビーカーのA型とB型に関するよくある質問
A型とB型はどっちが人気ですか
どちらが多く選ばれているかを示す公表された全国統計は確認できませんでした。売り場の品揃えを見ると、生後1カ月から使えて軽いA型と、価格を抑えたB型の両方が充実しており、家庭の移動手段によって選択が分かれている状況です。人気で決めるより、玄関の広さ、移動手段、抱っこ紐を使える時間の3点で判断するほうが納得のいく選び方になります。
A型B型兼用と書かれた商品は今もありますか
製品安全協会のSG基準にAB型という区分はなく、生後1カ月から使える製品はA型に分類されます。兼用に近い使い方をしたい場合は、A型のなかで軽量かつ折りたたみサイズが小さいモデルを探すことになります。
A型を買わずにB型だけで足りますか
車移動が中心で、抱っこ紐を無理なく使える家庭なら十分に足ります。反対に、上の子の送り迎えが毎日ある、徒歩でのまとめ買いが多い、抱っこ紐を長時間使うのが体力的に難しいという場合は、生後2カ月から6カ月の期間が負担になりやすく、A型のレンタルを併用する方法が向いています。
B型ベビーカーはいつから使えますか
B型は生後7カ月頃からが目安ですが、腰が据わる時期には個人差があります。取扱説明書に書かれた使用開始月齢を守り、無理に早く乗せないようにしてください。
バギーとB型ベビーカーはどう違いますか
SG基準の分類上はどちらもB型です。一般にバギーはB型をさらに軽量化した簡易的なタイプを指しますが、最近は名称と実際の性能が一致しない商品もあります。名前ではなく、重量、折りたたみサイズ、リクライニングの有無で判断してください。
自分の家の「毎日の動線」に合う1台を選ぶ
A型とB型のどちらを買うかという問いには、全員に共通する正解がありません。決め手になるのは、玄関からアスファルトまでの段差の数、畳んだベビーカーを置ける場所の寸法、そして抱っこ紐を無理なく使える時間の長さです。この3つを紙に書き出せば、候補はほぼ自動的に絞られます。
そのうえで、店頭では押す動作だけでなく、片手で畳む、持ち上げて数歩歩くという動作まで試してください。カタログの数値と自宅の実測値が合っていて、片手で扱える1台であれば、生活のなかで無理なく使い続けられます。赤ちゃんとの外出が増える時期に、荷物のかけ方とシートベルトという基本さえ守っていけば、ベビーカーは毎日の行動範囲を確実に広げてくれます。





