育児に大活躍!マルチクリップの作り方~乳幼児への活用アイデア
赤ちゃんがいる家庭に1つか2つはあるマルチクリップ。色々な使い方ができるので、たくさんあれば嬉しいのですが、複数購入するとなるとそれなりに費用がかさむのが難点。
でも安くて簡単な作り方を知ることで、マルチクリップをもっと増やせて育児をもっとリーズナブルに楽しめます。
こちらでは100均でマルチクルップを買うより安く作れる材料、ゴムタイプ、長さが調節できるアジャスタータイプ、ベビーカークリップの3種類の作り方と、100均のベビーカーブランケットクリップのアレンジ、乳幼児のいるご家庭での便利な活用術をご紹介します。
100均よりも安い!マルチクリップの材料
マルチクリップやベビーカークリップは100均でも1つ100円プラス消費税で購入できますが、可愛らしさに納得がいかないママもいることでしょう。
マルチクリップの材料は「フィッシュクリップ」が一般的ですが、今回はより安くということで、ダイソーの強力カーテン用クリップランナー(8個入り)から取った金具を使用しました。これなら100円で4つ作れます♪
今回ご紹介する3種のマルチクリップの材料は、クリップランナー以外は全て家庭にある物を使って作りました。捨てようと思っている古着の布や装飾品、プレゼントについていた布製の紐など、家の中には結構掘り出し物がありますので、探してみましょう。
3種のマルチクリップの作り方
100均のマルチクリップはプラスチック製ですが、今回ハンドメイドするマルチクリップは金属製。そのため強度も強く、緩んで落ちてしまう心配がありません。
手作りは自分好みの材料を使って楽しめるのも魅力の一つ。工夫を凝らして素敵なクリップを作りましょう。
ゴムタイプのマルチクリップの作り方
ゴムタイプのマルチクリップは、ヘアゴムを使えばあっという間にできます。ゴムとクリップだけをマザーズバッグに入れておけば、急に必要になった場合も即席で作れ、バッグ内のスペースをとらずにとっても便利。
筒状にした布にゴムを通して両サイドを縫い付ければ、ゴムが隠せてよりお洒落にもなります。
ゴムタイプのマルチクリップの材料
- ヘアゴム(輪になったタイプ)
- クリップ
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ヘアゴムをクリップの上側から通し、できた輪の中にゴムを通します。輪になっていないヘアゴムを使う場合は48~60cmくらいの長さに切り、玉結びにして輪になるようにして使います。 -
通したゴムをしっかり引っ張ったら完成です。ヘアゴムの結び目が気になる場合は、クリップの結び目の所に持ってきて、リボンやボタンなどの飾りをつけてカバーしましょう。ただし赤ちゃんが舐めたり引っ張ったりすることが多いので、飾りは糸と針でしっかり縫い留めておきます。
アジャスター付きマルチクリップの作り方
アジャスター付きのマルチクリップなら、用途に合わせて長さが調整できて便利です。長さを調整するのに「バックル」を使いますが、今回はバックルを買わずに着なくなったキャミソール(肩ひもが調節できるタイプ)についていたものを使いました。紐に手持ちのリボンを使用すれば、クリップだけ買えば作れてしまいます。
ただしこの場合は留める力は弱いです。強く力のかかるものに使うときは紐を太くし、バックルもしっかり留まるものを使用してください。またリボンは濡れたり赤ちゃんが舐めたりするので、色落ちしないかなど確認してから使用しましょう。
アジャスター付きマルチクリップの材料
- クリップ
- バックル
- リボン(バックルの幅に合うもの)
- 針と糸
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リボンを60cmの長さで切り、内側に裏地が来るようにバックルの真ん中の部分に通します。 -
バックルに通したリボンの端を1cmくらい折り返して縫いつけます。 -
クリップに通してからもう一度バックルの真ん中の部分にリボンを通します。 -
もう一方の端にクリップを通して縫い留めれば完成です。
ベビーカー用マルチクリップの作り方
よくベビーカー用のブランケットクリップとして売られている片方の端が輪になったマルチクリップも、簡単に手作りすることができます。今回はしっかりしたジーンズ地で作成しました。使用したジーンズ地は着られなくなったパパのズボンです。
糸と針を使いますが、ジーンズの生地を切りっぱなしで使うので縫うところが少なく簡単にできます。端の処理はしないため、ほつれ等が気になる場合は綿の平テープなどを替わりに使うとよいでしょう。
ベビーカー用マルチクリップの材料
- クリップ
- 要らなくなったジーンズ
- 針と糸
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ジーンズの裾を横に幅2~2.5cmのところでカットします。 -
縫い目の所で切って、長さ33cmのひも状にします。布の端のすぐ取れそうな部分の糸くずは、手でしごいて取ります。 -
クリップに通して縫い付けます。 -
クリップの無い方を端から8cmほどで折り返し、輪ができるように縫います。 -
好みの飾りを縫い付ければ完成です。
ベビーカーブランケットクリップのアレンジ
100均でもベビーカーブランケットクリップは買えますが、種類が少ないのでベビーカーと色やデザインが合わなかったりします。そんな時は自分でアレンジしてみましょう。
ベビーカーの色に合わせた色に紐を付け替えたり、平テープやチロリアンテープを上から縫い付けたりしても良いです。男の子なら車や電車など乗り物、大きめのボタン、女の子ならお花やリボン、小さなぬいぐるみなど、モチーフを縫い付けるのも可愛くて素敵です。
こちらはベージュの平テープを上から縫い付けて、下の方に毛糸で作ったお花モチーフを縫い付けました。
一番簡単なアレンジは、可愛いリボンやお花がついたヘアゴムをそのまま巻き付けてしまう方法。こちらはリボンがついたヘアゴムを巻き付けたものです。
ハサミも針も要らないし、これなら5分もかかりませんのでちょっとアレンジがしたい方はぜひお試しください。
育児に大活躍!マルチクリップの活用術7
赤ちゃんや幼児の育児中、さまざまな用途で大活躍のマルチクリップ。使い方を沢山知っていれば無駄な費用を使わずに済みますし、外出先でも荷物を減らせますので大助かり。
1即席スタイや授乳ケープにする
両方にクリップがあるタイプなら、ハンカチやハンドタオルと組み合わせて即席スタイにすることができます。首回りはクリップを留める位置でも調整できますが、アジャスタータイプも使いやすいです。急な外食の時なら紙ナプキンと組み合わせても便利。
ストールやスカーフなどの大判の布に合わせれば授乳ケープになるので、わざわざ授乳ケープを買わなくても良いですし、服に合わせてデザインを変えることもできます。
2帽子やハンカチの落下防止
お散歩に出る際に帽子と服を留めれば、急な風でも大丈夫。ママも子供も帽子を飛ばしてしまう心配がありません。
よく使うハンカチやハンドタオルも、マルチクリップでカバンや抱っこ紐に付けておきましょう。取り出しやすく、落とし物や忘れ物で困ることもなくなるはずです。
3抱っこ紐にブランケットを留める
赤ちゃんの冬のお散歩でブランケットを留める場合は、34cmくらいの長めのマルチクリップ2本を使用しましょう。
1本はスタイや授乳ケープのようにママの首にひっかけて上からブランケットを留めます。もう1本はブランケットがめくれたり下の方に風が入ったりしないように、足元を留めるのに使いましょう。
4ベビーカーに使用する
ベビーカーのブランケットが落ちないように留めます。ブランケットのサイズによっては引きずったり車輪に引っかかったりすることがあるので注意してください。
またおもちゃをルーフ(幌)につけてぶら下げたり、持ち手の所に留めたりすれば、赤ちゃんも遊びやすくご機嫌です。
5布団を剥がないように留める
育児中は赤ちゃんや幼児が寝ている時によく掛け布団を蹴ってしまい、何度も布団をかけ直さないといけないことがあります。寒い冬場はママも気が気ではありませんが、掛け布団と敷布団をクリップでつなぐことで、赤ちゃんが布団を蹴ってはぐのを防ぐことができます。
6トイレの洋服留めに使う
小さな幼児はトイレの最中に服を抱えられず、便座の中に入れて汚してしまうことがありますが、マルチクリップを肩にかけ、前後の服を二つのクリップで挟んでから入らせることで、汚さずに済ませることができます。
結婚式でドレスを着用した時など失敗しやすいのですが、かさばらないので大活躍です。
7チャイルドシートのおもちゃ留め
チャイルドシートにご機嫌で乗ってもらうためにおもちゃやぬいぐるみをつけるママは多いのですが、チャイルドシート用のおもちゃをわざわざ買わなくても、マルチクリップを使えば手持ちのぬいぐるみなどを固定できるので経済的です。