赤ちゃんはなぜママを大好きなの?母親が愛される2つの理由
赤ちゃんがママを大好きで寂しいパパ、我が子に好かれている自信がないママ、なぜ赤ちゃんが母親を好きと言われるか理由を知っていますか?
乳児が母親を好きになる理由を知って、両親で赤ちゃんが安定した愛着を形成できるように力を貸してあげましょう。
ママが赤ちゃんを愛して大切に適切なお世話をしているから
ママは赤ちゃんへの愛情や責任感から、泣けばすぐにおっぱいやミルクを与え、おむつ替えをし、声掛けをし、抱っこでスキンシップをしたり見つめ返したりして日々大切に育て、丁寧に不快を取り除くお世話を続けています。
一方生まれたばかりの赤ちゃんには、「快」「不快」の情緒しかありません。そのため不快を快適に変えてくれる存在「ママ」への信頼を次第に深め、愛着を形成していきます。
赤ちゃんはママを信頼して愛着を形成し、ママを拠り所にして次第に他の人に自ら微笑みかけるなどして世界を広げていこうとします。
赤ちゃんにとってママは命綱だから
赤ちゃんの愛着への考え方には諸説ありますが、愛着研究の第一人者である心理学者のジョン・ボウルビィは、赤ちゃんが自分の身を攻撃する相手から身を守る理由でママに大好きアピールをして引き寄せ、孤立を防いで身を守っているとしています。
一方、心理学三大巨頭の一人であるフロイトは、赤ちゃんだけの力ではどうにもできない生理的欲求をママなら満たせるのが大好き行動の理由だとしています。
愛着は人間など霊長類以外にも、犬や馬に組み込まれていますが、いずれにせよ赤ちゃんはママが命綱である事実をわかっているから大好きアピールをするのです。
赤ちゃんのママ大好きアピールとは?気持ちが現れている6つのサイン
赤ちゃんはママが大好きなのですが、残念ながらママの中には赤ちゃんの態度から「ママを嫌いなの?」と勘違いしている人もいます。
赤ちゃんが泣いてママを拒絶すると「ママを大好きなんてとても思えない」と悲しくなりますが、赤ちゃんの機嫌が良い時にこんなサインが出ていれば、それが「ママ大好きサイン」なのだと汲み取ってあげましょう。
1ママの顔をじっと見たり目で追ったりする
生まれて間もなくすると赤ちゃんはママの顔をじっと見て、ママを認識しようとし始めます。まだママを見て笑うことはできませんが、生後24時間以内にママの声を、1週間以内に匂いを認識するという研究結果も。
赤ちゃんは気持ちのいいことや興味のあることを好み、不快だと泣いて知らせるので、ぼんやりしか見えないママの顔をじっと見つめる姿はママ大好きサイン。ママも見つめ返してあげましょう。
2お腹が空いたり不安になったりするとママを見て泣く
赤ちゃんによっては慣れない環境やママのいない状況の方が大人しくご機嫌に過ごし、ママの顔を見た途端に泣いて荒れる子もいます。
このママだけに向けらえる傍若無人な態度こそ、ママへの信頼感を築いて安心して甘えている赤ちゃんからの大好きサインです。
3ママにずっと触れている
赤ちゃんは寝ている時にどこか1箇所必ずママに触れていませんか?あるいは寝ぼけて起きた赤ちゃんがママの体のどこかに触れると、安心して寝つきませんか?
ママにずっと触れようとするこの態度こそが、ママ大好きサイン。ママに1箇所触れるだけで安心しているのです。
4ママが見えなくなると泣く
ママが見えない場所では緊張して頑張る赤ちゃんもいますが、一般的には泣く赤ちゃんが多いです。
これもママへの信頼や安心から生まれる好きという気持ちの表れで、とてもわかりやすいママ大好きサイン。
ママの状態によっては赤ちゃんの大好きサインと分かっていてもキャパオーバーしてしまいますが、そんな時は思春期の荒れる我が子を想像して客観性を取り戻しましょう。
5ママに笑いかける
生後2~3ヶ月すると赤ちゃんはママに反応して笑いかけてきます。これも分かりやすい赤ちゃんのママ大好きサインです。
もしママを嫌いならママが抱っこやお世話をする時に泣いているはず。赤ちゃんは我慢力が乏しく不快を泣いて表すので、ママに笑いかけるようになったら自分を好きなのだと自信を持ってください。
6おしゃぶりや指しゃぶりをする
赤ちゃんは体を自由に動かせるようになると大好きなママの側にいるために後追いをしてしがみつき、それでもダメなら指しゃぶりをしてママを引き寄せようとします。
お腹の中にいる頃から赤ちゃんは指しゃぶりをしますが、生後5~6ヶ月になると情緒が発達して「怒り」「嫌悪」「恐れ」「愛情」などを抱くようになります。
その頃に指しゃぶりを始めたら「ママを大好きなサインかも?」と赤ちゃんの愛情を前向きにキャッチし、スキンシップや目線、声掛けなどで答えてあげましょう。
赤ちゃんがママを大好きなのはいつからいつまで?男の子は一生!?
赤ちゃんがママを大好きな気持ちは、母親を認識しはじめる誕生後24時間以内から徐々に蓄積されます。
入園前の3歳頃になると母親への愛着が確率するため外に目が向きますが、実際は個人差がありママを大好きでも外に興味をもって一人で踏み出せるほどの勇気が持てず母子分離不安が強いままの子供もいます。
赤ちゃんの頃のママ大好きアピールは生きるためですが、幼児になると「嫉妬」「恥」「失望」「うらやみ」「心配」「望み」といった様々な情緒が発達し、次第に欲求も強くなって、褒めて認めてもらえないと愛着を確立しにくくなります。
また満足するために必要な量は気質によって異なり、他の親と同じように、あるいはそれ以上に褒めて育てても伝わりにくく不足する子供もいます。
赤ちゃんがママをいつまで大好きかには個人差があり、反抗期には「ママ嫌い」などと言うようになりますが、特に男の子の場合は刑事ドラマで母親が犯人を説得し自首するシーンがあるように、心の中で生涯母親を大好きで拠り所にする人が多いと考えられています。
母親への愛着が確立すと子供は外に目を向けて自ら飛び出す勇気を持てるので、「反抗的な言葉や態度=母親を嫌い」と捉えず、ママを大好きだからこそ安心して外に出ていける子に育ったのだと理解することが大切です。
ママ大好きアピールがいつまでも続くのは愛着形成に問題ありかも!?
ママ大好きアピールが小学校入学後も続く子供は沢山いますが、学校に行けない程母親から離れられない場合はママがステキだから大好き過ぎるのではなく、愛着形成に問題が生じている可能性が高いです。
母親が次のようなタイプの場合、子供は母親への愛着形成に問題を生じて学校に行けなくなりがちです。
子供の愛着形成に問題が起きやすい母親のタイプ
- 愚痴や文句が多い
- 依存心が強く夫に逆らえない
- 自己中心的で子供の気持ちが理解できない
- 自分好みの子供しか愛せない
- 潔癖で自分の価値観に沿ったルールを押し付ける
- 自分が頑張りすぎるから子供にも厳しくする
愛着形成に問題が生じるとママを大好きでいつづけたくても親子関係がこじれたり、母親が嫌いで逃れるために距離をとるしかなくなったり、社会に出る勇気が持てず母親への憎しみを募らせたりすることがあります。
「赤ちゃんはいつまでもママを大好きなはず」と思い込んで子供の気持ちを軽視し、自立して人並みの幸せを得られるはずの未来を妨げないように、母親だからこそ注意しましょう。
赤ちゃんのママ大好きアピール!先輩ママ15人のキュンポイント
赤ちゃんは様々な「ママ大好きアピール」を発していますので、汲み取るのが難しいママは、15人の先輩ママ達がキャッチした「ママ大好きアピール」をチェックしてみましょう。
私にだけくれる特別な笑顔
初めて大好きアピールをしてくれたのは2ヶ月頃。夫が抱っこしていても、ずっと私を目で追ってくれました。嬉しくて無駄にウロウロしていました。
可愛いのは一人座りできるようになった頃。部屋の扉を使って「いないいないばあ」をしたら、私の顔がちょっと見えただけですごい笑顔を見せてくれたのが可愛過ぎました。
8ヶ月になった今も声をあげて笑ってくれます。ただ、困るのは家事をしている時もハイハイでどこまでも追いかけて来ることです。
私がいないと嫌で近くに来てくれるのは嬉しいのですが、洗濯物をたたんでいる時もハイハイで突進してきて一生懸命私によじ登ってきます。
可愛いけど、家事が進まなくて困ってしまうので、「ちょっと待ってね。これ終わったら遊ぼうね」と言って一人で遊んでもらいます。
といっても理解できていないので、すぐに追いかけて来ます。最終的にはベビーベッドやサークルの中で待機してもらうことに。
家事が終わって「遊ぼう」と言いながら、抱っこする時に見せてくれる笑顔がまた可愛くて、おかげで家事をこなすスピードが速くなりました。
ママが抱っこするとぴたり!と泣き止みます。
娘は生後2カ月のときから人見知りをして、私以外の顔を見るだけで大泣きしました。
娘はとにかく私が大好きだったようで、私が声かけしたり抱っこしたりすると、ピタリ!と泣き止んでニコニコしていました。
私の顔をじぃ~っと見ては、他人と見比べて、やっぱり私にだけニコニコする姿はとてもかわいらしかったです。
特に、髪の毛が大好きで、触るだけで寝ちゃうこともしばしばありました。おかげでいつも私の髪の毛はボサボサでしたが…。
眠るときにも私の髪の毛を触りながら眠るのですが、私が「痛いからやめてね」とお願いした際、残念そうに自分の髪の毛を触りながら眠る姿は何とも微笑ましかったです。
結局3歳まで私の髪の毛を触る癖がありましたが、今ではそんな癖もなくなり、私以外の人ともおしゃべりや遊びをして毎日楽しく暮らしています。
怒った時にチューをしてくるので困っています
人見知りが始まった5か月頃に、主人が抱っこすると嫌がるようになりました。
私が抱っこすると、それまで泣いていた娘がピタッと泣き止み、ギュッとされた時はキュンときました。ママじゃないとダメなんだなと思うとたまらなく愛おしく感じました。
1歳3か月で断乳をしたのですが、それと同時に娘の私に対するスキンシップも一気に変わりました。
それまでは甘えたい時はおっぱいだったのが、ギューとしがみついてくるようになったんです。その行動は今でもしてくれますが、イライラしていても一瞬で吹き飛んでしまうくらい嬉しい瞬間です。
しかし、その反面心配なところもあります。娘がいけないことをして私が怒ると、必ず娘は私にチューをしてくるのです。
それで喜んでしまう私が悪いのですが、なにせ女の子なので、そんな時は「誰にでもしたらダメだよ~」と今から言い聞かせています。
ママの耳が大好き!
0歳の息子を抱っこして娘の幼稚園の行事に参加していた時、男の子のママたちが「男の子って甘えん坊でかわいいよ」と口を揃えて言っていました。
そして、我が子も生後6ヵ月頃から「ママ大好きアピール」が始まりました。それは私の耳を触りまくるというものでした。
抱っこしていて眠くなると、いつも両手で私の両耳をつかみ、耳の上から下まで小さい指でつかんだり引っ張ったりしながら、そのまま眠ってしまいます。
への字口になって泣き出した時には、泣きながらも耳をモミモミするのがすごくかわいいです。
でも、夜の寝かしつけの時や夜中にぐずった時は、添い寝している私の耳を触りさらにその手が顔全体をいじりまくるのです。
コンタクトレンズをしている私の眼にあたったり、細い指が鼻の穴に突っ込まれたりで大変。思わず「痛っ!耳だけにしてよっ!」と小声ですが、普通に怒鳴ったこともあります。
でも、反対隣にパパが寝ていても、パパの顔は触らず私の耳や顔を触るので、やっぱりママのほうがいいのかなと思うとちょっとうれしいです。
慣れないズリバイで来てくれた娘の姿に感動
娘が初めてママ大好きアピールを始めたのは、初めてズリバイができるようになった時のこと。
まだまだ慣れないズリバイで私の元に一生懸命に寄ってきて、私の体にピトーっと頭をくっつけて甘えてきてくれるようになった事です。
そして、甘えながら私と目を合わせてニコーッと笑ってくれた時、思わず可愛い!と感じました。
まだまだ6ヶ月なのに、自分の意思で一生懸命私の元に進んできてくれた事と、私に甘えてきてくれた事が、涙が出るほどに愛おしく可愛かったです。
一番困ったママ大好きアピールはやはり後追いです。私の姿が少しでも見えなくなると火がついたように号泣し何をするのにも時間がかかってしまい本当に大変でした。
キッチンにまでズリバイでついてきて足元で泣かれたのは、危険なのもあってとても困りました。
そんな時の声かけは「終わったらいっぱい抱っこしてギューしてあげるからね!もうちょっと待っててね。」と声をかけました。
そして終わった後はたくさん抱っこして、時間をかけてひたすら娘と触れ合う事を心がけました。
少し離れるとギャン泣きです
今、もうすぐ生後7ヶ月になる娘がいるのですが、5~6ヶ月くらいからパパとお風呂大好きだったのに、急に泣くようになって、何をするのもママじゃないと嫌になりました。
最初は大変でしたが、パパがあやしたり、おもちゃを渡したりしてごまかしていたんですけど、最近は特にすごいです!
ずり這いができるようになってからは、泣きながら私のところに来るんです!
しかも、来た時には頭にびっしょり汗をかいているので、必死で来たんだなと思うと可愛い過ぎ。本当に可愛いです。
ただ、洗い物など家事をしている時は困っちゃいますね。「ちょっと待ってね」って声はかけているんですけど、赤ちゃんなのでおかまいなしです。
そんなときは旦那にお願いするか、「いないいないばあ」や「アンパンマン」を見せています。それでもダメだと、家事を旦那にかわってもらったりしています。
けど、今しかないし、可愛いのでたっぷり味わっておかないと、と思いながらたくさん抱っこしています♪
トイレの前で号泣する娘
娘が「ママ大好きアピール」を始めたのは7ヶ月の頃です。
自宅ではいつでもどこへでも母親の後をついてきて、家事の用事等で姿が見えなくなると泣き出す……という、典型的な後追いが始まりました。
そして、外出時には、常にママとくっついていないと嫌がります。例えば、児童館だと1メートルでも離れれば手足をバタバタさせて猛烈なハイハイで追いかけてきます。
私を求めて一生懸命にハイハイする姿はとても可愛いですし、大好きな娘にできる限り応えてあげたい!と思うのですが、唯一困ったのは、私がお腹を壊して下した時のこと。
私はトイレに数十分間こもらねばならず、娘はトイレの扉の前でギャンギャン泣き続けて、とても困りました……。
トイレの床に赤ちゃんを座らせておくわけにもいかず、かといって抱っこすることもできません。
「すぐに行くよ~」「待っててね~」と声掛けしたり、歌を歌ってあげたりしましたが、殆ど様子はかわらず可哀想なことをしました。
腕や足などにスリスリしてきます
初めてアピールをしてきたのは10ヶ月ぐらいの時でした。寝返りも打てるようになり、ちょっとずつ足の力で前に前に進むこともできるぐらいの時でした。
最初は私が邪魔なところにいるのかなと、ちょっとずれてみたりしていたのですが、私が避けたところにまたちょっとずつ進んできて、顔を腕などにスリスリしてきました。
マンママンマと言いながらスリスリしてくるので、それがとても可愛くて、ついついまた離れて、すり寄ってきてくれるのを待ったりしていました。
ご飯を作る時も足にスリスリしてきていたので、危ないからあっちで待っといてと言うと、よりスリスリしてきたりしたので、可愛くもちょっと困ったスリスリでした。
スリスリをなかなかやめてくれない時は、ぬいぐるみを渡してこの子にスリスリしてあげてねと言うと、分かったかのようにぬいぐるみを抱っこしながらスリスリしていたのが、とても可愛かったです。
私を独り占めしたくて嫉妬する娘
私は、ちょうど結婚と出産がピークのタイミングだったので、地元には我が子の同級生が5人もいます。
ですので、よくママ会をして、みんなで子育ての相談やたわいもない話をしながらストレスを解消しています。
そんなママ会をしている時のこと。たまたま友達の子供を抱っこしていたら、その姿を見た娘が一目散に私のところに歩いてきたのです。
当時、1歳になる前だったのですが、まさかこのような嫉妬心があるとは思ってもいなかったので、とてもびっくりしました。
それからというもの、2歳を目前にしても私が友達の子供を抱っこすると、私をめがけて一目散に走ってきて、ひどい時には抱っこしている友達をおろそうと泣きわめきます。
私を母として見てくれていることに幸せを感じますが、現在、二人目がお腹にいるので、さすがにこの状況はまずいなと感じています。
娘にはたくさん大好きだよと言葉にして伝えて、なんとか生まれてくる赤ちゃんに対して嫉妬心が生まれないようにしています。
ママママママ?毎日ママ?です
ママっ子だと感じたのは一歳前後です。私がキッチンに立って見えなくなると、「マママママ?」と叫んで探し回ります。
そして、私を見つけると、嬉しそうに笑顔で「抱っこ!」って言うので、必ず抱っこします。
一度抱っこすると、納得するまでしばらく抱っこしていないといけないので、家事は一旦休み。おかげで、なかなかやりたい家事がはかどりません。
その抱っこ?がいつまで続くのかと考えるとたくさん抱っこしておかないと、ママを求めているんだからと、たくさん抱っこをしています。
一番困ったのが揚げ物をしている時にママ抱っこ?と言われる時です。手が離せないし抱っこしながらの揚げ物は危険。
でも、ママじゃなきゃダメなんだから、今この子はママを求めているんだからと思い直して、「ちょ待ってね」と言いながら火を止めて抱っこします。
ママが好きすぎてガブリ!
赤ちゃんが初めてママ大好きアピールを始めたのは1歳頃です。離れていても千鳥足で寄ってきて、チュッとしてくれるようになりました。
ほっぺや口にキスしてくれます。おでこにキスされた時は面白くて笑いました。なんでおでこなのかなと驚きました。でも、思わず可愛いと思いました。
一番困った大好きアピールは、普段はただキスだけで終わるのに、どんどんエスカレートしてくると、ペロペロからがぶり!とかじってくることです。
最初、チュウがくすぐったくて大笑いしていると、喜んで、ベーッと舌を出してきました。それは嫌だったので、「嫌だー」と騒ぐと喜んでガブリとされました。
興奮していて加減が分からないのか、ものすごく痛かったです。肩とか硬いところもかじってくるのは本当に困りました。
その時は、お気に入りの車のオモチャを出して、気をそらしてやめさせました。
泣きながらしがみつく姿がかわいくて
子供が1歳頃のことです。普段の生活の中では、それほどママ大好き!と表現してくる子ではありませんでした。
当時、外出の時にはいつも抱っこ紐を使用していて、子供を下ろそうとするとよく泣かれました。
まだ話せない時期で表現が豊かではなかったのですが、ママから離れたくない様子でしがみつくのです。
泣きながら、もう少し抱いていて欲しいとアピールしてくる子供の姿に戸惑いながらも、とても嬉しくて、可愛いと感じていたのを覚えています。
赤ちゃんは話せなくても、仕草だけでママ大好きという子供の気持ちは伝わってきて、親子にとって、抱っこの時間は大切なのだと実感としました。
忙しい時や、外出中に泣かれてしまうと困ることも多々ありましたが、周囲にいる方から「ママ大好きなのね」「離れたくないよね」と子供に声をかけて頂くと嬉しかったです。
泣かれてしまう時は、また後で抱っこしようねと声をかけていました。
やっとママ!ママ!
ママの後追いをお友達がし始めている頃、うちの子はあまりママに対する執着が少なめで、後追いもなく他の人に抱っこされても全然大丈夫でした。
しかし、1歳のお誕生日を迎えてパパと言えるようになった頃、ママではなくずっとパパとしか言いません。
私が別の場所に行こうとすると、「パパ!パパ!パパーー!」と両手を伸ばして、私の方に近づいてくるように。私が抱っこするまで泣き続けます。
そして、トイレなどに入った時は扉をどんどん叩き、「パパ!パパ」と泣き叫びます。
トイレのドアを開けると、私が目の前から一瞬いなくなった事に腹を立てているかの様に、口をすぼめて怒ったような顔をします。
喜怒哀楽が非常に出てきたのでとても表情豊かで分かりやすいです。そんな、息子も最近やっと「ママ!ママ!ママー!」と叫べるようになりました!
ママがいないとすぐに愚図り泣き
現在1歳2ヶ月の坊やと毎日一緒に過ごしていますが、これがまた極めてヤンチャで悪戦苦闘中。
坊やがママ好きって言ってくれているのかなって感じたのは、歩きだし始めた11ヶ月の時。
実家の祖母を医療機関に連れていくことになり、坊やを姉に預けることに。4時間後、家に戻り駐車場にいるママの顔を見たとたん、窓越しに泣き声が聞こえるではありませんか。
それまではお利口さんで遊んでいたと聞き、あぁママのことをちゃんと理解しているんだ!ママがいなくて寂しかったんだ!と、間髪入れずにムギュッって抱きしめました。
日々の生活の中で、毎日欠かせないのがお昼寝の時間。
添い寝して一緒にスヤスヤ眠りたいのは山々だけど、ママは家事がまだ残っているから、坊やが寝たらそっと部屋を抜け出すんですが…
30分も経たないウチにグズリ出す。すかさず添い寝してトントンしたら、安心して眠りにつく。
ママが居なくなると分かるみたいですね。たまには家事を放棄して一緒にお昼寝してみましょうかね。
髪の毛をさわりたがる
夜眠るときやねむくなった時には、必ずママの髪の毛をさわります。指先に髪の毛を巻きつけて、鼻の下で遊ぶことも。
ソファーで、くつろいでいる時もママの髪の毛をさわらせて、と言って寝転んできます。その仕草が本当にかわいいです。
髪の毛にさわりたくなったら、眠くなったサインです。でもママが、髪の毛を結んでいると、髪の毛に触れず。残念そうにするところも何とも可愛いです。
子育て4コマ漫画:赤ちゃんはやっぱりママ大好き!ママも負けてない…?
赤ちゃんのママ大好きサインに気づけるようになると、ママの赤ちゃんへの愛着も増して親子の絆が深まりやすいです。
ただし何事もバランスが大切。永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画のようにママの愛情が深まりすぎると、幼児期以降に過保護過干渉になって子供が愛着の確立を妨げてしまう毒親になることも。
赤ちゃんがじっと見つめて大好きサインを出しているうちに、ママは赤ちゃんをよく観察し、先回りし過ぎず呼びかけにしっかり応える習慣を身に付けましょう。
それと共に、ママの精神衛生は赤ちゃんの成育や人生に重要であると理解し、家族の存在に依存せず一人の大人として自立して健全で幸せな日々を過ごせるように、自分自身を大切にしてくださいね。