赤ちゃんの利き手のまとめに関する記事

赤ちゃんの利き手いつわかる?遺伝?見分け方などまとめ

赤ちゃんの利き手いつわかる?遺伝?見分け方などまとめ

赤ちゃんの利き手矯正は、どもりや発達への悪影響の恐れも!正しい知識を得て、才能を開花できる環境を与えてあげましょう。

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あなたの赤ちゃんはどっち?赤ちゃんの利き手の秘密

我が子が左利きだとわかると、利き手を右手に直さなくてはいけないと悩むパパ、ママは多いようですね。実は、民族にかかわらず人類の大半は右利きで、左利きの人は全体の10%程度なのだそう。そのためハサミなどの文房具やカメラのシャッターボタンなど、多くの製品が右利き用に作られています。

そのため日常の不便さを心配するだけでなく、「左利きではみっともない」と、幼児期に子供の利き手を右側に矯正する親は、日本だけでなく世界でも多くいます。そのため赤ちゃんの手の動きをついつい気にしてしまうパパやママも多いのでは?今回は子供の左利きを心配するパパやママの知りたい、赤ちゃんの利き手秘密に迫りたいと思います。

利き手はいつからわかるの?

パパやママにとって赤ちゃんの利き手が気になりだすのは、赤ちゃんがしきりに手を使っておもちゃなどに手を伸ばそうと始める生後6ヵ月~1歳を過ぎる頃が多いようですね。

生後6ヶ月~1歳の手の発達

玩具で遊ぶ赤ちゃん

1歳前後の赤ちゃんの体の機能は、まだまだ発達中です。この時期の赤ちゃんは、両手を一生懸命使う訓練をしている真っ最中。実際には利き手というのは無関係に、右手の近くにあるものは右手で、左手の近くにあるものは左手でつかもうとしているケースの方が多いようです。

1歳前後の赤ちゃんは、両手を使えることが理想です。パパやママもあまり神経質にならずに、赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。

赤ちゃんの利き手は4歳頃決まる!?

子供の発達研究分野のパイオニアと称される、アメリカの発達心理学者アーノルド・ゲゼルは、子供の利き手について詳しく研究するため、生後8週から10歳までの数十人の子供を対象に、10年間にわたってさまざまな動作をさせることで、継続して子供の利き手を判定していきました。

その結果、赤ちゃんは1歳ごろに両手が使えるようになり、2歳ごろになると左右どちらかの手を多く使うようになるのですが、その後3歳ごろには再び両手をまんべんなく使うようになり、4歳ごろになってようやく利き手が固定される、ということが分かったそうです。

赤ちゃんの利き手は変化する

親の手を握る赤ちゃん

観察対象の中には、右利きになった子供でも、乳幼児のころは左手を使うことの方が多かった例もあったそうです。人間の利き手の固定って、本当に謎です。
一人の子供が何回も利き手の交代を繰り返して、その結果で利き手が固定されていく、とゲゼルは結論付けました。

赤ちゃんが頻繁に左手を使うからといって、小さいうちに「この子は左利きだ!」と決めつけてしまい無理に強制しようとすると、赤ちゃんの手を動かす練習を邪魔してしまうかもしれません。
子供の利き手は乳幼児期には決まらず、利き手の交代は自然に何度もでも起きるということを理解して、ゆったりと構えて赤ちゃんと接してあげると良いと言えるでしょう

「左利き」ではなくて「両手利き」と考えましょう

実際には完全な左利きは少なく、文字を書くのは左手で箸を使うのは右手であるなど、動作によって使う手が決まっている人や、同じ動作をどちらの手でもできる人も多いのです!そういう意味で「左利き」の人は「両手利き」とも呼ばれています

利き手は遺伝が関係してるって本当?

残念ながらこれだけ科学が進んで現代でも、利き手遺伝子なる決定的なものは特定されておらず、利き手と遺伝との関係についてはまだよくわかっていません

イギリス王室と左利きの遺伝

イギリス王室には左利きが多く、女王エリザベス2世をはじめ、チャールズ皇太子、ウィリアム王子も左利きです。

左利きの子供を右利きに矯正することもできることから、今まで利き手の決定には環境的な要因が大きいといわれてきましたが、イギリス王室に見られるように、利き手の決定に遺伝が関与しているという説は昔からありました

最近の利き手と遺伝の研究

並んで立つカップル

最近の遺伝子学の調査では、両親が右利きの夫婦よりも、両親のどちらか、もしくは双方が左利きの家庭の子供には左利きの子供が多く表れるという結果が出ており、何らかの関係があるという研究が続けられています。

 

左利きって知能が高いって本当?

利き手が知能の高さを左右するという科学的根拠は今のところ解明されていないようです。

左利きには天才が多い

「左利きには天才が多い」という言葉を耳にしたことはありませんか?確かにミケランジェロやダヴィンチ、モーツァルトやベートーベンなどの傑出した天才は、現代に残された絵画のタッチや筆跡から左利きだったといわれていますし、相対性理論を発表したかのアインシュタイン博士も左利きでした。

左利きと左脳の発達に関する学説

教室で手を挙げる子供達

右利きの人と左利きの人の脳を比べてみると、左利きの人の方が脳幹部の発達が大きいため知能が高い、という学説があるそうです。これに対して、幼児期に右手を利き手に選ぶことにより、言語能力をつかさどる左脳が急速に発達するという学説が最近になって発表されたりして、親としては気が気でない!というのが本音ですよね。

ところが、残念ながら左利きによる脳幹部の肥大は知能とは関係性がないという学説や、研究規模が小さく根拠として不十分とする見方もあって、知能が高いとは証明されていません。

子供の利き手の見分け方

お箸は右手で持つけれど、ボールは左手の方が投げやすいなど、本来は左利きなのに、右手利き用の道具を使う不便さを感じて、幼児期に意識して右手を使う子供もいます。

お箸やクレヨンの持ち方は、周りの様子から学習する傾向があるので、そればかりを利き手の判断基準にしないようにしましょう。頻繁に右手を使っているからといって、その子を右利きであると判断することはできないのです。

胎児の超音波写真!?

最近の研究では、妊娠10~12週の胎児が、お腹の中で頻繁に指しゃぶりをしている方の手が、利き手になる確率が高いという研究結果が出ているそうです。
本当?と疑ってしまいますが、産院でとった超音波写真を見返してみるのも面白いですね。

寝るときの顔の向き!?

生後3ヶ月未満の赤ちゃんが、眠るときの顔の向きを観察し、右側を向いて眠る赤ちゃんは将来右利きに、左側を向いて眠る赤ちゃんは左利きになる、と予測できるという学説もあります。
お子さんは生後3ヶ月まで、どちらを向いて眠っていましたか?真偽のほどは定かではありませんが、参考にしてみて下さい。

とっさの行動/好きな物に伸ばす手を観察

ブロックで遊ぶ子供達

お子さんが4歳頃になったら、自分の興味のあるものや好きな物に自発的に手を出すときや、とっさの行動などをよく観察し、子供の利き手を見分けてあげて下さい。そして、利き手に合った道具を与えてあげましょう。

やっぱり自分の利き手にあった道具の方が、子供もストレスなく遊びや学習を楽しめますので、才能を開花させやすいでしょう。

子供の利き手を見分ける着眼点

  • 自分からおもちゃを取ろうと伸ばす手
  • お菓子などの食べ物を受け取る時に伸ばす手
  • 持っている手と支えている手
  • 転びそうになったときなど、とっさに出す手 など

おしゃぶりする手と利き手の関係

1歳前後の赤ちゃんの多くは、自分の指をおしゃぶりのように吸います。指しゃぶりを頻繁にする赤ちゃんは、自分の使いやすい手を自由にして、反対側の手をおしゃぶりしているケースもあるようなので、一概におしゃぶりの手=利き手とは言えないようです。

「頻繁に使っている手だから、おしゃぶりする手が利き手なのかしら?」と考えるママやパパは多いのですが、いえいえ、これもそんなに簡単には判断できないようですよ。赤ちゃんによっては特定の指しか吸わない子もいるし、時によって両手の指を吸い分けたり、両手の指を口に入れたりするなんてことも…。

寝返りする方向と利き手の関係

おしゃぶりと同様に赤ちゃんによく見られる行動は、寝返りですね。この赤ちゃんの寝返りをよく観察していると、不思議と同じ方向に寝返ることが多く、また体を動かすときにも手や腕を使っているので、寝返りをする方向と利き手には何らかの関係があるようにも思えま。しかし、この寝返りする方向と利き手の関係にも、明確な答えはでていません。

そもそも、私たち大人は上半身から寝返りをすることが多いのですが、筋力の発達していない赤ちゃんの場合は、下半身の力をつかって寝返りをする方が多いのです。赤ちゃんがいつも同じ方向に寝返りをするのは、赤ちゃんなりに動きやすい理由があることなので、温かく見守ってあげましょう。

利き手の矯正に無理は禁物!

先天的に反射や動作に使われるのが利き手ですから、右利きであるか、左利きであるかは、どうも先天的に決まってしまうもののようです。そういった意味では、利き手そのものを変更することは不可能だといえますね。

しかし、人間はある程度の訓練で機能を鍛えることができますので、幼児期のうちに本来の利き手ではない方の手の機能を訓練によってアップさせて、利き手と同様に使うようにすることは可能です。つまり、これが矯正です。

赤ちゃんの利き手矯正の問題点

玩具を掴む赤ちゃん

昔は、「左利きは親の躾が行き届いていない」「何らかの障害があって左利きになるのだ」など偏見の目で見られることもしばしばありました。また、右利き用の道具が多いので、生活の不便さを解消しようと、幼児期のうちに左利きを右利きに矯正しようとする風潮もありました。ところが、この矯正にさまざまな問題がつきまとうことが、近年明らかになってきました

無理やり強制して右利きに矯正をすることは、赤ちゃんに多大なストレスを与えます。うまく腕を動かせないストレスに加え、矯正を強いる親が激しく叱ることで、赤ちゃんの心に深い傷が残ってしまうことも!

実際、イギリス国王ジョージ6世は左利きだったのですが、幼少期に父親から利き手の矯正を強いられました。左手を使うと、左手にくくりつたひもを乱暴に引っ張られるという虐待を受け、重度の吃音になってしまったという逸話も残っているんですよ。

利き手矯正よりも能力開花を優先

最近は左利き用の道具も多く市販されており、左利きの人にとってのバリアフリー社会の模索も始まっています。利き手の矯正は本人の望みではなく、親や周囲の過保護過干渉となる可能性も理解し、決して無理な矯正は行わず、赤ちゃんの能力を伸ばすことを優先しましょう

利き手の矯正がもたらす赤ちゃんへの影響

  • ストレスをため込むことで、ヒステリー状態になりやすい
  • 頻繁に叱られることで、重度の吃音や言語障害を引き起こしやすい
  • 否定されることで自己肯定感を得られず、自分に自信が持ていない
  • 人間関係の構築ができず、人間不信、登校拒否、引きこもりなどになりやすい

赤ちゃんの利き手は個性です

昔と違って、赤ちゃんに何らかの障害があるため左利きになる、というわけではないことが分かっても、生活の不便さを考えて赤ちゃんのうちに矯正しようとする親や祖父母がいます。
確かに子供の行く末を案じるパパやママの気持ちはわかりますが、一番大事なのは、子供の幸せです。

目元パッチリの赤ちゃんがいるように。大人しく、本ばかりを読んでいる子供がいるように。右利きも、左利きも、それは子供それぞれの個性なのです。どちらの手を利き手に選んでも、それは正常なのだということを、きちんと理解しておきましょう。

親の役割は子供を愛し、子供が幸せになる手助けをすることです。パパもママも、おじいちゃんおばあちゃんも、赤ちゃんが左利きだ、右利きだと一喜一憂するのではなく、みんなで赤ちゃんの成長を見守り、才能を開花させてあげましょうね。

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この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪