子供の左利き、矯正した?ママに聞いた体験談15
子供が左利きだと、利き手を矯正すべきか悩むパパ・ママは少なくありませんね。
ひとつの個性として受け止めるべきか?将来の苦労を考えて右利きに矯正すべきか?賛否両論とは言いつつも、最近は「無理に矯正しなくても良い」という意見も多く耳に入ります。でも、やっぱり親としては「大人になるまでこのままでいいのかな…?」と不安になってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、子供の左利きを矯正の有無についての体験談15をご紹介していきます。左利きを矯正する具体的な方法やいつから矯正し始めたのか、矯正のメリット・デメリットなどを知る参考にしてみてくださいね!
Q子供の左利きの矯正はしましたか?
矯正したママの声
Aわたしが左利きで苦労したので矯正しました。
私が左利きでかなり苦労したので矯正しました。私は箸もペンも左です。幼稚園の頃は困りませんでしたが、小学校ではかなり苦労しました。
字を書くときは本当に苦痛です。字はうまく書けないし、となりの子と肘がぶつかるし良いことなんてひとつもありません。
食事も同様に親が右利きだったので、箸の持ち方を誰も教えてくれませんでした。おかげで変な持ち方になってしまい、人前で箸を使うのが苦痛で仕方ありません。
うちの子は気づいたときにはスプーンを左手でもっていたので即矯正しました。おかけでいまは箸もペンも右手です。大きくなってからでは遅いので気付いたらすぐに矯正することをお勧めします。
A大人になって困るかと思って
鉛筆とお箸が左手持ちだったのですが、お箸は大人になって食事のシーンで困るかもと思い、矯正のお箸を使って右利きにしました。よく会社勤めの方に育ちがわかるとか親の教育がなどと言う声を聞くためです。
お箸の持ち方が右利きになると、しばらくすると自然と鉛筆持ちも右利きになり、今ではすっかり右利きです。矯正中は「無理に右利きにならなくてもいいけれど…」くらいの気持ちでした。
どうしても右利きにと思うと子供を叱ったりして食事がおいしくなくなったり、字や絵を描くことが嫌いになっては困ると思ったからです。矯正するならそのぐらいの気持ちで挑んだほうがいいと思います。
A自分の親に言われ、直した方が苦労しないのかなと思ったので
ふと物を取ったり、触ろうとする手が左手の場合が多く、将来、何かと作業しづらくなるのではないかと思い、矯正する事にしました。
とは言っても小さい子なので、「左手で作業することの何がいけないの?」という疑問に言葉で説明するのは難しいため、なるべく手渡すときに右手に渡してあげたり、左手におもちゃやお箸を持ったときは、特に注意はせず、そっと右手に持ち直させてあげたりしていました。
本人も特に気にする様子はなく、知らないうちに使いやすいのが右手になっていたというだけかもしれません。
今は幼稚園で使うはさみも心配する必要はなく、不自由を感じることなく毎日を過ごせています。今の時代、どうしても右利きじゃないとだめというわけではありませんが、生活しやすいのに越したことはないかなと思っています。
A左利きの主人の苦労を聞いて、娘の左利きを矯正しました
3歳になったばかりの娘は、1歳半を過ぎた頃から食べるのも遊ぶのも左手でする事が多くなりました。まだ利き手が確定する時期ではないので、矯正する必要はなかったのかもしれませんが、左利きの主人の様子を普段から見ている私としては、早く矯正しなくてはという思いに駆られました。
主人は左利きを特に苦にしていないようですが、普段の生活を見ていると不自然になってしまう動きも多いですし、使いづらい道具も多数あります。
文字の書き順もめちゃくちゃで、これは娘も将来同じことになるとしたら大変だと思いました。
具体的な方法としては、右利き用のスプーンで食事をさせる事、クレヨンを右手で持たせ、私が手を添えてお絵描きする事、歯磨きを右手でさせる事、コップも幼児用の両手で持つものではなく、片側にしか持ち手が付いていないものを使うなどしました。
幸い時期が早かったからなのか、今は右手を使う事が多いです。本人も、道具の使い方を覚え始めた段階での矯正だったので、さほど違和感は無かったのではないでしょうか。
食事中に左手でスプーンを持つたび、右手に替えさせられるなどのストレスはあったと思いますが、右手で持たないと食べ物が口に運べないような構造だったので、徐々に覚えていったようです。
A食べる時だけ右に矯正しました
娘が1歳を過ぎたころから、『この子は左利きかな?』と思うようになりました。主人は矯正賛成、私は矯正反対だったので夫婦で意見がバラバラ。
しばらくは自然に任せていましたが、娘は完全な左利きなんだなと思った時に思い出したのが、出産前まで勤めていた会社での出来事でした。
私の上司が左利きで、みんなでご飯を食べる時には手が当たってしまい迷惑がかかるからという理由でいつも端っこに座っていたのです。
それを思い出して、お箸やスプーンなどだけでも右で使えるようにしておこうと思い、『エジソンのお箸』を使い始める時に右利き用を買い与えました。そうしたところお箸やスプーンを使えるようになったので、矯正というよりもごく自然に右と左を使い分けるようになりました。
矯正しなかったママの声
Aパパ、ママ、娘が左利き矯正なし
主人も私も左利きでした。娘が二人いるのですが、長女は右利き、次女は左利きです。
夫婦そろって左利きということもあり、次女の左利きを右利きにする矯正はしていません。私の母も同居していますが何も言いません。私がそれで社会生活をして、なんの不便もなかったからだと思います。
お友達にからかわれたとかそういう問題があれば直そうかとも考えますが、子供のクラスにも左利きのお子様がクラスに2人はいるので普通のことかなと受け入れています。
A無理に直す必要はないとアドバイスされました。
6歳(年長)の娘が左利きですが、特に矯正はしていません。幼稚園の先生に直すべきか相談したところ「今は左利きの子も多いので、それを無理に直す必要はないと思います」と言われたためです。
夫も私も左利きではないため、とても違和感がありますが最近は慣れてきました。
とても不思議なことに、幼稚園では左利き用のハサミを使っていますが、家では右利き用のハサミを左手で使いこなしています。左利きだと右脳が発達し、特殊な才能を発揮するのではないかと今から将来が楽しみです。
ただ、幼稚園でピアニカの練習が始まった時は、右手で弾くよう教えました。左手で弾くことを覚えてしまうと、運動会で鼓笛をやる時にみんなと向きが反対になってしまうためです。
あと、ママ友さんから「書道は右で書かせたほうがいいと思うよ」とアドバイスされたので、これから書道を習わせようと思っています。左で書くと墨が付いてしまうというのが理由のようですが、女の子なので字はうまく書けるようになって欲しいと思っていたのもあります。
A自分も左が使えて便利なので矯正はしませんでした
我が家の息子は小さい頃から左手をよく使っていましたが、だいたいのことはどっちの手でもできました。しかし、本人は左手を使うほうを好んでいたので、自由にして矯正はしませんでした。
どうしてかというと、自分も両方を利き腕として使える場合が多く、スポーツの時や、右手をけがしたときなど、便利だったからです。
息子の左利きで困ったことははさみの使い方ですね。はさみは右手では使いづらいようで、左利き用のはさみを購入しました。それから、本人は左で字を書くときは、横書きだと手が汚れるのがちょっと嫌だそうです。
A左利きは「カッコイイ」し個性なのでしませんでした
子供が左利きだと知ったときに「おお」と思いました。私が小さい頃は友達の左利きがすごく羨ましかったからです。なんだか他の人と違っていてかっこよく見えたんですよね。特別な人という感じがしたので「いいなぁ」と思っていました。
ですから子供が左利きだと知って、矯正しようだなんて全く考えもしませんでした。左利きもその人の個性だと思います。
ただ、左利きだと不便なこともあります。ほとんどのものが右手用に作られているので、使うときに不便らしいです。あと、スポーツ用品とかも左利き用のものを探すと高いです。いつか「右利きに矯正してほしかった」と子供に言われたらどうしようと今から心配です。
A左利きは個性だと思って、矯正しませんでした
気づいたときには左手で箸や鉛筆を持っていましたが、左利きは個性だと思ったのと、矯正する必要性を感じなかったので矯正はしませんでした。
小さいときに困ったことがあったら矯正をしていたかもしれません。小さいときに使うものは、左利き用や両利き用のものがあり、また、包丁やはさみ、ボール投げなど、本人が不便を感じたものは右でも器用にできたことで、必要性を感じませんでした。
ただ、学校に入り、書道では書きづらさがあるようです。包丁で切る作業もやりづらそうにしています。箸の持ち手がぶつかるため、右利きの人と隣り合わせになるときは気を使うようです。
A生まれ持った性分だと思って矯正をすることはしませんでした
子供がおもちゃを持って遊ぶようになってから、左利きだと感じてきました。初めてペンを握らせたときも左でした。最初はこれからのこと(将来)を考えて矯正したほうがいいのではないかと考えたこともあります。
ネットで矯正したほうがいいのかどうか、いろいろ検索してみたりしました。海外の映画やドラマを見ていると左利きの俳優さんも多く見受けられ、才能のある著名人などは左利きが多いということもわかりました。
親バカですが、うちの子も何か天性があるかもしれないと思い矯正することはやめました。字を書き始めてからは、字は汚いし読みにくい、他の子供と比べても下手くそなので大丈夫かなと思うことも多々ありますが、本人は全く気にする様子もないので、これも個性だし、そのうち上手になってくると信じて受け入れています。
A矯正は子供にとってストレスとなるため、矯正しませんでした。
右脳が優位だから左利きなのであって、べつに悪いことだとは思わないので矯正しませんでした。
ただ本人は「右利き用のはさみが使いにくい」「自動販売機でお金が入れにくい」「駅でSuicaをかざす側が右利きの人用でやりづらい」と言っています。
一割のひとは左利きなのだから、皆が受け入れればよいと思います。でも20年まえに比べたらとても寛容になりましたね。個人的には未だに義母から責められるので…それだけが苦痛です。
A主人が左利きだったし、左利きの友人も多くいたので。
私は矯正せずにいこうと思っていましたが、周り矯正したほうがいいと言う人が多く、特に年配の方に矯正するように言われることが多かったです。幼稚園児のうちに矯正しようと思いましたが、息子が矯正を大変嫌がったので無理に矯正するのはやめました。
左利きで苦労することは確かに多いですが、それはそれで工夫すればいいことですし、周りに何か言われても気にしなくなりました。右投げ左打ちはなかなかかっこいいです。
A両利きが理想でしたが…
生まれた時からやや左利きの息子。スプーンやフォークは左右どちらの手も使っていたのですが、箸を持たせるようになってからだんだんと左利きになってきました。
私が右手しか使えずに不便なので、以前から両利きが理想だと思っていたのですが、「やはり箸と文字だけは右かな…」と思い、自然にそうなるよう右利き用の箸でトレーニングしてきました。
しかし、息子がとうとう自分で工夫してまで右利き用の箸を左手で器用に操って食べ始めてしまったので、右への矯正はやめることにしました。
周囲に相談すると「大きくなってからの右矯正は苦痛」「小さいうちに結構厳しく矯正した」なんて話も多く、息子が小学校で書道の時間などで苦労するかなとは思いましたが、それはその時、今は左利きの人も多いし、自分の子供時代のようにマナー違反と言われることもないだろうというのも理由のひとつです。
また問題が出た頃には、子供と話し合って状況を判断してサポートしていきたいと思っています。
Aパパが左利きだったので
私が息子の左利きを矯正しなかった理由は、ウチのパパが左利きだったことが大きかったです。また、「矯正することで左右がわからなくなる恐れがある」など、生活に支障が出る場合があるという話を聞いたことがあったということ、左利きを矯正するために我が子をビシバシ教育する…ということにも抵抗があったのもあります。
でも、やっぱり不便なことも多いですね。ごはんを横に並んで食べているとひじがぶつかったり、宿題をやっている姿を見て「文字、書きにくそうだな~」と思うこともあります。あと、息子はハサミが使いにくいのが嫌みたいです。