赤ちゃんの場所見知りとは?に関する記事

『赤ちゃんの場所見知り対策3!慣れない場所で泣く原因とは?』

赤ちゃんが場所見知りでギャン泣きしてしまったら、せっかくのお出かけが楽しめませんよね。なぜ赤ちゃんは慣れない場所で泣くのでしょう?場所見知りには原因があるため、しっかり赤ちゃんの気質や発育の状態を観察して、上手に対処してあげましょう。

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赤ちゃんはなぜ場所見知りするの?知っておきたいギャン泣き対策

赤ちゃんに刺激を与えるためにも、あちこちにお出かけしたいのに、初めて訪れた場所では必ずと言っていいほどギャン泣き。そのたびに、逃げるようにその場から立ち去る…という経験をお持ちのママは多いのでは?

特に、今までは何ともなかったの、ある日を境に泣き出すようになると、ママはどうしていいのか分からなくなってしまいますよね。なぜ、赤ちゃんは慣れない場所に行くと泣いてしまうのでしょう。

赤ちゃんが知らない人を見ると大泣きしてしまう「人見知り」のように、赤ちゃんには知らない場所に対する「場所見知り」があるのをご存知ですか?

場所見知りをする赤ちゃんの気持ちが理解して、場所見知りを予防する対策を身につけると、ママは安心して外に出かけられるようになるはず。明日からさっそく試してみませんか?

場所見知りとは?

初めての場所や自宅とは環境の違う場所に行った際に、「赤ちゃんが泣き出す」「ママにしがみついて離れない」などの行動がみられることを場所見知りといいます。

泣き出してしまうだけではなく、時には癇癪を起こして、ママを叩いたりものを投げたりするなど、普段とは異なる行動を取ってママを驚かせることも…。

さらに、強いストレスを感じると、安心感を得るために、指しゃぶりような癖が一層ひどくなることもあります。

まだ小さいとはいえ、赤ちゃんは環境の変化を敏感に感じることから、においや音、その場の雰囲気などの環境の違いを察知すると、不安を感じて泣き出してしまうのです。

赤ちゃんの場所見知りの原因5つ

大人になっても、初めての場所を訪れる際は緊張するものですが、赤ちゃんも慣れない場所は得意ではありません。小さな赤ちゃんにとって、知らない場所はどのように感じられるのでしょう。

なぜ、赤ちゃんは場所見知りしてしまうのか?その代表的な原因として、次のようなものがあげられます。

1.慣れない場所に不安を感じている

生まれて間もない赤ちゃんは、自分で自分の身を守ることができないため、慣れ親しんだ環境で過ごすことによって安心感が得られます。逆に、安全だと確証が得られるまでは、不安で不安で仕方がないのです。

大人は初めての場所で不安を感じても、これまでの経験によって安全だと言うことが分かれば、新しい環境に慣れることができますが、小さな赤ちゃんは順応の仕方が分からないため、慣れない場所に不安をより強く感じてしまうのです。

2.ママが相手をしてくれない

慣れない場所に出かけて不安でいっぱいの赤ちゃんにとって、頼みの綱はママだけ。ところが、肝心のママがちっとも自分の相手をしてくれなかったら、そりゃあ赤ちゃんだって泣きたくもなりますよね。

ママ友とのおしゃべりに夢中になってママを振り向かせるには、赤ちゃんの最大の武器でもあるギャン泣きをするしかありません。赤ちゃんは「泣く」という発信行動をとって、ママの注意を引いているのです。

3.慎重で臆病な気質

初めて訪れた場所でも、いろいろなことに興味を持ち、キョロキョロと周りを観察する好奇心旺盛な赤ちゃんがいる反面、何事にも慎重で臆病な赤ちゃんは、不安を感じて場所見知りしてしまいます。

ちょっとしたことですぐに泣いてしまう子、余程のことがないと泣かない子など、赤ちゃんには「気質」と呼ばれる生まれ持った特性があるため、気質が影響して場所見知りしやすくなることがあります。

4.賑やかすぎる

人が多くて賑やかな場所や広くて音が響く場所では、聞き慣れないザワザワとした人の声や大きな音が聞こえるので、赤ちゃんがびっくりして場所見知りすることがあります。

普段、家で過ごしている際に聞こえるのはママやパパの声、テレビの音。せいぜい大きくても掃除機の音など。特に、自宅でいつも静かに過ごしている赤ちゃんは、賑やかな場所に慣れていないため泣いてしまうのです。

5.人見知りをしている

赤ちゃんは、ママやパパを自分のお世話をしてくれる養育者として認識できるようになると、それ以外の人に対して不安や恐怖を感じるため、知らない人がいる場所に対して場所見知りをしてしまいます。

知らない人を見て泣いたり嫌がったりする見知りがはじまると、ママがいないと泣くほか、しがみつきや後追いがひどくなるため、ママは家事がなかなかはかどらないなど、新たな悩みに頭を痛めることになります。

赤ちゃんの場所見知りはいつからいつまで?

場所見知りがはじまるのは人見知りとほぼ同時期。早い赤ちゃんで、生後6ヶ月頃にはじまります。

人見知りがはじまった赤ちゃんは、人に対する好奇心が高まるのと同時に恐怖心を感じるようになるため、知らない人がいるような場所での不安感が強くなるのです。

そして、場所見知りは一般的に2~3歳ころまで続きますが、年中から幼稚園に入るなど環境の変化が遅めだった子は、4歳ころまで場所見知りが続くこともあります。

おすすめの場所見知りの3つの対策

日々、育児に追われているママは、たまの外出で息抜きをしたいところですが、赤ちゃんが場所見知りをしてしまうと、なかなかそうはいきません。

場所見知りをまったく無くすことはできないにしても、何か軽減する方法はないのでしょうか?そこで、次のような3つの対策法をご紹介します。

1ママがしっかり抱っこしてあげる

自分で自分の身を守ることができない赤ちゃんは、知らない人がいる場所や初めての場所では、強い不安を感じてしまいます。そんな時は、ママがしっかり抱っこしてあげることで、赤ちゃんは守られていることを実感するはずです。

それでも、どうしても泣き止まないときには、赤ちゃんに優しく話かけてあげるといいでしょう。「大丈夫よ」「安心してね」などと声をかけられると、「ここは危険な場所ではないんだ」ということが分かって、安心することができます。

2徐々にその場の雰囲気に慣れさせる

場所見知りの赤ちゃんは、その場所に対してずっと不安を感じているかといえば、そうと限りません。赤ちゃんがその場に慣れてくると、「ここはどんな場所だろう?」と関心を示すようになることも…。

初めての場所に戸惑っているようなら、少し離れた人気のない場所や静かな場所に移動して、赤ちゃんがその場に慣れるのを待ってみましょう。ママと一緒なら赤ちゃんも安心するので、少しずつ気持ちが落ち着くでしょう。

3お気に入りの絵本やおもちゃを持って行く

慣れない場所に不安でいっぱいになったとき、いつもママに読んでもらっている絵本や、遊び慣れたおもちゃがあれば、それまでの嫌な気分を忘れてリラックスできるでしょう。

お出かけの時は荷物がいっぱいなので、絵本やおもちゃを持っていく余裕がないというママには、コンパクトなソフトブックやベビーカーに装着できるメリーなら、かさばらないのでママの負担になりません。

赤ちゃんの場所見知り体験談!先輩ママの克服法は?

赤ちゃんが場所見知りした時、どうしたらいいのか分からなくなってしまうママも多いはず。そこで、実際に場所見知りに悩まされた先輩ママの体験談をご紹介します。

先輩ママたちは、どのような赤ちゃんの場所見知りを克服したのでしょう。

ゆきりん
30代後半

義実家で大泣きして義両親がガッカリ

生後6ヶ月の時に転居し、義両親の自宅が近くなりました。もともとおとなしい性格で、現在人見知り中の娘が、義両親宅に初めて行った時にギャン泣き!

それまで何度か会っていたので、人見知りはしないだろうと思っていたところの、まさかの場所見知りでした。

これには、娘に会うのを楽しみにしていた義両親がびっくり!義両親には申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

義両親には、場所見知りについて理解してもらい、週に一度の訪問は短時間で終わらせ、徐々にお邪魔する時間を延ばしていくようにしました。

2歳になった現在は、義両親宅にもすっかり慣れて、子供だけを預けることも出来るようになりました。

場所見知りの克服には時間はかかったけれど、義実家に預けられるようになったおかげで、自分の時間を確保することが出来るようになりました。

さち
30代前半

支援センターに行くことがストレスに…

結婚している友人が少ないこともあって、出産後、家に閉じこもることが多かったのですが、ママ友が欲しい…、育児の悩みを相談し合えたら…と感じるようになりました。

そこで、生後6ヶ月の任意健診を受けた際に相談したところ、子育て支援センターをすすめていただきました。

意を決してセンターに行ってみたところ、赤ちゃんが大泣き。じきに慣れるだろうと思っていましたが、あまりひどく泣くので、その日はそのまま帰りました。

その後も、何度か子育て支援センターに行ってみようかと考えては、また泣かれたら…と思うと、支援センターに行くことにストレスを感じてしまうように。

しかし、たびたび泣かれながらも、支援センターに通い始めて半年。今では一歳になり、同じくらいのお友達と一緒に遊べるようになりました。

もちろん一歳なので、一人遊びがほとんどですが、明らかに他の子に興味を持っている姿を見ていると、場所見知りはすっかりなくなったかなと思っています。

場所見知りは赤ちゃんの成長の証です

赤ちゃんの場所見知りは、泣いたり愚図ったりしてママを困らせることがありますが、実は赤ちゃんなら誰でも一度は通る道。

赤ちゃんは成長することで、普段自分が過ごしている場所との違いに戸惑って、始めて訪れた場所に対して警戒心や不安を感じるようになるのです。

特に、場所見知りが激しいという赤ちゃんは、観察力に優れ、いろいろな状況を見て何かを感じ取る能力が高いといえます。

赤ちゃんが場所見知りをした場合、ママは無理に慣れさせる必要はありません。赤ちゃんの不安が自然に解けるまで、心に余裕をもって見守ってあげるようにするといいですね。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪