赤ちゃんが歩きはじめるのはいつ?あんよの練習は必要?
我が子の成長する姿をみるのは、毎日の楽しみでもありますよね。赤ちゃんが伝い歩きできるようになったら、一人で歩きはじめるのももう少しです!
赤ちゃんは日々成長しそのスピードも早いもの。しかしながら、毎日お世話をしているママ達は「いつ頃歩けるようになるの?」「うちの子がなかなか歩かないけど大丈夫?」と不安に思うこともあります。
今回は、赤ちゃんの歩きはじめる時期や、歩きはじめるためのキッカケづくりなどについて紹介していきます。
赤ちゃんが歩きはじめる時期
赤ちゃんが歩きはじめるのは、平均1歳前後です。早い赤ちゃんは8~9ヵ月から、遅い場合は1歳半ぐらいから歩きはじめます。
約半数の赤ちゃんが1歳までに歩きはじめ、ほどんどの赤ちゃんが1歳6ヵ月までにはよちよち歩きができるようになります。赤ちゃんによって歩きはじめの時期は違いますので、「うちの子がまだ歩かない」なんて心配しなくても大丈夫です。
歩きはじめの時期の違いは赤ちゃんの個性
歩き始める時期は、赤ちゃんの成長速度や性格の違いなどが関係しています。成長の速度は、赤ちゃんの個性といえるもので、運動神経のことではありません。
まだ言葉という言葉を発しなくても、活発で好奇心旺盛な子や、新しいことが苦手で慎重な子など、赤ちゃんの個性だってさまざまですので、お母さんも焦らず子供の性格に合わせて見守ることが大切です。
歩きはじめるまでの順番が違っても大丈夫
多くの赤ちゃんは、
ハイハイ → つかまり立ち → 一人でたっち → 伝い歩き → 歩きはじめる
の順番で成長していきますが、赤ちゃんによっては「ハイハイする前にたっちした!?」なんてこともなきにしろあらず。あまりハイハイをしない赤ちゃんもいます。しかし、これも赤ちゃんの個性。順番が違うからと言って、心配しないでくださいね。その後はみな普通に成長していきますので、過剰に心配する必要はないのです。
赤ちゃんが歩きはじめたら注意したいこと
赤ちゃんが歩きはじめたら、今まで以上に目が離せなくなります。赤ちゃんの目線の位置が高くなると興味のあるものが増えますが、この頃の赤ちゃんはまだまだ「何が安全」「何が危険」の判断ができません。興味のあるものを見つけたら、迷わずそちらに向かっていくでしょう。
赤ちゃんが歩くようになると事故やケガが増えますので、大人が注意しなければなりません。赤ちゃんが安全によちよち歩きをさせられるような環境を整えてあげましょう。
歩く周辺に物を置かない
赤ちゃんが歩けるようになったからといっても、初めの頃はバランスが悪く安定して歩けるわけではありません。床に、新聞紙やビニールなど足が滑りやすいものを置くと転倒する危険がありますし、不安定な家具につかまるのも危険です。
また、ちょっとした段差にもバランスを崩し転倒することもありますので、赤ちゃんが歩く周辺の床や家具など安全を確認しましょう。
手の届く範囲に小さなものを置かない
たっちや歩きはじめで、赤ちゃんの視界や手の届く範囲が、床だけでなく上の方にも広がります。
今まで手が届かなかった場所にも手が届くようになるので、ちょっとした高さのカウンターやテーブルに置いてあるものを触って落下させることもできたりします。手が届きそうな所に、赤ちゃんがケガをしそうなものを置かないようにしましょう。
そして、赤ちゃんはなんでも口に入れてしまいます。小さな物は赤ちゃんが誤飲してしまうことがありますので、消しゴムやビー玉、小さなおもちゃ、ボタンなどは特に赤ちゃんの手が届かないように気を付けて。
ベランダにも注意
ベランダには柵があるからといって、決して安全とは言い切れません。
柵の隙間からすり抜けたり、もう少し成長が進むとベランダに置いてある物に登ったりして柵を乗り越えようとします。大人が思っている以上に、赤ちゃんは行動できるのです。
窓を開けている時など、気づかないうちにベランダに出てしまうこともありますので、ベランダには物をできるだけ置かない、柵の隙間をふさぐなど、ベランダから赤ちゃんが落下しないような工夫も必要でしょう。ベランダ以外にも階段など、家の中には赤ちゃんにとっては危険な場所が沢山あるので、注意してあげましょう。
外出したら絶対に目を離さないで
赤ちゃんは、興味があるものがあれば、好奇心のままそちらに向かっていきます。歩くようになったら行動範囲もひろがるため、外出してママが話に夢中になった隙にいなくなってしまうことも考えられます。外出したら、絶対に赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
赤ちゃんのあんよを応援!ママができること!
赤ちゃんがあんよできるようになるには、体の筋肉の発達、バランス感覚、転んだ時手を出して体を守ろうとできること、そして赤ちゃんが歩きたいと思う好奇心が必要です。
気づいたらあんよができていた!なんて赤ちゃんもいます。
あんよの練習は必要ですが、無理やり歩かせようとしたりせず、赤ちゃんが怖がらず楽しんできるように工夫することが大切です。
ママができる赤ちゃんのための環境づくり
赤ちゃんがあんよで転倒して痛い思いをしたら、歩くことを怖がってなかなか歩こうとしなくなってしまうこともあります。
赤ちゃんが安心してあんよができるように、床に物を置かず、広いスペースをつくり、家具などの角にはクッションをつけて赤ちゃんが転んでぶつかっても、大きな怪我にならないようにしましょう。
大人の目線と赤ちゃんの目線は違います。赤ちゃんの目線で危ないものがないかをチェックしましょう。
赤ちゃんを歩く気にさせるきっかけづくり
赤ちゃんが歩きはじめるには、キッカケが必要です。
いくらママが「そろそろ歩かないかな?」と思っていても、何より赤ちゃんが歩きたいと思わなければ、なかなか歩きはじめません。赤ちゃんが歩きたい!と思うように、おもちゃを使ったりするなど歩きはじめのきっかけを与えてあげるのも良いかも知れません。
あんよのキッカケ
- 赤ちゃんの興味があるおもちゃを持って、ママが少し離れたところから呼びかける
- 音が鳴る手押し車で、一緒に遊ぶ
- 赤ちゃんの両手をとって、ゆっくり一歩、一歩、誘導する
- 「あんよがじょうず♪」と言葉をだして褒めながら誘導する
あんよ練習の注意点!
赤ちゃんの足には、まだ土踏まずがありません。赤ちゃんの頃は、足の裏全体にぷっくりと脂肪がついているので、バランスが上手にとれません。このため、体のバランスをとりながらの一歩足を踏み出すことは赤ちゃんにとって勇気がいることなのです。
あんよを練習するときは、赤ちゃんがバランス感覚を掴みやすいように、靴下などを履かせずにまず裸足で歩かせてみるのがおすすめ。
赤ちゃんが歩くことを嫌がったり、怖がったりしないように、長時間の練習はしないでくださいね。
歩く練習は、赤ちゃんにとって遊びの1つということを忘れないで。
赤ちゃんが上手に歩けるようになってきたら!靴選びのポイント
赤ちゃんが歩きはじめたら、一緒に外を散歩したり、公園に行ったりと楽しみが増えますよね。
赤ちゃんが少し上手に歩けるようになったら、ぜひ靴を履かせて外に行ってみましょう!
赤ちゃんとのお散歩が楽しみだからといって赤ちゃんが歩きはじめる前に靴を買っても、いざ赤ちゃんの靴をはかせようとしても、足のサイズが合わないということがあります。歩き始めの赤ちゃんにとってサイズの合わない靴は好ましくありません。また、大きいサイズならともかく、靴が小さかったなんてもことありますので、赤ちゃんの靴は赤ちゃんが歩きはじめてから足のサイズにピッタリ合うものを買いましょう。
赤ちゃんの靴の選び方
- 靴を履かせる
- 靴のかかとに足のかかとを合わせて、マジックテープを締める
- 靴が大きすぎないか、靴のかかとトントンと揺らす
- つま先の指がきちんと伸びているか触ってみる
- つま先に、0.5cm~1cmぐらい余裕があるか確認する
- きちんと歩けるか、嫌がらないか、靴が足にフィットしているか確認する
赤ちゃんの足はすぐに大きくなりますので、最初の頃は1足で十分です。
靴の素材は足にフィットする柔らかい布素材がおすすめです。
赤ちゃんの成長は赤ちゃんの数だけ存在する
成長の早い赤ちゃん、遅い赤ちゃん、多少の違いはあっても、みんな大きくなるにつれ自然に歩くけるようになり、走れるようになります。
100人の赤ちゃんがいたら、100通りの性格があり、100 通りの物語があり、この時期の数ヵ月の成長の違いは大きな問題ではありません。今、赤ちゃんのなかなかあんよしない様子に心配しているママは、焦らず、他の赤ちゃんと比べたりせず、我が子がいつ歩きはじめるのかを楽しみに我が子の成長を見守ってあげてくださいね。
それぞれの赤ちゃんのタイミングでハイハイしてたっちしてあんよができるようになるのですから、我が子の成長を楽しみながら毎日を過ごしてくださいね。それが、親ができる1番の役目なのです。