赤ちゃんが歩くのはいつから?お外デビュー前の練習と靴選びの準備
「そろそろ歩きそう」とわかっていても、いざお外デビューとなると不安が一気に押し寄せてきますよね。結論からお伝えすると、赤ちゃんが歩き始める時期の目安は1歳前後ですが、その幅はとても広く、早い・遅いは心配しすぎなくて大丈夫です。大切なのは時期そのものよりも、赤ちゃんが安心して一歩を踏み出せる環境づくりと、お外に出る前のちょっとした準備にあります。
この記事では、歩き出す時期と前兆、おうちでできる練習、はじめての靴選び、そしてお外デビュー当日に気をつけたいポイントまで、先輩ママの目線で順番にご紹介します。読み終わるころには、「これなら落ち着いて一歩を見守れそう」と思えるはずです。
赤ちゃんが歩くのはいつから?時期の目安と歩き出す前兆
ハイハイやたっちが上手になってくると、赤ちゃんが歩き出すのもいよいよ目前です。一般的に、はじめての一歩がみられる時期は1歳前後が目安とされていますが、これはあくまで平均的な目安。8〜9か月でスタスタ歩く子もいれば、1歳半近くになってから歩き出す子もいて、その幅はとても広いのが実際のところです。
先輩ママの体験を聞いていても、「上の子は早かったのに下の子はゆっくりだった」という声はとても多いもの。同じきょうだいでもペースはまるで違うので、月齢の数字だけにとらわれず、目の前の赤ちゃんの様子を見てあげるのがいちばんです。
| 月齢の目安 | よくみられる動き | おうちでのまなざし |
|---|---|---|
| 6〜8か月ごろ | おすわり・ずりばい・ハイハイが始まる | 動きたい気持ちを広いスペースで応援 |
| 8〜10か月ごろ | つかまり立ち・つたい歩き | つかまれる安定した家具を用意 |
| 10〜12か月ごろ | 手を放して数秒たっち | 転んでも痛くない床まわりに整える |
| 1歳前後〜 | はじめの一歩・ヨチヨチ歩き | そばで見守りながら一緒に喜ぶ |
※あくまで一般的な目安で、前後の時期には大きな個人差があります。早見表の月齢に当てはまらなくても、それぞれの子のペースだと受け止めてあげてくださいね。
前兆1つかまり立ちが安定してきた
赤ちゃんがつかまり立ちをぐらつかずにできるようになってきたら、歩くために欠かせないバランスのとり方が少しずつ身についてきたサインです。立った姿勢で体を支えられるようになると、次は「前に進みたい」という気持ちが育ってきます。
前兆2家具づたいに横移動する(つたい歩き)
テーブルやソファに手を添えながら、カニさんのように横へ移動する「つたい歩き」が始まったら、歩き出しはもうすぐ。足を交互に動かす感覚をつかんでいる時期なので、つたい歩きしやすいように家具の配置を工夫してあげると、赤ちゃんも動きやすくなります。
前兆3手を放して数秒たっちできる
何かにつかまっていた手をふっと放して、その場で数秒立っていられたら、はじめの一歩へのカウントダウンが始まったようなもの。ある日突然、何にもつかまらずにトコトコ歩き出して、家族みんなが大慌てで拍手……なんて場面が、もうすぐそこまで来ています。
歩き出すのが遅くても大丈夫|赤ちゃんのペースを大切にしよう
「お友だちの子はもう歩いてるのに、うちの子はまだ……」と、つい比べて不安になってしまうママはとても多いものです。でも、はじめの一歩の時期には本当に大きな個人差があります。歩き出しがゆっくりでも、その子の発達や好奇心のペースによるもので、急かす必要はありません。慎重な性格でじっくり準備してから歩き出す子や、ハイハイが楽しくて移動手段として満足している子もいます。
先輩ママのなかには、「比べるのをやめたら、自分も赤ちゃんも気持ちがラクになった」という声がたくさんあります。大切なのは時期を早めることではなく、赤ちゃんが安心して動きたくなる雰囲気をつくること。周りのペースはいったん横に置いて、わが子のちょっとした成長を一緒に喜んであげましょう。気になることが続くときは、乳幼児健診などの機会に普段の様子を相談してみると、ママの安心にもつながります。
歩く気持ちを引き出す、おうちでのちょっとした工夫
つかまり立ちをしているところから少し離れた位置で、赤ちゃんの胸くらいの高さに手を広げて「おいで〜」と呼んであげると、ママのところへ行きたくて一生懸命に足を出そうとします。最初は尻もちをついてしまっても、その「行きたい気持ち」こそが歩き出しの原動力。うまくいかなくても笑顔で受け止めてあげることが、次の一歩へのやる気につながります。
また、赤ちゃんがちょうど立った姿勢で手を伸ばせる高さに、お気に入りのおもちゃを置いて遊ばせるのもおすすめです。「取りたい」「触りたい」という気持ちのままに体を動かすうちに、自然と足腰を使う遊びになります。
押し車タイプのおもちゃも活躍します
手押し車(手押しのおもちゃ)は、体をおもちゃに預けて支えながら前に進む感覚をつかむのにぴったりです。足がしっかり床につくようになってきたら、ママが両手をそっと取って「いっち、にっ、いっち、にっ」とリズムに合わせて一緒に歩いてみるのも楽しい時間になります。
ただし、赤ちゃんが嫌がっているのに無理やり練習させるのは禁物です。立つ・歩くは、赤ちゃん自身の準備が整って初めてできること。ひとりでつかまり立ちが安定してきたかな、というころを目安に、本人が楽しめる範囲で付き合ってあげましょう。
| やりがちなこと | おすすめの関わり方 |
|---|---|
| 月齢で他の子と比べて焦る | わが子の今できることに目を向ける |
| 無理に立たせて歩かせようとする | 本人が動きたがるのを待って応援する |
| 転ぶたびに先回りして手を出す | 危なくない範囲で自分で起き上がるのを見守る |
| できないところを指摘する | できた瞬間をことばでたっぷりほめる |
お外デビューの前に!おうちでできる歩く準備
歩けるようになると、いよいよお外デビューが楽しみになってきます。とはいえ、外は家の中とは段差も地面の感触もまったく違う、赤ちゃんにとって未体験の世界。いきなり外に出るよりも、おうちで「歩くこと」に慣れておくと、当日ぐっと安心です。
練習1転んで、自分で起き上がってみよう
お外でママがいちばん心配なのは、やっぱり「転んだらどうしよう」ということですよね。歩き始めの赤ちゃんは転ぶのが当たり前。だからこそ、転んでも自分でよいしょと起き上がる経験を、安全なおうちでたくさん積んでおくと心強いです。やわらかいマットの上などで、転ぶ・起き上がるの繰り返しを遊び感覚で見守ってあげましょう。
練習2ハイハイもたっぷり楽しもう
歩き始めても、まだハイハイをしたがる赤ちゃんは多いもの。ハイハイは手や足、体幹をバランスよく使う全身運動なので、無理にやめさせず、したいだけのびのびとさせてあげて大丈夫です。広いスペースを用意して、おもちゃを少し離れた場所に置いてあげると、ハイハイで追いかける遊びがどんどん広がります。
はじめての靴(ファーストシューズ)の選び方と慣らし方
おうちでは裸足で歩いている赤ちゃんも、お外では靴が必要になります。でも、靴を履くのは赤ちゃんにとって初めての体験。「買う」「慣れる」「家で歩く」の3ステップで、無理なく進めていきましょう。
ステップ1お店で足を測ってぴったりの一足を選ぶ
ファーストシューズは、外歩きが現実的になってきたタイミングで買うのが正解です。赤ちゃんの足はあっという間に大きくなるので、早く買いすぎるとデビューのころにはサイズが合わなくなってしまうことも。お店では、次の3つを伝えると、店員さんがぴったりの一足を選びやすくなります。
| お店で伝えたい3つのこと | ひとこと例 |
|---|---|
| 足の大きさ(できれば計測してもらう) | 「足のサイズを測ってもらえますか」 |
| 月齢(◯歳◯か月) | 「いま1歳2か月です」 |
| はじめての外歩き用であること | 「ファーストシューズを探しています」 |
その場で履かせて、つま先に少し余裕があるか、脱ぎ履きしやすいか、足首までやさしく支えてくれるかを見てあげると安心です。
ステップ2まずは「靴と仲良し」になる時間を
多くの赤ちゃんは、最初は靴を履くのを嫌がります。買ってきたらいきなり履かせるのではなく、手で触らせたり、足にちょっとのせてみたりして、靴そのものに慣れる時間をつくってあげましょう。無理に履かせてしまうと、「もう履きたくない!」と靴を見るだけで大泣き、なんてことにもなりかねません。お気に入りのデザインを一緒に選ぶと、興味を持ってくれる子もいますよ。
ステップ3まずはおうちの中で靴を履いて歩いてみる
靴に慣れて、履いた状態で立てるようになっても、すぐお外に出るのは少し気が早いかもしれません。履き慣れない靴で硬い地面を歩くには、靴ありの状態でのバランスの取り方に慣れることが大切。まずはおうちの中で靴を履いて歩く練習をしてから、お外デビューに進むと、当日もスムーズです。
| 靴選びでみたいポイント | チェックの目安 |
|---|---|
| サイズ | つま先に少しゆとりがある |
| 脱ぎ履き | 大きく開いて履かせやすい |
| 足首のサポート | かかとがやさしく安定する |
| 底の感触 | 足の動きに合わせて曲がる |
| 重さ | 赤ちゃんが軽く感じられる |
お外デビュー当日に気をつけたい4つのこと
準備が整ったら、いよいよお外デビューの日。当日は、出かける前に次の4つをサッとチェックしておくと、ママも落ち着いてお散歩を楽しめます。
1天候
外歩きに慣れていない赤ちゃんにとって、暑すぎる日も寒すぎる日も体への負担が大きいもの。はじめは、過ごしやすい穏やかな日を選ぶのがおすすめです。気温に合わせて脱ぎ着しやすい服装を選び、動きやすさも意識してあげましょう。
2移動
移動中の鉄則は、赤ちゃんと手をつないで、そばを離れないことです。好奇心いっぱいの赤ちゃんは、一人でどんどん歩きたがります。でも、道路沿いや人通りのある場所では、しっかり手をつないで一緒に歩きましょう。目的地まで距離があるときや、はりきりすぎて疲れそうなときは、ベビーカーを併用して、歩くのは目的地に着いてから、と分けるのも賢い方法です。
3場所
デビューの定番は、やっぱり家の近くの公園。選ぶときは、転んでも痛くない芝生があり、車や自転車が通らない落ち着いた場所だと安心です。人が多すぎず、赤ちゃんが自分のペースでヨチヨチできるスペースがあると、最初の一歩を楽しみやすくなります。
4時間
最初のお散歩は、15分くらいの短い時間からで十分です。長く連れ回す必要はなく、まずは外の空気や地面の感触に慣れることが目的。赤ちゃんの機嫌や疲れ具合を見ながら、少しずつ時間をのばしていきましょう。
| 当日チェック | ポイント |
|---|---|
| 天候 | 穏やかな日・脱ぎ着しやすい服装 |
| 移動 | 手をつなぐ/必要ならベビーカー併用 |
| 場所 | 芝生があり車の来ない安全な場所 |
| 時間 | まずは15分ほどから無理なく |
赤ちゃんの歩き始めによくある質問
Q. 歩き出すのが遅いと、運動が苦手になりますか?
歩き始めの時期と、その後の運動の得意・不得意が直接結びつくわけではありません。慎重な性格でじっくり歩き出す子もたくさんいます。時期そのものより、動きたい気持ちを安心して出せる環境を整えてあげることのほうが大切です。気になることが続くときは、健診などで普段の様子を相談してみると安心につながります。
Q. 歩行器は使ったほうがいいですか?
必ず使わなければいけないものではありません。使う場合も、目を離さず、段差や危ない場所のないところで短時間にとどめるのが基本です。床の上でのハイハイやつたい歩きなど、自分の力で動く遊びもたっぷり取り入れてあげましょう。
Q. 家の中はずっと裸足のままでいいですか?
おうちの中では裸足で過ごして問題ありません。足の指でしっかり床をつかむ感覚は、バランスをとる練習にもなります。靴は、お外デビューが近づいてきたタイミングで用意してあげれば大丈夫です。
Q. よく転ぶのですが、見守るだけでいいですか?
歩き始めはよく転ぶもので、転びながらバランスを覚えていきます。頭をぶつけそうな家具の角や段差まわりだけ整えておけば、あとは危なくない範囲で自分で起き上がるのを見守ってあげましょう。びっくりして泣いたときは、笑顔で「大丈夫だよ」と受け止めてあげると安心します。
準備を整えて、楽しいお散歩の時間をたくさん
赤ちゃんが自分の足で歩く姿は、ママにとって成長を実感できるかけがえのない瞬間です。歩き出すまではどっしり構えて見守り、ヨチヨチ歩き出したら、おうちでの練習と当日の準備で安心の一歩を後押ししてあげましょう。比べず、焦らず、わが子のペースで。準備をしっかり整えて、これからたくさんの楽しいお散歩の時間を重ねていってくださいね。




