赤ちゃんのハイハイ練習はいつから?上達のコツ6選と安全対策【おもちゃ紹介】
赤ちゃんが成長し、「そろそろハイハイを始める月齢なのに、その兆しが見えない」と、ママやパパは不安になるかもしれません。その際、最も気になるのが「ハイハイの練習」ではないでしょうか。
練習といっても、まだハイハイができない赤ちゃんに無理やり動作をさせたり、筋トレを強いるようなものではなく、ここでは自然にハイハイを促す方法をご紹介します。
ハイハイが上達するための練習法に加え、ハイハイ間近の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ、そしてお部屋の安全対策についても解説します。これからハイハイを始める赤ちゃんをお持ちのママやパパに、役立つ情報をお届けします。
ハイハイが赤ちゃんの発達に大切な理由
「無理に練習させなくても、そのうちできるようになるのでは」と感じる方もいるかもしれませんが、ハイハイには赤ちゃんの体づくりにとって重要な役割があるといわれています。
両手両足を床につけて体を支えながら前に進む動きは、腕や肩、体幹(お腹や背中)の筋力を自然に鍛えてくれます。また、左右の手足を交互に動かす動作は協調運動の基礎となり、その後のつかまり立ちや歩行にもつながっていくと考えられています。
さらに、ハイハイによって行動範囲が広がることで、気になるものに自分から近づいたり触れたりする経験が増え、好奇心や探索意欲を育むきっかけにもなります。もちろん発達のスピードや動き方には個人差が大きいため、「絶対にハイハイをしなければならない」というものではありませんが、練習を通じてこうした体の発達を後押ししてあげられると考えると、日々のサポートにも前向きに取り組みやすくなるでしょう。
赤ちゃんのハイハイの練習はいつから始める?

赤ちゃんの成長には個人差がありますが、一般的に、赤ちゃんは生後6~8ヶ月頃に腹ばいの姿勢で移動するずりばい(ずいばり)を始め、生後8~10ヶ月頃からハイハイを始めることが多いとされています。そのため、この時期を目安としてハイハイの練習を始めると良いでしょう。
特に、腕の力で前進するずりばいや、ひじを使って前に進むひじばいなどの、ハイハイの前兆が見られる赤ちゃんは、ハイハイが間近かもしれません。また、上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる赤ちゃんは、ハイハイを始める時期が早い傾向があるともいわれています。
ハイハイが早い子・遅い子にみられる特徴
ハイハイの開始時期は、赤ちゃんの体格や性格、周囲の環境によっても変わってくると考えられています。例えば、好奇心旺盛で活発なタイプの赤ちゃんや、きょうだいの真似をする機会が多い赤ちゃんは、ハイハイを始めるのが早い傾向があるようです。反対に、慎重でじっくり観察するタイプの赤ちゃんや、体格がしっかりしていてうつぶせの姿勢を嫌がる赤ちゃんは、ハイハイの開始が比較的ゆっくりになることもあります。
また、床に十分なスペースがない、常に抱っこされている時間が長いなど、うつぶせで過ごしたり自由に動き回ったりする機会が少ない環境も、ハイハイの開始時期に影響することがあるといわれています。あくまで一般的な傾向であり、早い・遅いのどちらであっても、それ自体が問題を意味するわけではありません。焦らず赤ちゃんのペースを尊重しながら見守ってあげましょう。
上達を促すハイハイの練習方法6つ
ハイハイが上達するためには、体の発達だけでなく、「ハイハイがしたい!」と思わせるためのママやパパのサポートも大切です。
具体的にどのような練習をすれば良いのか、ここでは6つの方法について解説します。
1四つん這いの姿勢に慣れさせる
ハイハイの練習では、まず四つん這いの姿勢に慣れさせることから始めましょう。ママやパパが体を支えてあげて、ハイハイがどのような姿勢かを赤ちゃんに覚えてもらうのです。やり方は簡単です。
布団やベッドの上で赤ちゃんを腹ばいの状態にしてから、両手で優しくお腹のあたりを持ち上げて四つん這いにし、数秒間その姿勢を保ちます。これを何回か繰り返すことで、四つん這いの姿勢を赤ちゃんに覚えてもらいます。
2タオルを使って体を支える
四つん這いの姿勢を自分の力だけで保つのがまだ難しい赤ちゃんには、タオルを使ったサポートもおすすめです。バスタオルほどの大きさのタオルを用意し、うつぶせにした赤ちゃんの胸の下からお腹あたりにかけて通します。
そのままタオルの両端を大人が優しく持ち上げると、赤ちゃんは上半身を自分で起こそうとする力が働きやすくなり、無理なく四つん這いに近い姿勢を保つ練習ができます。強く引っ張り上げるのではなく、あくまで赤ちゃんの動きを軽く支える程度にとどめることがポイントです。
3足の裏に手を添えてサポートする
四つん這いができるようになったけれど、上手に前に進めないという場合は、赤ちゃんが踏ん張りやすいように、後ろから足の裏に手を添えてみましょう。
足の裏を押さえてもらうことで、赤ちゃんは前に進みやすくなります。ただし、ママやパパが後ろから強く押してしまうとハイハイの練習にならないので、あくまでも手を添える程度にとどめることが大切です。
4ママと一緒にハイハイレースをする

赤ちゃんがハイハイを始める気配が見られない場合、ハイハイに関心がないという可能性も考えられます。ママやパパが楽しそうにハイハイをして見せると、赤ちゃんはハイハイに興味を持つかもしれません。
その際、ママやパパがハイハイで先導して、赤ちゃんに追いかけさせるのがポイントです。楽しい気分で練習できるので、親子のふれあい遊びとしてもおすすめです。
5同年代の赤ちゃんと遊ばせる
ママやパパと二人っきりでハイハイの練習をしても、なかなか上達しないという時は、月齢の近い赤ちゃんと遊ばせてみましょう。すでにハイハイができている子を見ることで、赤ちゃんは自然とハイハイに興味を持ち始めるはずです。
もし、近くに同じくらいの月齢の赤ちゃんがいない場合は、子育て支援センターや子育てサロンを利用するといいでしょう。そのような施設には子育て中のママやパパが大勢訪れることから、気の合うママ友にも出会えるかもしれません。
6おもちゃを使ってハイハイを促す

ベビーザらス
赤ちゃんの定番おもちゃ「オーボール」に、小さなビーズが入ったラトル(ガラガラ)です。振ったり投げたりすると音が出るので、思わず追いかけたくなるでしょう。
網目状のボールなので赤ちゃんの小さな手でも握りやすく、安全に配慮された設計です。耐久テスト済ですので安心して遊ばせることができます。(対象年齢:新生児から)
1-2-3でんでんむし

フィッシャープライス
カラフルなかたつむりを転がすと、楽しいメロディーが流れ光りながら前に進みます。お腹部分にミラーがついているので、顔を映して遊ぶのも楽しいでしょう。
ねんね期からハイハイ期まで、長く楽しむことができるおもちゃです。(対象年齢:3ヵ月から)
アクティブ知育ローラー

ピープル
ずりばいからひとり立ちまでの赤ちゃんが、長く遊ぶことができるのがアクティブ知育ローラーの特徴です。
ハイハイハンドルを押してローラーを動かして遊ぶことができるので、まずはママやパパが押してお手本を見せて、遊び方を教えてあげましょう。(対象年齢:6ヵ月から)
それいけ!アンパンマン ハイハイでおいかけっこ

ジョイパレット
赤ちゃんに大人気のアンパンマンの動くおもちゃです。後ろについているリングを引っ張って、背中を押すと前に進みます。
触れようとして手を伸ばしても、アンパンマンが逃げていくように設計されているため、赤ちゃんも思わずハイハイして追いかけたくなるはずです。(対象年齢:8ヵ月から)
ダンシングアリゲーター

プラントイ
ワニの形をした木製のおもちゃで、口についているひもを引っ張るとカタカタと音を立てて走ります。
ハイハイの時期には、ママやパパが引っ張って後追いを促し、あんよを始めたら自分で引っ張って楽しく遊ぶことができます。(対象年齢:生後12ヵ月から)
ハイハイの前にやっておきたい環境作りと安全対策5つ
赤ちゃんがハイハイを始めると行動範囲が一気に広がるため、思いもよらない行動によって、家庭内での事故につながる恐れがあります。
そのため、赤ちゃんにハイハイの兆しがみえたら、安全な環境を作るために、次のような5つのことに気をつけなければなりません。
1.こまめに掃除をする
好奇心旺盛な赤ちゃんは、気になるものは何でも口の中に入れてしまう傾向があります。消費者庁にはビー玉やおもちゃの部品などを誤って口に入れてしまう事故の情報が寄せられており、子どもの口は直径約4cmほどのものが入る大きさともいわれているため、小さな部品や誤飲につながりそうなものが床に落ちていないか、こまめに確認・掃除することが大切です。
また、床の上をずりばいやハイハイで移動することが多くなる時期でもあるため、こまめに掃除をして清潔な空間を保っておくと、赤ちゃんも気持ちよく過ごすことができるでしょう。
2.床に余計な物を置かない・配線を整理する

赤ちゃんがハイハイをするようになると、部屋の中を動き回るようになるため、赤ちゃんがぶつかったり、つかまった時に倒れてしまったりするようなものは、ハイハイの邪魔になるため置かないようにしましょう。
特に、テレビなどの電化製品の配線は、赤ちゃんのいたずらの標的になりやすいため、結束バンドやケーブルボックスを使って、赤ちゃんの届かないように整理することが大切です。
3.床にカーペットや柔らかいジョイントマットを敷く
床がフローリングの場合、バランスを崩した際に頭をぶつける恐れがあるので、転んだときの衝撃を和らげるためのマットやカーペットを敷くと安心です。
特に、子供が小さいうちは、食べこぼしなどで床を汚してしまうことが多いことから、部分的に洗ったり交換したりできるジョイントマットがおすすめです。
4.コンセントや家具の角にカバーをつける
ハイハイを始めた赤ちゃんにとって、最も危険なものの一つといえるのがコンセントです。赤ちゃんが触れたり、指を中に入れたりできないようにコンセントカバーで覆っておく必要があります。
また、赤ちゃんが部屋の中を動き回った際に、勢いあまって家具の角に頭をぶつけてしまわないように、赤ちゃんの目線に立って、危険だと思われる場所にはコーナーガードをつけて、安全対策を行ないましょう。
5.大きな段差にベビーゲートを付ける
赤ちゃんは放っておくとハイハイでどこにでも行ってしまうので、大きな段差がある場所には、落下を防止するためのベビーゲートの設置を検討しましょう。
玄関や階段のような大きな段差のほか、ベランダに通じる部分など、家の中に危険な場所がないかを普段の生活の中で、改めて確認しておくことが大切です。
消費者庁でも、こどもの転落・誤飲事故に関する注意喚起が継続的に行われています。赤ちゃん向けの安全対策グッズは、ホームセンターやベビー用品店で取り扱っていますので、ハイハイを始めて活発になる前の、早めの時期に対策しておくようにしましょう。
ずりばいからハイハイに移行しないときは
「ずりばいは上手にできるのに、なかなか四つん這いのハイハイに移行しない」というのも、よくあるお悩みのひとつです。これも多くの場合、うつぶせの姿勢の好き嫌いや体格、性格などによる個人差の範囲と考えられており、必ずしも心配する必要があるものではありません。
移行がゆっくりな赤ちゃんには、前述のタオルを使った練習法や、四つん這いの姿勢に慣れさせる練習を、遊びの延長として気長に取り入れてみるとよいでしょう。また、お部屋に十分なスペースを確保し、うつぶせで過ごす時間を無理のない範囲で増やしてあげることも、移行のきっかけになることがあります。
ずりばいのまま過ごす期間が長く続いたり、他の発達面(言葉の理解や身振り、つかまり立ちなど)についても気になる点がある場合は、次の乳幼児健診の機会や、かかりつけ医、自治体の保健センターなどに相談してみると安心です。
赤ちゃんがハイハイをしない・お座りで移動する時は
もし、生後1年頃になってもハイハイをせず、お座りの姿勢のままお尻で移動するシャフリングベビーと呼ばれる移動様式が見られることがあります。シャフリングとは、直訳すると「引きずる」という意味です。発生率については調査によって数値に幅があり一概にはいえませんが、決して珍しいものではないとされています。
シャフリングベビーは、他の赤ちゃんよりもハイハイやあんよの開始が遅くなる傾向がありますが、多くの場合、成長とともに自然に発達していきますので、過度に心配する必要はありません。
しかし、もしハイハイせずにお座りの姿勢での移動が長く続き、他の発達面(言葉、つかまり立ち、手の動きなど)も気になる場合は、念のため、乳幼児健診の機会を利用したり、かかりつけ医や自治体の保健センターなどの専門機関に相談してみましょう。ひとりで抱え込まず、専門家に話を聞いてもらうことで、気持ちが軽くなることもあります。


