赤ちゃんが『ずりばい』を始めるのはいつ?時期と練習
生後3~4カ月前後の赤ちゃんを持つママは、「ずりばい」という言葉を耳にするようになります。しかし、「ずりばい」とは一体どういう物なのでしょうか。ここでは赤ちゃんの体のために、おすすめなずりばいの練習方法をご紹介します。どんどん動き出す赤ちゃんのために、遊びを通じて付き合ってあげてくださいね。
『ずりばい』はいつ?赤ちゃんの発育を促す特訓方法
「ずりばい」とは、うつ伏せの状態の赤ちゃんが手と足の力だけでずりずりと前に進むさまを表した言葉です。生後5カ月未満の赤ちゃんを持つママにとって、赤ちゃんのずりばいは初めて我が子が自分の力で移動しようとする大きな成長のステップでもあるため、動き出しそうでなかなか前に進まない様子を見るとついソワソワしてしまいますね。
我が子がずりばいをはじめるのはいつなのか?一般的には、赤ちゃんが生後4カ月~8カ月前後の時期にずりばいを始める子が多いと言われていますが、もちろん赤ちゃんひとりひとりの成長ペースがあるため一概に「ずりばいはいつから!」と断定はできません。すべての赤ちゃんがハイハイの前にずりばいをするわけでもないようです。
ずりばいを始めてからハイハイができるようになる赤ちゃんもいれば、ゴロンと寝返りを打ってからすぐにハイハイを始める子もいるのです。したがって「いつまで経ってもずりばいしないわ、、、」と不安になる必要はありません。
しかし、ずりばいは結果的に赤ちゃんの脳や体の発達を促進させることにもつながると言われています。赤ちゃんのずりばいがまだ…と言うママは、我が子の動きたい気持ちをくすぐって『ずりばい』ができるように、ママオリジナルの練習で赤ちゃんの体を動かしてあげましょう。
1足の運動・まずは赤ちゃんの筋力チェック!
赤ちゃんの早い成長を期待してしまうママにとって、「ずりばい」→「ハイハイ」→「たっち」という過程はどうしても気持ちを焦らせてしまうものです。しかし、無理に赤ちゃんの体を動かそうとすると小さな体に大きな負担がかかってしまいます。この時期に成長が早いからといって特別であるわけではありません。他の子の成長と比べて焦っても仕方のないことですので、我が子のペースに合わせて成長を見守って行きましょう。
それでは、ずりばいの練習を始める前に、まずは赤ちゃんの筋力をチェックしましょう。
まだ早いかな?と思ったら、無理はさせずに成長に合わせた体の動きを赤ちゃんと一緒に楽しむようにしましょうね!
- ゴロンゴロンと一人で寝返りがうてるか
赤ちゃんが一人で寝返りをうてるのは、体に筋力がついてきた証拠です。(※成長過程であまり寝返りをしない子もいます) - 足をバタバタさせるか
ママが赤ちゃんの足にタッチした時に、ひざを伸ばして足を蹴り返したりバタバタさせたりするのは足の筋力アップになります! - うつ伏せの状態から首を上げて反り返るか
手や背筋の力がついてくると、反り返って体を起こすことができるようになります。
2動きやすいベビーマットで赤ちゃんの「動きたい!」を刺激する
ずりばいの練習をするには、赤ちゃんが「動きたい!」「前に進みたい!」と思わなくては始まりません。そこで赤ちゃんが興味を持つような可愛いベビーマットを用意しましょう。ベビーマット上は赤ちゃんにとって安全で動きやすいだけでなく、色がカラフルだったりぬいぐるみがくっつているようなタイプのものは、赤ちゃんの好奇心も刺激し、触ってみたい、動きたい!という気持ちを持たせてくれます。
赤ちゃんがうつ伏せの状態でいるときに目に入りやすいベビーマット。そのマットに興味を持ってくれると、「あれ?これは何かな?」と手を伸ばしているうちに、体全体を使って対象物に近づいて行こうとするのです。
ママはココに注目!
赤ちゃんにずりばいの練習をさせる際にはより入念な床掃除もお忘れなく!ゴミやホコリ・大人の目には見えない何かの破片などが落ちていると危険です。赤ちゃんがずりばいの練習をしながら床掃除をしている、、、なんてことにならないように!
3赤ちゃんのお気に入りを使って誘導する
赤ちゃんがずりばいに必要な体の動きや好奇心を見せてきたら、お次は赤ちゃんのお気に入りの物を使って前に進むように誘導してあげましょう。大好きなタオルやおもちゃを手が届くか届かないくらいの位置に置いてあげると、ヨッコラヨッコラとお気に入りめがけてゆっくりですが進もうとします。
すぐに諦めてしまう赤ちゃんの場合には、ママやパパが「がんばれ~」「こっちだよ~」と声をかけてあげるとやる気がアップする子もいます。
ママはココに注目!
ずりばいの練習をする時には、赤ちゃんが動きやすいように広いスペースを作ってあげましょう。ずりばいをしない赤ちゃんは、もしかしたら十分な広さが無いからかもしれません。4音がなるおもちゃを使って興味をひく
赤ちゃんの中にはとってもマイペースでママの呼びかけにも、「気が向いた時にだけ反応する」なんて子もいます。そんなクールな赤ちゃんにずりばいの練習をしてもらうには、音が鳴るおもちゃが効果を発揮してくれることも。
少し離れた位置で赤ちゃん用の楽器(鈴やタンバリンなど)をママが鳴らしてあげたり、音楽を奏でて光をピカピカさせるようなおもちゃを置いてあげるとクールな赤ちゃんも「おや?!」と興味をそそられるはずです。
ママはココに注目!
赤ちゃんがいつまでたってもずりばいをしないからと言って、ママが力を貸してしまってはいけません。赤ちゃん自身が興味を持ってずりばいをした時が、その赤ちゃんの体にとってずりばいをするタイミングだと思って、赤ちゃんがずりばいをしなくても焦らず・のんびりと見守ってあげましょうね。まとめ:前へ前へ!そんな赤ちゃんの気持ちを応援しよう!
ねんねをしていた赤ちゃんが手足を一生懸命動かしだしたら、そろそろずりばいをする時期に入ります。もちろんずりばいをせずにハイハイができちゃう赤ちゃんもいますが、ずりばいをする赤ちゃんは好奇心と体の筋力が芽生えてきた証拠。ずりばいを始めるのはいついつ頃!と決めつけず、ママや家族はそんな赤ちゃんの「前へ!前へ!」という気持ちと頑張りを優しく見守りながら応援してあげましょう。