離婚の話し合いでもめた理由!スムーズな離婚の切り札は…
離婚の話し合いではこれからの生活、子供のことなどとても重要なことばかりを決定しなければなりませんので、離婚をするにはたくさんのエネルギーを必要とします。
カッとなって離婚を思いつき、スムーズに離婚話をまとめて夫(あるいは妻)と離れようと思っても、実際は簡単にはいかないことが多いのです。
Q離婚の話し合いでもめた理由は…?
今回は、離婚経験者に実際に離婚の話し合いがこじれた理由や「最初からやっておけばよかった」と思うことについて詳しく伺いました。
離婚の話し合いって本当に大変です
A結婚はそんなに悩まなかったけど、離婚は悩む
うちの場合、結婚当初から折りが合わず、これは早く別れるだろうなーと思っていましたが、子供ができてから別れることが難しくなってしまいました。そんな中で離婚しようと思った極めつけは、旦那の浮気です。発覚してすぐに別れてやろうと思いました。
しかし、相手方が悪いのに、慰謝料養育費全て払わないと言うのです。そういわれても、私たちが住んでいたとこは二世帯なので家を貰うわけにもいきません。姑も全面的に旦那の肩を持っているし。
結婚する時はそんなに大変じゃなかった銀行とかの名前変更も離婚となると話は別です。おまけに、娘も名字が変わることに抵抗があったり(私が旦那の名字のままなんて嫌だったので)、離婚って本当に大変です。
A財産の分け方と自宅について
元主人が数年間住んでいた自宅から実家で暮らすようになって、離婚をする前から別居生活をしていたのですが、離婚をしたとたんに財産分与の話になり、今まで住んでいた自宅を出るように言われました。今まで、専業主婦として生活していたので、アルバイトはしていましたがひとり暮らしをできる目途もまだたっておらずとても不安だったこともあり、話し合いがなかなか進みませんでした。
しかし、まずは家を売却しないと財産分与もできないとのことだったので、引っ越しするための手続きや、引っ越し業者さがし、また、アルバイトの給料に見合った家賃のお家探しにも追われました。たまたま、住んでいた地域の家賃が高い地域だったので、この地域に住み続けることが出来なかったので、遠くに引っ越しをすることになり、アルバイト先からも遠くなったり、いろいろな問題がありました。そのあたりも見込んだうえで、離婚の話を進めたほうがよかったです。
A調停という言葉が効いたようです。
結婚して1年経った頃、夫が転職しそのストレスからか、夫婦喧嘩が毎日のように絶えず起こるようになり、しまいには暴力を振るわれるようになりました。身の危険感じで実家に逃げ帰り、それから離婚したいということで何度も話し合いを求めましたが、なかなか離婚の話し合いに応じてくれず無視されている状態が半年ほど続きました。
夫は世間体を大変気にする人で、結婚1年足らずで離婚なんて格好悪いと思っていたようです。しかし私の気持ちは変わらないため、弁護士を立てて調停をするという旨を伝えたところ、少し態度を軟化してきました。あちらのご両親にも事情を話して、両親を交えて話し合った結果離婚するということになり、調停はせずにそのまま協議離婚となりました。世間体を気にする性格がゆえに、調停という言葉と親が出てきたことで何も言えなくなってしまったようです。家を出てから1年後にやっと離婚が成立しました。
親権と養育費でもめた…
A公の場での話し合いにしました
相手のモラハラ、DVで離婚しました。子どもがいないのなら相手と離れられるだけでも十分でしたが、まだ一歳の子どもがおり、専業主婦の私には相手の養育費を一切いらないとは言えませんでした。相手に養育費を要求するのも情けないなと思いましたが、子どもの権利として要求することにしました。
しかし、やはりモラハラ夫。養育費は払わないとのことでした。気分によって「少しなら払う」と言うこともありましたが、公正証書などの約束にはしてくれずただの口約束、また俺が結婚したら払わないとのことでした。さらに、それまでの生活からの経験でやはり信用できないと、公の場、調停を申し立てることにしました。
夫の養育費は払わないという意見は一切認められず、払わなければ強制執行もできるようになりました。二人だけの場で話し合うよりもいい条件で別れられてよかったです。
A親権のことで義両親を交えて揉めた!
私は夫への不満を理由に離婚話を切り出しました。夫の趣味へのお金の使い方と、家庭を顧みずに趣味にのめりこむところがどうしても無理で別れることにしました。最初は、夫も私の言葉に理解を示してくれていたように見えたのですが、離婚話はどんどん拗れて行きました。というのも子供の親権で争いが起きたからです。私じゃ子供たちを経済的に支えて行けないと言う夫の両親と「いや支えて行く」という私の意見でどんぱちしたのです。
夫も最初は子供たちの選択に任せると言ってくれていたんですけど、途中で何を思ったのか両親の方に賛同して、子供は俺が見ると言いました。このせいで離婚話がスムーズに進まなくて困りました。
最終的な解決は子供の親権を譲ることでした。夫だけなら心配だけど、夫の両親が面倒を見てくれると言います。一度は二人を引き離して一人ずつ育てるという話も出ていたのだけど、引き離しては可哀想と思ったのです。だから私は夫に親権を譲りました。悲しかったけどそれが娘たちのためだと思い選択しました。
A親権と財産分与
ありきたりといえばありきたりですが、親権と財産分与でもめました。親権については、まだ子供が小さかったこともあり、本人の意思とは関係なく親の事情で争うような形になったため、結局は家庭裁判所で調停ということになりました。
財産分与にしてもそうですが、やはり当事者2人だけで話していてもらちがあかないことが多く、またなかなか話も進みません。どちらも主張するばかりで、解決の糸口はなかなかつかめず、時間だけが過ぎていくような感じでした。
ですから可能であれば、離婚の話し合いは第三者を入れたほうが手っ取り早いのではないかと思いました。私の場合は、調停という形をとったことで、自分が失ったものもありますが、結果的にはよかったと思っています。
財産分与でもめた…
A生も根も尽きた
離婚自体はお互いの意思は固かったのですが、財産をどのように分配するかで揉めてしまいました。離婚はどちらが悪いというのではなくお互いの価値観の違いからの為、半分づつとの思いがお互いにあったのですが、家が一軒(完済済み、不動産価格1900万)と現金が300万円が2人が築いてきた財産でした。
妻は一軒家を譲り受けるのを希望していて、それは子供の学校の校区の問題があった為でした。しかし、現金として分割すると1100万円づつになるので私が納得することが出来ませんでした。子供の事を考えると譲っても良かったのですが、結婚時に嫁の親の借金を150万円肩代わりしたことがあった為譲ることが出来ませんでした。
妻には今頃になってそんな話を出すなんてとなじられたりして中々離婚の話し合いもまとまることがなかったのですが、妻に家を譲る代わりに毎月3万円を払ってもらうことになりました、しかし養育費も3万円でしたので現在はどちらも払っていないことで解決になりました。
A金銭問題が1番重要
離婚の話し合いはなかなかうまくいきません。まず金銭面で必ず話がこじれます。現金など目に見えるお金は半分に出来ても不動産や車、保険などをうまく分け合うのはとても難しいです。私が離婚話を進めていく際に一番大変だったのも金銭面のことでした。正直二人で話し合っても全く解決しそうにありませんでした。なのでやはり第三者の人に入ってもらってきちんと正式な書類を作成することにしました。
第三者に介入してもらうことで離婚の話し合いで必要以上にもめることはなくなるでしょうが、時間もかかるしお金も多少かかります。しかし、これから先の将来のことを考えると絶対必要です。私の場合は公証役場へ行って公正証書を作成してきっちり慰謝料や養育費なども書類にしました。やはり第三者の介入が一番解決が早いと思います。
離婚の話し合いでもめた人がはじめからやっておけばよかったと思うこと
離婚時に必要とするエネルギーは多大なもの、とは良く聞きますが、財産や親権、それにまつわる慰謝料や養育費等々もめやすい要素がたくさんあるということも事実。離婚の話し合いを進める中で「コレは一筋縄じゃいきそうにないな…!」と感じたら、弁護士などの第三者の介入も見込んで専門家などに相談してみるのが賢い選択と言えるのかもしれません。