離婚前の別居体験談!別居のメリット&少し困ったこと
離婚前に別居期間を設けるご夫婦は少なくありませんが、実際に別居をしてみて気付くことは良い面にしても悪い面にしても結構たくさんあるようです。
相手を嫌になってしまったとき、離婚を決める前に相手と一旦離れることで冷静さを取り戻せるのは別居のメリットと言えるでしょう。また、実際に別居を開始してみて見えてくる現実もあるのです。
Q離婚前の別居のメリデメ・別居してみて困ったこと&後悔したことは?
今回は、離婚前に別居を経験した8人の方に別居期間中に困ったコトや別居のメリットなどを伺いましたので、参考にしてみてください。
別居中の生活費等はしっかり調べて!
A事前準備をしっかりと
子ども二人、1歳と3歳を連れ、相手方のDVが原因で離婚するために別居しました。別居前は専業主婦だったので、別居開始前に仕事を探しました。それと同時に地元に戻ろうと考えていたので家探しもしました。そのときは専業主婦だったので、保証人協会を利用して家の賃貸契約をしました。
私の場合は夫が別れようとしてくれず調停を起こしていたので、子ども手当も調停中という書類を役所に提出すれば旦那ではなく私の方に子ども手当が支払われるようになりました。また、別居してから旦那は一度も生活費を送ってくれなかったのですが、離婚の調停と同時に婚姻費用分担の調停も申し立てていたので、後で離婚までの未払い分は全て一括で請求できました。特に子ども連れで別居するなら計画的に下準備、いろいろ調べてから別居するべきです。
A別居中であっても生活費はきちんともらうべき
4か月間の別居後、主人と離婚しました。同居しているときは主人と喧嘩ばかりの生活が続いていたので、離婚するかどうかを決める前にお互い冷静になって考える機会を持てたらと思ったのがきっかけです。私が実家へ戻る形で別居が始まったのですが、私は両親に励まされ、また頑張ろうという気持ちになったものの、元の家に残された主人は逆に私に対する恨みしかなくなってしまったようで、結局主人の方から離婚を切り出してきました。
別居前に少しまとまったお金をもらったのですが、私は生活費として使っていましたが、主人は離婚に際しての財産分与と言い張って意見が食い違いました。離婚前の別居期間中も婚姻状態が続いているときは生活費としてのお金をきちんと請求すればよかったと思いました。
A同居からの別居
私は、元々旦那の両親と同居をしていました。しかし、旦那にも義理の母にも耐えられず、娘と実家に帰省したのをきっかけに別居が始まりました。別居が始まり、毎日旦那の顔を見なくて済むことが一番のメリットだったと思います。旦那に気を使わなくていいことはものすごく楽でした。しかし、県が別だったために小児科での子供医療手当てが受けられなかったのは大きなデメリットでした。無料になるはずの子供の医療費がかかり、また検診の案内なども来ず、少し困っていたことがありました。
その他は、お金のことが大変だったと思います。正社員として仕事をしていなかった私は、アルバイトを始めたのですが収入はお小遣い程度のものでした。しかも旦那は時々お金を入れてくれないことがあり、両親に迷惑をかけていたと思います。お金のことは、娘の成長もあり一番心配な点だったと思います。
嫌になって別居はしたけれど…
A離婚前の別居について
私と夫は3年間とても仲のいい夫婦で、充実した毎日を送っていたのですが、ある時夫にある問題が出て、私達は離婚の危機に陥ってしまいました。 もう夫の顔を見たくなかった私は離婚前に別居という形をとることにしたんです。夫も別居には賛成してくれ、2人で住んでいた家から夫が出て行く事になり、私は結婚前の1人の生活に戻りました。 これから自由な生活を送れると思っていた私ですが、いざ1人で生活をしてみると、大変なことがたくさんありました。
私は仕事をしているので、洗濯、掃除など、前までは夫が手伝ってくれていたのですが、別居してからはこれらの家事全てを私ひとりでしなければいけなくなりました。仕事と家事を両立するのは難しく、このまま離婚してもいいのかな、と最初は不安に思ってしまったこともありました。別居は離婚後の生活を実感できるメリットがあると思います。
A一度も一緒に暮らせなかった
自分は大学時代から1年間くらい付き合っていた彼女と20代前半で結婚しました。当時、元妻との間に子供を授かったからです。いわゆるできちゃった婚でした。しかし、結婚をしたけれどもお互いの考え方が合わなかったため1年もしないうちに離婚することになりました。結婚してからの1年間はなんやかんやで一度も同じ家で暮らすことはしませんでした。
完全に別居をしているときは、自分の時間を確保することができたため、さらに相手に気を使うこともなかったです。しかし、近所の方々は結婚したのに周りに家族がいないとあまりいい噂が立ちませんでした。また、自分は実家にいたので家族にも嫌な思いをさせたと感じています。また、コミュニケーションがないために結婚、離婚の実感も薄かったと思います。離婚や別居をする際にはある程度は会う機会を作りコミュニケーションがあったうえでの決断は必要だと思います。
冷静になれるのが離婚前の別居のメリット
A別居のメリットデメリット
私は結婚3年目に、相手の不貞などもあったため主人が止めるのも振り切って唐突に実家に帰って別居を始めてしまいました。別居を始めてすぐに別居したことを後悔し始めましたが、主人は海外、私は日本とかなり距離があったので会いに行くこともできず、かなり頻繁に電話をかけていたと思います。
別居のメリットはやはり自分自身、また二人の関係を継続するかどうか冷静になって見つめなおすという点が上げられますが、別居しお互いの意見が同じ方向を向くとは限りません。私の場合も結果主人は離婚を選び、私の継続したいという願いは聞き入れられませんでした。それが心残りで、あのとき私がなんとか踏ん張って別居をしなければお互いもう少し向き合って深い話し合いができたのではないかとも思っています。
A別居するとますます情がなくなります
長年の小さなすれ違いが年数をかさねるにつれて、お互いともにやっていくのが困難に思えて、離婚を考えはじめました。話し合い当初、夫は単身赴任してましたが帰ってくることになり私が家を出ました(持ち家です)。私たちの別居、離婚については子供たちも納得してくれましたし、子供達もある程度の年齢でもありましたので親権ではもめなかったです。
まず別居に際して困ったのは新しい住まいをどこにするかでした。子どもたちともちゃんと交流ができて夫にとって不慣れな家事の部分について、多少でもフォローできる近場が良いのです。ですが私のストレスがかなり大きく、不意に夫やご近所さんとも出会いたくないし、二重生活のためになるべく安い家賃のところを選びたい。でも夫が帰ってくる時期に待ったもかけられず不動産屋を奔走しました。引越しはなんとかクリアしたものの金銭面ではお互いにきつかったです。
子どもの様子が分かりにくいのも難点でした。離婚の話し合いも内容は日々の生活費の取り合いについてばかりです。お互いに情がないですから言葉は丁寧でもきつい言葉の応酬です。離婚の話し合いは気力勝負でした。別居のメリットは相手の顔を毎日見なくて良くなったことです。
A別居のメリットは冷静になれること!
私と夫は離婚をする前に数ヶ月間別居することになりました。今思えば感情に任せることなく、離婚前に別居期間に冷静になったことによって、冷静な離婚の話し合いができたことが別居のメリットだと思います。夫は分かりませんが私自身は、もしかしたらこの別居期間で夫の必要性を感じて、夫とやり直し気持ちが出てきたらまた考え直してみようとも思っていたのですが、そんな気持ちは全く出てくることはありませんでした。
お互いの両親も、少し時間を置けばまたやり直せるかもと期待をしていたようですが、両親には申し訳ないのですが、残念ながらそんな気持ちはみじんも感じることはなかったのです。離れてみて初めて相手の良さが分かる時もありますので、離婚を検討されている方は、まずは離婚を選ぶ前に別居してみることをおすすめします。