家計簿のつけ方3種類!まずは自分に合う方法を見つけよう
家計簿のつけ方でよく行われている一般的な方法は、大きく分けて次の3つです。自分オリジナルの家計簿を使用する方法、市販の書き込み式家計簿を使用する方法、そしてスマホのアプリを使用する方法です。
家計簿は、きっちり1円単位まで合わせようとすると挫折しがちですが、一旦自分に合った基本のスタイルを押さえると、あとはどんどん応用して、忙しい時期は簡素化したり、見直したい時期は詳細に記入したりと自由自在にコントロール出来るようになります。
それぞれの特徴を理解して、生活スタイルに合うものを選んでみましょう。
1自分のオリジナル家計簿をEXCELなどで作ってつける
自分専用のオリジナル家計簿は、大学ノートに手書きで線を引いて使用する人もいれば、エクセルで自分専用のフォーマットを作って入力をしていく人もいます。どちらも決まった形式はないので、家計簿のつけ方は自由自在です。自分の好きなように費目を作成することが出来るため、「子供の習い事代」「おむつ代」など我が家ならではの項目を設けられ、とにかく簡素化をしてストレスなく簡単に続けられる家計簿を目指すことが出来るという大きなメリットがあります。
反対に、「そもそも何を項目にすればいいのか分からない」という状態だと、一から枠組みを作る手間がかかるため、家計簿のつけ方の知識がない初心者には少しハードルが高く感じるかもしれません。
エクセルを使って家計簿をつけていく場合は、SUM関数などの基本操作の知識が必要になりますが、一度使いこなせれば毎月の合計が自動計算され、支出の流れを自動でグラフに可視化できるという素晴らしいメリットがあります。パソコンを開く習慣があるママにはとてもおすすめです。
2既製品の書き込み式家計簿を使ってつける
よく年末年始発売の主婦向け雑誌には、家計簿のつけ方や長続きのメソッドが研究し尽くされた家計簿が付録としてついてくることもあります。また書店や文具店には、各種の家計簿がズラリと並ぶことも多いです。可愛いキャラクターの表紙や、北欧風のオシャレな見た目の家計簿も多いので、ついつい手に取ってみたくなりますよね。
市販の家計簿の特徴は、とにかく個性的な機能が備わったものが多いということです。中にはレシートを張るだけのスペースが用意されているもの、一週間単位で収支決算して残高を見るというやりくり型のものもあります。また、あらかじめ日付が入っておらず、思い立ったらいつでも始められる「いつからでもスタート型」のものも人気です。
家計簿の端々に、夕飯の献立に役立つ料理の情報や、生活・節約の知恵がコラムとして書いてあることも。毎日の日記を書くスペースが設けられているものもあるので、子供の成長記録や日記を書きながら家計簿をつけるという、主婦にとってはうれしい一石二鳥の使い方もできますね。
この時に大切なのは、それぞれの家計簿のつけ方や記入例等の見本を見て、「自分の性格や買い物のペースに合っているか」を確認して選ぶということでしょう。そのために、実際にお店でページを開いてみて、項目の多さや書きやすさ、メモ欄の大きさなどをチェックすることが大切ですね。
デメリットとしては、レシートなどを張り付けていく使い方をすると、紙が分厚くなってかさばりやすいこと。通常は一年分が一冊になっているので、年末に振り返りやすい反面、収納場所を取ってしまうことがデメリットとして挙げられます。
3家計簿アプリを使用してつける
スマホの普及に伴って、家計簿アプリの人気が年々高まっています。基本無料で十分に使える優れもののアプリがたくさんあります。これもまた特徴的な機能を持つものが多く、スマホのカメラでレシートを撮影するだけで品名と金額を自動入力できるもの、銀行口座の残高やクレジットカードの引き落とし分が自動で連動して入力されるものなどがあります。
家計簿アプリの最大のメリットは、いつも手元にあるスマホで、電車の中やレジの待ち時間などにサッと入力・管理できるという手軽さと、そのアプリの機能の豊富さではないでしょうか。また、これまで家計簿のつけ方に失敗してきた人をサポートする「記入忘れ防止アラーム」などの通知機能がついていることや、入力したものを自動で「食費」「日用品」などのカテゴリに振り分けて円グラフにしてくれることも魅力の一つです。
デメリットとしては、便利さの反面、銀行口座やクレジットカードなどの個人情報をアプリに連携・入力するために、セキュリティ上の不安や抵抗感を感じる人もいるという点です。連携に抵抗がある場合は、手入力のみのシンプルなアプリを選ぶのも一つの手です。
超簡単な家計簿のつけ方!ノートにレシートを貼るだけならあっという間
「手書きは面倒だけど、スマホの入力も忘れちゃう」というママには、レシートをノートにペタッと貼るだけの家計簿のつけ方がおすすめです。これなら従来の家計簿による家計管理より簡単かつ短時間で行えます。
昔からある家計簿は、レシートを見ながら「大根 150円、洗剤 300円…」と金額を項目別に分けて細かく書き写さなければならず、計算が苦手だったり継続して記帳する作業が面倒だと感じたりする人には続けることが難しいものでした。
しかし、レシートを貼るだけの家計簿のつけ方なので、細かい金額を書き写す必要がなく、文字を書く手間が最小限で済みます。
市販の「レシートを貼る専用の家計簿」を使えば、ページに金額のメモリがついているのでさらに便利です。使った金額のメモリに合わせてレシートを下から順に貼っていけば、残りの予算が視覚的に直観的に分かるので、毎回の合計金額の計算も必要ありません。これなら育児で忙しい日でも、寝る前の5分で簡単にできます。
家計簿アプリを使うつけ方をするならダウンロード前に機能をチェック
「毎日数字を合わせるのが苦痛…」という家計簿へのマイナスイメージを一気に解消できるのが、私たちの身近にあるiPhoneやアンドロイドスマホにダウンロードできる家計簿アプリです。
ただし、アプリストアでダウンロードする前に、説明や口コミをしっかり見て、現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などの支払い形態が多様化している現状にも対応したお金管理アプリを選ぶのがポイントです。
異なった支払い形態をまとめて一つのアプリで管理できる機能があれば、口座の引き落とし日なども見逃さず、全体の収支管理が行いやすくなります。
また、レシートをカメラで読み込み、そのまま自動で記帳していくタイプの家計簿アプリを選ぶと非常に便利です。スマホカメラを用いてレシートの画像を読み取り、品名や金額を文字認識して入力する方法は、時短を求める現代のニーズにぴったり合っているといえるでしょう。
一般的な家計簿アプリの特徴
●どこにいてもスマホからすぐ入力できる
いつも身近にあるものを使用して記録するので、買い物帰りの車の中などですぐに入力でき、忘れずに出来ます。
●収支を自動計算できる
入力は自分で行う、もしくはレシート撮影から行いますが、トータルの計算やグラフ化はすべてアプリが自動で行ってくれます。計算ミスがありません。
●家族で共有できる
クラウド対応の家計簿アプリを夫婦それぞれのスマホで使用すれば、連動して各々が自分の支出を入力することが出来て、記録も漏れが無くなります。また全員でリアルタイムに残高を見直せるため、「今月はあとこれだけだね」と家族で節約!の意識が自然と高まります。
家計簿アプリは目的・用途に合わせて多種多様!
スマホの家計簿アプリをつかったつけ方をする人は増えていますし、それに伴ってiPhoneやandroidで手軽に家計簿をつけられるお金の管理アプリもどんどん新機能が追加され増えています。
人気のあるものの中には、テレビや雑誌で「貯まるアプリ」として紹介されたようなものもあるので、目にしたことがある人もいるかもしれませんね。
アプリには多種多様なものがあり、大きく分けると次の二種類に分かれます。
- とにかく簡単、シンプルでお金の管理が苦手な主婦向け(レシート撮影や手入力メイン)
- 銀行口座や証券などの資産情報まで含めた本格的で上級者向け(口座自動連携メイン)
「お金の計算が苦手である」「過去に何度も収支管理に失敗をしてきた」という人は、まずは連携機能などが複雑でない簡単なアプリを選択して、1ヶ月続けてみることを目標にしましょう。
簡単なものでは支出の入力に1分もかからないものもあり、その直感的な操作方法から「これなら私にもできる!」と続けられる可能性も大きいです。
レシートを使うノートとスマホの家計簿のつけ方のメリット
オリジナルノートや既製品の家計簿で手書きでつけても、スマホのアプリでつけても、レシートを有効活用すればメリットはたっぷりあります。それぞれの良さを見てみましょう。
レシートを貼る家計簿のつけ方は書き写す手間と計算が省け残額を把握しやすい
レシートをノートに貼るだけの家計簿なら、品名を書き写す必要がなく、電卓を叩いて計算する手間も省けるので、細かい数字合わせが苦手なタイプに向いています。最初にお給料日に項目別の予算(例:食費は〇円まで)を決めれば、あとはメモリのグラフに合わせてレシートを下から順に貼っていくだけなのでお手軽です。
また、金額のメモリに合わせてレシートを積み上げるように貼っていくので、あとどのくらい予算が残っているかが視覚的に一目で分かるというメリットがあります。
例えば食費を月3万円に設定したとして、ノートのレシートが2万5千円のメモリの高さまで貼られていたら「あ、残りはあと5千円分のスペースしかないな」とパッと見で感覚的に分かりますよね。細かい数字の羅列を見るより、棒グラフのように視覚化したほうが分かりやすいというタイプにもぴったりの家計簿です。
レシートの読み込みができる家計簿アプリなら簡単かつ多角的な自動分析が可能
スマホアプリの家計簿は、もらったレシートをスマホのカメラでピッと撮影するだけでよく、食費や日用品といった項目分けや金額の足し算といった整理・管理もすべて自動でやってくれるので本当に簡単です。計算が合わなくて嫌になり、家計簿を挫折してしまった方には特におすすめです!
それにスマホアプリなら、スーパーの駐車場など外出先でもパッとレシートを読み込むことができるので便利です。ちょっとしたスキマ時間を使ってその場でレシートを読み込んでしまえば、家に帰ってからレシートを無くしたり、財布の中がレシートでパンパンになって家計簿をつけられない事態も防げます。
またスマホアプリの家計簿なら、読み込んだレシートのデータから色々な角度で分析ができるメリットがあります。月々の支出を項目別にキレイな円グラフ化したり、あらかじめ設定した予算と実際に使った金額を棒グラフで比較したりと、多彩な機能を兼ね備えたアプリが多いです。ユーザーの一般的な統計データなども参考にして「今月の食費は平均より高めです」と家計チェックをしてくれる賢いアプリもあるので、自分の支出の傾向や、他所のご家庭との支出のバランスを知りたい人におすすめです。
スマホ家計簿のここが便利!
レシート読み取り機能を使えば、外出先のちょっとした待ち時間でも家計簿がつけられる。面倒な計算やグラフ分析などはすべてアプリにお任せできるので、ママは「結果を見て予算を意識するだけ」でOK♪
レシートを使うノートとスマホの家計簿のつけ方のデメリット
レシートを貼る家計簿のつけ方は厚みがあり年度ごとの家計簿保存に不向き
レシートをノートにひたすら貼るだけの家計簿だと、数ヶ月経つと家計簿がレシートの層でパンパンに膨れ上がり、厚みが増して本棚に保管する時にかさばります。また、現在のレシートは熱で印字する「感熱紙」の場合が多いので、時間の経過とともに印字が薄れて消えてしまう恐れもあって、数年前の家計簿を長期保存して振り返るのには不向きです。
また、「食品」「日用品」などのページに大まかに分けてレシートを束ねて貼るので管理は簡単ですが、大根や牛乳など個別の商品の値段の推移までは後から一覧で比較することができず、商品の底値(一番安い値段)を知るのは難しいです。
細かく項目分けをして節約を極めたい人や、商品の底値をリスト化して底値の時にまとめ買いしたい人は、レシートを貼るだけではなく、品名と底値を細かく書き写す昔ながらの家計簿の方がおすすめです。
アプリを使う家計簿のつけ方だとレシートを読み取れないことがある
家計簿アプリにもよりますが、レシートの印字が薄かったり、長すぎるレシートだったりするとカメラでの読み込みがうまくできず、結局は手入力で修正することになるので、すべてが機械任せに完璧にできるわけではないことも心得ておきましょう。
スマホアプリの開発元によって、カメラの文字読み込み性能(OCR精度)が違うようなので、アプリの比較サイトを参考にしたり、いくつか実際にダウンロードして使って確かめたりしてから、メインで使うアプリを決めるのが無難です。
また、スマホアプリの家計簿は、スマホの細かい操作や文字入力が苦手な方には少し不便で時間がかかってしまうかもしれません。普段スマホの機能をあまり使っていない場合は、パッと開いてササッと書き込めるノート式家計簿の方が使いやすいので、初めから有料の本格的なアプリを契約して家計簿をつけず、まずは無料版でしばらく試してみるのがおすすめです。
家計簿のつけ方が楽になる主婦におすすめのスマホアプリ3選
※以下のアプリ情報・仕様は記事執筆時点(または紹介当時の代表的な特徴)のものです。最新の機能や対応状況は各アプリの公式サイトをご確認ください。
家計簿のつけ方が負担にならず、毎日のちょっとした楽しみに変わる、おすすめの3つの家計簿アプリを紹介します。
1レシーピ(※サービス提供当時の情報)
可愛いキャラクターが登場し、続けられる家計簿として主婦層から評価の高かったレシーピです。その大きな特徴は
家計簿が続けられるだけでなく、毎日「今日の夕飯何にしよう…」と献立に困る主婦の強い味方にもなる一石二鳥のアプリですね。(※類似のレシピ提案機能を持つアプリを探す際の参考にしてください)
2bookeep
人気マネースクール監修で作成されたアプリで、楽しみながら家計簿をつけることをコンセプトにしています。その特徴は
家計の支出は、主婦がスーパーで利用したお金だけでなく、夫がコンビニやランチで使用したお金なども含まれますよね。それを各自のスマホから入力することにより、あとで夫婦間で共有でき、「今月はちょっと外食が多かったから週末はおうちご飯にしよう」など、みんなで対策を取ることが出来ます。各自が残高を意識をすることによって、家族全体で節約を心がけたり、旅行などの目標を達成することが出来るようになります。
3家計簿マネーフォワード(マネーフォワード ME)
マネーフォワードは、日々の家計簿と全体の資産管理が一括で出来る超便利アプリです。
その大きな特徴は
利用者は数百万規模を突破し、ユーザーの満足度も非常に高いと評価されているので、ズボラさんにもぜひ注目したいアプリの一つです。キャッシュレスやクレジットカード払いなどが多い家計でも、引き落とし日や口座残高をまとめて管理し、タイムラグなく意識することが出来るので、見えないお金の買いすぎや無駄遣いの予防になります。
家計簿のつけ方で意識すべきポイントは「収支管理」
家計簿を使ったお金の管理は、「毎月の収入と支出のバランスを見たらいいのだから、簡単でしょ?」と思う人もいるでしょうが、結婚して家庭を持つとお金の入り口も出口も複雑になり、重要なポイントを意識することが重要になります。
例えば、日々の買い物での支払いは現金だけに限らず、クレジットカード、交通系ICカードやスマホ決済などの電子マネーの利用もあり、夫婦それぞれの引き落とし通帳も複数あり、さらに学資保険や株などに積立投資しているご家庭もあるでしょう。
自分一人のお財布のお金ですら、意識しないと「あれ?今日お財布からどれくらい使ったのかわからない!」なんてことがありますので、家族全体の家計簿ともなれば、使用した場所や項目が多すぎてレシートの付け忘れが発生し、月末に現金の金額が合わなくなることも多々あります。
家計簿をつける大きな目的は、1円単位で帳尻を合わせることではなく「我が家のお金の大きな流れ(どこから入ってどこに消えているか)を知ること」という点を忘れずに。慣れるまでは細かい計算ミスにこだわりすぎず、大枠を捉える柔軟なつけ方を意識しましょう。
収支管理で絶対に確認すべき3つの大きなお金の流れ
収支管理で毎月必ずチェックしたいお金の流れがあります。お金管理で最も大切と言える、家庭の財政状況が把握できる以下の3つの大きな枠組みを抑えましょう。
- 入ってくるお金(収入)を正確に知る
夫婦の給与・ボーナス、児童手当、副業収入など、実際に手元に入る手取り額の合計。 - 絶対に出ていくお金(固定費・変動費)を知る
生活費(食費、光熱費、通信費、医療費、日用品などの雑費)、毎月固定で落ちる家賃・住宅や車のローン、子供の教育費・保育料、交際費やレジャー費、各種生命保険のお金など。 - 未来のために貯めるお金(貯蓄)
NISAや投資信託などで将来のために運用をするお金と、手堅く銀行に貯蓄するお金。
手書きでもアプリでも、どのような方法で家計簿をつけるにせよ、一番重要なのは「ただ漠然と使った金額の痕跡を残す」ことではなく、家計簿のデータをもとに「今月はスマホ代を安くプラン変更しよう」とお金管理に役立てるために収支を付けることです。
家計簿を挫折せず継続するためのつけ方コツ2つ
どのツールを使って家計簿をつけるにしても、次の2つのコツを忘れずに最初に取り入れて行っていくことで、「三日坊主」を防ぎ、家計簿の継続が格段に手軽になります。
1モチベーションを維持するための「ワクワクする目標設定」をする
家計簿をつけ始めてもすぐに長続きしなくなってしまう人は、ズボラだからではなく「家計簿をつける目的」を見失っているのかもしれません。毎日1円単位で家計簿をつけて管理しようという作業の完璧さばかりを心がけていると、「記帳して計算を合わせること」だけが目的になり、苦痛になってしまいます。
でも、本来の家計管理の目的は、無駄を削ってその先にある「浮いたお金で家族のやりたい夢(目標)を達成する」ことではないでしょうか?
特に、日々家族のために頑張る主婦は、夫からお給料をもらって家事などをしているわけではありませんので、家計簿をつけてやりくりして節約できたお金の何割かを自分のご褒美(へそくり)にして、自分のカフェ代や美容院代のために使うという「お楽しみ」も出来るようになりたいですよね。
「お金の無駄を省いて節約をして、来年の夏は家族で温泉旅行に行こう!」とか、「夫に内緒で自分が自由に使える資金を確保するために、まずは現状の無駄をあぶり出そう」と思うことも立派な家計管理の目標となります。そう思うと、ただ数字を書くだけの作業が少し楽しくなってきませんか?ワクワクする目標があるとモチベーションが格段に上がるので、これまで失敗続きだった人でも、今度こそ家計簿を続けられるかもしれませんよ。
家計管理が長続きする目標設定のポイント
「新しい家電が欲しい」「週末に少し豪華なランチに行きたい」という短期目標も達成感があっていいですが、「いつか子供が大学に行く将来のためにお金をためよう」「頭金を貯めてマイホームを買おう」など、家族の長期的な目標を考える人も少なくありません。
長期目標を達成するためには、数年単位という長い期間家計簿をつけること、つまり細く長く継続することが何より大切です。毎月の残高が少しずつたまっていく通帳を見るのが励みになるように、家計簿をつけることや家計を見直す時間そのものを、「夢に近づくための前向きな作戦会議」として楽しみにする発想転換を持てると良いでしょう。
2家計簿の項目を細かく分けすぎず、大ざっぱにまとめてつける
家計簿を長続きさせるには、費目の項目を極力簡単にまとめることも大切です。主婦は家にいることも多いけれど、家にいると洗濯、掃除、名もなき家事には終わりがないので、やることは山のようにあります。家計簿をつけることもその数あるタスクの一つ。
忙しい毎日の中で習慣化させるためにも、記入や計算に時間がとられないように、ルールを限りなく簡単することが最大のコツです。
市販の家計簿を開いて「調味料」「被服」「交際費」「レジャー」など、見た目の項目がずらりと並んでいると、「もらったレシートを、これだけの項目に電卓でわざわざ振り分けて書かなくてはいけないのか…」と、記帳する前から精神的に負担になりますね。挫折しない家計簿のつけ方は「項目の簡素化」が一番です。
大まかな項目としては、毎月必ず出ていく出費となる「家賃」「食費」「日用品(雑費)」「光熱費」「通信費(スマホ・ネット代)」の5つ程度をベースにします。
またローンの項目としては、「住宅」「車」「保険」に関する固定費用です。家庭によって子供がいればここに「教育費(保育料やおむつ代含む)」もかかります。
これ以外の、たまにしか行かないレジャー費や交際費、美容室や衣服に関するもの、病院にかかった医療費などは「突発的な出費(特別費)」という一つの大きな箱にまとめてしまい、わざわざ専用の列の項目として常時あげておかなくても、使用した月や日だけ、空きスペースにメモとして記録する方法がいいでしょう。
家計管理を簡単にする項目設定のポイント
「これは食費?交際費?」など、項目のカテゴライズは一度気になりだすときりがなく、手が止まる原因になります。例えば幼稚園のママ友とのランチ懇親会の会費は、「子供関係だから教育費」とも「ママの付き合いだから交際費」とも、あるいは「お昼を食べたから食費」ともとれますよね。このような曖昧な出費をどの項目に割り振るかも、あらかじめ「迷ったら全部『特別費』に入れる」「ママのランチは全部『お小遣い』から」など、マイルールで大まかに決めておきましょう。
また、スーパーのレジで夕飯の食材(食料品)と、トイレットペーパー(日用品)を一緒にまとめて買った場合も、わざわざレシートを見ながら食料品代と日用品代を電卓で分けて計算し直すのは、面倒くさくて挫折の大きな原因にもなります。特に手入力の家計管理の場合、「スーパーで買ったものは、中身が何であれ全部『食料品』に入れる」「ドラッグストアで購入したものは、お菓子が含まれていても全部『日用品』に入れる」などと、レジごとの大雑把な捉え方で処理することも、長く続けるための賢い妥協の仕方です。
長続きする家計簿のつけ方は?十人十色!主婦15人のリアルな家計管理体験談
家計簿のつけ方は、家族構成やママの性格により各家庭ごとに全く異なっていますが、少しでも長続きさせるために、先輩主婦たちはそれぞれ自分に合った色々な工夫を見つけ出しています。
「家計簿をつけて家計を立て直したいけれど、三日坊主で長続きさせる自信がない…」という人は、主婦15人を対象にした家計簿のつけ方の体験談から、長続きしている人のルールや、挫折してしまった人のやり方の違いを見比べて、自分の性格に合いそうなスタイルを探してみましょう。
※体験談は、寄せていただいた読者の生の声をそのまま一言一句掲載しています。
一般的なスタイル(手書き・市販ノート)で家計簿を長続きさせている主婦の体験談
Aざっくりですがつけていると安心です
結婚当初から家計簿はつけています。家計簿のつけ方は、最初は項目ごとに細かく書いていましたがやはり挫折。そこでその日いくら使ったかを100円ショップで購入したマンスリーダイアリーに記入していくことにしました。これなら項目をいちいちみつけて記入する手間もなく、その日のレシートを写して合計金額を書くだけで済みます。一週間単位でいくら使ったのかわかります。
夫からもらう生活費の残金がどれだけあるのかすぐにわかるので、今月は減るのが早いなとか気づくことができます。また、最初からわかっている支出も把握しておくと一ヶ月に使える生活費がわかるので安心です。できるだけ赤字を出さないように一日いくらまで使えるのかわかるだけでもざっくり家計簿には効果があると思います。
A1週間の集計を出す家計簿
家計の管理には夫は一切関与せず私に任せてくれているので、私が家計簿をつけています。家計簿のつけ方ですが、光熱費や家賃などは家計簿につけず封筒に小分けにしてお金を入れています。家計簿に記入するのは、食費や日用品などの雑費と娯楽費や衣類費などを記入しています。
我が家は家賃などの絶対に必要な費用以外を1週間1万円でやり繰りするという決まりを作っています。小学生の子供2人と夫の4人暮らしです。1万円以内なら何に使ってもかまわないとしています。お金を使った日に家計簿に使った金額だけを記入し、1週間分を集計して1万円以内で収まっているかを把握します。もしも少し使いすぎてしまった週があったら、翌週にお金を使わないようにしてマイナスを取り戻すようにしています。
A家計簿ノートにつけるようにしていますが、ためてしまいます。
家計簿は一応つけています。一応と申しましたのは、なかなか継続してつけることができず、何か月かためてしまい、まとめてつけることが多々あるからです。以前は、夫が使った分は、夫がパソコンで管理していましたが、現在は夫の分も私が家計簿ノートにつけています。
レシートがあるものについては、金額や用途が後でもわかるのですが、小学生二人の子供の集金などは、あとでは金額がわからなくなってしまって、家計簿からは漏れています。数か月分ためてしまっては、あとからつけても家計簿の意味がないと思ってはいるのですが、面倒くささが先にたってしまうのが現状です。来年からは、毎日、時間を決めて家計簿をつける時間を作ろうと思っています。
A無駄遣いはしません
家計簿をつけています。家族は夫と小学生の子供1人です。家計簿のつけ方は、まず収入、固定費(住宅ローンなど)、光熱費、クレジット払い(ネットで買った物だけ)、などを書き小計します。次に食費や雑費などを書き小計します。食費(外食は除く)は毎月ここまでという金額設定を決めておきます。毎日買った物(使った)を食べ物、雑費、レジャー教養費、交通費、衣服費、医療費に分けて書きます。食費は毎日設定金額-その日に使った金額の差し引き金額を書きます。これにより今月はあとどのぐらい食費で使えるか分かります。
月の半ばか20日過ぎに食費、雑費等のそれぞれの小計を出し書きます。一年間のトータルで言うと、去年の今頃はどうだったかすぐわかるし、旦那に「いつ床屋いったけ?」と聞かれたりしてもすぐ答えられます。ボーナスの使い道もすべて書きます。
A私がざっくりとつけています
我が家は10歳と7歳の子ども2人と私、夫の4人家族です。家計簿は結婚して自分の家庭を持った直後から、私一人でずっと手書きのものをつけ続けています。初めの頃は何を買ったのかを一つ一つ事細かく書き出し、1円単位まで毎日計算していましたが、そのやり方では長続きしないと気づいてすぐにやめました。それ以降の家計簿のつけ方は、買い物をするごとにレシートを取っておいて家計簿にはざっくり記入し、1週間に一度家計簿と実際にある現金の額が合っているかどうかを確認しています。
家計簿は市販されているものの中で最もシンプルな、300~400円程度のものを使用しています。食費、日用品費、交際娯楽費、医療費、光熱費などおおまかな項目別にそれぞれいくら使ったかは知っておきたいです。そして一か月で収入と支出がいくらで、赤字または黒字がいくらくらいだったかは確実に把握するようにしています。
Aスケジュール帳を利用
専業主婦なので私が家計簿をつけています。その家計簿のつけ方ですが、よくある詳しい項目のある家計簿ではなく、スケジュール帳でカレンダーを利用して収入支出を書き留めています。子供がいない時は、支出の詳細まで書いて電卓を叩いていましたが無理になったのでレシートを見てお店の名前と金額のみ書いています。カレンダーの次のページがフリーのページになっているのでクレジットカードの利用金額を書いたり、その月の臨時支出などを書いたりしています。
2人目の子供が生まれて1年くらいは家計簿をつけていなかった時期があったのですが、やはり支出が多く貯金が減ったので書き留めておくだけでも気が引き締まって管理できると思います。また、年間の貯蓄目標なども書いておくと目標があって良いです。
A家計簿をつけることは大事
30代後半主婦で6歳の子供が一人います。家計簿をつけて一か月の収支を把握するようにしています。固定費はいつも決まっていますが食費、雑費は月によって変わってくるので家計簿をつけることによって今月はいくら黒字だったなどの把握をすることができます。また年間どれくらいの収支だったかを1年間でも見るようにしています。家計簿をつけることによって、あらかじめ決めていた目標の貯金額分の貯金ができたかどうか達成率を見ることができます。
もし家計簿をつけていなかったら毎月どれくらいの金額を使っているのか把握できませんし、お金の支出もちゃんと管理できないと思います。子供が一人いるので将来の学費の為と自分たちの老後資金など計画的にお金を管理するために家計簿は必須だと思います。
A家計簿、なんとか続けています
家計簿は結婚した時からつけています。つけ始めたきっかけは私が結婚前まで親元で暮らしていたため、1か月に生活費がどれだけかかるのか、全く把握しておらず不安に感じたからです。夫から家計管理を任され新聞の付録についていた家計簿で支出を記録していくことから始まりました。子どもが生まれてからは市販で売っている家計簿にその月の行事や記録をともにつけていく感じでした。数年後、パソコンを購入してからは付属の家計簿ソフトを使っていました。しかし、子どもがまだ小さかったせいもあり、パソコンに向かう時間がなかなか取れず、面倒になってしまい1年弱で挫折しました。
それからは市販のノートを見開きで使い、左ページには毎月の決まった支出を一覧にし、右ページからは食費・日用品・被服など5項目ぐらいに分け書くようにしています。最近は電子マネーを使う機会が増え、実際の家計簿と手元に残っている現金が合わなくて(カードにお金が入っているため)わかりにくいのが悩みの種ですが、わたしにはこの方法があっているようです。やりくり上手までにはまだまだ程遠いですが楽しみながらつけています。
家計簿をエクセルでつけている主婦の体験談
A何とか続いています
結婚して、家計簿つけないと無駄遣いが減らないと思い、携帯アプリを使って記録していましたが、毎日続ける事ができず曖昧になってしまったため、レシートを撮影するだけのものにしたのですが、それも続かない状態でした。しかし、子供が産まれ仕事を辞めたので、本格的に家計を見直さないと暮らせないと思い、再度家計簿をつける事にしました。
アプリや市販の家計簿は続かなかったので、エクセルを使って自分の使いやすい家計簿を作りました。うちの家計簿のつけ方は財布の中身と預貯金で分けて記録し、引き落とし口座に入金し忘れないように、クレジット払いの合計も記録できるようにしました。今後、項目別に合計やグラフを作り、収支の内訳を把握できるようにカスタマイズして、家計を把握できるようにする予定です。
家計簿をアプリやパソコンでつけている主婦の体験談
Aパソコンで家計簿
我が家は主人と私、子ども二人の四人家族です。我が家の家計簿管理は無料ソフト「がまぐちくん」で家計管理をしています。入力は私が担当しています。私が日用品や食料品などの買い物をすることが多いからです。夫婦のお小遣いは一定金額なのでそのまま入力をします。携帯代金は各自報告の上、入力をしています。パソコンに入力をする形式で、パスワードをかけるタイプではないので「がまぐちくん」ソフトを開くとすぐに収支がわかります。
本当はスマホで入力の方が簡単なのですが、スマホを購入以前からパソコンで管理をしていたためそのまま続けています。スマホは私1人しか見ることができませんが、パソコンならば夫婦どちらも家計管理をチェックできるのでわりとこのままでも良いと思っています。家計管理をすることで、何がどこの店が安いか、どの店は取り扱いがあるか自然と身に付きます。収支が確認できるので金銭感覚をしっかり持つことができ大切なことだと思います。
A家計簿アプリ、オススメです!
子どもが生まれる前は共働きでしたので、お互いでざっくり管理していました。しかし、子どもが生まれてからは(私が働いていないこともあり)、また子どものために家計の管理はきちんとしなくてはという意識が芽生え、家計簿アプリ「Zaim」をつけ始めました。色々な機能があり、まだ全て使いこなせてはいないのですが、何にどれくらい使っているのかということがはっきりわかり、非常に良いと思います。
こと食費に関しては、半年経過したころから節約のポイントがわかってきたように思います。また、子ども関連の費用も分析できますので、今後長く使えそうです。今は生活費だけを管理していますが、ゆくゆくは主人が管理している分と一元化していければと思っています。
あえて家計簿を「つけない・続かない」と決断した主婦の体験談と別のやりくり術
A2年前までつけていました
主人と3歳の男の子1人の3人家族です。主に家計を預かっているのは私で、2年程前に2年間位家計簿をつけていました。購入した雑誌に家計簿帳がついており、試しに始めたのがきっかけです。私は何でもついついやり過ぎという位頑張ってしまう性格なので、しんどくなって辞めました。家計簿をつけると出費がよくわかり、節約に心掛けるのですが、1ヶ月すごく頑張ったらまた次の月と終わりがないので、精神的に辛くなりました。
今は封筒でお金を管理するようにしています。封筒を5つ位用意して、食費、雑費、教育費等それぞれの項目でお金を分けます。最低限のお金だけを入れておいて1カ月その中でやりくりするように心掛けています。月末に苦しくなる時もありますが、無理せず節約出来て私にはこのやり方が合っていると思います。
A家計簿はつけず、予算を振り分けて予算内で使っています
結婚した当初は家計簿をつけていましたが、現在はつけていません。我が家では家計を妻である私が管理しています。いつもの管理の仕方は主人から受け取った一か月分の給料を封筒に分けて、それぞれの用途別に一か月に使えるお金を分けてその範囲で使うというものです。食費や娯楽費、貯金や教育費など細かく分けてその範囲を超えないように使います。臨時に必要になったとき用の予算も取っておいて、香典や突然の臨時出費にはそこから使います。
また、お祝い金や大きな臨時出費、お年玉などはノートに控えておいて来年の参考にしています。毎日の食費や雑費などはこの予算の枠内で使うようにすることで特に問題はありません。預金分もあらかじめ取ってあり、2人の子供のための貯金もしているので、将来のための備えもしているつもりです。ただ現状として、予算を使い切ってしまっているので、もう少し細かく管理をしたら節約できてその分預金も増えるのかなとも思っているので、将来的にはスマホのアプリなども利用してみたいと思っています。
A家計簿はつけていません
家計簿はつけていません。主人より毎月食費に使う分だけ決まった額を受け取っています。光熱費や交際費、外食費などは都度主人に報告の上もらうようにしています。主人はネットバンクやエクセルなどで簡単な家計簿をつけているようですが、ひとつずつ細かく明細を管理することはしていないようです。そのため、どの費用が無駄に使っているのか把握できていないので、節約するにも困っています。
子供が大きくなるにつれお金もかかるようになってきたことと、最近交際費などの出費が多いので、少し家計簿をつけることをはじめようかと考えているところです。また、老後の資金なども全て主人に任せるのが不安になってきたので、そろそろ私がお金を管理しようかと考えています。
A家計簿は、つけるだけでは意味が無い。
上の子が幼稚園に入園した頃から、「少しは子どもから手が離れるのだから、家計を管理しよう!」と思いたち、パソコンでエクセルを使い家計簿をつけ始めました。引き落としの予定などの通帳管理と、手元の現金管理の表をそれぞれ作成して、毎月の収支を集計していました。家は購入済でしたが、子どもの将来の教育費を準備する必要があると思ったためです。何年間もつけましたが、結局集計して「今月は随分使ったな」と反省するだけで、結局それを翌月の生活に活かすことはなく、記帳し計算することよりもどうしたらもっと節約できるか考える方が効率は良いと思い、今は家計簿を付けるのをやめています。
それでも何年かのうちに、自分の浪費がどういう場面でよく起こるかは把握できたので、今は引き落とし口座の残高管理と貯蓄の総額を集計し、手元の現金は「日々、無駄使いに気をつける」だけですごしています。今は上の子が高校三年で、大学が決まり次第残りの学費が計算できるので、下の中学2年の子どもの教育費準備にとりかかる予定です。最後は長生きする予定の私の老後資金を計算しなくてはいけないので、常に生涯に使う金額を意識しています。
15人の先輩ママたちのリアルな体験談はいかがでしたか?
1円単位でレシートと睨めっこして疲れてしまうくらいなら、「週1万円ルール」や「封筒ごとの袋分け予算」など、ざっくりとしたやりくりに切り替えるのも立派な家計管理の一つです。
「これなら私にもできそう!」と思える心地よいペースの仕組みを見つけて、無理なく楽しく家計のやりくりを続けていけると良いですね。



