離婚経験者が語る「離婚して大変だったこと」のリアル!【体験談】
幸せなハズだった結婚生活に見切りをつけ、ピリオドを打つ「離婚」自体も大変エネルギーを必要とするとはよくいいますが、いっくら離婚する前から覚悟していた離婚後の生活も実際に体験してはじめて、その大変さがわかるもの。さらに、主婦の職探しや子育てと仕事の両立等、ある程度苦労を覚悟しているもの以外でも、実際に離婚を経験してから「本当に大変だった!」と思うこともたくさんあります。
今回は離婚経験者がどんなことに苦労したか、「離婚して大変だったこと」について聞きました。
Q離婚経験者に質問!実際に離婚して大変だったことは?
離婚経験者が語る「離婚して大変だったこと」
離婚してから知った離婚後の苦労の数々。離婚後ひとりで全てを抱えてしまわぬよう、離婚を考えている人は事前に対応策を練っておきたいトコロです。
離婚にもれなくついて来る「悩み」
子育てと仕事の両立など離婚する前から「離婚後大変だろうな」と覚悟はしていても、本当の大変さは実際にその生活をスタートしてから身を持って体感するものだったりします。
A子育てと仕事の両立ができなくて悩む毎日
私はまだ子供が3歳にも満たない頃に離婚しました。どうしても彼のギャンブル癖が直らなくて、別れたのです。別れた当時はとにかくこの人と別れないと将来はお金の問題で子供につらい思いをさせると思いました。結局辛い思いをさせるのが嫌で、別れました。しかし、実際に別れると今度は子育てと仕事の板挟みになって悩みました。
子供のことを優先したいけどそれでは職場に迷惑がかかります。仕方なしにすべて子育ては親に手伝ってもらいながらやっており、大変苦労しました。子供が風邪をひいたときにそばにいられないということほど辛いことはありません。ただ無職では子供を養えないので、諦めました。子供には寂しい思いをさせてしまって、申し訳なく思います。やっぱり子育てと仕事の両立はひとり親では苦労するのです。
A氏名変更などの諸手続きが大変でした!
結婚時に姓が変わった際、免許証、銀行系、会社関連、保険などの氏名変更の手続きがたくさんありました。また、私の場合は氏名変更と同時に銀行の届出印も変更し、各種の引き落とし口座も主人と同一の家計用口座へ変更したり、住所変更の手続きなどをしました。想像以上に連絡必要箇所が多く、終わったと思ってもなかなか完了せず、全てが完了したのは結婚して姓が変わってから数か月後でした。
離婚後は全てにおいてまたその逆の作業が必要で、「またこれをしなくてはいけないのか・・・」と始まる前から憂鬱でした。手続きを始めると窓口の方に「ん?名字が戻ったのですか?」と心無い言葉をかけられる事もあり、結婚時とは違って世間からすると後ろ向きな手続きである事に少し気持ちが重くなりました。終わってしまえばすっきりするので、早めに全てを終わらせる事をおすすめします。
A離婚して大変なのは離婚した後
離婚自体は大変なことではありませんでした。子供もまだおらず、お互いの裏切りなどではないので二人の話し合いだけですぐに離婚が決定したので役所に離婚届を提出して終わり。こんなにもあっけないものかと思いました。離婚の原因は説明しようのないことで、お互い一緒にいるだけで神経が逆なでされるようになりイライラをかくしきれなくなり、こんなに我慢してこれからも一緒に生活する意味はもうないということになりました。知らないうちに変わってしまったお互いが悪かったのでしょう。
しかし本当に大変なのは離婚してからでした。この年でバツイチとなるともう幸せな再婚など無縁なのかと少し絶望的な気持ちになります。自分は今後一人で生きていくことを決めました。そしてなにより親族や知人に対して報告するのがとても辛かったです。家族は自身で決めたことと理解してくれましたが幸せなことではないのでなんとなく暗い雰囲気が付きまといます。知人にも親しい人や今も頻繁に付き合いがある人以外にはなかなか言えずにいます。当時は離婚以外に選択肢はなかったので全く後悔はしていませんが、結婚する前に戻りたいとはよく思いました。
仕事・住居探しに苦労
それまで専業主婦だった女性が子供を連れて離婚した後の就職口探し、住居探しは一筋縄ではいきません。
A長い間専業主婦をしていた40代半ばの女性のあてのない離婚
離婚の際にまず大変だと思ったことは自分だけでは賃貸住宅を借りることすら大変だったことです。就職をしているわけでもなく、また年齢が既に45才だったこともあり、就職そのものが難しいという現実がありました。ですから、就職をしてから賃貸住宅を探すなどということを考えていては、いつになっても住宅を借りることはできないような気がしました。
中には私の名義で貸してくれる所もあったのですが、残高の充分に入っている通帳を見せなくてはならなかったのです。通帳の残高にも自信がなかった私の場合、自分の名前だけで借りるのは諦めました。家族が協力してくれました。独身で正社員で働いている妹が借りるということにしました。そこに一緒に住むという形式にしてようやく住処を確保できました。妹でもいなかったら、私の場合は住居を確保するのが、とても難しかったと思います。
A派遣会社
離婚後、当時4歳の子供と家を出て行くために必要な費用がほぼ0だった為、寮つきの職を探すのに苦労しました。なるべく残業無しで土日休みのところがあまりなく、いい条件のところは高卒以上。そんな中、寮つきの派遣会社に登録し運よく仕事がすぐ見つかりました。派遣会社自体の受付です。決まってからはとんとん拍子に事が進み、寮も古いアパートでしたが3Kで広さは十分でした。寮なので照明もエアコンも冷蔵庫も洗濯機もあり、初期費用はほとんどいらなかったです。車も貸し出しだったのですごく助かりました。
離婚直後はいろんな問題が出てきますが、一番は仕事と住居の問題なので、それさえ見つかれば意外と何とかなるものだと思います。住居を探すのは費用がかさむので、ある程度のお金を持って出れる方はいいですが無い場合は寮つきの仕事を探すことをおすすめします。
周りの反応がつらい
期待と幸せに満ちていた結婚生活に終わりを告げる離婚にはマイナスのパワーが必要。多少なりとも渦中の夫婦はお互いに傷つくわけですが…。放っておいてほしいときに「何で離婚したの?!」と聞いてくる周囲との温度差が気になってしまうこともチラホラあるのです。
Aそっとしておいてほしい時もあるんです。
離婚して大変だったことは「なんで離婚したの?」と聞かれることだと思います。聞いているほうは、特に悪気があって聞いているわけではないと思うのですが、聞かれるほうは説明が難しいんです。結婚生活は積み重ねですので、離婚に至る原因も少しずつ積み重なっていきます。借金とか暴力とか、分かりやすい原因であれば、説明しやすいかもしれませんが、それでも他人にはなかなか簡単に話せることではありません。
離婚した当時はあまりにも聞かれるので「聞いてどうするの?」と思ったこともありました。人の離婚の原因を聞いて何かしてくれるのでしょうか。離婚をして良かったと思っている人でも、離婚したこと事態には傷ついています。そっとしておいてほしい時もあるんです。
A若い離婚
私は1度離婚を経験しています。20代前半の時期です。この頃は若かったというのもあり勢いで結婚してしまいました。その分離婚も早かったです。わずか半年で離婚してしまいました。私の場合、子供がいなかったので養育費などでもめることはありませんでしたが、家財葬具屋、その時の住まいなど大変なことはありました。預金は40万ほどしかなかったので奥さんに全部あげました。賃貸住宅で私の名義で借りていたので、奥さんは出ていき私はそのまま住み続けました。結婚してすぐだったので、二人で住み始めてから購入した財産などはなく生活必需品などは奥さんが選んで持っていきました。
離婚して大変だったことと言えば、離婚の事実を知らせるのに、精神的にまいった記憶があります。ご祝儀をもらって半年後には離婚。祝儀泥棒とまで言われました。離婚の原因も価値観の違い、生活スタイルの不一致だけでした。付き合った期間も短かったので、情もわかなかったです。
A子供への代償
離婚を2回経験しました。1度目は結婚2年で、夫がうつ病で働けなくなり、姑とも上手くいかず逃げるように実家に帰ってきました。その2年後に再婚し、子供のことも父親として可愛がってくれましたが、仕事のストレスなどから思春期に差し掛かった子供に当たるようになり、離婚。しかしその直後から子供が精神的に不安定になり、高校はなんとか卒業したものの大学やバイトが続かず、家出やストレスからの鬱なども起こしました。
今思えば私の身勝手で家庭環境を安定させられなかったのかなとも悔やむ日々です。子供や両親からは「お前が好き勝手恋愛した結果だ」と裏で囁かれ…。せめて子供の幸せな将来のために少しでも力になれたら、と思いつつ何もできない自分が悔しいです。
離婚の代償?別々の人生を歩み出すときこそ強く!
幸せと期待でいっぱいだった結婚生活に失望したり、何らかの理由で夫婦が別々の人生を歩むと決めたとき、大変なのは今までの結婚生活の後始末。子供の有り無しに関係なく、付き合っているときとは違って「じゃ、そういうことで!」とはいかないのが結婚生活のピリオド「離婚」なのです。
また、専業主婦だった人が新たなスタートを切ることもやはり簡単ではありません。夫婦間ではスムーズに話が進んでいてもそれ以外の部分で苦労することが多く、離婚後、本当に生活が落ち着くまではある程度の時間を必要とするものなのかも知れません…。