転勤族の妻は仕事ができない!?子育てや孤独などお悩み解決策7つ
転勤族の妻には、その立場ならではの苦労がたくさんあります。実家や友人と離れて知らない土地で暮らし、いつまた引っ越すか分からないなかで、生活のさまざまな場面で問題が起こり、我慢を求められることも多いですよね。中には、強い孤独感や気持ちの落ち込みに悩む人も少なくありません。
そこでこの記事では、転勤族の妻に多い悩みごとや、おすすめの仕事・資格、その解決策、孤独やストレスとの向き合い方を、順にご紹介していきます。
転勤族の妻に多い悩みTOP7
転勤族の妻の皆さんは、どんなことに悩んでいるのでしょうか。かつては転勤の多い会社が全国に社宅を用意していて、妻も地域に馴染みやすかったものですが、最近はコスト削減で社宅を持たない会社が増え、悩みを抱えても身近に相談できる相手がいない妻が多くなっています。
1仕事
転勤族の妻は、いつ引っ越すか分からないため一つの仕事を長く続けにくいという悩みを抱えがちです。資格や特技がないと新しい土地で仕事を探すのに苦労しますし、資格があっても、それを活かせる職場ほど長く働ける正社員を求めていて採用に至らない、ということも少なくありません。
子供が小さい場合は実家にも頼りにくく、預け先が確保できずパートすら難しい人もいます。保育園を利用しても急な発熱時に預かってもらえるとは限らず、代行サービスやベビーシッターを使ううちに、収入より支出が上回ってしまうこともあります。
転勤族の妻に多い仕事のお悩み
- いつ辞めるか分からないからと採用してもらえなかった
- 新しい職場に馴染めず苦労した
- やりがいのある仕事を見つけても長く続けられない
- 資格を活かして働けない
2孤独感や気持ちの落ち込み
転勤族の子供は順応性が高く新しい土地にもすぐ馴染むと言われますが、大人である妻は新しい土地に馴染むのに時間がかかることが多いものです。気の合う友人がなかなかできず、そのうえ夫の仕事が忙しくて一人で過ごす時間が増えると、孤独感や気持ちの落ち込みを感じやすくなります。
子供がいる人は子供をきっかけに交流が広がりやすい一方、子供がいない転勤族の妻は、特に孤独を抱え込みやすい傾向があります。つらさが長く続くようなら、後述する公的な相談窓口も頼ってみてください。
3子供の転校や転園
転勤に伴い、子供は転校や転園をすることになります。順応性には個人差があり、すぐ新しい環境に馴染める子もいれば、時間がかかる子もいます。引っ越しの前後は子供もナーバスになりやすく、夫は転勤で仕事が忙しくなるため、子供のケアは妻に集中しがちです。
新しい環境に慣れるまで学校へ行きしぶることもあり、そうした子供の様子を見て母親自身の気持ちが沈んでしまうこともあります。無理に急がせず、子供のペースに寄り添いながら見守っていきたいですね。
4物が買えない
大都市への転勤ならよいのですが、地方の小さな町に移ると、思うように買い物ができないことも珍しくありません。引っ越したばかりの頃は、そもそもどこで買えばよいか分からず、買い出しに苦労することもあります。都市部で暮らしてきた人にとっては、好きなブランドの洋服などが手に入らないことがストレスになる場合も。
また、次の転勤に備えて物を増やしにくいため、欲しいものを我慢する、という悩みを抱える人もいます。
5かかりつけの病院を持ちにくい
引っ越して最初に気になるのは、病院とスーパーの場所ではないでしょうか。自分が納得できる病院に出会うまで、いくつかの病院を試すことになる場合もあります。子供がいる人は、小児科選びにも気をつかいますよね。
定期的な通院が必要な事情がある人にとっても、腰を据えて通える病院を見つけられるかは気がかりです。転勤をくり返すと、同じ医療機関にじっくり通い続けにくいという声もあります。
6転勤前後の出費や負担が大きい
転勤の前後は、何かと出費がかさみます。新しい家に合う家財道具をそろえたり、幼児がいる場合は幼稚園・保育園の入園にかかる費用や制服をそろえたりする必要もあります。
転勤手当が十分に出る会社ならよいのですが、額が少ないと、転勤のたびに貯金が減っていきかねません。特に子供の数が多い家庭では、習い事を新たに始める費用などもかさみ、出費は膨らみがちです。
7条件の良い家が見つからない
転勤が決まってまず取りかかるのが新しい家探しですが、短期間で決めなければならないため、なかなか条件に合う家が見つからないこともあります。「日当たりが良くない」「学校から遠い」「駅まで遠い」など、不満を抱える人は少なくありません。
家で過ごす時間が長いと、住まいへの不満はそのまま毎日のストレスにつながってしまいますよね。
転勤族の妻におすすめの仕事4つ
共働き家庭が増えている現代では、以前は専業主婦が当たり前とされていた転勤族の妻でも、仕事を持つ人が増えています。とはいえ仕事を見つけにくいのも事実。ここでは、転勤族の妻におすすめの働き方を4つ紹介します。
1在宅ワーク
引っ越しても影響を受けにくいパソコンを使った在宅ワークは、転勤族の妻にぴったりの働き方です。自宅で自分のペースに合わせて働けるため、転勤の前後は仕事を休むなど調整しやすいのも魅力。まずは在宅ワークのサイトに登録して、どんな仕事があるのか眺めてみましょう。
おすすめの在宅ワーク
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ウーマンクラウド
- シュフティ
2派遣社員
赴任期間があらかじめ決まっている場合は、契約期間の区切りがある派遣社員が働きやすいでしょう。正社員に比べると給与水準は下がりボーナスも出ませんが、働ける期間が短いと正社員での採用は得にくいのが実情です。長く求職活動を続けるより、割り切って派遣で働くことも選択肢に入れてみましょう。
3全国チェーンのファミレスやコンビニ
全国チェーンのファミレスやコンビニなら、引っ越し先でも以前の職歴を活かして同じ仕事に就きやすいですよ。日中は主婦が多く働いており、時間帯の融通も利きやすいので、短時間勤務を希望する人に向いています。
勤務地が変わっても仕事内容が同じなら職場に早く慣れられるため、環境が変わることによるストレスも少なくてすみます。
4くもんのパート
教員免許などを持っている人には、くもんの先生のパートがおすすめです。マニュアルがあり、全国どこでも仕事内容が変わらないので、子供が好きな人にはぴったり。教室を開くとなると大変ですが、パートであれば教室数が多く見つけやすいですよ。
最近は、就園前の幼児から始める「ベビーくもん」もあります。午前中に働けることもあり、取り組み方しだいで効率よく収入を得られます。
転勤族の妻が持っていると助かる資格
何度も仕事を探し直す転勤族の妻にとって、就職の際に武器になるのはやはり「資格」です。資格があると職探しに有利で、待遇も上がりやすいのですが、正社員での就労を前提とする職種では仕事が見つかりにくいこともあります。
ここで紹介するのは、結婚前に取得しておくと転勤先で仕事を見つけやすい資格や、これから通信教育で取得できる資格です。興味がある方は、まず資料請求から始めてみましょう。
1看護師や歯科衛生士など医療系
看護師や歯科衛生士は、女性が多く活躍している職種です。出産や子育てが一段落した妻が再就職を目指すとき、これらの資格があれば全国的に求人が多く、職を得やすくなります。パートでも、販売など他の仕事に比べて時給が高めになることがあるため、勉強して資格を取る価値は十分にあるといえます。
近年の歯科医院は、虫歯治療だけでなく審美歯科に力を入れるところも増えており、歯科衛生士の需要は今後も期待されています。
2教師や幼稚園教諭、保育士
教師や幼稚園教諭・保育士などの資格は、学校や園に勤めなくても、くもんの先生や学童のパート職員として働く際に役立つことがあり、決して無駄になりません。
転勤族の妻が担任を持つような仕事に就くのは難しい面もありますが、資格と得意分野を活かして、子供と接する非常勤講師などとして働けることもあります。
3薬剤師
薬剤師は、調剤薬局だけでなくドラッグストアのチェーン店でも働けるのが強みです。店頭に「薬剤師募集」の貼り紙を見かけることも多いですよね。短い期間でも転勤先で薬剤師として働き続けることで、自身のキャリアにもつながります。
体力を要する仕事に比べて年齢が上がっても続けやすい点も魅力です。資格はあるものの、しばらく現場を離れて感覚が薄れたと感じる場合は、薬剤師向けの継続学習の通信講座などを活用するのもおすすめです。
転勤族の妻が孤独やストレスと向き合う方法
転勤族の妻の中には、地域に馴染めず、話し相手もできずに強い孤独を感じてしまう人もいます。ここでは、どこへ行っても手軽に取り入れられる、気持ちを軽くするための方法を紹介します。自分に合うものを見つけてくださいね。
1早起きしてジョギングやウォーキング
気分転換には、体を動かすことがおすすめです。毎日少しずつ、無理のない範囲で続けてみるのがコツ。頑張りすぎず、心地よいと感じる程度から始めましょう。
早起きして体を動かすと、朝日を浴びて気持ちがよく、お腹がすいて朝ごはんもおいしく感じられます。毎朝同じコースを歩いていると顔なじみのランナーができ、あいさつを交わすだけでも、少し孤独感がやわらぐかもしれませんよ。
2ブログなど気持ちを吐き出せる場所をつくる
「誰かと話がしたい」と感じたら、ブログなどに自分の気持ちをつづってみませんか。同じような悩みを抱える転勤族の妻とインターネット上で出会えることもあります。同じ思いの人がいると分かるだけで、気持ちが少し軽くなるものです。
ブログやSNSは住む場所が変わっても続けられるので、手軽な気分転換になります。
3転勤族の妻の会などに行ってみる
同じ悩みを持つ人と話すと、気持ちがぐっと軽くなります。近所に転勤族の妻の集まりがあれば、思い切って顔を出してみませんか。
小さい子供がいる場合は、地域の子育て支援センターや子育てサロンに行ってみるのもおすすめです。親子ともに友達ができるきっかけになりますよ。
4幼稚園や学校のPTA役員をやってみる
仕事を持つ人が増え、敬遠されがちなPTA役員ですが、転勤族の妻にとっては園や学校に知り合いをつくるチャンスでもあります。勇気を出して立候補してみませんか。
役員になると園や学校に足を運ぶ機会が増え、子供の様子を見られます。新しい環境に馴染めるか心配なママも、昼間の様子が分かるので、気になることがあればすぐ先生に相談できますよ。
つらさが続くときは公的な相談窓口へ
気持ちの落ち込みや孤独感が長く続いてつらいときは、一人で抱え込まないことが大切です。お住まいの自治体の保健センターや精神保健福祉センター、厚生労働省の「まもろうよ こころ」や「こころの健康相談統一ダイヤル」など、無料で利用できる公的な相談窓口があります。電話やSNSで話を聞いてもらえる窓口もあるので、気軽に頼ってみてください。
転勤族の妻が子供の転校・転園でいちばん大切にしたいこと
子供が転校や転園先に馴染めるかは、親にとって大きな心配ごとですよね。数年おきの転校は子供にとっても大変ですが、親が子供の前で「かわいそう」とネガティブに口にすると、子供も前向きな気持ちで新しい環境に入りにくくなってしまいます。
「いろいろな場所に友達ができていいね」と、子供の前では転勤を前向きにとらえる言葉を心がけましょう。
転勤族のその他のお悩みへの解決策
ここまで、仕事・資格・孤独という3つの悩みへの解決策を紹介してきましたが、転勤族の妻の悩みはまだまだあります。ここでは特に多い4つの悩みの解決策を紹介します。転勤を重ねるうちにコツをつかみ、引っ越しを楽しむ余裕が出てくる先輩ママもいます。大変なことは多いですが、素晴らしい経験に変えていきましょう。
物が買えないストレスへの解決策
買い物がしにくいのは主婦にとってつらいものです。都会から急に田舎へ転勤すると、店が少なくストレスを感じることもあります。けれど、最近はネットショップの方がお得に買える場合も増えており、「お店に行くより安く買えた」と気持ちが軽くなる人も。
また、本当に必要なもの以外を持たない断捨離®の考え方を取り入れ、物の整理に振り回されないシンプルな暮らしを目指す人も増えています。転勤を機に、持ち物を見直してみるのもよいかもしれませんね。
かかりつけの病院を持ちにくいことへの解決策
転勤のたびに病院探しをするのは大変ですよね。ネットの口コミで事前に情報を集めても、実際に受診してみないと分からないことも多いもの。子供の小児科については、園や学校で保護者に聞いてみるのがいちばんの近道です。
引っ越しが多い人が新しい病院にかかるとき役立つのが「お薬手帳」です。受診時に持参できるよう、常に携帯しておきましょう。持病やアレルギーがあるお子さんは、これまでの症状や経過を簡単にメモしておくと、担当医が変わっても状況を伝えやすくなりますよ。
転勤前後の出費や負担への解決策
転勤前後の出費には避けられないものもあり、大きく削るのは難しいものです。それでもできる工夫を紹介します。
- 転勤に備えて毎月積み立てをしておく
- 不用品はリサイクルショップやオークションで売る
数年おきに転勤がある家庭では、毎月コツコツと積み立てておくのがおすすめです。毎月が難しければ、ボーナスの一部を回すのもよいでしょう。いざ引っ越しとなると不用品が大量に出てきますが、粗大ごみに出すと処分費用がかかるので、リサイクルショップやネットオークションを活用すると節約になります。
条件の良い家が見つからないことへの解決策
最近は、不動産会社のホームページで条件を絞って賃貸物件を探せます。ただ、会社や貸主の都合でホームページに載っていない物件もあるので、検索で見つからないときは不動産会社に直接問い合わせてほかに良い物件がないか聞いてみましょう。
なお、家探しを夫任せにするのは避けたいところ。交通費がかかっても、できるだけ家族で現地を見に行くようにしましょう。
転勤族の妻の悩みに関するよくある疑問
最後に、転勤族の妻からよく寄せられる疑問を、これまでの内容をふまえて整理します。
資格がなくても転勤先で仕事は見つかりますか?
見つかります。全国チェーンのファミレスやコンビニ、在宅ワークなど、資格がなくても始めやすい仕事はたくさんあります。まずは短時間から働き始め、余裕が出てきたら資格の取得や在宅ワークのスキルアップを目指すと、次の転勤先でも選択肢を広げられます。
新しい土地でなかなか友達ができません。どうすれば?
あせらなくて大丈夫です。子育て支援センターや子育てサロン、PTA役員、地域のサークルなど、同じ立場の人と自然に出会える場に少しずつ顔を出してみましょう。オンラインで同じ悩みの人とつながるのもひとつの方法です。無理をせず、心地よいと感じる範囲から始めてください。
気持ちの落ち込みが続くときはどうしたらいい?
眠れない、何をしても気持ちが晴れない、といった状態が続くときは、一人で抱え込まないことが何より大切です。家族や友人に話すほか、自治体の保健センターや精神保健福祉センター、厚生労働省の相談窓口など、無料で利用できる公的な相談先があります。早めに頼ることは決して特別なことではありません。
転勤の悩みは工夫しだい!自分に合った過ごし方を見つけよう
転勤族の妻には、仕事や人間関係、お金や住まいなど、その立場ならではの悩みがたくさんあります。けれど、続けやすい働き方を選んだり、公的なサービスや地域のつながりを上手に頼ったりすることで、負担をやわらげていくことは十分に可能です。
大変なことばかりに目が向きがちですが、いろいろな土地で暮らす経験は、見方を変えれば貴重な財産にもなります。無理をせず、頼れるところは頼りながら、自分に合った過ごし方を少しずつ見つけていってくださいね。




