旦那が優しい妻は幸せ?に関する記事

旦那が優しいと幸せ?大好き?妻が離婚したくなる理由6つ

旦那が優しいと幸せ?大好き?妻が離婚したくなる理由6つ

「旦那は優しいけれど、もう一緒に暮らしたくない!」と妻が考えてしまう理由や、離婚を考えてしまったときの対処法を解説します。傍から理想の夫婦として羨ましがられる妻が不満を抱くには、それ相応の理由があるのです。

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旦那が優しいのは愛情?言えないだけ?妻が離婚したくなる理由

離婚を経験した女性に離婚理由を聞いてみると、「元旦那が冷たかったから」という意見が多いのですが、なかには「旦那は優しかったけれど…」と、他人からはワガママと思われかねない離婚理由を口にする女性もいます。周囲からは理解されにくい悩みを抱える優しい夫へ不満を募らせている女性は、本当にワガママなのでしょうか?

今回は、「旦那が優しいのに不満たっぷり!」という妻について、不満の原因、妻が求める夫の役割、離婚の考え方などについて、徹底解剖してみましょう。

旦那が優しいと大好きでいられる?幸せ?

笑顔の夫婦

結婚生活は、それまで全く別々の生活環境にいた男女がお互いに妥協しなくてはいけないので、妻としては夫が非協力的であったり、自分の生活スタイルや価値観を押し付けてきたりすると困りますよね。ですから、傍から見れば夫が優しい家庭の妻は、一見幸せそうに感じられますが、必ずしもそうと言い切ることができないのが現実。なぜなら結婚生活とは、夫と妻の二人で作り上げていくものだからです。

結婚すると様々な問題に直面しますが、問題が起きた家族の危機に、妻が何を言っても「そうだね」「わかった」とニッコリ返事をするだけの夫だったら?
確かに人当たりは優しい夫ですが、妻は大好きと感じ続けられるものでしょうか。嫌いになってしまう妻もいますよね。

本当に羨ましい?現実とのギャップ

他人からは「羨ましい」と嫉妬されることさえある優しい旦那さま。ところが、優しい夫との離婚を思い悩むほどの妻の場合は、相談しても同じ女性にすらなかなか共感してもらえず、一人で思い悩まざるを得ないことが多いのです。

うっかり相談しようものなら、「旦那さんが優しいことに、なぜ不満を持つの?」と諭され、相談するはずが「私なんて…」と逆に相談されるばかりで、モヤモヤが募っていくばかり。そうして、周りの人が考える理想の幸せなカップル像と、自分が置かれた現実とのギャップを感じ、孤独に追い込まれてしまいがちなのです。

ひろみ
40歳

優しい旦那の顔ばかりじゃない!

料理をしている夫

「運命だね」と友人からも羨ましがられる優しい旦那との結婚。頼もしい旦那ですが、困った面も沢山あるんです。

例えば、私が風邪の時にご飯を作ってくれるのは嬉しいのですが、どういうわけかスイーツばかり。しかも、後片付けをしません。ですから、結局は私の仕事が増えるばかり。気持ちは有難いのですが「俺って優しい旦那だよな」と自ら言い放ち、同じことを繰り返されるとイライラが募って誰かに聞いて欲しくなります。

ところが、ママ友ランチで旦那のグチを皆が話していても、「あなたの家は旦那さんが優しいからね」と、こちらが口を開く前に言われてしまい一人悶々とする始末。誰にも愚痴れず孤独を噛みしめています。

夫が優しいことで起こる問題の被害者が、自分だけであればワガママと言われて納得できる部分もあるのかもしれませんが、子供のトラブルや親戚関係など周りの人も巻き込む問題にかかわっているとなると事は深刻ですよね。

ユウ
39歳

旦那の優しさは子供の毒!?

私の旦那は確かに私に優しいです。私のことが大好きで、私のことを信じて過ちを責めることも足りないところに不満を言うことだもなく、家事や子育てにも気持ちよく協力してくれますので助かっていますが、子供への教育となると話は別。

とにかく子供に注意しない夫は、病院など静かにすべき場所で子供が騒いでも注意しませんし、私に内緒で何でも買ってあげるし、私が子供に注意すると子供と目を合わせてニヤついているのです。

それでも幼稚園入園前は良かったのですが、幼稚園でも小学校でも常に問題を起こし、私は度々先生に呼び出されています。旦那に話しても「でも優しくていい子だよ」という始末で、父親として全く注意しません。子供の教育のために離婚した方がいいのではと、時々真剣に考えてしまいます。

旦那が優しいのに妻が離婚したい理由

一言に「優しい旦那」といっても、男性の優しさにはいろいろな種類があります。女性は優しくされると嬉しくて、その裏に隠れた男性の姿に気が付くのが遅れてしまいがちですが、結婚して一緒に生活することで、優しさに隠れた次のような本当の姿や理不尽さに気づくと、離婚したいと考えるようになってしまうのです。

意見を言えないだけと気づいた

何でも妻のいうことを優先してくれる男性は、一見とても優しい夫に見えます。確かに「何でも自分の思い通りにしたい妻」であれば、優しい夫であることに間違いはないでしょう。

ですが、「お互いの意見を尊重して2人でよりよい家庭を築きたい妻」であれば、自分の意見を言う勇気がない夫、あるいは自分の意見を持たない他力本願で無責任な夫、と感じられて寂しさや不満を募らせてしまうのです。

旦那は優しいけど、2人で力を合わせて問題を解決できない」と不満を抱え、トラブルが長引いて妻が疲労していくばかり。次第に夫からの自分や子供への愛情を疑いだし、「結局旦那は優しいんじゃなくて自分が可愛いだけ」とウンザリしてしまうのです。

子供への悪影響が心配

手押し車で遊ぶパパと息子

優しさと甘やかしは紙一重。ボーダーを越えて甘やかしになってしまうと、人間にとって害になることが多々ありますよね。旦那さんが優しくて妻や子供に穏やかに接してくれるのはいいことなのですが、なんでも子供のいうことを聞いてしまったり、子供の望むものを買い与えてしまったりする甘やかし放題の父親のでは、子供の将来のためになりません。

そのため、子供を指導し導く父親の役割を放棄する夫の代わりに、子供を受け入れ愛情で包み込む役割の母親が父親役もしなければならなくなりますよね。父親が側にいなければ、両方の役割をこなす母親を子供も頼もしく思えるのでしょうが、父親の甘い姿を日頃から見ている子供にとって厳しい母親は、うるさく疎ましく感じられやすく、愛情にまで疑問を抱いて健全な成長を妨げてしまうことも…。

子供は親の背を見て育ちます。母親がどんなにきちんと注意しても、父親が「ほら、ママが怒るからごめんなさいしとこうね」「ちょっと間違えただけだよね」などと子供の過ちをかばえば、子供は父親の示す楽な道を選び、過ちを認めて正しい行いを学ぶチャンスを逃したまま成長してしまうでしょう。そんな日々が続くことで、妻は次第に子供を一緒に育てるパートナーとしての夫に失望してしまうのです。

優しい態度を怪しいと思うから

男性は意外と単純で、誤魔化したいことや後ろめたいことをしているときには、妻の機嫌をとろうと妙に優しくなることが良くあります。

夫婦として生活をすれば多少の意見の衝突くらいはあって当然です。ところが、あくまでも夫が優しい態度を崩さずに妻のことを優先させてばかりいると、妻は夫が何かを隠しているのではないかと疑心暗鬼になり、結婚生活に強い不安を感じてしまうのです。

うまく利用されていると感じるため

人に優しくされることを喜ばない人はいませんよね。女性にとって、愛する人に優しくされることはとても嬉しいこと。夫に優しくされると愛情も深まって、「この人のために何でもしてあげよう」と必要以上に家事も仕事も頑張ってしまいがちになる妻もいます。

ですが、ふと冷静になって考えたことで「おだてられて利用されているだけだって気づいたの」と、自分が利用されていると感じ、腹を立てて夫や結婚生活に疑問を持ってしまうのです。

寂しいから

のれんに腕押しのイラスト

“のれんに腕押し”ということわざがありますよね。「旦那が優しいのは、私が相手にされていないから」と妻が感じ、寂しさを募らせていくことがあります。

何を言っても議論にならず黙ってしまい、翌朝には笑顔で「おはよう」と言われることが繰り返され、待てど暮らせど話し合いをしようとしない夫の姿に、「ああ、この人にとって私の気持ちなんて、忘れても受け流してもいいことなんだ」「この人は私の外側にしか興味がないんだ」と次第に寂しくなっていくのです。

やがて、妻は夫との結婚生活への張り合いや自分の価値を見失ってしまい、夫からの自立を考えるように…。こうして、離婚へと心が傾いていくのです。

ストレスが溜る

夫婦で生活を営み子供を育てていくためには、さまざまな決断を迫られることがありますよね。こういった決断に夫を頼りにする女性は多いのですが、夫がただ優しく「君の決めた通りでいいよ」という態度を取ってばかりだと、妻一人の肩に家族の幸せへの舵取りが重くのしかかり、さまざまなストレスが溜まって疲弊してしまいますよね。

すると、「家庭を守る気がない旦那と一緒にいてもイライラするだけ!離婚して目の前から旦那がいなくなれば、こんなにイライラしないのかなぁ?」などと、ストレスの多い結婚生活を解消したい欲求が芽生え、本当に離婚してしまう女性もいるのです。

旦那が優しいのに離婚したい妻はワガママ?

夫が優しいことが原因で離婚を考えても、妻は「自分が我が儘なのかもしれない」と罪悪感を抱いたり、夫を傷付けることを恐れたりして自分の気持ちを言い出せないことが多いです。そして、ズルズルと優しい夫との暮らしを続け、夫婦関係をより悪化させてしまうことも多いのですが、自分に罪悪感を持つことをやめましょう

ただし、結婚生活に問題が起きて離婚を考える場合、その前に問題のある相手にアドバイスをしたり、解決する方法を提案したりするなど、相手の足りない部分を補うばかりではなく、相手がより向上して問題を解決できるように協力することが必要です。

「旦那は優しいけど、一緒にいると困るから離婚したい」という場合は、問題点や原因、夫の気持ちをしっかりと認識し、夫の気持ちを汲み取りつつアドバイスをしたか、振り返ってみましょうね。

優しい旦那と離婚したら子供は傷つく?

妻に対して優しい夫は子供にも優しく、「良い父親」と子供が思っていることが多いです。優しい父親を離婚によって子供から奪ってしまうことに罪悪感を持ち、最終的な行動に移ることができない妻もいるでしょう。

優しい夫が良い父親であろうが悪い父親であろうが、夫婦が離婚をする場合には子供もそれに巻き込まれ、心に傷を負うことを避けることはできません!

親ができることは、子供が傷つかないように夫婦でよく話し合い、結婚生活を良いものにして踏みとどまるか、あるいは子供に与える影響を最小限にしてスムーズに離婚をすすめるかです。

子供のことを最優先させることは母親として素晴らしいことですが、母親がつらい思いを心に押し込め夫婦であることを耐えている姿を子供に見せ続けることも、離婚同様に子供の心を傷付けます。子供のことを思うなら、子供の前で自信を持って笑顔になれるためにはどうすればいいのか、夫婦でしっかり考えてみてくださいね。

本当の優しさって何?

「本当の優しさ」とは、一体どういったものであることが望ましいのでしょう?これはとても難しい問題ですね。

人の心は一人一人違い、パートナーに対する愛情の示し方も、愛情の受け取り方も千差万別。つまりで、「優しさ」に正解も間違いもないのです。

「優しい」という言葉は、相手に対して細やかな情をしめし、悪い影響を与えずに支えることを示す言葉です。

実際に結婚生活を長く続けていると、「確かにね!」と実感しやすいのですが、結婚して夫婦で生活することは、お互いの妥協と協力なしには成り立ちません。相手のことを思いやって妥協や協力をしていけることが、夫婦にとって一番大切な「優しさ」なのかもしれませんね。

優しさをもらうばかりの妻になってない?

甘える妻

人の心というものは不思議なもの。夫の優しさに疑問をもったり不満をもったりする女性もいれば、夫の優しさにすっかり慣れ親しんで甘え、優しさをもらうばかりの女性もいます。後者のケースでは、夫が優しく接してくれるのをいいことに、自分で好き勝手なことをしたり、わがまま一杯にふるまったりして、さすがの夫も愛想をつかしてしまうという事態になりかねません。

優しい旦那さんに甘えているだけの女性には、「夫への依存」という問題も浮上してきますね。何をするにも夫に頼ってしまうことで、生きる気力をなくしてしまう妻もいますので、夫の優しさに甘えきらず、精神的に自立して夫と対等な関係を目指しましょう

ミッチェル
28歳

年上の旦那の優しさに甘えすぎていました

職場の先輩だった7歳年上の旦那と結婚して7年目で、まだ子供はいません。
私は学校を卒業して社会に出て、すぐに旦那と知り合って結婚をしてしまったので、生活の中でいろいろなことを旦那に甘えてしまっています。

旦那の希望で、仕事を辞めて自宅だけで過ごすようになったら、人と会うことが怖くなってしまい、ほとんど引きこもりのような生活をしています。旦那はそんな私に優しくしてくれますが、私だってそろそろ子どもが欲しいし、こんな自信がない母親では子供が可愛そうなので、旦那との関係も見直さなくてはいけないと思い、先日旦那とも話をしました。

話し合いの中では、二人の気持ちが一致せずにいろいろありましたが、一緒に話し合うことで、私は初めて旦那と向き合うことができたと思います。今はとりあえず社会生活のリハビリにスーパーのレジ打ちのパートを始め、旦那と一緒に頑張っています。

離婚する前に考えて!家族の役割

旦那さんの優しさに不満を抱いて離婚を考えるようになると、どうしても相手の悪いことばかりを探してしまいますが、ちょっと待って!一度冷静になりましょう。
妻として母として生活する中で、夫に求めるばかりになっていませんか?夫の役割や父親の役割を、自分のイメージで押し付けていませんか?

家庭は妻だけ、もしくは夫だけで築くことはできません。夫婦がお互い対等であること、そして夫婦がお互いに相手を支えるために何ができるかを考える「優しい関係」でいることが、結婚生活には大切なんです。

自分や周囲の人が持つイメージに縛られず、相手が苦手なことは自分が代わりに、自分が苦手なことを相手が代わりに担当するなど、柔軟な発想や協力も必要不可欠。離婚に向けて突き進む前に、もう一度お互いの存在や役割を見直してみてはいかがですか?

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!