メシマズ嫁の料理とは~夫が味覚障害?望めば離婚できる?
最近は、本気で妻の料理に苦情を申し立てる、「メシマズ嫁」問題に悩む夫が増えています。家事も育児も夫婦が協力し合っていくものではありますが、男性の中には美味しいご飯を作ってくれた自分の母親の姿があり、妻に美味しい料理を作ることを期待する人も多いですよね。それなのに、妻の料理が女性でもドン引きするほど、とんでもなくマズかったら…(ブルッ)。あなたの家庭はどうですか?
今回は、メシマズ嫁とは一体何か、メシマズになる夫や嫁の病気、食生活チェック、メシマズ嫁との離婚、メシマズ嫁と向き合う方法について、詳しくご紹介していきます。
メシマズ嫁とは?ありえない食事体験談
メシマズ嫁とは、一体どのような妻をさす言葉なのでしょうか?「私も料理は苦手なんだけど…」という妻も、「もしかして、うちの嫁かも」という夫も、まずはチェックしてみましょう。思わず笑っちゃうような、でも男性にとっては切実な問題となっているメシマズ嫁の実態に迫っていきます。
メシマズ嫁とは
「メシマズ嫁」とは、そのものズバリ、とても食べることができないようなマズい料理を作る嫁(妻)をさす言葉です。ただ単に夫の好みに合わない料理というレベルではなく、味覚といい、調理方法といい、奇抜で驚くような問題ありの食事を作る女性が増えていて、そうと知らずに結婚した男性が悩まされているのです。
中には、妻の気持ちを無下にできずに頑張ってメシマズ嫁の料理を食べたところ、深刻な健康被害を訴える羽目になった夫も…。破壊的な威力を発揮し、夫婦関係にまでヒビを入れることも多いのです。
メシマズ嫁の作る非常識な食事
噂のメシマズ嫁の作る食事とは、一体どのような料理だと思いますか?具体的には、次のような料理があげられます。
- 台所用洗剤で洗ったご飯
- 毎回野菜が生煮えのカレー
- 血圧が上がるほど塩分が多すぎる食事
- ジャリジャリするご飯 など
どうです?びっくりするでしょう?食べた夫の味覚を狂わすものから、「悪意がある?」「ネタ作りでは?」と疑ってしまう料理までさまざまですよね。
メシマズ嫁の恐ろしいところは、こういったとんでもない料理を作って出すのに全く邪気がなく、一生懸命夫のために真面目に料理を作っているというところ。「嫁が料理で喜ばせようとしてくれるように、自分も嫁の料理を褒めたい」「でもできない」と、葛藤に苦しみながら恐る恐る妻の料理に手を出しては、本当の意味で撃沈されている男性もいるのです。
カルシウムだそうです
結婚して2ヵ月経ちました。妻とは職場の同僚を介して紹介されたことがきっかけで交際を始め、2年ほどでゴールインしました。もともと妻は「私、料理下手なの」といっていましたが、自分は一人暮らしが長くて家事に不自由はしていないので、一緒に食事の用意を分担すればいいかと思っていました。
ところが妻の料理のレベルは半端なく、カレーを作らせれば皮も剥かずヘタもついたままの人参や、芽のついたじゃがいもが、丸ごとドーンと入っていたり、ひき肉をパックからそのままフライパンに落として焼いて、ハンバーグだと言い張ってみたり、結構無茶がひどいです。
先日はおでん汁に丸ごと卵を入れてくれて、おでんには殻をむいた茹で卵を入れるものだと指摘したところ、「カルシウムの補給になるでしょ」といっていました。男っぷりのいいメシマズ嫁の料理には、ついていけません…。
好物だけど長生きしたい
うちのメシマズ嫁は7歳年下で、とても可愛いです。結婚するまで親と同居していて、ほとんど料理を作っていないとのことで、初めうちは徐々にうまくなるだろうという気持ちでいたんです。
ところが、先日「好きな物を入れておいたよ」と渡されたお弁当を職場で開けると、真夏なのに刺身がてんこ盛りに入っていました。もちろん刺身はとんでもない臭いを発していて、慌てて蓋を占めてゴミ箱のあるところまで走りました。確かに刺身は好物だけと、腐った刺身はさすがにヤバいでしょ。
高血圧はメシマズ嫁の料理が原因!?
うちの嫁の料理は塩辛い料理ばかりです。注意しても「そんなことないよ」の一点張りで、嫁は美味しそうに食べています。結婚前は料理が上手い方だったので、初めは私がおかしいのかと思いましたが、今年の会社の健診で血圧が高いと指摘され、食事のせいではないかと思っています。
嫁は結婚してから専業主婦で働いていなので、一度夫婦で病院に行こうかと真剣に考えています。
メシマズ嫁の苦悩…もしかして味覚障害?
「これまではメシマズ嫁じゃなかった」「常識的な調理方法で一生懸命ご飯を作っているのに、夫からご飯がマズいと言われるようになった」という場合は、味覚障害が原因かもしれませんよ。特に専業主婦の場合、定期健診を受けずに病気を長い間患っている可能性もありますので、まずは健康状態を見直してみることが大切です。
味覚障害の症状
味覚障害になると次のような症状が現れますので、思い当たる人は要注意!
味覚障害の主な原因
味覚障害になる主な原因の一つは亜鉛の欠乏ですが、亜鉛は食べ物からの摂取が難しいうえに、体内での消費量が多く欠乏しやすい栄養素。日頃から食生活に気をつけていないと、誰でも亜鉛不足に陥ってしまう恐れがあります。アルコールの飲み過ぎ、コンビニ弁当やファストフードなど加工食品の多い食生活、偏食、ダイエットなどは特に亜鉛不足になりやすいので注意が必要ですよ。
また、風邪をひいた時に服用した抗生剤の副作用など、薬の影響で味覚異常が起こる可能性もあります。さらに、アレルギーや花粉症による咽頭の異常で、唾液が減ったり臭いを感じなくなったりなどの異変が起こり、味覚にも影響を及ぼすことがありますので、味付けにムラがあるメシマズ嫁状態が長引いている場合には、早めに医療機関を受診してみましょうね。
味覚障害になる主な原因
- 肝臓や腎臓などの病気
- 亜鉛不足
- 薬の影響
- 加齢
- 貧血
- 歯周病
- 風邪などによる鼻、口、喉の炎症
- ストレスやうつ病 など
メシマズ嫁かと思ったら…夫が味覚障害!?
メシマズ嫁の調理法が常識的で、味だけが口に合わないようであれば、もしかしたら夫側に原因があるのかもしれませんよ。メシマズ嫁に苦しむ夫の中には、「妻がメシマズ嫁だと思っていたけれど、実は妻の味覚や料理はまともで自分が味覚障害だった」というケースもあります。
すまん!嫁!
私たち夫婦は結婚3年目で、もうすぐ1歳になる娘もいます。妻はもともとメシウマ嫁ではありませんでしたが、子供を出産した前後から急に全く味のない料理を食卓に出すことがあって、初めは子供の離乳食と一緒に作っているのかと思って軽く注意したら、「あなたの味覚がおかしいんだ」と逆ギレされました。
しばらくの間、妻とは険悪な状態だったのですが、たまたま同僚が味覚障害で薬を飲んでいるという話を聞き、まさかと思い自分も医者を紹介してもらったところ、自分が重度の味覚障害だとわかりました。
診断書を作ってもらって妻に説明し、前から欲しがっていたブランド物のバッグを添えて謝ったら許してもらえましたが、一時は離婚の危機でした。
メシマズ嫁や夫の食生活をチェック!
味覚は個人の嗜好による面が大きく、料理の味がおかしいと感じても自分が味覚障害だと自覚するのは難しいことですよね。特に薬やアレルギー、ストレスなどの「もしかして」と思う要因がなく、極めて健康だと自負している人の場合は、亜鉛不足を簡単にチェックすることができずに困ってしまうことも…。
次の8つの項目にメシマズ嫁や夫がいくつ当てはまるかを確認し、亜鉛不足や口の中の異常で味覚障害を引き起こすような食生活をしていないかチェックしてみましょう。
あなたのYesの数は個です。
いかがでしたか?
- 0項目の場合
食生活による安心です - 1~3項目の場合は
食生活の乱れが予想されます - 4~6項目の場合
味蕾など口の中に過剰な負担がかかっている可能性があるため、できるだけ薄味の食事を心掛けて味覚をリセットしましょう - 7項目以上の場合
味覚障害が起きている可能性があります
味覚障害があると知らないうちに塩分や糖分を過剰摂取してしまい、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を招くリスクがあります。心配な要因がる場合には早めに病院を受診し、医師の指導を受けるとともに食生活を見直していきましょうね。
メシマズは嫁のADHDが原因?
最近は発達障害への理解や認知が進み、大人であってもADHDなどの障害に悩んでいる人が続々と声を上げ始めていますが、料理や家事全般が苦手な女性の中には「実はADHDが原因だった」という人もいます。
メシマズ嫁の夫は妻を責めてしまいがちですが、愛する妻を責める前に幸せな家庭を築くためにも「メシマズ嫁」と思う程の料理を作ってしまう妻をしっかりと理解し、夫として支えることが必要ですよね。大人のADHDが疑われる場合は、妻と一緒に専門医に相談してみましょう。
メシマズ嫁との離婚は望めばできる?
人間にとって食事は毎日の営み。「努力はしたけれど、メシマズ嫁の料理にはどうしても我慢できない」と離婚を視野に入れる男性もいるでしょう。けれど、一概に料理が下手だという理由で離婚が成立するかどうかは難しい問題です。
なぜなら、相手が離婚協議や調停に応じないと裁判になっていまい、身勝手な理由では離婚できない法律になっているからです。
メシマズ嫁との離婚を主張する理由に、思い込みや身勝手さはないかをしっかりと見つめ直し、妻や弁護士ともよく話し合って解決の道筋をつけていきましょうね。
メシマズ嫁との離婚前に見直すべき点
- 家事を任せられない根拠となるほどの事実があるか
- 家事の分担は妻だけがすべきか
- 妻が家事を分担するべき理由は何か
- 妻に問題点やアドバイスを伝えたり、問題を改善する別の方法を提案したりしたか
- 夫からのアドバイスや提案で改善しない理由は何か
メシマズ嫁と向き合うには協力が必要
好きになればアバタもエクボという言葉があるように「愛する妻の作った料理なら喜んで食べてあげたい」という気持ちが夫側にあっても、メシマズ嫁の作る料理が食べられないほどであれば、どんなに胃袋の強靭な夫であっても身が持たず、なかなかつらいものがありますね。
メシマズ嫁に病気などの要因がなく自分の料理のスゴさにただ気が付かないだけの場合、夫が我慢をし続けるだけでは問題は解決されません。ですから、愛あればこその夫婦の協力が必要不可欠です。
日本列島は南北に長いため、同じ料理でも地域によって調理法に違いがあったり、味覚の常識の違いがあったりしますよね。味覚や食の嗜好は生まれ育った地域や家庭による差が大きく、愛し合って夫婦になった男女でも食の嗜好が完全に一致することはあまりありません。ですが一般的には、妻の料理が口に合わなくても食べられる物であれば、次第に夫が妻の味に慣れ、それが家庭の味になっていくわけです。
ですから、メシマズ嫁の料理に耐えられないなら、ソフトな切り出しで自分の望む味や調理方法を妻に教えてあげましょう。妻が独自のセンスで作っているマズイご飯でも、料理の方法や夫の好みをしっかり学ぶことで、改善することは可能ですよ。メシマズ嫁に食事担当を任せっきりにして非難するだけではなく、男性の方からメシウマ夫の手本を見せて、妻に美味しい料理を教えてあげられるといいですね。