【二年保育】3年保育とここが違う!メリット&デメリット23
幼稚園選びの際、二年保育か三年保育かで悩むママも多いでしょう。ママ達が幼稚園に通っていた時代は二年保育が普通でしたが、今はどちらかを選択できる幼稚園が多いですよね。家庭の事情や地域の幼稚園の状況などにもよりますが、二年保育か三年保育かを選ぶ理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
こちらでは二年保育と三年保育を比較して、それぞれのメリットやデメリット、先輩ママが二年保育を選んだ理由、通園しなかった1年間の過ごし方、二年保育を選んだママのお悩みをご紹介します。最終的には、よく考えてママとパパが周囲に振り回されず自分達の意志で選ぶことが一番大切です!これらの情報を参考に、お子さんにピッタリの保育年数を選んであげましょう。
現在は3年保育派が多い?
現在は3年保育で入園する子供が多いようです。3年保育派が多い理由としては、幼児期だからこその環境への適応能力が高い早い時期に、幼稚園という集団の社会で多くのことを学んで成長してほしい、下の子が産まれたことで思い切り遊べる環境を用意してあげたい、“先生”という身内以外の大人を頼り、友達と遊ぶことや協力することの楽しさなどを少しでも早く体験させたいなど様々です。
三年保育か二年保育かの選択は、最終的にはパパママが周囲に振り回されず、ご家庭やお子さんの状況を見て判断することが大切!
子供の性格によっては、お母さんと離れることで強い不安やストレスになり、精神的な苦痛を感じる子もいます。あるいは、下の子を出産後の赤ちゃん返りがヒドイ、近くにバス通園ができる幼稚園がなくて送迎が大変、兄弟が多く経済的な負担が重いなどなど、それぞれのご家庭の事情があるでしょう。ご夫婦でよく話し合って選ぶことが大切です。
二年保育と三年保育を比較!メリットとデメリットは?
二年保育と三年保育に違いはあるのでしょうか? 実は、集団生活で1年多く過ごした三年保育の子供と、二年保育で入園した子供は先生から見て在園中、あるいは卒園後に大きな差はないそうです。それだけ、幼児には環境への適応能力が備わっていると言うことですね。
ただし、通園期間中の子供達やパパママの負担が全員同じとは言い切れません。それぞれに、二年保育であれ、三年保育であれ、お子さんが集団生活で幼児期に身に着けるべき能力を習得するには、心配なこともあるでしょう。そこで、できるだけお子さんに合った入園時期を選んであげたいですね。
二年保育のメリット
1年保育年数が少ない二年保育、ママの中には心配になる方も多いようですが、実際はメリットも沢山あります。
- 親と子供が一緒に過ごす時間が多いことで絆が深まる
- 早生まれや、少しおっとりしていて心配なタイプの子供は、2年保育がちょうど良い
- 最初から幼稚園へ通うことに抵抗が少ない
- 卒園時に3年保育の子供との差などはない
- 経済的な負担が少ない
- 友達同士のトラブルなど不安要素が少ない
二年保育のデメリット
二年保育には下記のようなデメリットも挙げられます。
- 同年齢の子供と触れあう機会が少ない
- 集団生活で学ぶことが少ない
- 3年保育の子供と差がついてしまうのでは?とママが焦りを感じてしまう
- 入園当初は、既にできている友達の輪に入るのに不安を感じることがある
ただしこれらは、ママやパパの対応により早期に解消することができるでしょう。通園しなかった1年の間に、幼稚園がどのようなところか、とても楽しい所だということ、お友達とのルールを優しく教えてあげることにより、子供なりに心構えができ、二年保育で入園後、スムーズに幼稚園生活に馴染めるようになる子が多いですよ。
3年保育のメリット
3年保育には次のようなメリットがあります。
- 親以外の大人や同年齢の子供と早い時期から触れ合える
- 友達との関わりが増え、トラブルや協力することの大切さなど、多くのことを早くから学べる
- 集団生活のルールを身につける期間が長い
- できなかったことができるようになるなど、成長がめざましい
- ママの自由時間が増え、ママ友達ができる
- ママの働く時間ができる
- 下の子とゆっくり向き合う時間ができる
兄弟がいない、近所に子供が少なく親と子供の関わりが密になっていると、「お友達と遊ばせてあげたい」と思いますよね。子供が幼稚園に興味を示し同年齢の子供に関心を持っていれば、思い切って3年保育で入園させる方も多いでしょう。
最初はきっと不安で子供も泣いてしまうかもしれませんが、幼稚園の楽しさがわかってくると毎日楽しく通うようになり、集団の中で一気に成長するといわれています。
3年保育のデメリット
3年保育は楽!と思っているママは少なくありませんが、実はそうとばかりは言えない現状もあります。
- まだ言葉が豊富ではないので、意思の疎通が難しい
- 子供同士のトラブルが多い
- 幼稚園へ通うことに抵抗がある子供が少なくない
- 子供の意志に反して、無理に3年保育にしたことで、子供が大人への信頼感を失ってしまうこともある
- 園によっては子供がすぐに帰ってきて、送迎や費用、お弁当等の負担が増え、ママがかえって大変になる
- 下に産まれたばかりの赤ちゃんがいる家庭では、参観日に赤ちゃんを連れて行くことで、赤ちゃんが風邪をひいてばかりでママが大変になることもある
先輩ママに聞く!二年保育を選んだ理由
二年保育を選んだママ達の声をまとめてみました。いったいどのような理由で、二年保育を選んだのでしょう?
- 早生まれだったので、迷わず2年保育にした
- 金銭的な理由
- 下の子が生まれたので、兄弟同士がたくさん触れあう機会を重視した
- もう少し、親子で一緒に過ごす時間を大切にしたかった
- 近所の幼稚園の3年保育が抽選で、はずれてしまった
- ママから離れない消極的で不安が強い子だったので、3年保育にするとかわいそうで、言葉がもう少し理解できるようになる2年保育まで待った
- 下の子が生まれたばかりで、幼稚園の行事に乳飲み子を連れて行くことを考えると大変だと思い、2年保育を選んだ
- 「幼少期は親子で過ごすことが一番大切」だと聞いたから
2年保育派のママに聞く!通園しなかった1年間の過ごし方
2年保育の場合、それまで一緒に遊んでいたお友達が3年保育で入園してしまう場合、一気にお友達が減ってしまいますよね。2年保育を選んだママたちは、幼稚園に通わない1年間、お友達の減ってしまった子供と一緒に、どのように過ごしたのでしょうか?
- 児童館や公園、幼稚園の園庭開放などに連れて行き、同年代の子供たちと関わる機会を作った
- 自治体で行われる未就園児のイベントに積極的に参加した
- 幼児用DVDなどを見ながら、物の貸し借りや集団生活のルールなどについて教えた
- プレ幼稚園に週1で通い、幼稚園に慣れるようにした
- 民間の幼児教室に通ったり、スイミングなどの習い事を始めたりした
- お絵かき、粘土、折り紙、工作など幼稚園で行うことを家でやらせた
- トイレトレーニングを終了させた
幼稚園に通わない1年間の過ごし方!
幼稚園に通わない分、何か特別なことをやっておく必要はありません!普通の3~4歳児の過ごし方で良いのです。おむつが取れていない場合はトイレトレーニングを引き続き行い、絵本を読み聞かせる、お絵かき、外遊び、お片づけ、身支度の練習、お手伝いなど、家庭で無理なくできることをママとパパが一緒に行いましょう
2年保育のママによくある悩みとは?
2年保育のママは、子供のことだけでなく自分自身のことで悩む方も少なくありません。どのようなことで悩み、どんな方法で解決しているのでしょう。
Q1同じ年の子供の遊び相手がいなくなってしまうのでは?
2年保育を選んだママが感じる最も多い悩みとも言えるでしょう。それまで遊んでいたお友達が1年早く入園することで、子供が寂しい思いをするのではないか?と親としては複雑な気持ちですね。ただ、実際はそこまで寂しさを感じているかどうかは子供によるでしょう。
いろんなところへ連れて行き、多くの体験を!
幼稚園は2~3時で帰宅しますし、家が近所であればそれまで遊んでいたお友達と遊ぶ時間が全くなくなるわけではありません!また、プレ幼稚園などに通うことで新たなお友達との出会いもあります
Q21年遅れの入園でママ友達の輪に入れる?
2年保育のママたちは、3年保育のママたちの輪に入りにくいという意見もあります。ただ、3年保育であってもバス通園を選ぶと、ママが幼稚園に行く機会は行事以外にないため、3年保育だからといって深いママ友関係が築けるとは限りません。また、毎年クラス替えのあるマンモス幼稚園では、クラスでグループになっていないママも沢山見つかります。
また、ママ友と深い関係を作ろうと頑張り過ぎると、ママ友トラブルに発展するケースもあるため、幼稚園側からの注意があったり、ママ達も距離感に気をつけたりしている園もあります。あまり気負わず挨拶をきちんとしていれば、子供同士が仲良くなったご縁でママ友ができるなど、自然にチャンスも訪れるでしょう。
2年保育でもママ友を作るチャンスあり!
2年保育のママ同士で仲良くなってもいいでしょうし、わからないことを既に3年保育で入園しているママ友達に色々と教えてもらうことで、顔見知りになっておくのもいいでしょう!また、徒歩通園にすると子供の送り迎えでママたちとの交流のチャンスが増えますよ