幼稚園受験の面接はこれでバッチリ!先輩ママに聞いた対策法
新しい生活がスタートする春。春から幼稚園に入園するお子さんは、はじめての集団生活にワクワクとドキドキでいっぱいでしょう。もちろん、お子さんだけではなく、パパとママも不安と期待が入り混じった気持ちで落ち着かないかもしれません。
でも、そんな春を迎える前に、私立幼稚園を選択したご家庭には、幼稚園に入学するための受験があります。初めてのお受験。初めての面接。親子そろって、不安なことだらけ。いったいどんな質問をされるのか、自分の子供はそれに答えられるのか…。質問されることが分かっていれば、そこだけでも集中的に勉強していきたいというのがママたちの本音。
そこで今回は、実際に幼稚園受験を経験したママたちに、面接でどんなことを聞かれ、それに対してどのように答えたのかお聞きしました。お受験を考えているママは、ぜひ参考にしてください。
幼稚園受験の面接体験談
幼稚園によって受験面接の方法は様々です。集団面接のところもあれば、個人面接のところ、中にはお子さんだけ別室で身体能力や認識力を問われることもあります。幼稚園は教育の場ですし、就職活動のような圧迫面接はありませんが、事前の情報収集と面接対策をしっかりしておけば、質問にも落ち着いて答えることができます。先輩ママたちの体験談を参考に、傾向と対策を練っておきましょう。
リラックスできた派
「受験」と「面接」は、何度経験しても緊張してしまうイベントです。でも、幼稚園側が作り出してくれる雰囲気によっては、まったく緊張せずに臨める場合もあります。お子さんとパパママの性格によるところも大きいかもしれませんが…。ここのママたちの様に、できるだけリラックスして臨みたいものです。
親はリラックスできました
主人と娘一人の3人家族です。娘が2015年に幼稚園受験をしました。面接官には「どのような躾をしていますか?」などの重みのある質問をされると思っていましたが、そんな感じではありませんでした。
先生もたくさんいましたが明るく話せる雰囲気で、トイレの事や子どもの好きなことについて聞かれました。トイレは失敗することもあるが、その時は落ち込まないように声かけをしています。と伝え、子どもの好きなことは英語の習い事が好きだと伝えました。
娘が聞かれたのは名前、年齢、ママの作った料理は何が好きですかという質問でした。名前も年齢も言えました。ママの作った料理はハンバーグですと答えていました。なかなか答えられなかったけど、先生が「恥ずかしいよね?」と娘の気持ちを代弁してくれて、後半は娘も安心していました。
割と簡単な質問ばかりでした
家族構成は私と夫、子どもは小学生の子どもが2人と幼稚園児が1人の5人家族です。幼稚園を受験したのは、末っ子です。幼稚園を受験したのは2016年の1月です。インフルエンザなどが流行る時期なので、疾患し来られなかった人は別日が設けられました。
母親が面接官に聞かれたことは、子どもの家庭での過ごし方(どんな遊びが好きか)や、近所に遊び友達がいるかどうかです。子どもが面接官に聞かれたことは、絵本を見て動物の名前や今日は誰と来たのか、また、色を答えるような内容でした。
それに対して子どもは、わからない動物に対しては「わかりません」、今日は誰と来たのかに対しては「ママです」、色に対してはきちんと合った色の名前を答えていました。うちの園は、基本的に受験する全員を入園させてくれる幼稚園だったので、子供の様子を見る程度の簡単なものでした。
緊張せずに臨めました
2014年に、長男が3年保育の年少として入学するときに幼稚園を受験しました。親子面接がありました。二人で緊張して臨みましたが、緊張をほぐしてくれるような面接でした。まず最初に子供への質問が行われました。名前や年齢を答える質問が最初にあり、息子は緊張しながらも答えることができました。
その次に、色や形に関して答えるような問題形式の質問が続きました。答えをせかされることなく、ゆったりした雰囲気を作っていただいたので、子供も答えやすそうでした。
次に親への質問がありました。こちらは、普段の子どもの様子についての説明を求められたり、親子の家での関わりについての質問がありました。こちらも一般的な質問でしたので、緊張せずに答えることができました。
集団面接だったのでにぎやかでした
我が家は、主人・私・息子の3人家族です。近隣には公立の幼稚園がないため、3年保育の私立の幼稚園に通わせることにしました。私立なのでもちろん面接がありました。
1年間はプレで通いましたが、息子が受けるところは特に優遇されることもなく、基本的に全員が入園できると幼稚園側から言われていました。人気の園になると、プレに入ることすら大変らしく、願書をもらうのも徹夜組が出るという話もマンションのママ友から聞いていました。
基本的に全員が入園できるとはいえ、私立なんて通ったことがないので、事前に卒園生の親から情報を収集し、2015年11月、親子3人そろって面接に向かいました。まずは息子に「お名前は?」と聞かれ、息子は練習していた通りに大きな声で名乗りました。
「朝ご飯は何食べてきたの?」と聞かれると、少し考え「納豆ごはん」と答えましたが、実際はパンでした(笑)。それから「息子さんの好きな遊びはなんですか?」と私が聞かれ、「走ることやサッカーが好きです」と答えました。
「息子さんの長所と短所はどんなところですか?」と聞かれ、「長所は周りに気遣いができる優しいところで、短所はその逆で、優しすぎてなんでも我慢してしまうところです」と答えました。
時間にしておよそ10分でしたが、1つの教室に3組が面接するというにぎやかな雰囲気の中だったので、息子も私たちも硬くならずに終えることができました。
保育方針への共感をアピールしました
夫と私、3歳と1歳の娘2人を入れて4人家族です。春から3歳の娘を幼稚園に入れようと、2015年の秋に受験しました。受験にはパパママ、そして当事者である長女の3人で臨みました。
受験を担当してくれたのは、女性の園長先生とおそらく主任のベテランの先生でした。まず前半は娘が簡単な質問を受けました。聞かれたのは、自分の名前、年齢、今日は誰と来たか、好きな遊びは何か、朝ごはんは何を食べてきたか、です。最後の質問は思い出せなかったのか、答えることができませんでしたが、「じゃあママに聞いてみようか」と私に質問がふられ答えると、再び娘に「それを食べてどうだったか?」と感想を聞かれていました。
私にも質問があり、主に志望動機と育児の方針についての質問が時間の多くを占めていました。その幼稚園は自然保育をうたっており、こだわりの外活動がいいなと思っていたので、「自然保育の方針や外で思い切り自然に触れることができる活動内容に惹かれました。
なかなか外遊びができない今、こちらで得られるものはとても貴重だと思い、その得難い体験を子供にたくさん味あわせたいと思っています。」と答えました。
他にも、子供のいいところと直したいところ、食事、アレルギー、トイトレなどの確認などを聞かれました。質問攻めにされるというよりは、家庭の育児方針と幼稚園の特徴があっているかどうかをお互いに確認し合うような印象を受けました。
子供は色などを答えることができました
子ども2人と夫婦の4人家族です。幼稚園を受験したのは長男です。2013年に受験して、合格して2014年の4月に入園しました。
私が聞かれたことは、息子は親から見てどのような性格なのかということです。長所や短所も聞かれました。また、病気の有無、食べ物の好き嫌い、普段どんなことをして遊ぶか、同じ幼稚園に通う予定のお友達はいるか聞かれました。子どもは、好きな食べ物や好きな遊び、好きな物などを聞かれました。また折り紙で、色の名前を聞かれたり、数字を読む簡単なテストがありました。
息子は実年齢よりも空気を読み過ぎ、あまり自分を出さない性格なので、そのように答えました。周りを見渡せるのは長所であり、自分の思いを伝えずに我慢するところは短所です。病気や好き嫌いはなく、好きなものは新幹線でした。知っているお友達が2人いたので心強かったです。
緊張した派
お子さんに面接で緊張するなと言っても、慣れない状況ではなかなか難しいところです。でも中には、お子さんよりもママが緊張したというケースも。子供たちは常にママの事を見ていて変化には敏感です。ママが緊張してしまうと、お子さんまで緊張してしまうおそれがあるので、一度深く深呼吸してリラックスすることを心がけてください。
息子たちはほとんど固まっていました
うちの双子の息子が幼稚園の面接を受けたのは2015年。主人は平日休めないので、私と息子の3人で行きました。面接は双子同時に行われました。呼ばれて部屋に行くと、面接官は先生一人でした。
先生は、最初に子どもに向かって「お名前を教えてください」と言いましたが、思い切り固まる二人。「〇〇くん?」と言われて頷くのがやっと。「何歳ですか?」の質問には、指で3を作って答えました。先生はにこにこしながら「何で遊ぶのが好きかな?」と息子たちに聞くと、「くるま!」「トミカ!」とここだけは元気に答えることができました。子どもへの質問はこれだけでした。
親への質問は、「お子さんのことで何か伝えておきたいことはありますか?」と、「幼稚園への要望があればおっしゃってください」の二点でした。
一点目については、息子たちは二人で固まりがちで、他の子達と遊ぶのが苦手なところがある。その辺り少し気をつけてもらいたい旨を伝えました。
二点目は、双子をなるべく同じクラスにしてもらいたいことと、また男の人に対して少し萎縮しがちなので、担任は女の先生の方がいいかもしれません、と伝えました。
プレで通っていたこともあり、ほぼ入園は決まっていたので、ガッツリ面接という雰囲気ではなかったです。
ドキドキでした
私の家庭は夫と息子と私の三人家族です。たまたまママ友達のお子さんが受験するということで、うちの息子もどうかと誘われました。もともと幼稚園受験は考えてなかったのですが、まぁ経験としてはいいかなと思い、3年前の2014年に受験しました。
経験としてだから、受かってもそうでなくてもどちらでもいいと思っていたのですが、いざ当日を迎えると夫も私も朝からずっと緊張してました。面接が始まると、試験官の先生がまずは息子に名前と年齢、朝ご飯を食べてきたかどうかを聞きました。
普段元気のいい息子ですが、この時ばかりはもじもじして小さな声でしか答えず、大丈夫かな!?と余計私が緊張しました。その後先生と一緒に絵本を見ながら、動物の名前や物の名前や色などを聞かれ、それは元気に答えていました。
息子への質問が終わると、次は親への質問になりました。何を大事にして育ててきたか、また、これからどうなっていって欲しいか、子どもは普段は何をして遊んでいるのか、そして園生活をするにあたっての心配事や健康面での配慮の有無を聞かれました。
私は息子に対して、とにかく優しく思いやりのある子にと願って育ててきたこと、そしてこれからもそうなってほしいと思っていること、息子は外遊びが大好きなこと、園生活では今まで経験したことのない集団生活なので、馴染めるかどうか心配だということを答えました。本当に、初めから終わりまで緊張しっぱなしの面接でした。
子供への質問でボロが出ないかドキドキ
わが家は2人の子どもがいる4人家族です。今回は2歳違いの上の子の受験について、お話させていただきます。受験をしたのは2015年でした。面接の際、母親が聞かれたのは、家庭の教育方針についてと、宗教系の幼稚園だったので、宗教教育についてどう思うか、の2点だけでした。
子どもは、基本的にその場にあるおもちゃで遊ばせながらの面接でした。しかし、母親が質問に答えている時に、面接官が子どもにも、「あなたはどう思う?」などと問いかけをされたので、正直びっくりしました。
子どもは遊びの延長の気分で質問に答えており、とてもリラックスして楽しそうに答えていました。「お母さんはこう言っているけど、あなたもそう思う?」と子どもに聞かれ、ボロが出ないかかなりドキドキしました。
あとは、「自分の名前を言えるかな?」と、年齢を問うとても簡単なものでした。教育方針については、何に対しても優しい心を持つように、挨拶は大事、きちんと大きな声でしよう、と心がけているということ。宗教教育については、思いやりを持つという点など、わが家の教育方針に沿う内容が多く、共感できる、と答えました。
面接の質疑応答が不安でした
私と夫、娘の三人家族です。私の一人娘が2015年に幼稚園を受験したのですが、親子ともども幼稚園受験というものが初めての体験だったため、面接では何を聞かれるのかということと、それに対してどのように答えるのが良いのかということが心配でした。
面接官から、この幼稚園を選んだ理由と、入園したらどのように育って学んでいって欲しいのかということを聞かれました。娘に対しては特に難しい質問はなく、名前と好きな遊びについて聞かれました。
勉強を優先するというよりも、たくさん自然にふれてのびのびと原始体験をたくさんして欲しいため、こちらの幼稚園を選び、集団生活を通して協調性や他人を気遣う優しさを身につけてほしいと答えました。
小さな声で名前を言えました
主人と長女と次女の4人家族です。2015年に長女が3歳の時に幼稚園を受験しました。初めての受験で、しかも魔の3歳児の受験でしたので、とても緊張し、前の日は眠れなかったです。娘と主人はいつも通り爆睡でしたが…。
幼稚園受験の時に面接官に聞かれた事は、娘の長所と短所を聞かれました。それと、娘のどのような所が好きか聞かれました。私は娘が喜んで照れながら笑う顔が大好きなのでそう答えました。長所はなんでも前向きに頑張る事。短所は飽きっぽい性格。と答えました。
娘は名前と好きな食べ物、好きな色を聞かれました。名前は小さな声でしたが言えました。
好きな食べ物は、チョコでした。色はピンクかなーと思ったら水色と答えました。
恥ずかしがってなかなか答えられませんでした
夫婦と子供4人の6人家族です。幼稚園受験は2016年で、受験したのは一番下の子です。ママが聞かれたことは、子供はどんなタイプかということです。家での様子も聞かれました。子供が聞かれたことは、名前や年齢、兄弟についてです。公園ではどんな遊びが好きかということです。
私は正直に、恥ずかしがり屋なところや子供の興味があることなどを話しました。アレルギーを持っているために、アレルギーに対する考え方やどのような状態なのかも話ました。息子は、最初はなかなか答えられませんでしたが、根気よくいろいろ息子に対して話をしてくれたので、最後のほうは笑顔が出てきてよかったです。
兄弟に比べると、あまり答えられませんでしたが、本人は頑張った!と言っていたし、面接官も息子に「よく頑張ったね」と言ってくれたので良かったです。
幼稚園受験の面接に有利になることは?
一般的に、幼稚園入園の優先順位がある場合は、この2点が主な判断材料になります。
- 兄弟姉妹が入園しているかどうか
- プレ保育に通っているかどうか
しかし、これはあくまでも一例であり、幼稚園の方針によってその対応は変わってきます。なので、兄弟がいるから、プレに通っているから大丈夫!とは決して思わないようにしておきましょう。その年の入園希望者が多いと、どうしてもはみ出てしまう恐れがあります。
プレ保育に通っていた場合は、通いなれた幼稚園での面接で、しかも顔見知りの先生たちがいたら、お子さんもママもよりリラックスして臨めることでしょう。そして、4月からの幼稚園で不安になる事も少ないので、通う事でのメリットはあります。
自分の名前、年齢は練習しておこう
幼稚園側から、お子さんに対して質問されることは、ある程度予想できます。
- 自分の名前、年齢、挨拶が言えるか
- 好きな食べ物や遊びは何か
- 色や形、動物の名前など
- 今日は誰と一緒に来たのか
以上が、よくある質問です。基本的には3歳前後の子供たちに質問するので、そんなに難しい質問はされません。ただ、もうすぐ幼稚園に入園することや年齢を考えると、自分の名前や年齢が言えることは大切なことです。この機会に練習させてみてもいいでしょう。
幼稚園受験の面接は在園児ママに情報収集
幼稚園受験の様子は、卒園児や在園児のママに聞いておくのが一番です。やはり、園によって面接の雰囲気や質問の傾向も違います。こんな質問があったというのが分かれば、対策を立てることができます。
でも、「何も聞かれなかったから大丈夫だよ」という一言を鵜呑みにしてしまうと、いざ質問されたときに固まってしまうので、志望動機やご家庭の教育方針などの基本事項は準備しておきましょう。事前の情報収集と面接対策は、準備しておくと安心です。
近くに知り合いのママがいない場合は、インターネットを活用してみましょう。幼稚園などの口コミサイトなどを活用すれば、先輩ママたちからのアドバイスがきけるかもしれません。