子供が不細工で悩む親に関する記事

『子供が不細工!?愛せない親や傷つく我が子への8つの対応』

子供が不細工で心から愛せず罪悪感で押しつぶされそうなママとパパ。なぜそう感じるのか、心の中を整理しませんか?子供を不細工と感じる心理学や美容医学などの側面から見た理由、不細工と言われた子供への対応、愛を抱けない時の対処をご紹介します。

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子供が不細工!?我が子の容姿への親の悩みとは?愛情を育む方法

自分や愛する人の面影を子供の中に見つけ、子供への愛しさが募る親がいる一方で、「どうしてこの子はこんなに不細工なの!?」と、口や態度に出さずとも、内心子供の顔立ちや容姿を受け入れられずに、心から愛情を注げないパパやママも少なくありませ。

今回は、我が子が不細工で愛せないパパやママの体験談、子供を不細工と感じる理由、子供の顔立ちの変化、子供の容姿に対する考え方と子供が大人になってからの幸せ、子供が不細工だと他人から言われた時の接し方、子供への愛情を育むためのポイントなど、子供が不細工だと思って悩むママの悩みを解決する方法について、詳しくご紹介します。

子供が不細工で愛せない!?5つの親の悩み

「親だったら無条件に子供を愛せるはず」と言う人は多いのですが、実際は親だって迷い悩む人間。子供の目鼻立ちや容姿を受け入れることが難しく、「子供が不細工で愛せない」と真剣に悩むパパやママもいます。そこにはそれなりの理由があるんです。そんな自分の子供に愛情を注げない、パパやママのつらい思いを、体験談と共にいくつかご紹介していきます。

子供が不細工と言われることが辛い

自分では特に気にかけていなかったのに、他人から子供の容姿がイマイチだと指摘を受けたことで、必要以上にパパやママが神経質になってしまうことがあります。「自分の事なら耐えられるけれど、子供が傷つくのは耐えられない」という気持ち、わかりますよね。
そのため、子供が傷つくような目に合わないように自分のこと以上に悩み、答えが見つからない間はどう接していいかわからず戸惑って素っ気なくしてしまったり、子供が実はそれほど気にしていないのに、過剰に目立たない服を着せようとしたりして、子供との間に誤解が生じることもあります。

タマコ
36歳

男顔だから…

我が家の娘は、小学校4年生で10歳です。母親の私がこんなことを言ってはいけないことは十分承知しているのですが、娘はあまり顔よくありません。女の子としてはいわゆる残念な子です。

今まではお兄ちゃんのお下がりなどを使って男の子っぽくして誤魔化してきましたが、最近になって自分で選んだピンクの服を着たり、髪の毛にリボンを付けたりし始めました。ですが、やっぱり周りの男の子から「うわっ!似合わねえ」と言われてしまい、傷ついて泣く娘を正直どうしたらいいのかわかりません。

娘の顔は私や主人の特徴がミックスした感じなのですが、両目が離れていて全体的に男顔です。決して娘に愛情を感じないわけではないのですが、娘の顔を見ていると切なくなってしまい、それをカバーするために男の子っぽい服を着せてしまうのですが、娘はわかってくれません。

整形疑惑

我が子の顔立ちがあまりにも両親と違う隔世遺伝、乳幼児期に多い一重など、両親のどちらにも似ずに不細工だと感じる特徴を見つけてしまうと、「もしかしたら、相手が整形をしたのかも…」と疑心暗鬼になり、我が子にまで疑いをかけてしまうこともあります。

あん
32歳

整形かと思いました

娘が2歳の頃、夫が整形したのではないかと疑って夫婦仲が険悪になったことがあります。私ははっきり言ってメンクイで、夫がハンサムでスポーツマンなのを気に入って自分から熱烈にアプローチして結婚したのですが、娘は両親に似ずくっきり一重で、あまり可愛らしい顔立ちではありませんでした。

私の家系は二重ですが、主人のお父さんはくっきり一重なので、もしかしたら夫が若い頃に整形をしたのではないかと考えて、夫を問い詰め険悪になってしまったのです。結局、娘も入園する頃には二重になりましたが、夫は今でもことあるごとに「俺は信用ないから」とイヤミを言ってきます。

愛情が湧かない

子供の可愛らしさは容姿だけではないとわかっていても、親とはいえ人間ですから好みがあります。子供の顔立ちが自分の好みにあっておらず、「不細工だ」と思いこんでしまうと、途端に気持ちが子供から離れて、子供を愛せなくなってしまうこともあるのです。

きりこ・Y
34歳

心からの愛情を実感できない

今小学4年生の上の娘は、目鼻立ちが私に似ていて目元もパッチリしてとても可愛い顔なのですが、小学3年生の次女はあまり両親の良い所を受け継いでおらず、目鼻が小さく地味でどちらかというと不細工な顔です。せめて愛嬌でも良ければいいのですが、性格も内気で、私はついついイライラしてしまいます。

とはいえ、私も上の子ばかりをひいきするつもりはありませんので、長女と二人で出かけたときには必ず次女にお土産を買ったり、服なども長女と平等に買い与えているつもりなのですが、次女は今一つ喜んでくれず心からの愛情を実感できずにいます。

将来が心配

子供の顔立ちが不細工だと思ってしまうと、「異性との恋愛や就職などで不利になる」と考えてしまうパパやママが多いですよね。こういった心配をするパパやママは理想が高く、自分自身が真面目で努力家であることが多いため、自分の理想とする姿とは異なる子供との関係を、悪くしてしまうことがあります。

とんとまま
38歳

心配しています

いま中学2年生の息子がいるのですが、鼻が上を向いていてちょっと目立ちます。小さい頃は太っていたこともあって、よくお友達に「豚さん」といわれて泣いて帰ってきて、私も何かとやきもきしましたが、顔つきばかりは変えようがないので仕方がないと思ってきました。

せめて活発な子ならもうちょっとお友達付き合いも楽なのかもしれませんが、息子は小さい頃にからかわれたことが原因で社交的ではありませんし、スポーツも嫌いで背も小さいので、将来彼女ができるかと今から心配しています。

私も「せめて勉強ぐらいできないと、将来モテないよ」と言って励ましているのですが、本人は全然頑張る気配がないので本当に心配です。中学に入ったばかりの頃はそれでも塾の模試などを受けていたのですが、最近は反抗してばかりで成績も落ちてしまい、男の子って難しくて心配しています。

罪悪感で苦しい

子供の顔立ちや容姿は、両親から受け継がれますよね。そのため、自分の子供が不細工だと思い込んでしまうパパやママの中には、「親の顔がこうだから…」と責任を感じて罪悪感を抱いてしまう人がいます。そのため、罪悪感から必要以上に子供を甘やかしてしまったり、逆に子供から目を背けてしまったりする傾向もあります。

ビスコ
32歳

自分と同じ不細工さで、嫌な思いをさせそう

私には2歳になったばかりの娘がいます。私は口が大きいので小さい頃から「ケロちゃん」と呼ばれ、嫌な思いをしてきましたし、はっきり言って自分の顔は不細工で嫌いですが、娘も私の小さい頃の写真にそっくりで、口が大きくのっぺりとした顔で、自分の嫌な面ばかりが遺伝してしまったと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

夫は「そんなことないよ、可愛いよ」とは言ってくれますが、娘が大きくなって自分のような嫌な思いをするのかなと思うと、涙が出てしまいます。娘はまだ小さくて顔のことなんか気にはしないのでしょうが、一緒に外に出かけると気がひけてしまい、ついつい帽子を深くかぶせてしまいます。

子供は可愛い?不細工?美の黄金比率

子供を不細工と思うか可愛いと思うかは、心理学的な要素美容医学的な要素などが関係しています。ただし、どれか一つの要因とは言いきれませんので、あなたの場合は何が原因で子供を不細工と感じるのか、一度心の中を整理してみましょう。

赤ちゃんは可愛い!?ベビースキーマ

私達は血のつながりのある我が子だけでなく、人間や動物の赤ちゃんを見ると「可愛い」「守ってあげたい」と感じますよね。これを心理学では「ベビースキーマ」と呼んでいます。

赤ちゃんはとても弱く、大人に守ってもらわないと生きることができない存在。そのため、見た目で可愛らしさを自然に演出し、大人の愛情を引き起こして世話をしてもらうことで、自分の身の安全を図っていると考えられているのです。

例えば、子供は月齢が低いほど目が大きく、目鼻の配置、顔や体の大きさの比率、表情やしぐさなどが可愛らしいですね。また、そうした外見だと年齢は低くみられがちです。

ただし、ベビースキーマに関しては、学者のなかにすら異を唱える人もいます。生まれたばかりの赤ちゃん、大人っぽい顔立ちの子供、表情が乏しい子供などは、必ずしも親が「可愛い」と感じる定義と一致するとは限らず、親が「うちの子供は不細工」と感じる可能性は十分にあるのです。

顔の構造が不細工!?美の黄金比

一方、美容医学では人間の顔には万人に好かれるタイプに共通する、次の様な美の黄金比率というものがあり、全ての人の脳には美の黄金比がインプットされていると考えられています。

美の黄金比

  • 顔の横幅は、目が5つ並ぶ幅が理想的
  • おでこの髪の生え際~眉頭、眉頭~鼻の先端、鼻の先端~顎の先端までの比率が等しい
  • 唇の縦幅と横幅が1:3 など

ただし、人には好みがあるため、一概に「子供が不細工なのは美の黄金比からずれているため」とは言えません。また、イケメンの恋人が必ずしも美人ではないのは、そのイケメンが必ずしも交際相手に美の黄金比を求めるわけではなく、むしろ内面の美を求めているからというケースが多いです。あなたは、自分の子供の容姿に何を求めていますか?

ホルモンの働き

子供との関わり方によって、「愛情ホルモン」「幸せホルモン」などと呼ばれるオキシトシンの分泌量に違いが生じることは既に明らかになっています。オキシトシンはストレスを緩和し、幸せや愛情を感じさせてくれるホルモン。ですから、自分の子供を不細工と感じて愛情を感じられないのは、オキシトシンの分泌が不十分であるという生理的な要因であるとも考えられます。

子育てにあまり携わらずママ以外の女性に心惹かれることがあるパパ、あるいは喪失感や不安が強いママや、既に卒乳して子供とのスキンシップが減っているママは、オキシトシンの分泌量が不足していることが原因で、子供を不細工と感じるのかもしれませんよ。

不細工?可愛い?子供の顔は変化します!

赤ちゃんの頃、「この子って、不細工なんじゃ…」と感じても、成長と共に子供の目鼻の配置は変わるため、気持ちに変化が起こることもあります。

  • 顔の形が丸形から面長になる
  • 目鼻の縦のバランスが変わる
  • 一重から二重になった
  • 乳児湿疹が治って肌がきれいになる など

ですから、赤ちゃんの頃は親が不細工だと感じていても、成長とともにバランスが整って黄金比率に近づいてくる事も多いですし、一重が二重に変わることも頻繁に起こっていることです。

みき
31歳

病気のときはかわいい

私には3歳になる娘がいます。私は自分の顔があまり好きではないのですが、娘は私の目に似て一重で、きつい顔立ちというか、可愛げないというか…。でも、病気のときは違います。体調が悪いとなぜか目がパッチリとなり、瞳がうるんでホッペも赤く、とても可愛らしくなります。

病気になると大人しくなって手間もかからないし、素直に甘えてくれて可愛いのも相まって、普段よりも娘を愛しいと感じます。

秀子
46歳

あんなに可愛かったのに

私は3人の息子と娘の母親ですが、赤ちゃんの頃はアザや湿疹が気になり、外見を不細工だと感じた時期もありました。それからも子供たちの成長を見守る中で、気が狂いそうなほど容姿を可愛く感じ、誰かにさらわれるのではないかと気が気ではなかった時期もありましたし、思春期になり唇や瞼のむくみ、ニキビなどで「あれほど可愛かったのに」とガッカリしたことも…。

赤ちゃんの頃は罪悪感もありましたが、お姑さんから「お兄ちゃんが子供の頃は、毎日夫婦で顔を見て“にの日だね”“かの日だね”って言っていたのよ」っと、昔の子育てエピソードを聞かせてもらって以来、気持ちが楽になりました。“憎げ(不細工)な顔の日”と“可愛い顔の日”という意味だそうです。

愛情深いとてもステキな義両親なので、どんな姿も全て丸ごと受け入れているからこその知恵なのかもしれないと思いました。以来私も子供たちが「今日は顔がむくんで不細工だな」と思う日は、心の中で“にの日”と言うことで、逆に愛情を注げるようになりました。

子供は不細工だと不幸せになる?

子供の顔立ちをありのままで受け入れることが難しいパパやママは、子供の将来を悲観してしまう傾向がありますが、子供が不細工だと本当に幸せをつかむのが難しいのでしょうか?

本当に不細工?顔には好みがあります

パパやママが「この子は不細工だ」と思うことは、あくまでパパやママの個人の見解です。「いいえ、他の人からも言われる」と思うかもしれませんが、万人に共通する正解ではありませんよね。

例えば、平安時代の日本では、「しもぶくれで糸のように目が細い、鷲鼻の女性が美人だ」ともてはやされていたように、美の基準は時代によっても違います。また、「アバタもエクボ」という言葉があるとおり、顔や容姿の欠点も見る人によっては美点とみなされることがあります。顔立ちの美しさへの基準は人それぞれで違い、「好み」があることを知りましょう

美人よりモテる!?雰囲気美人

自分の子供が不細工で、将来に不安を感じてしまう場合には、子供の内面の魅力にこそ目を向けましょう。スタジオジブリの「紅の豚」の主人公のように、たとえ顔や容姿は見劣りしても、異性や周りの人を引き付ける人はたくさんいます。異性を惹きつける魅了を持つ人が、美の黄金比にマッチした人とは限らないのです。

子供が不細工だからと、顔を隠したり化粧や地味な服装でカバーしようしたりする必要はありません。むしろ、親が子供の顔立ちや容姿に神経質になることで、子供は心に傷を受け、表情が暗くなったり言動がネガティブになったりと、本来の魅力を引き出せなくなってしまうことも…。

世の中には外見以上に心を重視する人が大勢いますので、「不細工な子供=将来は不幸せ」ではありません。子供の顔立ちが原因で愛情を感じにくい場合は、まず子供のありのままの姿を受け入れることから始めましょう。そして、外見の劣等感が原因で、人に嫌われる態度をとってしまうことがないように育てましょうね。

子供が不細工と言われた時の親の対応

親が子供を不細工と思っていてもいなくても、親の気持ちに関係なくお友達から「不細工だ」と言われ、傷ついて帰ってくることがあります。そんな時こそ、親はしっかり子供の心のケアに努め、子供に本当の美しさ、不細工さとは何かを教えてあげましょう。

子供の話をまずはしっかり受け止める

子供が嫌な思いをしたことを知ると、大抵の親は視点の違う考え方を教えたくなりますよね。けれど、そこをグッと我慢して、とにかく子供の話を聞いてあげましょう。子供を癒す効果的な薬は、子供の意見の否定ではなく共感です。

「そう」「うんうん」「辛かったね」「それは泣きたくなるね」など、相づちや子供の言葉の反復などで共感してあげるとこで、子供は親が分かってくれること、自分の考えや意見を認めてくれることを感じて勇気づけられます。話が途切れたら、「話してくれてありがとう」と最後に声を掛けてあげましょう。

子供の話をよく聞き、共感し、受け入れてあげられる最適な場所は家庭。「子供に強くなって欲しい」「傷ついて欲しくない」と願うならば、子供が自ら勇気を奮い立たせられるように、話をよく聞いてくれる幸せな家庭環境を整えてあげましょうね。

感情的にならない

子供が傷つけられると、親は自分のこと以上にカッとなったり落ち込んだりしがちですよね。けれど、不細工と言われて傷ついた子供の心を癒したいのであれば、親は子供の前で感情的にならないことが大切です。なぜなら、親の感情的な態度が逆に子供を深く傷つけてしまう恐れがあるからです。

傷ついている時に、怒ったり泣いたりする親の姿を見た子供はどう思うと思いますか?
「ママが怒っているから私は不細工じゃない。私を傷つける人に問題があるんだ。」と思ってくれればいいのですが、子供は親が思うより繊細。「自分が不細工だから、ママを悲しませた」「自分がブスなのが一番悪いんだ」と、自分自身を責めてしまいがちなのです。

ですから、子供の心を守るために、あえて子供との心理的な距離を保っておばあちゃんポジションを心掛けましょう。「そうかい。辛かったねぇ」と笑顔で優しく頭を撫でてくれるおばあちゃん。カッとなったり落ち込んだりせず、安定のポジションでいつでも悩む自分を包んでくれるおばあちゃん。そんな風に子供が安心できる親であるためには、強い感情のむき出しはマイナスなのです。

相手を責めない

子供は大人が思う以上にプライドを持って生きています。大人が自分の容姿を馬鹿にされたら腹が立つように、子供だってあからさまに「不細工!」と言われれば、大人以上に傷つき悲しい思いをします。ですが、子供に共感しすぎて親子で恨みやつらみを抱え続けていることもまた、子供にとって大きなストレスとなってしまいます。

「相手が悪い」ということは簡単ですが、それでは子供の心に相手を恨む気持ちが残ってしまいかねません!親として子供に教えてあげるべきなのは、人を恨む気持ちではなく嫌なことがあっても前を向く勇気です

また、子供が嫌な気持ちをいつまでも忘れることができない場合、頭ごなしに「そんなことで、どうするの!」と急き立てるのもよくありません。「無理に忘れなくてもいいんだよ」と子供のペースを尊重する気持ちで、子供が前向きに楽しいことを考えていけるように導いてあげましょうね。

子供と一緒にトラブルを振り返る

子供に「私が不細工だから嫌われるの?」と聞かれたら、内心「そうかもしれない」「原因はそこじゃないな」など、色々な考えが巡りますよね。けれど、子供の抱えるトラブルは、必ず自分の子どもと相手の子供の両方の視点で考える必要があります。子供のトラブルは、自分の子供の訴えだけが全ての真実ではないことが非常に多いのです。

例えば、好きな子にわざと嫌がらせをしたりからかったりしたりすることは、よく知られていますよね。また、口で勝てない相手に、事実とは異なっているのにボキャブラリーの少なさから「不細工」「ブス」「バカ」などの言葉を選んで攻撃してくるケースもあります。

子供の言葉の攻撃は、必ずしも相手の本心とは限りません。ですから、親が「この子は不細工だから嫌われるんだ」などと原因を決めつけてはいけません!子供からの質問には、「あなたはどう思う?」「自分にも悪いところがあると思い当たることがあるの?」などと、子供に自分の行いを自ら振り返って考えるように促す対応を心掛けましょう

ただし、子供と一緒にトラブルを振り返っている最中に、自分の子供に原因があることが分かっても、「あなただって、いけなかった」と責めてはいけません。子供が心を委縮させず、自分自身でトラブルの原因に気づくことができるように導きましょう。「一緒に考えようね」「どうすればよかったと思う?」などと励ましながら、子供自身がじっくりと答えを見つけられるように寄り添ってあげてくださいね。

子供が不細工で愛せない親の4つの対応

子供の顔立ちを受け入れることができずに愛情を感じられない状態は、とても切なく悲しいことですよね。でも、親子の関係は途切れることなく続くので、「何とかしよう!」とあなたが思うことができれば、親子関係をより良く変えることは必ずできます。

自分が子供に愛情を感じることができなかったことを、必要以上に恥じる必要はありません。いま自分が子供を愛そうとする気持ちを大切にして、積極的に子どもに向き合ってみてくださいね。

スキンシップを増やす

よく、子供に愛情を伝える手段としてスキンシップが有効だと言われていますが、親にとってもスキンシップは子供への愛情を感じやすくする手段なのです。スキンシップには愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌を促す効果があり、毎晩一緒に添い寝したり、抱っこしたりして触れ合うことで、次第に愛おしさを感じやすくなり、母性のスイッチが入り易くなります

スキンシップによるオキシトシン分泌効果は、母親に限らず父親も得られます。また、赤ちゃんや子供、ペットとのスキンシップは、大人のストレスを解消する効果も実証されていますので、子供への愛情を感じやすくなるだけでなくパパやママのストレスも軽減できますよ。そのため、不細工だと思っていた子供が愛おしくなり、個性を受け入れ可愛く感じやすくなるのです。

ただし、寝不足や空腹など最低限の欲求が満たされていないと愛情を感じにくくなりますので、特にママはスキンシップと共に睡眠時間を確保することも忘れないようにしましょうね。

子供の笑顔を増やす

子供の目鼻立ちが気に入らない場合には、子供を積極的に笑わせてみましょう。笑顔は子供の表情の中でも一番愛らしく、見る人を幸せにしてくれますよね。今まで子供の顔から眼を反らしていたパパやママでも、自分の引き出した子供の笑顔であれば自然と「子供の顔を見たい」という気持を起こさせてくれるはず。子供の顔や容姿に対する気持ちを変えてくれる効果が期待できますよ。

自分に無理強いはしない

目標を持つことは悪いことではありませんが、「母親だから、子供を愛せるはず」「父親なんだから、子供に愛情を示さなくてはいけない」と、ボーダーを作ってはいけません。親が子供のありのままの姿を受け入れることが大切なように、親は自分自身のありのままの姿を受け入れることも大切です。

子育てにおいて「あれができる」「これができる」と、親としての資質を問うことはあまり重要ではありません。それよりも大切なのは、ありのままの子供を愛する努力をし続けようとする気持ち。日々自分を認めて褒めながら、自然に子供に寄り添っていけるように、自分にできる小さなことから努力を始めましょう

子供の長所を伸ばす

子供が不細工に見えて愛せないパパやママは、美へのこだわりが強い傾向があります。「子供が不細工なことが気になり愛せない」と悩むのであれば、子供が可愛くなるように協力してみてはいかがですか?ご存知の通り美しいと言われる芸能人でさえ、美しくなるべく日々努力をしていますよね。

とはいえ、協力の仕方は大人の美容とは少し違います。たとえば、子供は肌がきれいですので、化粧を教えてキレイに見せるより、栄養バランスのよい食事で美しい肌を保てるようにしたり、日焼け対策や保湿をしっかり行ったり、笑顔で人を魅了できるように親が側で多くの笑顔を見せてあげたりすることも美しさには大切!髪だってボサボサでフケだらけより、清潔にしてあげた方が可愛いですよね。

また、内面からにじみ出る魅力を引き出すには、子供が自信をもって生きられるように自己肯定感を高める子育てを心掛けることも重要です。

庭の花だって肥料を与え、枯れた葉や花びらをマメに取るなど、手をかけてこそ美しく咲きます。子供が不細工なことが気になるなら、生来持っている別の面の美しさに目を向けて、子供が美しく咲き誇れるように愛情と手をかけてみてはいかがですか?手をかけた分、互いの心に愛が膨らむはずですよ。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!