子供の忘れ物の原因や親の対応に関する記事

『子供の忘れ物がヒドイ!届けるべき?病気?親がしたい6つ』

子供の忘れ物がひどすぎると本人が困るだけでなく、先生やお友達への迷惑になることもありトラブルのもとになりやすいため、親は気が気ではありませんよね。忘れ物は親が届けるべきなのでしょうか?自立心を損なわない忘れ物対策をご紹介します。

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子供の忘れ物が多いのは病気?届けるのは過保護?親の対応

子供の忘れ物って皆さんどうしていますか?小学校に入学しても親にとって子供は何かと手のかかる存在。忘れ物にもついつい世話を焼いてしまいがちですが「放っておく?それとも学校にまで届けに行くべき?」など、親として子供の忘れ物を何とかしたいと考えたときには、一体どのような対処をすればいいのでしょう。

今回は、子供が忘れ物をする理由を分析しながら、発達障害や病気などの関係や、子供の忘れ物を防止する親の対応についてご紹介します。「子供は忘れっぽい」とは言いますが、いつまでも忘れ物の癖が治らないのでは、将来ちゃんと社会人として働くことができるのか心配ですよね。けれど、「性格は治らない」と決めつけるには早すぎますよ。

子供が忘れ物をする4つの主な理由!怒る前に原因を知ろう

子供が手元にいるうちは、「忘れ物をしちゃダメよ」と親が注意してあげられますが、親はいつまでも子供に付き添っていることはできませんよね。ですから、「はやく自分で気を付けるようになってもらいたい」ですね。
けれど、子供なりに気をつけているのに、なかなか忘れ物が減らない子供もいます。
そもそも、子供はなぜ忘れ物をしてしまうのでしょう?

注意力が欠けていて持ち物の指示を聞き逃している

一般的に子供は集中力が持続しません。そのため、注意力が散漫になりがちなのです。そのため、「明日もって来なさい」という先生からの指示や約束を聞き逃してしまい、忘れ物をしてしまうことが多くなります。成長するにつれて次第に集中力がついてきますし、忘れて困った経験から学ぶため、忘れ物は減っていく傾向にあります。

ただ単に忘れっぽいくて忘れ物をしてしまう

子供の性格や注意深さは人それぞれ。小さな頃から忘れ物をしない慎重な子供もいれば、中学生になっても忘れ物ばかりといった子供もいます。忘れっぽい子供はさまざまな物に興味を示すことで目移りし、約束事を忘れてしまう傾向があるのです。持って生まれた性格はなかなか治らないものですが、繰り返し訓練すれば、忘れ物を減らすことはできますよ。

物のある場所がわからず探すうちに別のことに気移りする

忘れ物が多い子供に意外と多いのが、学校の準備をしようにも、必要な物がどこにあるのかわからないという理由です。片付けの習慣が身についていないため、あちこちにポイポイと置いてしまい、いざランドセルにしまおうと思ったら、「あれ?どこにあるのかなぁ」ということになるのです。お子さんの部屋はきれいに整理整頓されていますか?

親が手を出しすぎるから何とかなると勘違いしている

子供の忘れ物に対して親が神経質になり、学校の用意から学用品などの買い揃えまでをすべて親がやってしまうと、子供は自分で「忘れ物をしないようにしよう」と努力することをしなくなってしまいます。そのため、大きくなってもなかなか忘れ物が無くならず、それをフォローしようとさらに親が過保護になるなどの、悪循環に陥ってしまいがちです。

子供の忘れ物が多いのは病気?障害?治らない?

小学校低学年のうちは「仕方がないなぁ」と思えたママでも、高学年になってまだ忘れ物が改善されないと、家庭訪問や個人面談などで先生に指摘され、さすがに不安になってしまいますよね。もし、何らかの障害や病気が影響して忘れ物が多い場合には、親がどれだけ怒ったり、注意したりしても効果はありません。

もしかして、子供の忘れ物はADHDが原因かも!?

発達障害の一つであるADHD(注意欠陥多動性障害)。文部科学省が行った調査によると、ADHDと思われる行動がみられる生徒の割合は、小中学生の3~5%。決して少ないとは言えないですよね。ADHDの子供には次のような特徴があります。

ADHDの子供に見られる特徴

  • 忘れ物が多い
  • 落ち着きがない
  • 人の話をじっくり聞けない など

「忘れ物が多い=発達障害がある」とは一概には言えません。ただし、「ADHDなどの発達障害が根底にあるのでは?」と親が心配になるような別の問題点が見受けられ、集団生活で子供が原因によるトラブルが起きているようであれば、まずはきちんとした専門医を受診していくことが大事です。

ADHDのために毎日のように宿題を忘れてしまったり、授業で必要な道具を忘れて隣の子の物を借りたりすることが続くと、「だらしない子」といったレッテルを貼られて、本人が切ない思いをしてしまうことも…。
専門家による親へのアドバイス、療育、必要に応じた薬物療法などを受けていくことで、忘れ物などのADHDの子供が困ってしまう問題を改善させ、自立して幸せに暮らしている人も沢山いますよ。

もしかして、子供の忘れ物は小児うつ病が原因かも!?

いま子供たちは小学生といえどもさまざまなストレスにさらされていて、うつ病などの心の病気にかかる子供が増えています。うつ病は自律神経系の働きが乱れ、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分泌がコントロールできなくなり、次のような困った症状が起きることが原因で大事な話を聞き逃し、忘れ物がひどくなることがあります。

子供の鬱病にみられる症状

  • 気分が落ち込む
  • やる気が出ない
  • 集中力の低下
  • 眠れない
  • 疲れやすい
  • 食欲がでない

うつ病とまではいかなくても、友達同士でトラブルがある、習い事などの発表会が近くてプレッシャーを感じている、パパやママが喧嘩をしていて不安を感じている、塾や習い事で日々忙しいなど、心に気がかりなことがあったり、疲れが溜まったりすると、やっぱり忘れ物は増えてしまいますよ。

突然子供の忘れ物がひどくなった時は、子供の心の状態にも注目してフォローをしていくか、必要に応じてスクールカウンセラーや小児精神科医などに相談をして、心の病を治すことを第一にケアを受けていきましょう。

子供の忘れ物を届ける親は過保護?今は学校から電話がかかって来る時代です!

子供を学校に送り出して掃除機をかけている時に、「やだ!あの子ったら忘れ物してる」ということ、ありますよね。仕事などに出掛ける直前に学校から「忘れ物を届けて下さい」と電話が入ることもあるため、「届けた方がいいかな?でも過保護かなぁ?」と悩むこともあるでしょう。子供の忘れ物には、一体どのように対処したらいいのでしょう?

学校から子供の忘れ物を届けるように連絡が入ったらどうする?

忘れ物の内容にもよりますが、授業が進まない場合や本人が困る状況の場合、またあまりにも忘れ物が頻繁な場合は、学校から保護者に対して「○○を持ってきてください」という電話が入ることもあります。働いているママにとっては対処が難しい面があるのですが、こういった連絡があった場合は、親として対処することが必要です。

親から見れば「困って覚えればいい」「なんでいちいち届けないといけないの?」と思うような忘れ物でも、学校の先生はクラスの状況なども考慮して、子供にとってもクラスメイトにとっても持ってきた方がよいと判断しているから連絡していることが多いです。それだけ緊急性や必要性が高いと考えましょう。

ミッチ
40歳

知らぬは親ばかり

娘のクラスのA君はよく忘れ物をするし、空気が読めない発言や落ち着きのない行動をする子で、クラスだけでなく学年一嫌われている子です。親の間では「多分あの子は何か問題があるんだろうけど、親は対応してあげてるのかなぁ?」と心配の声もあります。

「あの子の隣になってから、うちの子学校に行きたくないって言ってるんだよ!」などの怒りの声も聞こえてきますし、子供もA君が嫌がらせを受けていると話しています。昨年はA君の起こしたトラブルでクラスの保護者全員が学校に呼ばれ、担任や教頭を含めて話し合いになりました。

ところが、A君のママは「先生から忘れ物を届けに来るように何度も電話があって腹が立つ」と先生に腹を立てるばかりで、「専門家に相談してみては?」とアドバイスしたことがあるのですが、「子供だからよくあることでしょ」と聞く耳を持ちません。

上の子のクラスに自閉症の女の子がいたけれど、その子の場合は専門家にも相談し、初めにその子のママが先生や保護者に説明してくれて、先生も子供達に話していたため、何かあってもみんな理解して受け入れていたし、仲の良いお友達もできていました。子供の気持ちや状況を一番わかっていないのは親で、先生はメッセージを送ってるだけなのに…。

学校から子供の忘れ物についての連絡がない場合は?

では、緊急性や必要性がない場合、例えば子供が学校に出かけた後に定規を忘れていることに親が気付いた場合は、どうでしょうか?

こういった緊急性がないケースで、お友達や学校の備品を借りれば何とかなる場合には、親が学校まで届け物に出かけるのではなく、あえて放っておくことをオススメします

忘れ物をした日の夕方自宅に帰って来た子供は、忘れ物を先生に注意されたり、お友達に頭を下げて借りたりして、バツの悪い思いをしています。こういった失敗は「次は気をつけよう」というやる気を育ててくれます。

親が心配のあまり、過保護になって子供の忘れ物を届けてしまうと、子供は貴重な学習経験を奪われてしまいます。学校の事は子供の問題。自分で考え、判断し、行動する経験を積むチャンスです。子供の忘れ物対策に関しては親が出しゃばらず、家庭で子供を指導する方向で対処していくといいですね。

ただし、子供は度重なる失敗経験により自信を失うと、「忘れ物を改善したい」というやる気まで失ってしまうことがあります!ですから、忘れ物を頻繁にしてしまう場合は理由を把握し、その子に合った忘れ物をしない方法を身につけられるように、協力することが大切です。

子供の忘れ物を防止!親がしたい対応7

子供の忘れ物は、上手に導いてあげれば、成長とともに次第に改善させることが可能です。ただし、声かけだけでは残念ながらなかなか改善しないことが多いでしょう。忘れ物がひどい子供の場合は、親が家庭で忘れ物を防止するための対処法を教え、忘れ物をしにくくなる環境を整えてあげることが重要です。

早いうちに子供に忘れ物をなくす方法を身につけさせて、「自分は忘れ物をしないでしっかりできる」という自信が持てるように、パパやママがサポートしてあげましょうね。

メモや連絡帳に書く癖をつける

子供の忘れ物を防ぐために一番効果的な方法は、メモや連絡帳にしっかり書く癖をつけることです。文字にして残すことで、後で忘れてしまっても安心です。また、書く、見るという行動によって、記憶力が鍛えられて忘れ物全般を改善する効果があります。

連絡帳を書く習慣が家庭の指導でなかなか身につかない場合には、学校の先生にも協力してもらって、帰る前に子供に一声かけてもらうことで、連絡帳をつける習慣を身につけさせていきましょうね。

子供に自信を失わせない

自信を無くすことで、子供の忘れ物が悪化することが多いので、子供には「でも、今日は忘れ物を3つに減らせたね」などと、ポジティブな言葉をかけ、次こそは頑張ろうというやる気を維持させてあげましょう。

子供の忘れ物への親のNG対応

親が頭ごなしに子供を叱りつけて、「自分は忘れ物が多い人間だ」というイメージを擦り込まないように気をつけましょう!子供はイメージ通りの人間になるように、無意識に行動してしまう傾向がありますよ

何度も忘れ物をしたり、失敗したりする子供の姿を見ていると、親も精神的に疲れてしまいがちになりますが、忘れ物が多いのも子供の個性の一つ。それを大好きなパパやママに否定されてしまうと、子供は自分に自信を無くしてしまいます。親が子供の姿を丸ごと受け入れることで、子供は「次こそ頑張ろう」と思う勇気を持てますので、穏やかに受け止めてあげましょうね。

子供の忘れ物パターンを理解する

注意深く子供の様子を観察していると、子供には忘れ物をしがちなパターンがあることが多いです。例えば、一日中たくさん遊んで疲れた日の翌日、面白くないことがあってイライラしている後など。

そういったパターンを把握しておけば、先回りして忘れ物をしないように声かけができるので、子供が自分から忘れ物に気付くことができるようになり、忘れ物を予防しやすくなりますよ。

片付けやすい環境を作る

忘れ物の多い子供には、必要な物を使ったまま置き忘れてしまい、家の中で探すことができなくなる子供が多いです。自分の部屋や机、ランドセルの中も散らかっていることが多く、部屋は物があふれているでしょう。また、頭の中も様々な情報であふれかえり、整理できていないはずです。

ですから、まずは全体的に持ち物を減らし、本人が自分の持ち物をしっかりと把握できるようにすることが大切です。次に、片づける場所を明確にし、「使ったら元の場所に戻す」という片付け習慣を身につけさせることが必要です。

ただし、頻繁に声をかけると親も子も負担になりますので、片づける場所にラベルをつけ、「使い終わったら元の場所に片づけましょう」と書いておくと、自分で気づいて片付けやすくなりますよ。

帰宅したらカバンを空にする

子供は学校から帰ると、すぐにおやつを食べたり遊んだりしたくなります。ところが、一度帰宅してリラックスしてしまうと、やる気がなくなってしまいがち。ですから、低学年のうちは学校から帰ったらすぐにカバンの中を空にし、持ち帰った宿題や翌日の準備をすることを習慣にさせましょう。記憶が新しいぶん、忘れ物も少なくなります

また、小学校3年生以上になると、反抗期に入り始める子も出始めます。すると、親の指導を聞かなくなってしまいますので、その場合はカバンだけでも空にさせるか、準備する時間を自分で決めて守らせるという対応を心がけましょう。親はサポーターですので、頭ごなしに指示するのではなく、自分の問題は自分で解決させることが大切ですよ。

お出かけ前に一言声をかける

学校に持っていくものの準備は基本的に子供に任せますが、朝、「忘れ物はない?」と一声かけてあげましょう。声をかけられることで、子供も「もう一度確認しよう」という注意力を養うことができます。ただし、出発時間ギリギリに声をかけると、子供が焦ってよく確認もせずに「大丈夫」と言いがちなので、声掛けは時間に余裕をもってしましょう。

カバンにくっつける

鍵っ子やバス通学の子供の場合は、伸びるワイヤーを使って鍵や定期をカバンにつけておきましょう。また、手持ちの荷物はできるだけ1~2個にするように工夫することも大切。これは、子供が一度に多くのことを覚えられないという特性への対処です。

忘れ物が多い子供は、折角荷物を準備したり宿題をやっても机の上に忘れて学校に行ったり、玄関や学校などに持ち物を忘れて帰って来るため、宿題ができずに翌日提出できなかったりということもあります。物が多いとどうしても管理ができなくなりますので、物を減らしてしっかりと管理できる状態を作ってあげることで、忘れ物を改善しやすくなりますよ。

また、塾などの習い事で使う筆記用具などは、「塾用」「学校用」と2種類用意し、それぞれのカバンにセットしておくことで、「入れ替えの負担が減った分、他の忘れ物も減った」という子供もいます。そうした工夫も子供の特性によっては必要でしょう。

子供の忘れ物対策には、家の中の見直しも大切

子供の忘れ物対策でちょっと気にしてほしいのが、パパやママが良いお手本を示すこと。子供は親の行動をお手本に生活習慣を身に着けていきますので、大人も頑張って自分自身の片付け習慣を実践して、忘れ物対策をしてみてくださいね。

たかが「子供の忘れ物」ではありますが、忘れ物が多いと子供は先生に叱られたり、友達にからかわれたりして、結局はイヤな思いをしてしまいます。楽しい集団生活のためにも、忘れ物をしないということは大事なことですよ。「いつかよくなる」のではなく、子供が自信を失わないうちに「早めに直す」ことを意識して、子供が忘れ物をしないように働きかけていきましょうね。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!