保育園に入る年齢に関する記事

保育園は何歳から入れる?クラス編成の数え方と入りやすい時期をやさしく解説

保育園は何歳から入れる?クラス編成の数え方と入りやすい時期をやさしく解説

0歳から預けられる仕組みや、幼保無償化による保育料の考え方までやさしく解説。はじめての保活で迷わないための参考になります。

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保育園に入れる年齢~クラス編成の数え方や待機になりにくい時期

保育園に入れる年齢に悩むママ

産休・育休中に気になることの一つが、保育園に入りやすい年齢や時期ですよね。「そろそろ仕事に戻りたいな」と感じてから園選びを始める人もいますが、地域によっては入園の競争があるため、入りやすい時期をあらかじめ知っておくと入園計画を立てる参考になります。

そこで今回は、保育園に子供を預けられる年齢、年齢別の利用のようす、年齢によるクラス編成、保育士の配置基準、入りやすい年齢、そして2019年に始まった幼児教育・保育の無償化をふまえた保育料の考え方まで、順番に解説します。将来子供を預けて働きたいと考えている人も、ぜひ参考にしてください。

保育園に子供を預けられる年齢は?

ママに抱っこしてもらう赤ちゃん

園によって違いはありますが、認可保育所では一般的に生後2~3ヵ月ごろの0歳児から、小学校に入学する前の5~6歳までの子供を受け入れています。受け入れ開始月齢は園ごとに定められているので、気になる園には早めに確認しておくと安心です。

復職を考えたとき、心強い味方になってくれるのが地元の保育園です。実家や義両親に預ける選択肢もありますが、近くに親族がいない世帯も多く、祖父母世代に小さな子供の世話を長時間お願いするのは負担が大きい場合もあります。

幼稚園という選択肢もありますが、幼稚園の入園は原則3歳からで、教育時間が昼過ぎまでの園が中心です。フルタイムでの就労を目指すなら、児童福祉法にもとづく保育所(保育園)を検討する家庭が多くなっています。なお、幼稚園と保育所の機能をあわせ持つ「認定こども園」や、0~2歳を少人数で預かる「地域型保育(小規模保育など)」もあり、地域によって選択肢はさまざまです。

保育園の年齢別の利用のようすは?

保育園の歴史は古く明治時代までさかのぼれますが、かつては家庭で保育をするという考え方が根強く、利用者はそれほど多くありませんでした。その後、女性の就業が広がるなかで共働き世帯が増え、幅広い年齢で保育園を利用する子供が増えてきました。

下の表は、少し古い時点(平成25年/2013年)の年齢別の在所児数と入所率の参考データです。近年はさらに利用率が上がり、特に0~2歳児の利用が増えています。最新の利用者数や入所率はこども家庭庁が統計を公表しているので、実際の数字はそちらで確認してください。

年齢別の保育園利用者数(平成25年/2013年・参考)
学年齢在所児数
0歳児112,000人
1歳児322,000人
2歳児322,000人
3歳児459,000人
4歳児469,000人
5歳児464,000人
年齢別の入所率(平成25年/2013年・参考)
学年齢入所率
0歳児10.7%
1歳児30.2%
2歳児37.7%
3歳児43.9%
4歳児43.7%
5歳児43.4%

この時点でも、0歳児は約1割にとどまる一方、3歳以上では4割を超えており、集団生活に切り替わる3歳前後で利用が大きく増える様子がうかがえます。共働き世帯の増加や無償化の影響もあり、その後も利用率は上昇傾向が続いています。

保育園のクラス区分の考え方や数え方

保育園年齢別クラス区分の書かれたパンフレット

保育園のクラス区分は、小学校などと同じく4月1日時点の年齢を基準に決まります。誕生日ではなく年度で区切るのがポイントです。

たとえば2023年8月生まれの子が翌年4月に入園する場合、2024年4月1日時点では0歳なので0歳児クラス。2024年8月に1歳になっても年度内は0歳児クラスのまま過ごし、2025年4月1日に1歳児クラスへ持ち上がります。整理すると次のようになります。

クラス区分対象となる子ども
0歳児クラスその年度に1歳になる子(4月1日時点で0歳)
1歳児クラスその年度に2歳になる子
2歳児クラスその年度に3歳になる子
年少(3歳児クラス)その年度に4歳になる子
年中(4歳児クラス)その年度に5歳になる子
年長(5歳児クラス)その年度に6歳になる子

同じクラスでも生まれ月によって月齢の差が大きいため、0・1歳児をまとめて保育する園もあります。クラス名には「ひよこ」「あひる」といった動物や、「あか」「みどり」などの色を使い、子供に親しみやすい名称にしている園がほとんどです。

年度途中に入園した1歳過ぎの子が、生まれ月によっては0歳児クラスに入ることもあります。早生まれの子の保護者は気になるかもしれませんが、保育園では月齢差にも配慮した保育が行われています。

たとえば同じクラスでも、月齢が低い子はベビーベッドやマットのスペースで過ごし、活発に動く子とは遊び場をゆるやかに分けるなど、発達に応じた工夫がされています。食事の際に他の職員が応援に入るといった対応がとられることもあります。

年齢別クラスの保育士の人数は?

年齢別クラスの保育士の配置基準グラフ

年齢別のクラスに何人の保育士を置くかは、国の「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」で最低ラインが定められています。長く用いられてきた基準は次のとおりです。

保育士の配置基準(従来の最低ライン)

  • 0歳児クラス:おおむね乳児3人に保育士1人以上
  • 1~2歳児クラス:おおむね幼児6人に保育士1人以上
  • 3歳児クラス:おおむね幼児20人に保育士1人以上
  • 4~5歳児クラス:おおむね幼児30人に保育士1人以上

この基準は、保育の質を高めるために近年見直されています。令和6年度(2024年度)からは4・5歳児が30人から25人に1人、3歳児が20人から15人に1人へと改善され、1歳児についても6人から5人への改善が進められています。ただし当分の間の経過措置があり、園によって実際の配置は異なります。最新の基準や各園の状況は、こども家庭庁の情報やお住まいの自治体・園に確認すると確実です。

基本的には各クラスに1名以上、乳児を含むクラスには複数の職員が配置されます。保育士資格を持つ先生のほか、資格を持たない職員が補助に入ることもあり、入園直後で子供が落ち着かない時期には職員を手厚くするなどの配慮がされる園もあります。

認可外保育施設は職員のおおむね3分の1以上が、東京都の認証保育所などでは6割以上が保育士とされており、必ずしも全員が有資格者とは限りません。ただし子供の人数に応じた職員配置が求められているため、見学の際に配置や資格保有者の人数を確認しておくと安心です。気になる園があれば、まずは連絡を取って入園の可否や見学について相談してみましょう。

保育園に入りやすい子どもの年齢は?

電話の前で混乱する母親

働きたい保護者が増える一方で、保育園は必要な面積や設備の基準が厳しく、簡単には増やせません。そのため地域によっては入園が難しく、待機児童が生じることもあります。では、入園させやすい子供の年齢はあるのでしょうか。保育園の種類ごとに見ていきましょう。なお待機児童数は年によって変動し、近年は減少傾向にありますが、地域差が大きいため、お住まいの自治体の状況を確認することが大切です。

認可保育園

認可保育園は、自治体の認可を受けた保育園です。自治体が運営する公立と、社会福祉法人や民間企業が運営する私立があり、施設や職員配置、衛生管理などの国の基準を満たしているため、まず目指したいと考える家庭が多い園です。

入りやすい年齢としては、持ち上がりで定員が埋まりにくい0歳児クラスは比較的入りやすいといわれます。就労の予定があるなら、早めに見学へ行くなど動き始めるとよいでしょう。

1・2歳児クラス以降は持ち上がりで定員が埋まり、4月入園でも競争になる園があります。原則として空きがあれば年度途中でも入園できますが、引っ越しなどで枠が空くケース以外は、途中入園が難しい地域も少なくありません。基本的には4月入園を目標に、前年の秋ごろから保活を始めるのがおすすめです。申し込み時期や必要書類は自治体で異なるので、早めに窓口で確認しましょう。

無認可(認可外)保育園

認可外保育施設は、個人や民間企業、NPO法人などが自治体に届け出て保育を行う施設です。小規模の施設が多い傾向はありますが0歳児から受け入れる園も多く、年度途中でも空きがあれば預けられる可能性が比較的高いのが特徴です。

保育料は施設ごとに設定されるため、認可よりも高くなる場合があります。ただし後述する無償化の対象になったり、自治体独自の補助制度が利用できたりすることもあるので、費用面はまず施設と自治体に相談してみましょう。年度途中に働き始める必要がある場合は、いったん認可外を利用し、4月に認可へ入園し直すという方法もあります。

認証保育園(自治体独自の制度)

認証保育所は、待機児童が多い東京都などが独自の基準で運営を認めている保育施設です(名称や制度は自治体によって異なります)。0~5歳を受け入れるA型と、0~2歳を対象とするB型があり、定員に空きがあれば年度途中でも受け入れてもらいやすいのが利点です。

認可保育園は地域の要件があり、就労中の家庭が優先されるため求職中は入りにくいことがありますが、認証保育所は居住地域の制限がなく、就労状況にかかわらず相談できる場合が多いのも特徴です。利用条件や補助は自治体ごとに違うので、詳細はお住まいの自治体で確認してください。

幼保無償化と、年齢による保育料の考え方

保育料基準表

保育料を考えるうえで、まず押さえておきたいのが幼児教育・保育の無償化です。2019年10月から始まった制度で、大きな枠組みは次のとおりです(こども家庭庁)。

幼保無償化のポイント

  • 認可保育所・幼稚園・認定こども園を利用する3~5歳児は、原則として保育料が無償
  • 0~2歳児は、住民税非課税世帯が無償
  • 認可外保育施設なども、保育の必要性の認定を受ければ、3~5歳児は月額3.7万円まで、0~2歳児(住民税非課税世帯)は月額4.2万円までが無償
  • 給食費や通園送迎費、行事費、延長保育料などは無償化の対象外で、別途必要

つまり、認可保育園では3歳以上の保育料は原則かからないため、年齢による保育料の差が実際に生じるのは、主に0~2歳児クラス(課税世帯)です。0~2歳児の保育料は、世帯の住民税額(所得)を基準に自治体が決めるしくみで、所得が高い世帯ほど高くなる傾向があります。

また、きょうだいで利用している場合は負担が軽くなる軽減制度があります。保育所などを利用する最年長の子を第1子と数え、0~2歳児の第2子は半額、第3子以降は無償になるのが基本です。適用条件や数え方は自治体によって異なるため、詳しくはお住まいの市区町村で確認しましょう。給食費など無償化対象外の費用も含めて、実際にかかる金額を早めに把握しておくと安心です。

入園年齢は家計とのバランスもふまえて

0~2歳の時期は保育料がかかる家庭も多いため、保育料と収入のバランスをどう考えるかは悩みどころです。目先の負担を重く感じる場合もありますが、長期的な収入やキャリアの継続まで見据えると、早めに復職する価値があるケースも少なくありません。

定員の関係で3歳以上からの入園が難しい地域では、0~2歳児クラスに入っておけば持ち上がりでそのまま通える、というメリットもあります。3歳以降は無償化で保育料の負担が下がることも考え合わせると、判断の材料は一つではありません。

「保育料が高いから」と最初からあきらめるのではなく、無償化や軽減制度、将来の働き方まで含めて、家計全体で総合的に考えていくことが大切です。判断に迷うときは、自治体の窓口で保育料の見込みや制度を確認してみてください。

保育園の入園年齢に関するよくある質問

何歳から預けられますか?

認可保育所では生後2~3ヵ月ごろの0歳児から受け入れる園が多いですが、開始月齢は園ごとに異なります。0歳の早い時期から預けたい場合は、受け入れ月齢を必ず確認しましょう。

いつから保活を始めればよいですか?

4月入園を目指すなら、前年の秋ごろから情報収集や見学を始めるのが目安です。申し込み時期や選考の基準は自治体で異なるため、早めに窓口で確認しておくと安心です。

0歳と1歳、どちらが入りやすいですか?

一般的には、持ち上がりで枠が埋まりにくい0歳児クラスのほうが入りやすいとされます。ただし地域差が大きいので、住んでいる自治体の空き状況を確認することが大切です。

3歳以上なら保育料はかかりませんか?

認可保育所などでは3~5歳児の保育料は原則無償です。ただし給食費や行事費などは対象外で別途必要になるため、園や自治体に確認しておきましょう。

保育園選びは、年齢やクラスのしくみ、費用の制度を知っておくほど見通しが立てやすくなります。ご家庭の状況に合わせて、無理のない入園時期をゆっくり考えていってくださいね。

参考文献

  • こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化」
  • こども家庭庁「よくわかる子ども・子育て支援新制度」
  • 厚生労働省・こども家庭庁「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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