子どもにイライラしてしまう!先輩ママのイライラ解消とは?
毎日子育てに追われていると、つい子どもにイライラしてしまうことは誰にでもあります。イライラして家族に当たったり、あとで自己嫌悪に陥ったりすると、気持ちはさらに重くなりますよね。でも、子どもにイライラするのは、あなたが悪い親だからではありません。睡眠不足や余裕のなさ、子どもの発達段階など、原因が重なって起こる自然な反応です。
大切なのは、イライラをゼロにすることではなく、上手にやり過ごしてこじらせないこと。ここでは、イライラの原因と、その場でできるクールダウンのコツ、繰り返さないためのセルフケア、そして先輩ママ15人の体験談を紹介します。肩の力を抜いて読んでみてください。
なぜ子どもにイライラしてしまうの?
イライラの裏には、たいてい複数の原因が重なっています。まず大きいのが睡眠不足と疲れです。夜泣きや早朝起き、細切れ睡眠が続くと、大人でも感情のコントロールが難しくなります。次に、時間や心の余裕のなさ。家事や仕事に追われ、予定どおりに進まない状況が続くと、小さなことでもカッとなりやすくなります。
子どもの発達段階も大きな要因です。1〜2歳のイヤイヤ期や学童期の反抗は、自我が育つ過程で自然に現れるもので、わざと困らせているわけではありません。成長の証だと知るだけで、受け止め方が少し変わります。さらに、「ちゃんとしなきゃ」という完璧主義や、頼れる人がいない孤立感もイライラをためやすくします。原因がわかると、自分のせいと抱え込まず、対策を立てやすくなります。
まずは深呼吸!イライラした瞬間にできるクールダウン
カッとなった瞬間にそのまま言葉や態度をぶつけると、あとで後悔しがちです。まずは反応するまでのわずかな時間を作りましょう。よく知られているのが「6秒待つ」方法です。怒りのピークは長くは続かないといわれ、心の中で数を数えるだけでも勢いが少し落ち着きます。
あわせて試したいのが次のような方法です。その場をいったん離れる、ゆっくり深呼吸する、温かい飲み物を一口飲む、気持ちを言葉にする。子どもが小さくてその場を離れにくいときは、安全を確保したうえで数歩下がるだけでも構いません。「今ちょっとイライラしてるから深呼吸するね」と口に出すと、自分の状態を客観視でき、子どもにも伝わります。次に紹介する体験談でも、多くのママが深呼吸や距離を置くことを実践しています。
先輩ママ15人のイライラ解消体験談
ここからは、実際に子育て中のママたちが、どんな場面でイライラし、どう気持ちを切り替えているのかを紹介します。共感できるものや、まねできそうな方法を探してみてください。
お茶で一息ついて冷静になります
生後5ヶ月の一人息子を子育てしていますが、時々イライラするようになってきました。例えば大きな声でわめいているときです。お互いに言葉が通じず、どうしてほしいのかわからないうえ、新生児の頃のか細い声ではなくなってきたので、大声を聞いているとイライラしてしまいます。つられて私も大声になり、アパート住まいなので近所から苦情が来ないかも気になります。
そんなときは、まず自分自身が落ち着こうとします。お茶を飲んで一息入れたり、息子を外に連れ出してみたり。それでもだめなときは甘いものを少し食べます。お腹が満たされると心にも余裕ができるので、おすすめです。
子供は悪くない!と言い聞かせてます
初めての子どもで、この間1歳になりました。とても可愛くて親バカなくらいですが、そんな我が子にもイライラしてしまうことがありました。上の歯が生え始め、なかなか生え切らずムズムズして泣くことが増え、ひどいときは抱っこしても1時間はぐずります。最初は「痛いね、頑張ろうね」と優しく声をかけていましたが、夜中もずっと泣くようになり、さすがにストレスがたまってきました。私も人間なので、つい子どもに強く当たってしまい、後で後悔することもありました。
そんなときは、一旦深呼吸をして少し子どもと距離を置き、それからまた抱っこするようにしました。日々成長しているのだから子どもは悪くない、と自分に言い聞かせています。イライラの解消には、長めのお風呂に入ったり、美味しいものを食べたりしています。
イライラしてもしょうがない
1歳3ヶ月の男の子がいます。イライラするのは、家事がはかどらないうえに、子どもが余計なことをして仕事が増えるときです。食事中に豪快に汚したり、テンションが上がって噛んできたり、部屋を散らかしたり。そのたびにイライラして、最後は自己嫌悪に陥ってしまうのが困りものです。
対処法としては、頭を冷静にするためにその場から一旦離れたり、深呼吸で心を落ち着かせたりします。そうするとだんだん落ち着いてきます。ひそかな解消法は、ショッピングや気分転換の外出、ドライブなど、自分がスッキリできることをすることです。
イヤイヤ期と重なって日々イライラ
2歳の娘が一人います。イヤイヤ期も重なり毎日イライラばかり。今は洋服ダンスから服を引っ張り出しては畳む真似事にハマっていて、直しても直しても出してくるので、夜寝る前に一気に片づけるまでそのままにしています。障子を破ったり部屋をぐちゃぐちゃにするのも日常茶飯事。最近は慣れて少し寛容になりましたが、夫が帰ってくる直前や夕飯の支度中にやられると予定が狂って困ります。
イライラしたときは、好きなコーヒーを飲んで気持ちを落ち着かせます。それでも爆発して怒ってしまうこともありますが、そんなときは娘が寝静まってから好きな曲を聴いて癒されています。
娘の立場に立って考えてみることにしています
2歳3ヶ月の娘が一人います。2歳は本当に大変な時期で、イヤイヤ期真っ盛り。何をするにも「イヤ!」「したくない!」と言われてイライラしてしまいます。特に困るのは、外出先でその場に座り込んで動かなくなったり、床に寝転がって泣き叫んだりすること。人の多い場所でされると、周りへの気兼ねもあって本当にまいってしまいます。
最近身につけた対処法は「イヤイヤを言う娘の立場に立って考えてみる」ことです。深呼吸して少し心に余裕を持ち、嫌がる気持ちに共感してみると、不思議とイヤイヤの理由が少しわかり、あまりストレスを感じなくなりました。解消法は、娘の目を盗んで甘いものを食べること。幸せな気持ちになれて気持ちを切り替えられます。
家事がまったくはかどりません
1歳と3歳の男女を育てています。1歳半違いの年子なので毎日てんやわんや。1歳半の娘がまだ母乳を飲んでいて常に引っ付いてくるので家事が進みません。上の子は大人しくプラレールやアンパンマンのDVDで遊んでいますが、トイレのたびに付き添いを求めたり甘えたりするので、忙しいと「お兄ちゃんなんだから自分でしなさい」とつい言ってしまい、まだ3歳なのにと申し訳なくなります。
イライラを落ち着かせるために、家事を一旦中断してテレビやスマホを見て、そのあとダージリンティーやカフェオレを飲んで気持ちを整えています。
一緒に笑うこと
1歳と5歳の男の子が2人います。イライラしたのは1人目の夜泣きです。8か月を過ぎた頃から始まり、まるで昼夜逆転のようでした。家事を終えてやっと就寝しても1時ごろから夜泣きが始まり、夫の邪魔にならないよう別室で抱っこやミルク、音楽を試しても、不機嫌な様子が明け方まで続きます。耳をふさいでも、もちろんおさまりません。
そこで、夜でも昼だと思って電気を明るくし、おもちゃを出して楽しく遊ぶことにしました。すると疲れて寝てしまうことも。解消法は、子どもと同じ時間に寝て、夜でも構わず遊んで笑うことです。
イヤイヤ期の次男にイライラ
子どもは2歳と6歳、どちらも男の子です。2歳がイヤイヤ期で毎日イライラしてしまいます。やりたいことを全部反対にやりたがり、言葉が通じずごねたり大声で泣いたり。お店で騒がれると本当に疲れますが、わがままが癖にならないよう冷静に対応するようにしています。たまに上の子にも辛く当たってしまい、そのたびにすぐ反省して謝ります。
下の子にイライラしたら、安全を確保したうえで少しだけ距離を置きます。構わないでいると、子どもはわりと切り替えて寄ってきます。私も頭に血が上らないよう離れて落ち着きます。解消法は、ストレスがたまったら夫に子どもを任せて1時間ほどランニングすること。一人になれる時間は貴重で、運動はやはりスッキリします。
あえて何もせずに子供が気づくのを待つ
2歳の男の子が1人、5歳と6歳の女の子が2人います。幼い子が3人いると家の中はいつも賑やかですが、基本的に散らかしっぱなし。困るのは、片付けなさいと何度声をかけてもなかなか片付けられないことで、1〜2時間たっても簡単な片付けが進みません。
そこで最近は、あえて「片付けなさい」と言わず、何もしないでいます。すると子どもたちのほうから「どうしたの?」「ごめんなさい」と声をかけてきます。そこで「みんなが頑張らないならお母さんも頑張るのをやめちゃうよ」「一緒に頑張ろう」と伝え、子どもの『わかった』の合図でお片付けを再開します。解消法は、ポケットに飴玉を入れておき、我慢できなくなったらこっそり舐めること。気持ちを紛らわせて冷静に向き合えます。
イライラしたら一呼吸
二人の男の子のママで、2歳半と6歳です。毎日ケンカを繰り返しています。おもちゃの取り合いから「どっちが先に叩いた」など些細なことですぐ始まり、夏休みで長男が一日中家にいるので朝から晩まで続きます。私も余裕がなくなり、つい大きな声が出てしまいます。
大きな声が出そうなときは一呼吸。これだけで少し冷静になれます。イラッとしたら深呼吸、が合言葉です。あとは子どもたちが寝たら一人の時間を作ります。夫がいると一人きりは難しいですが、同じ部屋でも読書をするなど、自分の時間を持つようにしています。
怒鳴らないように努力しています
男の子と女の子の2人がいて、上の3歳8ヶ月の男の子にイライラしてしまいます。とにかくご飯をちゃんと食べず、遊び食べで歌いだしたりつつきだしたりして、1回の食事に1時間近くかかることも。それが毎日3回あるので本当にイライラします。怒鳴ってしまうと自己嫌悪に陥り、誰にとっても意味がないと後悔します。
そんなときは子どもの写真を見て落ち着かせています。写真はしゃべらないし、かわいい顔で癒されるからです。日頃の解消法は、子どもたちが昼寝している間に温かい飲み物とおやつでほっと一息つくことです。
お互いに距離をとることも大事
小学1年生と3年生の男の子がいます。上の子は3年生になり少し反抗期で、「片づけしようね」「宿題はやったの?」と優しく言っても返事をしなかったり、しつこく言うと逆ギレしたり。下の子は行動範囲が広がって楽しいのか、出かけるとすぐいなくなり、探すとゲームコーナーにへばりついていることも。何度言い聞かせても繰り返すのでストレスがたまり、仕事を始める焦りも重なって、つい夫にも冷たい態度をとってしまいました。
このままではよくないと思い、衝突してイライラしたときは数十分距離を置くようにしました。「お互いに考える時間を持とう」と息子たちに提案して実行すると、それぞれ悪かったところを考えられるようになり、冷静に話せるようになりました。それでもだめなときは、普段は買わない高級なケーキやチョコをこっそり食べます。夫にも秘密の解消法です。
しつこく引きずらないようにしています
7歳の娘と8歳の息子がいます。2人とも優柔不断で話を簡潔に伝えられず、聞いているうちにイライラします。お菓子売り場で選ばせると30分以上かかり、ゲームか宿題かも決められません。せっかちな私は、待つことが大事とわかっていても待ちきれず、場所をわきまえずに怒ってしまうのが困りものです。「早くしなさい!」が口癖で、つい「決められないなら買わない」と言ってしまいます。
怒ってしまったものは仕方ないとして、引きずらないよう心がけ、怒ったら深呼吸して優しい言い方に戻します。解消法は、トイレにこもって小声で言いたいことを言うこと。出てくる頃にはスッキリしています。
宿題をダラダラやっている姿にイライラ
7歳と8歳の女の子が2人です。イライラするのは宿題をダラダラやっているときです。声をかければ一応やりますが集中しておらず、「分かんなーい」と言うわりに説明を聞きません。毎日のことで、眉間のシワが増えた気がして困っています。
なるべく怒らないようにしていますが、極限までイライラしたら「今ママは機嫌が悪いから話しかけないでね」と事前に伝えて、少し距離を取ります。解消法は、子どもたちが寝たあとに好きな飲み物でほっと一息つくこと。ひと息つくと、その日のイライラがやわらいでいきます。
時間に余裕を持って行動することでイライラ減少
小学生と中学生の子どもがいます。上の子は私の言うことを聞かず、朝がとても弱く、起床時間になっても起きません。起こす声がだんだん怒鳴り声に変わり、その声で下の子が泣きながら起きる。何もしていない下の子にイライラしてしまうのが困りものです。「怒らない」と言い聞かせても、その時になると忘れてまた怒鳴り、悪循環でした。
最近は、7時起床なら6時から起こし始めるようにしています。1時間かけて起こせばいいと思うと、気持ちに余裕ができました。子どもたちが学校に行ったあとの2時間は家事もせずゴロゴロして漫画を読み、おやつを食べる。何もしない時間を自分のために使うことが、私の解消法です。
イライラを繰り返さないための毎日のセルフケア
その場のクールダウンに加えて、そもそもイライラしにくい状態を作ることも大切です。いちばんの土台は睡眠と休息。子どもと一緒に昼寝をする、家事を一つ減らすなど、休むことを予定に組み込みましょう。完璧を手放し、「今日はこれだけできれば十分」と合格ラインを下げるのも効果的です。
そして、一人で抱え込まないこと。パートナーに「土曜の午前だけ子どもをお願い」と具体的に頼む、実家や友人に話を聞いてもらう、自治体の一時保育やファミリー・サポート・センターを利用するなど、頼り先を増やしておくと気持ちがぐっと楽になります。体験談にもあるように、たった1〜2時間の一人時間や運動が、また笑顔で子どもに向き合う力になります。お母さんが穏やかでいることは、家族にとって何よりの支えです。
つらいときは一人で抱え込まないで
イライラが毎日おさまらない、涙が止まらない、眠れない、子どもに強く当たってしまいそうで怖い。そんな状態が続くときは、無理をせず誰かに相談してください。気持ちがコントロールできないと感じるのは、あなたの努力が足りないからではなく、休養と支援が必要なサインです。
お住まいの市区町村には、子育ての悩みを相談できる窓口(子育て世代包括支援センターやこども家庭センターなど)があります。また、子どものことで思いつめてしまいそうなときは、児童相談所につながる全国共通の電話番号「189(いちはやく)」に相談できます。早めに声に出すことが、自分と子どもを守る一歩になります。
子どもへのイライラに関するよくある質問
子どもにイライラするのは母親失格ですか?
いいえ。睡眠不足や疲れ、余裕のなさが重なれば、誰でもイライラします。大切なのは感情をなくすことではなく、上手にやり過ごす方法を持つことです。イライラを自覚できている時点で、子どものことを大切に思っている証拠です。
怒鳴ってしまったあとはどうすればいいですか?
気持ちが落ち着いたら、「さっきは大きな声を出してごめんね」と短く伝えれば十分です。親が謝る姿は、子どもにとって気持ちの立て直し方のお手本にもなります。引きずらず、次に切り替えることを意識しましょう。
イヤイヤ期のイライラはどう乗り切ればいいですか?
イヤイヤは自我が育つ大切な過程です。すべてに正面から向き合おうとせず、選択肢を示す、気をそらす、危険がなければ少し見守る、といった方法が有効です。時期が来れば必ず落ち着くと知っておくだけでも楽になります。
甘いものやお酒に頼りがちで心配です。
少しの甘いものや、子どもが寝たあとのリラックスは息抜きになりますが、量が増えたり、子どもを見ている時間帯の飲酒が習慣になったりするのは避けたいところです。散歩や運動、人と話すなど、体に負担の少ない発散方法も組み合わせましょう。
一人になる時間が取れません。
まとまった時間でなくても大丈夫です。子どもが寝た後の10分やトイレでの数分でも、意識的に自分のための時間にすると気持ちが整います。短時間でも頼れる先を見つけ、こまめに休むことがコツです。
イライラして当たり前、自分もいたわろう
子どもにイライラするのは、頑張って向き合っている証拠です。まずは深呼吸やその場を離れるといった小さなクールダウンから始め、睡眠と休息を確保し、頼れる人や窓口を増やしていきましょう。先輩ママたちも、深呼吸や一人時間、体を動かすことなど、自分に合う方法を見つけて乗り切っています。うまくいかない日があっても大丈夫。子どもと同じように、自分自身のこともいたわってあげてください。



