子育ての理想と現実のギャップが半端ない!予想外のリアルが押し寄せる
笑顔の可愛い赤ちゃん、優しいママと頼りになるパパ、笑顔溢れる子育ての理想像を夢見ていたのに、現実を目の当たりにしてギャップに打ちひしがれたパパやママ。
別に特別なことではなく、ごく当たり前の普通の光景です。「まさか自分がそうなるとは」「これほどとは」など、子育ての理想と現実のギャップを想像するのは難しいもの。
子育てなので赤ちゃんのお世話の大変さを想像するかもしれませんが、驚きは他にも。夫、赤ちゃんや子供、子育てをするママ自信への理想と現実のギャップを、まずはイラストや体験談と共に見ていきましょう。
【夫編】子育ての理想と現実!離婚危機を招くこともある
子育て中は頼りにしていた夫への理想と現実に直面するママがとても多く、その結果産後クライシスになる家庭もあります。
産後クライシスとは出産後に訪れる夫婦の離婚危機のことですが、笑いごとでは済まされないケースが多く、一時期朝の情報番組などでもかなり話題となりました。
夜泣きだけでなくさまざまな理由から、産後に寝室を別にする夫婦は少なくありません。初めは一時期のつもりだったのに、子供が成長してからもそのまま戻さない家庭も。
生活と育児の両立は想像以上に大変なもの。妊娠中から「これも夫婦・家族が円満でいるため!」と割り切り、できるだけ妻一人ではなく夫と家事を共有して、夫に家事スキルをアップしておいてもらいましょう。
そうすれば出産後も「仕事がある日はパパの睡眠も大切。夜泣きは私が頑張って、パパには家事をしてもらおう!」と気持ちよく家事を任せやすくなり、ママも日中は赤ちゃんと一緒にお昼寝をしやすくなります。
頼もしいパパで、楽しく子育てできると思ったのに…
子育てって大変そう。でも子育ては二人三脚。「協力して育てていこうね!」と夫は理解してくれて、とても心強かったです。きっと楽しく子育て出来るんじゃないかな?という、楽しい子育てへの理想がありました。ところが子育ての現実は、娘の夜泣きは本当にきつかったです。
多い時は一晩に4回くらい起きていました。赤ちゃんはミルクの時間だけではなく夜泣きをするから、その度泣き止んで眠るまで、抱っこをしてあやしました。疲れて眠っていると、また娘の泣き声で目を覚まします。
そんな時に隣を見ると、夫は知らん顔で熟睡中!私はほぼ毎回、腹立ちながらあやしていましたが、心の中ではブチ切れ状態(笑)
夫も仕事で疲れているだろうから起こすわけにもいかず、頑張って寝かします。多くのママがこんな経験をしたのでは?
でも娘が離乳とともに寝てくれるようになり、ひと安心。今ではジョーダンまじりに夫に話します。あの時は本当に挫けそうだったけれど、なんとか乗り越えて、そしてなんとか子育てにひと段落ついて安心しています!
【赤ちゃん編】子育ての理想と現実!産んで姿を見るまで想像できなかった
近年子供達が赤ちゃんと接する機会が減り、赤ちゃんの真の姿を知らないママが増えてきています。そのため「え~、赤ちゃんってこうなの!?」と、赤ちゃんの理想と現実のギャップに産んでから驚いてしまうママも少なくありません。
それでも、ママが痛くて辛い思いをしながら産み育てた赤ちゃんの時期はわずか1年。育児中は「早く大きくなって~」と願うママが多い反面、子供が大きくなると「赤ちゃんの頃に戻って欲しい」と子育てを頑張った分、子離れが難しくなってしまうママも少なくないのが子育てなんです。
お洒落な赤ちゃん服は我が子には似合わず
出産前はベビー服選びにワクワクしていました。一口にベビー服といってもさまざまな種類があります。赤ちゃんらしいスタンダードなロンパース、大人顔負けのおしゃれなGジャン、アースカラーのセンスのいい上下セット。特に海外メーカーのものが素敵でよく見ていました。
そこで購入したのが某ブランドの水色のポロシャツ風ロンパースです。鮮やかな水色に、黄緑色のロゴがとても素敵で、まだ見ぬ我が子のために胸を膨らませて、「赤ちゃんに着せたらどんなにかわいいだろう」と理想の我が子の姿思い描いていました。
そして無事息子を出産。購入していたポロシャツを着せてみました。現実の感想は「なんか違う!」です。ポロシャツの襟に子供の首は埋もれ、ゴルフをする小太りのおじさんのような風貌でした。鮮やかな水色も似合いませんでした。欧米の赤ちゃんをモデルにしたベビー服で現実を見たのです。
赤ちゃんにも似合うに合わないがあるのですね。今では「自分がこれを着せたい」ではなく「何がこの子にあっているか」を基準に服を選びます。でもしっかり子どもに寄り添う気持ちになり、心が和みます。今ではお洒落でなくとも普通な淡い色の服をきせては「さすがわが子、淡い色がよく似合うわ」と楽しく思います。
赤ちゃんが四六時中泣くとは
スヤスヤと眠る赤ちゃん。その姿はまるで天使のよう。おっぱいを飲んだら寝る。起きたらおっぱい。お腹いっぱいになったらまたスヤスヤ。赤ちゃんはとにかくよく寝るものだと思っていました。
しかし現実は、授乳中以外はいつ泣いてもおかしくない状態。お腹がすいた、オムツが気持ち悪いといった欲求のために泣くことはわかっていましたが、なにもなくても泣きまくる我が子。
抱っこして、ゆらゆらして、なんとかなだめて眠ったところでほっとしてソファに座ったら目を覚ましてギャーン!仕方がないから抱っこのままお昼寝させるも、15分ほどで目覚めてはグズグズ。ほとんど日中は起きている子でした。
それでも新生児期を乗り越え、我が子の笑顔が見られるようになったら、今までの「泣くか飲むか」の日々の苦労が報われた気持ちです。5ヶ月の今では日中に泣くことも減って赤ちゃんのお世話もだいぶ楽になりました。
【ママ編】子育ての理想と現実!こんなはずじゃなかった
子育てをする自分自身の姿に対しても、女性は理想像を抱きがち。ところが現実は、産後のホルモンバランスの乱れによる体調不良や産後うつ、予想外の仕事量の多さやしつけ、成長に伴う子供の変化などもあり、理想像通りの姿で子育てできないことが多いんです。
「私はママだから」「子供には私しかいない」と気負いすぎず、子育ては夫婦や家族、社会の人達のみんなで行うものだと心に留めておきましょう。
最初は赤ちゃんが可愛いと思えなくて悩んだ日々
私は元々あまり母性本能のないタイプで、そこまで子育てに関心がないまま結婚したのですが、周囲のママ友や親は「産んだらカワイイわよ~」と口をそろえて言っていたので、出産を体験して赤ちゃんをこの手に抱いたら愛情が湧くものなんだろうなぁと漠然と思っていました。
しかし赤ちゃんを産んでみても、現実はけたたましい泣き声がどうしてもストレスになって、あまり可愛いとは思えず、夜も何度も起こされてつらくて、親にしばらく育児の手伝いをしてもらって乗り切りました。
「世話もまともにできないなんて、親失格だ」と、当時は本当に自分にガッカリしたものです。しかし言葉を話し、意思疎通ができるようになった今は、駄々をこねられたりギャンギャン泣かれたりしても「うちの子可愛い!」とはっきり愛情を感じられます。
あの出産後の夜泣きへの嫌悪感はなんだったんだろう?と、本当に不思議です。今思えば、あれは自覚のない産後鬱だったのかもしれませんね。
理想はニコニコ、現実はプンプン
子育てって毎日が楽しいものだという理想像がありました。子どもたちがいつもニコニコ笑っている生活を夢見て、子育てを頑張ってきました。しかしママも人間です。いつもニコニコしている生活なんて無理です。
叱らなくてはいけないこともあるし、時には手が出てしまい子どもを悲しませてしまうこともあります。子どもが小学生高学年にもなると反抗期が始まります。親の言うことを聞かずママはイライラし、なぜ分かってくれないのかと子どもは反発します。
子どもたちがニコニコしている生活が夢だったのに、現実はニコニコどころか毎日プンプンしている生活です。
それに一人の女性としても「いつまでも女を捨てない」と子育て前は理想を持っていたのに、現実は忙しさのあまりノーメイクで過ごしたり、ざっくり着られる服を選んだり。このままでは女として危ないです。でも家族のためにも、自分のためにも綺麗なママでいたいですね。
子育てと仕事の両立の現実は大変!
パパママはいつだって、例えばレストランでもナプキンにお絵かきし、娘は二歳のころからクレヨンを握り、カラフルな風船をたくさんお絵かきし、真ん中に大きな丸い顔を描いていました。
その頃はその姿を見て、たぶん大きくなったら物静かでおしゃれで、いろんな色の服を着てママと仲良しに育つだろうと理想の姿を思い描いていました。「穏やかに育っておくれ」と願いながら。
ところが私が働くようになってから、毎日毎日残業の日々。こんなはずじゃなかったとばかりに愚痴をこぼし、「もう限界!」なんです。そして笑顔のない毎日に、ストレス爆発の娘。
でも裏の白い広告を差し出して、「お絵かきでもしてて」と言ったら、娘は「おぉ?!!」と一言。その姿を見て一日の疲れが吹き飛びます。娘ももうご機嫌。不思議なもので、絵が好きなら絵をかいていれば良いらしい。
【子供編】子育ての理想と現実!かわいい子供像が崩壊!?
子供の姿に関する理想と現実あるある。実際に子供を育てていると想像以上で、ママやパパがビックリすることって結構あるんです。こちらでご紹介したものは全て幼児期のものですが、思春期以降も「あんなに玉肌だったのに、こんなにニキビ面に」とか、「神経質だったのに、今じゃ見る影もない」とか(笑)
理想と現実にはかなりのギャップがありますが、それはそれで結構楽しめるように、親として成長していますのでご安心あれ。
小さくても想像以上にオトコ出してきた
息子を生む前はよく、「男の子はママっ子だ」と聞いていました。小さい頃から自立した子の多い女の子に比べ、男の子はママ大好きでおっぱい大好きというイメージがありました。いざ息子を産んでみても、そのベッタリ感がたまらなく、母性本能を刺激してメロメロでした。
うちの子は人見知りをしないタイプだったので、誰でもよく抱かれていましたが、成長するに従い一人で行動できるようになると、案の定、迷子なんかどこ吹く風でズンズン行ってしまったり、知らない人について行ってしまったりしました。
3歳になり幼稚園で転んだりすると、大人の顔を見てベソかくなど空気を読むようになりました。今までは私の所に泣いて抱き着いてきたのに、幼稚園の他のママさん(美人か、お胸が豊満なママさん)の胸に飛び込んでいくようになりました。
そっと泣いている顔を覗くと、なんと二ヤリと笑っているではありませんか。息子のオトコの部分を見たのと、私よりハイスペックなママさんに飛び込んでいった現実にイラっとしてしまいました。小学生になった今でも「ママかわいくて好き」と言ってくれますので、これも成長だと大きな心で見守ろうと思います。
キャッチボールがしたかったけど
私は、子どもが男の子だったら一緒にキャッチボールやサッカーをしたいという子育てへの理想をずっと持っていました。私は中学高校と運動部に所属していましたので。
だから奥さんが「男の子だよ」と報告してくれた時は大変うれしく思い、お腹の中の彼がどんな子になるのか、一緒に遊べるようになったら何をして遊ぼうかと考えていました。けれど現在4歳になった我が息子は、随分とおとなしい男の子に成長しました(笑)
現実の子育ては理想とかけ離れていて、息子は外で遊ぶよりも、もっぱら家で積み木やお絵かき。外に連れ出しても、野球ボールは放っておいて虫探し。イメージしていた理想の子育てとは違ったけれど、自分の好きなことを突き詰めていってほしいな。
仲良く遊ぶ兄弟像のはずが…
長男が2歳頃になり、お友達と仲良く遊べるようになってきた頃、楽しそうにお友達と遊ぶ息子を見て、兄弟が居たらそれは微笑ましいだろうなと思っていた。その頃私は妊娠中。
赤ちゃんに意地悪をしたり、ヤキモチを妬いたりするなんて話はよく聞いていたから、覚悟はしていた。長男は赤ちゃんが好きで、よその赤ちゃんに優しく話しかけたり、お人形を赤ちゃんに見立ててお世話したりしていたから、兄弟が生まれたあとを想像しても、理想的な兄の姿が想像できてとても微笑ましかった。
ところが現実の兄となった長男の姿は、次男が産まれたばかりの頃は慎重だったが、次男が動き出すようになってからが大変だった。「オモチャを取られた!踏んだ!こないで!」と、とにかくイライラ。
目を離したら何をするか分からない。ドアに挟める、つかまり立ちしている手をどける、押す、踏むなど。次男も人が持つオモチャに興味を持つお年頃。長男が遊ぶオモチャを片端から横取りしに行く。すると長男は激怒。
まだうまく共存できないのよね。そんな長男だけど、ももちろん優しく次男に「可愛いねぇ、ヨシヨシ」なんて声をかけている瞬間も。そんな時はウルっとしちゃう。まだ2人共小さいもの同士。私と同じで試行錯誤しながら、お互いの存在を確かめているんだなって考えたら、妙に感心しちゃった。
寝顔は天使!?子育てに休みなし
以前は子供って布団で大人しく寝るという、今にして思うと理想的な可愛い寝姿を想像し、「子供を早く寝かしつけて自分時間も楽しもう!」なんて思っていました。
ところが現実は、毎日騒がしくケンカしたり泣いたり笑ったりしていた子供達が寝るまで、ママは休まること無く子供に振り回されています。
それでも毎日やっと寝た子供たちの寝顔を見ると、なんであんなに可愛いんでしょうか。さっきまでの騒がしさがウソのように癒しの時間。
と一瞬味わったと思ったら、寝相の悪い子供たちは180度回転するし、布団は蹴るし、ぶつかって泣いたり、遂には寝ぼけだしたり。子育ての現実は子供たちが寝ても、ママは休むことなく子供たちのために全力です。
子育ての理想と現実のギャップに戸惑ったら3つのポイントを見直そう
体験談を読み進める中で「うわ~、大変そう!自分には無理かも」と思ってしまう人もいるでしょう。
けれど人間は実によくできた生き物で、赤ちゃんは大人の保護欲を刺激する容姿をしています。また昼夜の区別ができない生後3~6ヶ月頃までは、親が抱っこして歩き続けることで泣かずに大人しくなりやすい本能を持っています。
ですから子育てに大切な3つのポイントをしっかりと心得ておけば、不安になり過ぎる必要はありません。
子育てに大切な3つのポイント
人によって様々ですが筆者が特におすすめするのは、次の3つ!
- ありのままの家族の姿を受け入れること
- 子供の発達や育児への正しい知識を持って実践すること
- 子供・自分自身・パートナーをバランスよく大切にすること
相手の気持ちだけでなく、自分の気持ちだけでもなく、家族全員がありのままの自分で幸せに過ごせるように、夫婦が互いに協力する意識を持って実践することができれば、家庭は安定し、子供は安定した環境の中でスクスクと成長していくことができます。
そのためにはまずママが自分自身の気持ちを疎かにしないこと。困った時は無理せず周囲に助けを求める勇気を持ちましょう。
そして夫婦のコニュニケーションを大切にすることを、出産前から夫婦で話し合い、心掛けるとよいでしょう。