イヤイヤ期はいつからいつまで?反抗は成長への大切な行動だった
イヤイヤ期・・・。ママにとってはコワイ言葉かもしれませんね。毎日「イヤイヤ」ばっかりで、ママはイライラ&ヘトヘトですよね。買い物に行くのも一苦労、何をするのも今までの倍の時間がかかってしまう・・・。「いつまで続くの?」と不安になるママも少なくありません。
こちらでは手ごわいイヤイヤ期が子供にとってどんな時期か、いつからいつまで続くのか、適切な対処の重要性、何が嫌で「イヤイヤ」言っているのかなどをご紹介します。先の見通しや、子供の気持ち、嫌がる理由が分かれば、ママの心にも余裕が生まれ、気持ちがグッと楽になりますよ。
イヤイヤ期はいつから始まる?
個人差はありますが、1歳半すぎからイヤイヤが始まり、2~4歳まで続くことが多いようです。イヤイヤばかりするピークが2歳頃なので、「魔の2歳児」とも言われます。
これってイヤイヤ期?
初めての育児の場合、これがイヤイヤ期なのかな?とわからないままのこともあります。実は子供が反抗を始めるのは生後6ヶ月頃からと言われ、離乳食の味が嫌いだから「ペッ」としたり、上手に寝付けないことがイヤでぐずったりなども、自我の発達による自己主張なのです。
1歳をすぎて言葉が喋れるようになると「イヤ」と言い、「これがそうなのかな?」とママが思っていたら、2歳頃にイヤイヤのピークが到来して圧倒されることも。イヤイヤ期がほとんどない子もいますし、逆に大人になっても「万年反抗期」なんて親に言われる人もいます。本人の性格もありますが、親の接し方でも違いがでるようです。
イヤイヤ期はいつまで続くの?
「あれもイヤ、これもイヤ…いつまで続くの~」という毎日を過ごすママさん!イヤイヤ期には必ず終わりが来ます。イヤイヤ期のど真ん中だと、先が見えなくて不安に思うこともあるかもしれませんが、3~4歳になると「何もかもがイヤ!」ということが減ってきて、徐々に落ち着いてきます。
ただし、性格や性別によっても個人差がありますし、いつも側にいるママがイライラ・カリカリしていては、イヤイヤ期が終わっても子供もカリカリしやすくなり、「まだイヤイヤ期なのかなぁ?」とママが勘違いすることもあります。
ママが穏やかな気持ちで接することで、いつの間にか「話したら納得してくれることが増えた」と、子供の成長を感じる日が近づいてきます
イヤイヤ期はいつからいつまで?ママの体験記
イヤイヤ期には個人差があります!どのママもイライラして苦労するようですが、逆にあまりハッキリとイヤイヤ言わない子の場合は、ママも心配してしまうようです。
A3歳を過ぎて落ち着いてきたような・・・
我が家の場合、1歳半過ぎから「自分で!」が口癖となり、なんでもかんでも自分でやろうとしては失敗し、そのたびにイヤイヤをしていました。ピークは2歳過ぎからで、3歳5か月の現在はやっと落ち着いてきました。
半年前までは、スーパーへ一緒に買い物に行けば「カートに乗る!」と聞かず、乗せても「降りる!」と言いだし、じゃあ歩こうと誘えば「カートを押しながら抱っこして!」と・・・。欲しいものが買えないまま帰宅したことも何度もありました。
公園へ行くにも、「自転車がいい!」と譲らず、でも「ヘルメットはかぶりたくない」という謎の持論を展開するので公園へ行くまでに何分もかかり、イライラはするし、行くだけで疲れ果てるということもありました。
帰りもまた帰りたくない…と言うし、いつまでこの状態が続くんだろうと不安にもなりましたが、3歳をすぎてからおしゃべりも上手になり、説明を続けることで物分かりもよくなってきたような気がします。ダメなものはダメ、というのが分かってきたような感じです。
A4歳になり我慢が上手になりました
我が家は5歳の娘と4歳の息子がいますが、息子のイヤイヤ期がようやく落ち着いてきました。元々おっとりした性格のためか、娘ほど激しい反抗はしませんでしたが、スーパーに行くたびにガチャガチャをせがんで、外なのにかんしゃくを起こすこともありました。
我が家はガチャガチャ禁止なのですが、年に数回遊びに来てくれるおじいちゃんはOKということにしています。4歳になった今では、「おじいちゃんが来たらできるよね~ガマンガマン♪」と自分を納得させるように言っている姿がかわいらしいです。
A入園後まさかのイヤイヤ期!?
我が家の息子はあまりイヤイヤ期がありませんでした。元々話せば分かる子だったので、遊び食べなども注意すればやめましたし、外出時はいつも手を繋ぎ、雨の日以外は毎日1時間のお散歩を日課としていました。穏和な性格なので、お友達遊びでもよその子がうちの子のおもちゃを奪い取り、息子が貸して上げたり、近所の人にもきちんと挨拶したりして評判のいい子でした。
親としてはイヤイヤ期が来ないことをとても心配しましたが、3歳で幼稚園に入園してから様子が一変しました。行儀の良かった息子がやんちゃな子と仲良くなり、先生や親の言うことを聞かなくなりました。入園後は帰宅すると毎日玄関で癇癪を起していました。年長になって落ち着きましたが、やっぱりイヤイヤ期って大切です!
イヤイヤ期は子供にとって大切な時期
イヤイヤ期とは自我が芽生え始め、自分の要求をぶつけてくる第一次反抗期のことです。このイヤイヤ期と言われる時期は、発達段階において避けては通れない、みんなが通る道。子供が順調に成長している証の一つとも言えるでしょう。
生まれてすぐは生理的な欲求(オムツが気持ち悪い、お腹が空いた、かゆい、痛いなど)を、泣くことで大人にお知らせしていた赤ちゃんですが、脳と全身の発達と共に欲求の種類も増え、言葉を話すようになってきます。
すると、徐々に自分の欲求や気持ちをママやパパなど周囲の大人にぶつけ
- 自分の感情を人にぶつけるとどうなるか
- その欲求は受け入れられるのか
- 相手にも気持ちがある
- 泣く以外に思いを伝える方法がある
などを体験し始めます。イヤイヤが次第にエスカレートし、こういった体験を何度も繰り返すうちに、感情のコントロール方法や他人への思いやりなどを身に着けていく、子供にとってとても大切な時期なのです。
成長の過程において、重要な時期ですので、我が子の自我の芽生えを喜び、「こういう考え方をするようになったのね」と、子供の成長を楽しみながら過ごしましょう
イヤイヤ期の対処法とその重要性
イヤイヤ期の対処法としては、「気持ちを受け止める」「意見を認める」ということが重要になってきます。そうすることで、自己肯定感(ありのままの自分を肯定する気持ち)が増し、自立がスムーズに進みます。
「イヤだー!」という子供の気持ちを受け止めて「そうだね、いやだったのだね」といったん受け入れてあげましょう。
逆に「なんでいつもそんなこと言うの!」「そんな子はキライよ」というネガティブな言葉を言うと、「自分の思いを言ってはいけないんだ」「私はダメな子なんだ」と感じ、自我の発達や自立の障害になることがあります。これからの子育てを楽にするためにも、子供の健全な成長のためにも、イヤイヤする子供の気持ちをしっかり受け止めてあげましょうね。
イヤイヤ期に「イヤ」と言う理由6つ
子供のイヤイヤ期に毎日イライラするママ、休日てんてこ舞いするパパも多いですが、理由を知って対応することで、随分と気持ちも楽になるでしょう。
1うまく伝えられない
1歳半を過ぎる頃から、おしゃべりもだんだん上手になってきて、やりたいこともたくさん!でもまだ上手く自分の思いを伝えることができません。その苛立ちが「イヤイヤ」の行動につながってしまうのです。
「本当はこうしたいんだけど、うまく伝えられない・・・どうしてわかってくれないの!」という子供のもどかしい気持ちの現れなのです。
2やりたくない
今はこれやりたくない…と思っている時にもイヤイヤが出ます。子供は急に気持ちを切り替えることができません。「まだ遊びたいのに、なんでご飯を食べないといけないの?」などと考えているのです。
3まだまだ甘えたい
まだまだ甘えん坊の時期です。できることをできないと言ってみたり、気まぐれをおこしたり、やっぱりママに甘えてやってもらいたいと思っていることも多くあります。「自分でお着がえできるでしょ」と言われてもまだまだ着させてほしい時もあるのです。
4できないけどやりたい
2歳を過ぎて、確実に自分のできることは増えてきています。そして、それを超えてもっとやりたい、という欲求がでてきます。ところが、服を自分で着たいけどボタンが閉められない、着ることはできても上手に脱げない…。やりたいけれど思い通りにできないと言う状況になると、子供のストレスが急上昇↑。更に、ママがうっかり手を出すと、怒りがピークに達してしまうこともあります。
5指示されるのがイヤ
「危ないからこれはダメ」「帰ったら手を洗おうね」と言われても、どうして指示されるのか理由までは理解できず、ワザと無視することも…。指示や制限されることが気に入らないのです。今まではママの言うことを素直に聞いていたのに、「全然言うことを聞かなくなった…」と感じるかもしれませんが、これも自分の意志を持てるようになったという証です。
6眠かったり空腹だったり体調不良
ぐずぐずと機嫌が悪い時もイヤイヤがピークになります。眠いけどまだ遊びたい、おなかが減っているけど公園から帰りたくない・・・。体調が悪い時も機嫌が悪くなり、イヤイヤがひどくなります。