【幼稚園入園準備】親がすべき心構え10選!子供の不安を解消し笑顔で通園するコツ
4月からいよいよ幼稚園入園!お子さんもママも入園の日を楽しみに待っていることと思います。一方で、「うちの子は楽しく幼稚園に通えるかな?」「ママ友はできるかな?」と少し不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、幼稚園に入園してから戸惑ったり、幼稚園にご迷惑をおかけしたりしないように、幼稚園入園に際して親が心に留めておきたい10の心構えをご紹介していきます。お子さんとママが楽しく充実した幼稚園生活を送ることができるように、入園グッズの準備だけでなく心の準備もしておきましょう。
入園準備は余裕をもって進めましょう
幼稚園入園直前になって焦ることがないように、幼稚園グッズの準備は余裕を持ってしておくことが大切です。制服・お弁当用品・下着類などに名前が書かれているかをもう一度確認しておきましょう。
ちょっとした準備の不備で子供は不安な気持ちになることがあります。「〇〇が無い!」なんてことのないように、グッズの準備を完璧にしておくことも入園前の心構えのひとつです。
幼稚園入園の心構え10:【3つのカテゴリー別】
初めて子供を幼稚園に入園させる時は、ママもドキドキしますよね。事前に心構えを頭に入れておくと、不安な子供に落ち着いて向き合ってあげられます。ママは子供が楽しく幼稚園に通えるようなサポートをしてあげましょう。
【心の準備】親子関係と不安解消に関する心構え
1子供を必要以上に不安にさせない
初めての集団生活をすることになる新入園児は、ママ以上に不安な気持ちを抱えています。入園を楽しみにしている子供でも、不安な気持ちを上手に表現できず、園でママが思いもよらない行動に出てしまうこともあります。
ですから幼稚園入園前からの親の心構えとして、子供を必要以上に不安にさせるような発言、幼稚園に対して恐怖心を与えるような発言は夫婦で控えましょう。「幼稚園は楽しいところだよ」「先生は優しいよ」など、子供が幼稚園に通いたくなるような前向きな言葉をかけてあげられると良いですね。
入園前の子供を不安にさせるNG発言
- 「そんなことをしていると幼稚園の先生に怒られるよ」
- 「そんな悪い子は幼稚園に入れてもらえないよ」
- 「できないとお友達に笑われるよ」
2泣いても笑顔で送り出す
幼稚園入園のママの心構えとして園から言われることも多いのですが、幼稚園やバス停に子供を送り出す時は、子供が泣いてもママは笑顔でお見送りしましょう。ママが不安な表情を見せると子供は余計に心細くなってしまいます。
入園直後の子供が「行きたくない」と泣くのは珍しいことではありません。「無理に入園させるべきではなかったか」「先生の迷惑になるのでは」などと考える必要はありません。
幼稚園の先生方は毎年泣いている子供のお世話をしているので、泣き止ませる方法を習得していてママより慣れています。子供は、先生の対応によって少しずつ親以外の大人を信頼する気持ちを育んでいくのです。ですから、「そのうち笑顔でバイバイできるようになる」という気持ちでママが焦らないことが大切です。
3入園直後は子供との時間を大切にする
入園直後は幼稚園で頑張ってきた子供を笑顔で迎え、沢山一緒に遊んで甘えさせてあげましょう。特に兄弟がいる場合は、パパの休日に兄弟を預けて新入園児とママの二人の時間を作るなど、できるだけ多くの母子の触れ合いの時間を増やすことが大切です。これは子供の疲れた心を回復する効果があります。
幼稚園入園後しばらくはバスから降りた途端に泣きじゃくる子や、「着替えようね」と声を掛けた途端に長い時間かんしゃくをおこす子などもいます。こういう時は、園で頑張ってきて緊張の糸が切れたり、全てを放棄したくなったりしているのです。
こういう時はママがしっかりと子供の頑張りを理解し、不安な子供の心に寄り添い続けることで、「ある日ピタッと泣かなくなって園に馴染んでいた」ということが多いものです。
子供が不安定な時は「大丈夫!ママはあなたの味方よ」と愛情を心の奥底に届けるチャンスと心得てください。ママが不安になる必要はありません。子供の力を信じ、社会でたくましく生きていくための心の栄養を注入する時期と捉えて温かく子供を包んであげましょう。
4幼稚園に慣れるまではのんびり構える
幼稚園生活に慣れるまでの時間は子供により様々であることを入園前に心構えしておきましょう。上の子が同じ幼稚園に通っている子供は、先生とも顔なじみで園生活もスムーズにスタートできることが多いのですが、一人目の子供の場合はそうはいかないことも多いです。ですから、お友達と比較してはいけません。
また、「友達出来た?」「今日は誰と遊んだの?」などとママが子供に聞いてしまうと、子供も焦ってしまうことがあります。子供のペースを個性と捉えて尊重し、ママは子供が話してくることへの聞き役に徹してください。子供が少しずつ園生活に慣れていく様子は、遠足や運動会、学芸会等の参観日に確認して楽しみましょう。
【園との関係】マナーと信頼関係に関する心構え
5園での生活は先生を信頼する
幼稚園でのことは先生にお任せすることを入園前に心構えしておきましょう。入園直後は子供の様子が心配で、登園後しばらく子供の教室での様子を覗いて帰りたくなるママもいるかもしれませんが、ママがずっと覗いていると子供が甘えてしまいますし、他の子供が羨ましくなってしまいます。
また、入園直後だけでなく卒園まで、子供の様子がいつもと違うなと感じた時は、早めに先生に相談することも大切です。先生も一度に多くの子供の相手をするので目が届かないこともあるからです。
先生に相談せず、「先生がきちんと見てないみたいで…」とママ友に話すのはマナー違反です。先生との信頼関係を築くためにも、心配なことは放置せず早めに相談したほうが、無用なトラブルを防ぎやすくなります。先生を信頼する心構えを持つことでママも安心して子供を任せられますし、子供も安心して幼稚園に通えます。
6園への電話は保育時間後に
「子供の様子が知りたい」などの理由で園へ電話をする場合には、必ず保育時間が終わってからにするか、保育に支障がない時間帯にかけることを心構えしておきましょう。
登園時(8時半~9時半)や降園時(13時半~14時)は、送迎対応で先生方が最も忙しい時間帯です。登園が落ち着いた10時~11時、または降園後の14時半~17時頃に電話するとスムーズに対応してもらえます。保育時間内は担任がクラスを離れて電話に出ることは基本的にできませんので、時間帯に配慮しましょう。
7提出物は期限を守って提出する
特に入園直後は幼稚園からのお手紙が多いです。毎日子供の通園バッグを確認し、読み忘れのないようにしましょう。提出期限がある書類は必ず期限内に幼稚園に提出することを心構えしておいてください。
子供に余裕が出て来たら、帰宅後の子供に「今日はお手紙ある?」と声を掛けて、子供が自分から手紙をママに渡せるように導いてあげられると良いですね。
【生活習慣】登園準備とマナーに関する心構え
8入園前に生活習慣を再確認する
幼稚園グッズの準備と並行して、子供が園生活をスムーズに送るための生活習慣を再確認しておきましょう。自分でできることが増えると、子供は自信を持つことができます。
入園前に確認しておきたいポイント
- 幼稚園グッズの買い忘れはないか
- 制服を子供が自分で着脱できるか
- 一人でトイレや食事(お弁当の蓋開けなど)ができるか
- 必要な予防接種は済ませているか(接種計画の確認)
できないことがあっても焦る必要はありませんが、「自分でやってみよう」という気持ちを大切にし、できることはたくさん褒めてあげましょう。
9登園時間やバスの時間は守る
登園時間は早すぎても遅すぎても園に迷惑がかかります。園バスの到着時間と重なってしまえば危険もありますので、決められた登園時間内に行くことを入園前に心構えしておいてください。
園バスを利用する場合は5分前までに到着しておくのはもちろんですが、バス停で子供が大声を出したり走り回ったりすると、近所の住人から幼稚園に苦情が入ることも心得ておきましょう。バス停では子供から目を離さないようにしてください。
10ママ友作りは焦らない
子供が幼稚園に入園すると、ママが次に気になるのが「仲の良いママ友ができるか」ということかもしれません。無理にママ友を作ろうと焦って「実は子供同士の気が合わなかった」なんていうこともありますので、様子を見ながら距離を縮めていくのがおすすめです。焦らなくても幼稚園は参観などの行事が多いですので、次第に気の合うママ友ができるものですよ。
最近はスマホアプリなどで簡単に作れるママ友名刺を早々と配るママもいますが、ママ友名刺については賛否両論ありますので、場の空気を掴む前に焦ってフライングしないように気をつけましょう。
幼稚園入園時にやってしまった…先輩ママ体験談
幼稚園入園したばかりの頃はママもわからないことばかりです。幼稚園入園の心構えを知らなかったママの中には、子供のことを心配するあまりに周りが見えなくなり、幼稚園や周りの人に迷惑をかけてしまうケースも珍しくありません。
「後で考えたら、あれは失敗だった…」という先輩ママの幼稚園でのNG行動体験談を見ていきましょう。
息子愛が強すぎて・・・・
入園前はしっかり心構えをしたつもりになっていましたが、一人息子が幼稚園生活をスタートさせたての時は、本当に心配でした。徒歩通園でしたので、息子を教室に送ってからも暫く教室のそばをウロウロ。息子の様子を覗いては、スマホでパシャリ。同じく心配しているパパに、息子の様子を知らせていました。
暫くたったある日、主任の先生から「参観日以外の保育時間内に園児の様子を撮影するのは、子供の気が散り保育に支障をきたしますので控えてください」とやんわりと忠告を受けました。後になって考えると、スマホで撮影していたのは私ぐらいです。息子のことを心配するあまりに、身勝手な行動をとっていたなと反省しています。
幼稚園では息子は別人?
幼稚園入園から1ヶ月ほどして個人面談があったのですが、先生が話す園での息子の様子が、私が知っている息子の姿と全然違いました。
入園前に通っていた幼児教室でも、勝手にフラフラ歩くことなく、先生のお話も静かに聞いている子だったのですが、幼稚園では先生のお話し中に前後に座っている子のちょっかいを出しているとのこと。そんなはずはないと思い、先生と少し険悪な雰囲気に…。
その後、幼稚園によく顔を出す役員さんのママ友と話したところ、我が子はクラス一の元気者で、後ろを向いてお友達と話していることもしばしばあるとか。あまりの違いにビックリしました。先生には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
これから幼稚園に入園するお子さんのママは、子供が親の前と園で様子が違うことがあることを心構えしておいた方がいいですよ。