幼稚園役員決めの方法と引き受け時!妊娠したらどうする?
我が子が幼稚園に入ると、新しい環境になじめるのかという不安とともに、ママとしての幼稚園生活も始まります。幼稚園のスタートと共に気になるのが、「幼稚園の役員決め」ではないでしょうか。
初めての子供が入園した場合、「そもそも、役員ってなにをするの?」「人をまとめるなんてちょっと・・・」と心配になるママも少なくありません。
今回は、幼稚園での役員決めの方法や、やるんだったらいつ引き受けるのがよいのか、など役員に関わる心配事についてご紹介していきます。
幼稚園の役員決めの方法
幼稚園の役員決めは、入園・進級して、4月に行われる保護者会で決められることが多いです。クラスの代表の役員や、園でのイベントごとの担当を決めたりします。お芋ほりや遠足の付き添い、運動会、と細かく決まっているところもありますし、役員だけを決めて、あとは随時ボランティアを募集するというところもあります。
決め方としては、最初に免除の人を外してから、立候補を募ります。立候補がなければ、話し合いに・・・。先生が、役員の仕事内容を話してくれたり、経験者が教えてくれることもあります。話し合いできまらなければ、ジャンケンやあみだくじになる場合もあります。役員を避けたいママたちにとっては、1年で一番、憂鬱で緊張する瞬間かもしれませんね。
役員の仕事がすごく大変なところもあれば、簡単なお手伝いをするだけというところもありますので、あらかじめ先輩ママに、どんな感じなのか聞いておくのもよいですね。
幼稚園役員のメリット
「幼稚園の役員ってなんだか面倒くさそう」「やる人がいないのでくじ引きで決まった」と聞くことも多く、時間が拘束される、挨拶などがストレス、などマイナスなイメージが先行しているかもしれませんが、実際にはメリットも多くあります。
子供の様子が分かる
役員になれば、園へ足を運ぶ回数は増えます。役員会や、園行事の準備などと、子供の保育中に園へ行くので、子供の様子を見ることができます。
元気よく外で遊んでいる子供たちに、「○○ちゃんのママだー!」と声をかけられることもありますし、お友達の顔もわかるようになります。子供も喜びますし、普段は見られない姿を見られるのは、役得ですよね。
先生と話す機会が増え、園の雰囲気が分かる
園に行くことも増え、顔を合わせることも多くなるので、先生との接点も多くなります。子供の様子を話したり、気になることがあれば、質問もしやすくなります。また、園全体の雰囲気もつかむことができます。
学年を問わず保護者の知り合いが増える
役員をしていると、一緒に頑張っていく中で連帯感も生まれ、役員同士が仲良くなることができたという人も多いです。同じ学年だけではなく違う学年ママさんとの縦のつながりもでき、色々な情報を知ることもできます。
役員の仕事上、他の保護者の方と連絡先を交換することも多くなり、自然と知り合いが増えていきます。クラスのママたちとも仲良くなりやすいです。
役員優遇があることも
園によって違いますが、ママが役員をしていると、子供がお遊戯会でセンターになったり、写真撮影の席を確保してあったりという優遇があるところもあります。
デメリットはどんなものが?
反対に、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
- 役員会の出席や、行事の前の準備など時間が拘束される
- 好きでやっていると思われる(毎年お願いされる)
- クラスをまとめるのが大変
他にも、役員のメンバーによっては、人間関係が難しいということもあるようです
幼稚園の役員任期中に妊娠したらどうすればいい?
役員を引き受けたのはいいけど、妊娠が発覚!子供が幼稚園くらいだと、下の子を妊娠することもよくありますよね。そんな時はどうしたらよいのでしょうか?
無理のない範囲で参加を
役員任期中に妊娠がわかると、気になるのは役員の仕事がきちんとできるのかどうか、ということですよね。役員のどの係をしているかなどにもよりますが、園によっても方針は違います。まずは、会長さんに相談をしてみましょう。
妊娠をしても、経過が順調であれば続けることは可能です。周りもフォローしながら、無理のない範囲で続けていく場合が多いようです。「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、できる限り協力していきたいと思います」と先に一言伝えておくと、辞退する場合もスムーズにいきやすくなるでしょう。
幼稚園の役員活動に下の子は連れて行く?
園によっては、下に、未就園児がいて役員を受けることもあります。役員会への出席の際、下の子はどうしたらよいのか、連れて行ってよいのかと迷うママも少なくありません。預け先の問題もあります。おとなしく一人遊びができる子ばかりではありませんし、役員の仕事に迷惑がかかったら・・・と思ってしまいますよね。
しかし、特に「下の子は預けてきてください」と言われることが無ければ、下の子を連れていくことは特に問題がないことが多いようです。皆幼稚園の子供がいるママなので、理解がある場合も多いそうですよ。
ただ、自分が話し合いだから、と下の子を野放しにさせておくと、周りに迷惑がかかることもあります。お気に入りの絵本やおもちゃ、お茶などを持って行き、ぐずった時に対応できるようにしておきたいですね。
引き受け時はいつ?
役員は、在園中に1回はやりましょう、という場合が多いです。3年間のうちにやらなければならないのであれば、いつやるのかがポイントになってきます。
オススメは年少の時!
初めての子が年少の時は、入ったばかりで、園の様子もよくわからない…というママも少なくありません。わからないからこそ、「今年は遠慮したいなぁ」と思うかもしれませんが実は、年少さんの時に役員を引き受けた方がよいことも沢山あるのです。
年中・年長さんと、学年が上がるごとに重要な仕事が増えてきます。特に年長さんは卒園の年になるので、イベントも多く、また、役員の中から会長さんを決めるという園も多くあります。「会長職は絶対に避けたい!」という場合は年少や年中で先にやっておく、という考えのママもいるそうですよ。
年少の時は周りに知りあいも少なく、バス通園の場合などは、顔を合わせる機会もなくママ友もなかなかできにくいです。役員を引き受けることによって、保護者の方と話す機会も増えていきます。引っ越してきたばかりで友達がいない、園の事をよく知りたいからと役員を立候補するママもいるほどです。
幼稚園の役員をやりたくない時の断り方
人見知りだし、人前に出るなんてできない、どうしてもやりたくない、というママもいるでしょう。役員がやりたくない時に断る際には、これからの幼稚園生活に影響が出ないとも限りませんので、断り方にも注意が必要です。
なるべく角が立たないように断りたいものですが、一人一役と決まっている園も多く、在園中に1回はやるように、というルールがある園もあります。
免除される条件は?
園によっては、免除される条件が決められている場合もあります。
- 下に未就園児がいる場合
- 妊娠中
- 母子家庭や父子家庭
- 役員経験者
- 介護している
等の場合は、免除されることがあります。また最近は共働きの家庭が増えていることから、「仕事をしているから」というのは理由にならない場合が多いようです。
どうしても断りたい場合は、役員選出の前にあらかじめ理由を伝え、先生に申し出ておくことが賢明です。選出されてから「できない」というのは、よほどの理由がない限り難しいです。逆に、自分勝手な人だと捉えられ、反感を買ったり、文句を言われることもあります。
他にも、「嘘をついて断る」のはやめた方がよいです。ママのネットワークは色々と繋がっているので、そのうちにつじつまが合わなくなり、反感を買うことにもなりかねませんよ。
何らかの事情で役員を引き受けられない時には、正直に伝えることが一番です。よく考えずに受けてからの「辞めたい!」、また適当な嘘での断り方は、後々のトラブルとなりますので注意しましょう。
幼稚園役員先輩ママの体験談
「やりたくないけど、選ばれてしまった・・・」「役員決めのあの雰囲気がイヤ」役員選出トラブルを経験した先輩ママに体験談を聞いてみましょう・
年長の役員決めが辛かったです
子供が通う園では、3年間の間に、一人ひとつは役員をするという決まりがありました。クラスのお世話をする役員2名、バザー担当2名、お祭り担当2名、運動会・・・という感じで、何かしらやることになります。
免除は、妊娠中の人と、下にお子さんがいる人です。年長にもなると、やっていない人はどんどん減っていき、役員決めの前から、腹の探り合い(笑)がありました。
一人、「どうしてもやりたくない」「私にはムリだから」と言っては逃げている人がいて、かなり険悪な感じで恐かったです。結局その人は、卒園式の後の謝恩会係になりましたが、集まりには来ない、遅刻は当たり前、最後は「母子家庭になったから、できなくなった」と勝手にやめてしまいました。メンバーは怒り心頭で、いつも愚痴ってましたよ。一緒にやるメンバーも大きく関わってくるので、役員選出中、隣のクラスのママとこっそりLINEをしているママもいました。恐ろしい世界だと思いました(笑)
役員を断ったら文句を言われた
幼稚園の役員決めの時に、立候補がおらず、みんなが下を向いている感じになっていました。私は、上の子の小学校で役員を当ててしまったので、「手伝いできることはしますが、役員はすみません」と断りました。他のママからは「掛け持ちできるんじゃないの?」「小学校と幼稚園は別だから」と文句を言われました。
でも、言うだけで自分は何もしなかったりするし…。結局、文句を言った人も外れ、別の人が立候補してくれてなんとかなりました。子供の園生活に影響があっては困るし、ママたちとのやりとりに疲れました。