リビング学習の驚くべき効果!環境作りのための5つの注意点
子供が年長さんになると、ママ達の間でも話題になるってきたのが学習机!ほんの10年前までは、ランドセルと共にお祝いでもらったり、準備したりするご家庭がほとんどでした。ところが近年、子供は自室で勉強するよりも、家族が集まるリビングのほうが学力アップによいと言われ、書籍などでも紹介されるようになってきました。実際に、東大出身者はリビングで勉強していた人が多かったという説もあります。
ただし、リビング学習をすれば必ず学力がアップするということではなく、注意すべき点もあるようです。
そこで今回は、リビング学習とは何か、効果的な理由や子供が何歳までリビング学習すればいいのか?など、効率良くリビング学習を行うための注意点、便利グッズなどをご紹介します!
リビング学習とは?
かつて、「勉強は静かな子供の部屋のほうが集中してできる」という考えが当たり前に信じられていました。ところが近年では、リビングで勉強していた子供のほうが、成績が伸びやすいという結果が出ていることで、リビング学習が話題となっています。
そのため、リビングに置けそうなシンプルな学習机を購入する親御さんが増えたそうです。さらに低学年のあいだは、机は購入せずに学習椅子や教科書などをしまう棚だけを準備する、というご家庭も増えているそうです。
そのため、小学生の2人に1人はリビング学習をしているとも言われています。リラックスできるリビングだからこそ、少々雑音があっても学習効果が高いようですね。
リビング学習の驚くべき4つの効果!
一見集中できなさそうなリビング学習のどんな要素が、子供の学力に効果的なのでしょう。4つの効果をチェックしてみましょう。
1誘惑に負けず勉強できる
勉強が好きな子は、自室で集中して学習する方が効果は高いのかもしれませんが、勉強が苦手な子はリビング学習が向いていると言われています。何故なら自室で勉強を始めたとしても、つい机の上のものをいじって遊んでしまったり、部屋の中の物に気を取られてしまったりして集中できないことが多いからです。
特に小学校低学年ぐらいは、遊びたい気持ちが大きいので誘惑に負けやすいですよね。宿題やテキストなど必要なものだけをリビングに用意して、集中して取り組む学習の方が効果的なのです。
2緊張感と安心感
リビング学習をすると、おうちの人がそばにいるため程良い緊張感をもって学習に取り組むことができるそうです。「勉強しなくては!」という気持ちが生まれると共に、特に低学年の子供はおうちの人がいることで安心感がうまれ、とても良い状態で勉強できるのです。
3親がすぐに対応できる
子供がリビング学習をすることで、パパやママが子供の学習理解度を把握しやすくなります。そのため、わからないところをすぐに教えてあげることもできます。
自室学習だと、わからないところや間違っているところがあっても、おうちの人にいちいち質問することが面倒になり分からないままにしてしまったり、親も子供の学力について何も知らなかったりということにもなりかねません。
4集中力が身につく
シーンとした自室にこもって勉強したほうが、集中できていいと思いますよね。ところが実際は、シーンとした場所でしか勉強できない子供は、かえって集中力が身につかなくなってしまうそうです。
リビングだとテレビの音や兄弟の声、キッチンでの炊事の音など、雑音が子供の勉強の邪魔をしそうで心配ですが、反対に多少の騒音があっても気にせず集中できる力を養うことができるそうです。
リビング学習の効果を上げるために守べき5つの注意点
リビングでお勉強させれば劇的に効果が上がる、とはいかないのがリビング学習。リビング学習の効果は5つのポイントに注意することでアップしますので、家族で協力して取り組みましょう。
1おうちの人は怒らない
子供が問題を解けずに鉛筆が止まっていると、つい「わからないの?!習ったところでしょ」なんて口出ししたくなりますよね。ですが実はこれ、リビング学習で最もやってはいけないことなのです。
子供なりに考えているのかもしれないし、ちょっと小休止しているだけかもしれません。わからなければ質問してくるでしょう。ママやパパはリビング学習中の子供の集中力を妨げないように、黙って見守ってあげるように心がけ、学習が遅くても何も言わないであげることが大切です。ガミガミ言われると子供のやる気がなくなってしまいます。
小学校の通知票を見た時も同様に、見方を知らなければ成績が良い教科を褒めることや、成績の悪い教科に対する取り組み方などを説明することもできません。何事も頭ごなしに感覚だけで喋ってはいけないタイミングがあります。成績に関しては、ちょっとしたことで、子供がやる気を失ってしまう可能性があるので注意しましょう。
2質問されたらきちんと答えてあげる
ママが家事をしているときに、子供がリビング学習をすることも多いですよね。そして、子供から質問されると、つい「今、忙しいからあとでね」「よく考えてみて」「辞書で調べなさい」と、言ってしまいがちですね。ところがこれではリビング学習の効果はダウンしてしまいます。
たとえ忙しくても、子供が質問してきたら手を止めて応対してあげることが大切です。子供と一緒に考えてあげることで、子供への信頼とやる気を与えることに繋がります。
3子供の真正面に座らない
リビング学習では、食卓で勉強するお子さんも多いですよね。ところがおうちの人に真正面から見られていると、子供は「何か言われるんじゃないか」という気持ちになることもあるようです。
間違っていないのに何か怒られるような、威圧感を感じさせることがあるので、子供の真正面には座らないであげましょう。おうちの人が食卓に座る場合は、隣か斜めの席に座るようにしましょうね。
4それなりの配慮をする
子供がリビング学習しているからといって、テレビを消したり、ヒソヒソ話をしたりするほど静かにする必要はないそうです。ある程度の雑音や人の気配は集中力を高めるのでとても良い効果があります。
だからといって、大音量にしたり、子供の視野にテレビが見えたりするのはNG。もし、子供からテレビが見えるならパーテーションで隠すなどの配慮が必要でしょう。
5姿勢が悪くならないように気を付ける
食卓で勉強をしている場合、姿勢にも注意が必要です。食卓は大人向けに作られているので、足が下につかないでブラブラしている子や、やたらと前かがみになってしまう子もいます。
骨格や目に悪い影響が出ないように、椅子にクッションを当てて座高を高くしたり、足置きを下に置いたりするなどの工夫をしましょう。また、リビング学習に適したダイニング用の子供椅子も市販されていますので、新入学の時に学習机ではなく椅子を準備する方も増えているそうよ。
E-Toko 子供チェアー
ICHIBA
価格:28,381円 + 税
頭が良い子に育つイイトコシリーズの椅子です。ダイニングを学習スペースとして考えらえた椅子なので、ダイニングテーブルでも子子供の姿勢が悪くなりにくく、足台もついているため集中して学習できますね。もちろん食事の時にも使え、カバーが汚れても替えも売っていますので、安心して使えます。
リビング学習はいつまで続けるべき?
リビング学習をやめたほうがいい時期などはないようです。子供自身が「自室で勉強したほうが集中できる」と感じた時に、自然とリビング学習をやめるでしょう。年齢でいうと18歳前後ぐらいの自立できる頃には、子供自身も自ら勉強しなくてはならない自覚がうまれ、誘惑も断ち切れるようになってくるようです。
学習内容も難しくなり、そのうち「親に質問してもしょうがない」と思う時が来ますので、それまでは本人が望めば続けることで効果が期待できるでしょう。
リビングを良い学習環境にするために
リビングに子供の机を置くことができればベストですが、食卓を利用する子供も多いですよね。その場合には、勉強に適した環境を整えることで、集中して勉強しやすくなります。
照明に配慮
ダイニングテーブルで学習する場合は、照明に配慮することが大切です。天井に照明がついていて、部屋全体を照らすタイプであれば問題ありません。逆に手元が陰になって暗くなってしまう場合には、電気スタンドを用意しましょう。
明るすぎればいいというわけではなく、勉強する場所と他の場所の明るさが同じであることが大事です。人の目は明るさが違うところを往来すると、疲れやすいので気をつけましょう。
アイメイト スタンド型
三菱電機
長時間デスクワークで目を酷使するイラストレーターや漫画家向けに開発された商品で、成長期のお子さんの目を疲れから守ってくれます。明かりのムラを広範囲でカバーできるので、辞書や教科書ノートなどを広げても目に優しいのです。
便利グッズを利用
また、食卓に勉強用のテーブルマットを敷くのもおすすめです。食卓で直に勉強すると、消しゴムのカスや鉛筆の跡などで意外と汚れます。今はリビング学習向けのテーブルマットもたくさん販売されていますし、テレビが見えてしまう、集中力がないなどのお悩みを解消できるグッズもありますので、利用してみるとよいでしょう。
<消しゴムカス対策>
持ち運べるテーブルマット
ベルメゾン(BELLE MAISON)
価格:2,490 円 + 税
消しゴムカスが散らかることがなく、油性ペンの跡がつくなどのトラブルも防げるため、食卓での消しゴムカス対策におすすめ!収納する時はホックをはずし、平にできるため、家具と壁のすき間にしまうこともできて場所をとりません。
<テレビ・集中力対策>
どこでも自習室
ベルメゾン(BELLE MAISON)
価格:2,848 円 + 税
持ち運び可能なので、どこでも学習スペースを作ることができます。前、左右の視野が狭まり集中力アップにもってこいです。鉛筆やハサミ、定規なの文具等を収納するポケットもついています。
<学習用具の収納対策>
マナビア 多機能ランドセルラック MNV-9560HC NA
SHIRAI(白井産業)
価格:13,166 円(税込)
リビング学習で大切なことの一つとして、収納スペースを確保することが挙げられます。このランドセルラックは鍵盤ハーモニカやリコーダーを収納できる引き出しもついていて、幼稚園児・低学年で準備やお片づけの習慣を身に着けるのにも大変便利です。
椅子用マットや踏み台を用意
ダイニングテーブルは大人用のため幼児や小学生は椅子の高さが合わず、目とテーブルの距離が近くなったり、足をブラブラさせたりしてしまいます。体が落ち着かないため疲れやすく、集中して学習するためには一工夫する必要があります。
そこで、椅子の上に高さ調節のマットをひき、足元には踏み台を用意して、椅子を体に合わせることで、集中して勉強しやすくなります。
姿勢ケアクッション
ベルメゾン(BELLE MAISON)
価格:4,612 円 + 税
よい姿勢で座る筋力がついていないうちは、背もたれに寄りかからずに座ると疲れやすいため、子供は猫背になりやすいようです。このクッションは座面の高さがアップするだけでなく、S字カーブの背もたれつきなので、子供がよい姿勢を保ちやすい構造になっています。
高さ調節式踏み台
ベルメゾン(BELLE MAISON)
価格:5,290 円 + 税
高さを3段階に調節できるので、幼児期から学童期まで長期間ご使用できます。足台を置くことで、自然に正しい姿勢をしやすくなるため、大人用の椅子を使っているお子さんには、ぜひ用意してあげたい商品です。