縦割り保育のメリットに関する記事

『縦割り保育とは?異年齢クラスのメリット&デメリット』

縦割り保育とは、異年齢保育とも呼ばれ、保育園や幼稚園で異なる年齢の子供たちが1つのクラスで遊びや制作などの活動を行うことです。縦割り保育のねらい、年上の子、年下の子へのメリットとデメリットを解説。園の方針や実際の活動内容が非常に重要です。

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縦割り保育とは?保育園・幼稚園選びの前に知りたいメリット&デメリット

縦割り保育とは、異年齢保育とも呼ばれ、年齢別のクラス編成ではなく年齢の異なった子供が一つのクラスやグループになり活動を行うことです。

現代では、少子化や核家族化、地域社会の繋がりの希薄化などにより、子供たちの異年齢間での関わりが減少してきています。そうした社会的背景を危惧した保育園や幼稚園では、縦割り保育を取りいれる園が増加傾向にあり、注目を集めています。

縦割り保育ではどのような活動が行われるのか、縦割り保育のねらいやメリット、デメリットをご紹介。実際に縦割り保育に通わせた先輩ママたちの体験談も参考にしてみてください。

縦割り(異年齢)保育とは?

縦割り保育とは、年齢の異なる子供たちをひとつのクラスやグループとしてまとめて保育をしたり、制作や運動、遊びなどの諸活動に取り組むことを指します。

厚生労働省が保育所の内容や運営に関して定め、保育の質を高めるための示している「保育所保育指針」(注1)には、平成12年の改定時に初めて異年齢の子供たちの保育活動に関して言及がなされました。

その後、異年齢保育の実践や研究が進み、平成20年にも保育所保育指針の改定は行われましたが、この際にも「異年齢間での関わりは、同年齢間の関わりとは異なる相互作用を子供たちに与える」と異年齢での保育活動の重要性を変わらず説いています(注2)。

縦割り保育(異年齢保育)のねらい

縦割り保育のねらいとは、年齢や発達段階の異なる子供たちがコミュニケーションをとることで、お互いが多くのことを学び、成長を促進させることにあります。

昔であれば兄弟や親戚・ご近所などで様々な年代の子供たちが一緒になって遊ぶことも多かったものですが、近年は一人っ子の増加や少子化などによって他の子供と触れ合う機会が減ってきています。それを補うために取り入れられるようになってきたのが縦割り保育です。

縦割り保育のメリット

縦割り保育は、コミュニケーション能力や協調性、問題解決能力など、大人になるまでに身につけたい基本的な能力の基礎作りには非常に適しています

年下の子供は、年上の子供と接することで、向上心や挑戦心を持ちやすくなり、また自分が優しくされた経験があれば自分より年下の子には優しくするという好循環も期待できます。

一方で、年上の子供にとっては、自分より年下の子供と接することで、思いやりや優しさなどを学ぶことができ、自己肯定感や自信を持つことができます。

縦割り保育の幼稚園や保育園に子供を通わせた先輩ママが感じたメリットをご紹介します。

人への信頼感が育ち、コミュニケーション能力や協調性が身につく

縦割り保育のメリットとして、低年齢児はお兄ちゃん・お姉ちゃんにかわいがってもらえることがあります。特に一人っ子の場合、自分にもお兄ちゃんやお姉ちゃんが出来たような気がして登園が楽しくなる子供が多いようです。

すぐ近くに頼れるお兄さん・お姉さんがいることで子供は安心感を覚え、親の意見には反発しがちであってもお兄さん・お姉さんからだと素直に受け入れられる。そんな子供同士の信頼関係だからこそ身につけられることが多くあります。

また、時には喧嘩をしたり、それをうまく仲裁したりして、問題解決能力の基礎を作り上げることが自然とできるようになっていきます。

りな母
30代前半

可愛がってもらって嬉しい娘

最寄りの幼稚園が縦割り保育でした。私としては「面白そう」程度だったのですが、娘にはとても向いていたようです。彼女の通った園は基本的にいつも縦割りクラスで生活します。1日に1時間弱だけ学年での活動をし、発表会なども全園児合同で一つの出し物をするという形式でした。ただ、幾つかの役は年長児だけ、年少児中心というものがありました。

縦割り保育のメリットは年上のお友達が言うことは素直に聞くことができるという点です。親が注意してもダメなことはとても多いです。先生が言っても伝わりにくくても、子供が言うと分かるのです。

印象的だったのは親との別れがつらく泣いている年少児をあやしていた年長児です。「僕もすごく寂しかったけれど、ちゃんと後で会えるから大丈夫だよ」と言われると「そうだね」と受け入れていました。

私は縦割り保育が好きです。家では長子の娘が園で年上に甘えている様子を見た時に、この2年間だけは彼女を助けてくれるお姉さんやお兄さんがいると感じ嬉しく思いました。進級すると、入園してきた子の成長をその保護者に伝えていました。一緒に成長を喜べる相手がいるのは素晴らしいと思いました。

KYO
40代前半

他人への信頼感が育っているのを実感

縦割り保育のメリットは、やはり小さい子に優しくする気持ちが育つこと、大きくなるにつれ、自分がリーダーなのだという自覚が芽生えることです。小さい子は、頼りになるお兄さんお姉さんがたくさんいて、人に対して信頼する心が育っているなと感じました

私は仕方なしに認可外保育所に入所した結果、そこがたまたま縦割り保育をしていました。基本的には0~2歳の24名ですが、一時保育や同じ系列の幼稚園の子の預かり保育も一緒にしていたので、0~5歳までの縦割り保育になる日もありました。

大きな行事はクリスマス会と運動会ですが、たくさん練習を要するようなものはなく、普段の遊びやお集まりの延長で行う感じです。でも発表や競技は年齢別にし、年齢にあったことをさせている配慮がありました。

年上としての自信が得られる

縦割り保育によってお兄さん・お姉さんから優しく接してもらった経験をした子供は、自分が年上になった時に小さな子の世話を積極的に行えるようになります。

また、早くから「自分もあんなお兄ちゃん・お姉ちゃんになりたい!」という憧れの気持ちを抱き、積極性や意欲が旺盛なため、自己肯定感や年上としての自信を持ちやすいようです。

りおまま
40代前半

ひとりっこが縦割り保育で知った憧れや目標

我が子を縦割り保育の幼稚園に入園させたきっかけは、核家族で近所に同世代の友達や親戚がいない我が子に、同じ学年のお友達だけではなく年下や年上のお友達とも関わる経験をさせてあげたいと思ったことです。

縦割り保育は、子供の性格や環境によっては人格形成にとても良い影響を与えるものだと確信しています。いつもそばにお姉ちゃんお兄ちゃんがいてくれるので、少しでも困ったことがあると、助けてくれたり教えてくれたりします。優しくされるとすごく嬉しい気持ちになり、心が満たされるようです。

しばらくして満三歳児のお友達が入園してくると、そのお友達に優しくしてあげようという気持ちが芽生えてきます。また上の学年のお友達の運動や作業などを身近に見ることができ、憧れや目標が持てるのも良い点です。

りりえ
30代後半

赤ちゃんを可愛がらない長女一人っ子の成長

以前縦割り保育に通わせていました。
最初は自分が一番下だし、まだ何もわからない歳なので傍若無人に振る舞っていたようです。しかし2歳になると状況がわかってきたのか、ルールを守って遊べるようになってきました。また6歳の女の子に注意を受け、素直に聞き入れているようでした。

しかし、やはり2歳の頃は、自分より年下の子はあまり眼中に入っていないようで、配慮をしてあげるなど一切できなかったです。「こんなものなのかな?」と思いつつ、他の2歳児が赤ちゃんを可愛がっているのを見ると、少し心配になることもありました。

ですが、3歳になると、少しずつですが、赤ちゃんを「可愛い」と言い始めて、先生と一緒に赤ちゃんのお世話を手伝っていたようです。そのおかげか、その後ほどなく、家でも赤ちゃんが産まれましたが、今ではよくお手伝いをしてくれる優しいお姉さんになっています。

大家族のような温かさを感じられる

縦割り保育では自分より年上の子や年下の子との関わりが非常に大きくなります。課題を協力し合って乗り切ることで本当の兄弟のような温かな関係をつくることができるのでしょう。

縦割り保育の園に通わせたママの中には、クラスや園全体を1つを大きな家族のように感じているママもいました。

よん
45歳

まるで大家族のような幼稚園生活

うちの娘は長女で、人見知りが激しく、年中からにしようか悩んでいた所、丁度縦割り保育で良い幼稚園の情報を得たので、縦割り保育にしました。日頃の活動や発表会は、縦割りの組単位で行われ、工作などは年齢ごとに行われました。

娘は早生まれで、体も小さかったので、年長の子達にとても可愛がって頂き、お世話もしてもらっていました。同じ年齢の横のつながりも、体操の活動などが合同で行われたので、出来ていました。

子供が年長になると、年少や年中のお世話をするようになり、結果としていい環境だったと思います。保護者も、年齢の違う保護者との情報交換が出来て、とても安心でした。

縦割り保育の幼稚園は、大家族のような温かい場所だったので、うちは行かせて良かったです。

なつまま
30歳

みんなの妹、みんなのお姉ちゃん

急きょ決まった転勤で、定員に空きがあった幼稚園がたまたま縦割りだったので入園させました。

学年の差が出る運動と芸術の時間以外はずっと縦割りの園でした。入園したての頃は、とにかく年長、年中さんに可愛がってもらい毎日幼稚園に行くのが楽しそうでした。一度、行きたくないと門のところで泣いたことがあったのですが、教室から年長さんが迎えに来てくれ、泣きやんで教室に向かいました。

小さい子に優しくする、何かを教えてあげるというのが自然に身につくのか、学年が上がった時は、今度はしっかりお世話をしていました。

家族のような温かい雰囲気で幼稚園生活を送れるのが大きなメリットだと思います。また、年少さんの頃は年長さんに憧れてひらがなを勉強したり、難しいパズルに挑戦したりと、向上心も強くなったのもよかったと思います。

小さい子を思いやる心やさしい子に育ってくれたので、縦割り保育の幼稚園に入れてよかったです。縦割り保育、おすすめです!

縦割り保育のデメリット

メリットも多い縦割り保育ですが、当然デメリットも存在しています。

縦割り保育では、年齢や発達に応じた遊びを一緒に行うことが難しい場面も多く、必然的に活動の幅が限られてしまいます。クラスの全員がそれぞれ成長できるかは、保育士や教諭の取り組み園全体の方針が非常に重要です。

低年齢の子供の成長段階に合わせることで、高年齢の子供の発達が止まってしまう事態は避けなくてはなりませんし、他にも教室の仕切りや道具の配置、購入するおもちゃや絵本など、異なった年齢の子供を同じ環境で過ごさせるには、考えなくてはならないことが数多くあります。

いかに年下の子の安全に配慮し、年上の子の発達を妨げないようにするか、これは縦割り保育が抱えている大きな課題です。縦割りクラスの全員が楽しく成長していくためには、とても多くの工夫が必要となってくるのです。

縦割り保育のデメリットを抑えて、メリットを子供の成長に繋げるためには、園の方針や先生の質などを十分に見極めておく必要があります。

遊びや活動の幅に制限が起きやすい

縦割り保育では、様々な年齢の子供たちが一緒に活動をするため、活動内容が子供の発達段階にあっているかを不安視する声も上がります。

小さい子にはハードルが高すぎたり、大きい子には簡単過ぎて学べることが薄くなったりといったようなことが続くと、子供の好奇心や意欲を削いでしまいます。

また、年上の子が年下の子の面倒を見ることを半ば強制的に行っていると、年上の子供にとっては大きなストレスとなります。「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから」という言動で子供を追い詰めないように、精神的なケアやフォローが必要です。

ひーこ
32歳

小学校のことも考えての園選びを!

立地や雰囲気などを重視して選んだ保育園がたまたま縦割り保育でした。幼稚園でいう年少・年中・年長の子供達が年齢に関係なく3クラスに分けられ、クラスごとに主な活動は行うといった縦割り保育でした。ただ、運動会や遠足など行事の時のみ、年齢ごとの活動になっていました。

下の年齢の子達の成長が早い、上の子の面倒見がよくなるなど、聞いていた通りのメリットはあったのですが、それぞれの年齢にみあった教育や、運動を取り入れていなかったので、成長過程で何かを抜かしてしまっているのではないかと不安になりました。

また、やはり縦割りだと教室内がピリッとした雰囲気になりづらいので、小学校入学時に子供は戸惑います。縦割り保育は、今後の小学校での生活を考えるとあまりオススメしません。

ホシママ
40代前半

長男には我慢をさせ過ぎた

引っ越しをしたので、近くの幼稚園に転園させました。その幼稚園が縦割り保育でした。運動会や学芸会は年少、年中、年長に分かれて活動していましたが、この行事を除くすべての活動は縦割り保育のクラス単位でした。

年下の子は年上の子を見て見様見真似で出来るようになることが多かったですし、年上の子は、一人っ子のお子さんでも下の子を大事にすることを学んでいたと思います。

私は下の子はこの幼稚園であっていたと思いますが、上の子は家でも幼稚園でも下の子に引っ張り回される毎日で可哀想だと思いました。兄弟で幼稚園を変えれば良かったなと思っています。

安全面での十分な配慮が必要

縦割り保育ではそれこそ赤ちゃんから年長さんまで幅広い子供たちが活動を共にします。そのため、安全面での十分な配慮がなされていないと事故につながる危険もあります。

入園前に園や先生の様子をよく観察しておきましょう。

ひーママ
30代後半

ケガをして帰ってきた息子

家から一番近い保育園がたまたま縦割り保育導入の保育園でした。発表会や運動会などはクラスごとだったのですが、作品を作るとき、普段の遊びなど、通常のクラス活動は、年少、年中、年長を混ぜたグループでしていました。

基本は楽しく、仲良くやっていたのですが、やはり1歳や2歳しか変わらない子供同士なので年長の子が急に怒って、肩に擦り傷を作って帰ってきたことがありました。息子も悪かっただろうし、しょうがないと思っていたのですが、やはり幼児の1~2歳は体格の差も結構あるので、先生方はよっぽど注意してないと危ないなと思った出来事でした。

保育士・教諭の質や園の方針による差が大きい

一言で「縦割り保育を実施している」といってもその実態は様々です。運動や制作活動は年齢別に分ける園、行事も含めてほぼすべての活動を縦割りで行う園など、各園それぞれの方針があります。

園側が縦割り保育のメリット、デメリットを考慮し活動を行っていたとしても、保護者から見れば不安や疑問を抱く場面も少なくありません。

ゆあ
33歳

年上の子を呼び捨て

昨年マンモスの園に縦割り保育とは知らずに入園しました。見学に行った時の園の雰囲気と先生達の対応の良さで決めました。24クラスあるので、それを縦割りにして行事や普段の生活を分けてます。

デメリットというほどではないのですが、入園当初は、年上の子を呼び捨てにしているのが少し気になりました。でも、先生達の方針らしいので園に任せています。年齢関係なく仲良くなれるのは、縦割りのメリットだとも思いますので。

ただ、運動会も縦割りで午前と午後の部に分けられるのですが、前半と後半で天気が違うので、なんだか釈然としない気持ちになりました。「運動会などの行事は縦割りにしない方がいいのでは?」と思っています。

一部の活動のみ縦割り保育を取りいれている園も多い

保育士不足が問題となっている現状では、縦割り保育を常時行うのは難しいケースも多くあります。また、やはり運動を伴う活動などは、年齢別に分けた方が安全面での配慮もしやすく、質の高い活動が行いやすいでしょう。

縦割りのクラス活動をしている園でも、運動や制作、行事などに限って、同年齢間で活動に切り替える園も数多くあります。

通常園でも、異年齢交流はある!

縦割りクラスの園が必要に応じて同年齢間の活動を取りいれるのと同じように、基本は年少・年中・年長と同年齢間のクラス分けを行っている園でも一部の時間に縦割りの活動を取り入れているケースも多々あります。

例えば、発表会や給食やお弁当、ルールの簡単なゲームや遊び、英語などは縦割りにする園もあります。運動会や制作などでも、一部は縦割りの活動を取り入れることで、「小さい子ならでは」や「大きい子ならでは」を上手にまとめ上げている園も見られます。

また、朝や夕方以降など、人数が少ない時間は縦割り保育としている園(主に保育園が多い)もあります。人数や時間を設定することで先生の目も届きやすく、安全面での配慮が可能なためです。

「縦割り保育=良い」ではない!子供の個性も尊重しよう

縦割り保育のねらいやメリット・デメリットを紹介してきました。

年上の子と関わることで成長が早くなること、自分が年上になった時に優しさや思いやり・自己肯定感が芽生えやすいなど、縦割り保育が子供の成長に大きな影響を与えるのは確かです。

ただし、「縦割り保育に子供を通わせたい!」と思ったママに、改めて考えてみてほしいことがあります。園選びの際や実際に入園した後は、以下の点を忘れないでください。

「縦割り」にこだわりすぎない!保育園や幼稚園の見学は必須

デメリットとしても挙げたように、縦割り保育は、園の方針や保育者の質がとても重要で、縦割り保育のメリットを享受できるかどうかは、この2点により大きく左右されます。

「縦割り保育」を積極的にPRしている園にも関わらず、単にクラスが縦割りなだけで適切な保育・教育がなされていない可能性もありえますし、反対に基本は年少・年中・年長という同年齢クラスでも、効果的に園全体で縦割りの活動時間を設けている園もあります。

「縦割り」「異年齢」という言葉を意識しすぎず、園選びは「この園に子供を通わせたい!」「きっとこの園なら楽しく通ってくれる」という気持ちを大切にしましょう。

家でもお兄ちゃん・お姉ちゃんをしている子の気持ちに寄り添おう

子供の性格によっては、縦割り保育の良さがあまり感じられない例もあります。いつまで経っても年下の子にあまり興味を示さないマイペースな子もいますが、それもその子の個性ですので、尊重してあげましょう。

また、家に歳の近いきょうだいがいて、お兄ちゃん・お姉ちゃんとして振る舞っている子は、最初は自分が1番下で可愛がられるという経験が得られますが、その後はやはり園でも、お兄ちゃん・お姉ちゃんになる必要があります。

「きょうだいがいるなら縦割り保育は不要」ということではありませんが、「年上としての振る舞い」を押し付けないように、長男・長女の場合は、縦割り保育が精神的な負担になっていないか、特に気を配ってあげましょう。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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