駄々をこねる原因と対処法に関する記事

子供が駄々をこねるのはなぜ?気持ちを上手に切り替える7つの対応とNG例

子供が駄々をこねるのはなぜ?気持ちを上手に切り替える7つの対応とNG例

「どうしてこんなに駄々をこねるの?」と悩むママ・パパへ。甘えたい、かまってほしい、環境の変化——駄々の裏にある気持ちを理解すれば、対応もぐっと楽になります。受け止め方・気のそらし方・約束の守り方など、今日から試せる方法を紹介します。

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子供が駄々をこねて困っている——そんなママは少なくありません。とくに2歳ごろから始まるイヤイヤ期に入ると、なんでも「イヤイヤ、自分でやる!」となり、駄々をこねることが増えてきます。

「どうしてこうなっちゃったの?」「いつまで続くの?」と不安になることもありますよね。でも、駄々をこねるのは成長の証でもあり、ごく自然なこと。とはいえ、頭で分かっていてもストレスはたまるもの。そこでこの記事では、駄々をこねる子供の心理と、気持ちを上手に切り替える対応、避けたいNG対応、そして親自身のストレス対処法を紹介します。

子供が駄々をこねる、3つの心理

気持ちが高ぶっている子供

2歳を過ぎて始まるイヤイヤ期は、自立に向かう時期でもあります。赤ちゃんのころはママの言うことを受け入れていた子も、この時期から「自分でやりたい」という気持ちが芽生えてきます。「やりたいけど、うまくできない」「うまく伝えられない」——そんなもどかしさから、駄々をこねたりかんしゃくを起こしたりするのは、自然なことなのです。

これは成長の証でうれしいことですが、毎日付き合うママにとっては「勘弁してほしい」というのが本音かもしれませんね。なお、「イヤイヤ期は終わったはずなのに」と感じる5歳以上の子でも、駄々をこねることがあります。年齢によって違いはありますが、駄々の背景にはいくつかのパターンがあります。

駄々をこねるときには、たいてい理由があります。その理由を見つけて気持ちを汲み取ることが、対応の第一歩になります。

1甘えたい・愛情を確かめたい

ぐずったり機嫌が悪かったりするときは、「もっと自分を見てほしい」と甘えたい気持ちの表れかもしれません。「最近忙しくて、ばたばたしていたかな…」と思い当たることはありませんか?

忙しいときや電話中に限って「遊んで〜!」「本読んで〜」と寄ってくるもの。そんなときに「今忙しいから、あっち行ってて」と突き放すと、要求がかえってエスカレートすることもあります。

2かまってほしい・認めてほしい

自分に関心が向いていないと感じたときも、かまってほしくて駄々をこねることがあります。子供にとってママは大好きな存在。無関心に感じたり無視されたと思ったりすると、振り向いてほしくて駄々やわがままが出ることがあります。子供なりのサインととらえて、受け止め、共感してあげましょう。

3環境の変化

弟や妹が生まれた、入園した——そんな環境の変化があったときも、駄々やわがままが出やすくなります。「お兄ちゃん(お姉ちゃん)としてしっかりしなきゃ」という気持ちと、ママを取られたような寂しさが入り混じり、駄々をこねたり、赤ちゃん返りをしたりすることもあります。

「幼稚園に入ったから頑張ろう」と張り切っても、そのうち疲れて不安になり、その気持ちを駄々という形でぶつけてくることもあります。

環境の変化による駄々は、進級で担任が変わる、クラス替えがあるなど、成長の過程で誰にでも起こりうることです。

駄々の心理 よくある場面
甘えたい・愛情を確かめたい 忙しいときに限って「遊んで」と寄ってくる
かまってほしい・認めてほしい 関心が向いていないと感じてわがままを言う
環境の変化 入園・きょうだいの誕生・進級などのあと

駄々をこねる子に、大人ができる7つの対応

子供への対応を考える大人

外出先で「おもちゃ買って〜!」と泣きわめき、地面に寝転がってバタバタ——そんな姿に、ほとほと困った経験のあるママも多いのではないでしょうか。では、どんな対応をすると気持ちを落ち着かせやすいのでしょう。うまくいくときもいかないときもありますが、7つの方法を紹介します。気軽に試してみてください。

1気持ちを受け止める

自分の思いを通したいのに通らず、泣いて駄々をこねているときは、まず気持ちを受け止めてあげましょう。たとえば、こんなやりとり、夕方によくありますよね。

ママ:「もう暗いから、おうちに帰ろう」
子供:「まだ公園で遊びたい!」
ママ:「もう時間だから! ご飯作らなきゃ食べられないよ〜」
子供:「まだ遊ぶのーーー!」
ママ:「ほら、もう帰るよ!」
子供:「イヤーーー(泣)」

ママにも予定があります。でも、要求を受け入れられないときこそ、いったん気持ちを受け止めてみましょう。

ママ:「そっか、まだ遊びたいんだね」
子供:「うん、まだ遊びたいの」
ママ:「なにで遊びたいの?」
子供:「すべり台、まだすべってないの」
ママ:「じゃあ、すべり台をすべったら帰ろうか。すべったら公園にバイバイできる?」
子供:「…うん」

次のアクション:まず「〇〇したいんだね」と気持ちを言葉にして返すだけで、子供は「分かってもらえた」と感じ、ぐっと切り替えやすくなります。

2原因を探す

子供と向かい合って話を聞く親

駄々の裏に何があるのか、原因を考えてみましょう。「疲れて眠くて甘えたい」「やりたくてもできない」「伝えたいのにうまく言えない」など、さまざまな理由が隠れていることがあります。

子供によっては駄々が5歳ごろまで続き、家でだけ安心して駄々をこね、ストレスを発散することもあります。5歳くらいになると原因が分かりにくく、「園でやめてと言えずに我慢した」「友達をかばって自分が怒られた」といったストレスが、帰宅後に「手を洗わない」「片づけない」「言うことを聞かない」といった態度になって出ることもあります。

反抗的なときほど、注意する前に「どうしたの?」と聞いてみることが大切です。

原因が分かると、ママも気持ちに共感しやすくなり、自分のストレスもためにくくなります。子供の気持ちが見えれば、対応もぐっとしやすくなりますよね。

3ほかのことに気を向ける

「どうしてもいや!」となっているときは、ほかのことに注意を向けて気をそらすのも一つの方法です。「歩きたくない!」と座り込んでしまったら、「あ、あっちにきれいなお花が咲いてるよ!」「お友達がいるかもしれないよ」と声をかけてみましょう。

気がそれたすきに、さっと動き始めて、「お、歩いてる! すごいね〜! もうちょっとだよ」とすかさず褒めると、ぐずっていたことを忘れてしまうこともあります。

4ぎゅっとスキンシップ

親に抱きつく子供

どうにも収まらないときは、頭ごなしに叱るのではなく、ぎゅっと抱きしめたり、頭をなでたり、背中をさすったりして、落ち着くのを待ちましょう。スキンシップは、子供が愛情を感じて安心するきっかけになります。

抱きしめながら「怒っているわけじゃないよ。〇〇だからできないんだよ」と理由を伝えると、気持ちが少しずつ落ち着き、「ママはどんなときも受け止めてくれる」という信頼につながっていきます。

5その場から離れる

ぐずぐずと駄々が続くときは、その場から離れるのも大切です。目に入らなければ気もそれやすいので、おもちゃ売り場やお菓子売り場からそっと遠ざかりましょう。そして、静かで人の少ないところで落ち着いて話すようにします。

6約束をして、必ず守る

甘えたい子には「今ご飯を作っているから、終わったら遊ぼうね」と約束し、その約束をきちんと守る——これを繰り返すと、子供の信頼が育ち、「終わったら遊んでもらえる」と信じて待てるようになります。

ただ、家事を始めると「煮込んでいる間に洗濯も」「あと1品」とつい時間をかけ、子供を長く待たせてしまいがち。

待たせすぎると、子供は約束を破られたように感じ、駄々がかえってエスカレートすることがあります。約束したことは、できる範囲で早めに果たしてあげましょう。

7日頃から、しっかり愛情を伝える

すねている子供

甘えて駄々をこねる子には、日頃から「あなたのことが大好きだよ」という気持ちを、言葉やスキンシップ、笑顔で伝えておくことが大切です。とくにイヤイヤ期は、言葉だけでは自分の気持ちをコントロールしにくい時期。好奇心が増す一方で、「どうして? なんで?」と不安にもなりやすいものです。

「毎日大好きって伝えてるのに、どうしてすぐ不安になるの?」と感じることもあるかもしれません。でも、それだけ気持ちが揺れ動くのが、この時期の子供。たっぷり愛情を伝えておくことが、子供の安心の土台になります。安心できる土台があると、子供は少しずつ自分の世界へと踏み出していけるものです。

対応 ねらい
気持ちを受け止める 「分かってもらえた」と感じ、切り替えやすくなる
原因を探す 共感しやすくなり、対応もしやすくなる
ほかのことに気を向ける 気分が変わり、ぐずりを忘れることがある
ぎゅっとスキンシップ 安心して落ち着きを取り戻せる
その場から離れる 刺激から離れ、落ち着いて話せる
約束をして必ず守る 信頼が育ち、待てるようになる
日頃から愛情を伝える 安心の土台ができ、気持ちが安定する

避けたい、3つのNG対応

駄々をこねられる瞬間は、ママもイラッとするもの。でも、ここで頭ごなしに怒ると、お互いヒートアップして負のスパイラルに陥りがちです。やりがちなNG対応を3つ紹介します。思い当たっても大丈夫、これから気をつけていけば十分です。

1感情的に怒る

イライラしている様子

駄々をこねられると、親もつい感情的になりがちですが、手を上げることは避けましょう。理由も聞かずに頭ごなしに否定すると、子供は気持ちを受け止めてもらえず、わだかまりが残りやすくなります。まずはひと呼吸おいて、「どうしたの?」と聞くところから始めたいですね。

2物で釣る

「お菓子買って!」と駄々をこねられたとき、面倒だから・恥ずかしいからと買ってしまうのは避けたいところ。一度「買わない」と決めたら、できるだけそれを通しましょう。「泣いてごねれば買ってもらえた」と覚えると、次も同じことを繰り返しやすくなります。「今回だけね」も、次への期待につながりがちです。

大変ですが、できないことは「できない」と落ち着いて伝えること。それも、子供が少しずつ折り合いを学んでいく大切な機会になります。

3脅す

「〇〇しないとオバケが来るよ!」「おやつ抜きだよ」と脅すのも避けたい対応です。怖くてその場は言うことを聞くかもしれませんが、理由が分からないまま従うだけなので、根本的な解決にはなりません。かえって不安や怖さだけが残ってしまうこともあります。叱るときは、なぜダメなのかを子供に分かる言葉で伝えるようにしましょう。

ママ自身のイライラをやわらげる方法

駄々をこねられてカッとなりそうなとき、自分の気持ちをどう整えるとよいのでしょう。親が穏やかでいられる工夫も、立派な対策です。

前もって話しておく

出かける前に子供と話す様子

「スーパーでお菓子をねだりそう」と予想できるときは、出かける前に「今日のおやつは小さいのを一つね」「今日はおうちにあるから買わないよ」と伝えておきましょう。その場で泣いてしまっても、「お約束したよね」と返すと、納得してくれることがあります。「にんじんはどこかな〜? 一緒に探して!」と買い物に巻き込み、お菓子売り場を避けるのも一つの手です。

大人も駄々をこねてみる

子供が駄々をこね始めたら、ママも同じように「イヤイヤ〜」とやってみるのもおすすめ。子供があっけにとられて、ふと我に返ることがあります。自分の姿を客観的に感じるのかもしれませんね。ママのストレス発散にもなりますし、笑いが生まれることも。外では難しいので、まずは家で試してみてください。

時間に余裕をもつ

イライラしにくい環境づくりも大切です。時間に追われると焦りや苛立ちが増すもの。出かける時間が決まっているなら、少し早めに準備を始めましょう。余裕があると、子供のやりたい気持ちも受け止めやすくなり、対応がぐっと楽になります。

こまめにストレス発散

イライラがたまる前に、こまめに発散を。子供が寝たあとやお昼寝の間に、ちょっと贅沢なスイーツを楽しんだり、好きなことに時間を使ったり。少しリフレッシュできるだけで気持ちが軽くなり、イヤイヤにも大きな気持ちで向き合えるようになります。一人で抱え込まず、家族や周りを頼ることも忘れずに。

よくある質問(FAQ)

Q. イヤイヤ期の駄々は、いつごろまで続きますか?
個人差が大きいですが、2歳ごろから始まり、成長とともに少しずつ落ち着いていくことが多いものです。5歳ごろまで、家でだけ駄々をこねる子もいます。年齢で区切らず、その子のペースを大切にしましょう。

Q. 外出先で大泣きされたら、どうすれば?
まず「〇〇したいんだね」と気持ちを受け止め、刺激の多い場所からそっと離れて落ち着くのを待ちましょう。怒鳴ったり物で釣ったりせず、静かな場所で話すのがおすすめです。

Q. ついカッとなって怒鳴ってしまいます。
親も人間ですから、イライラするのは自然なこと。深呼吸でひと呼吸おく、時間に余裕をもつ、こまめに発散するなどで予防しやすくなります。つらいときは一人で抱えず、家族や周りを頼ってください。

Q. 駄々こねがあまりに激しく、心配です。
多くは成長の過程ですが、年齢に比べて気になる様子が続く、対応に強い不安があるといった場合は、乳幼児健診や自治体の子育て相談、かかりつけの小児科に相談してみると安心です。

Q. きょうだいが生まれてから駄々が増えました。
赤ちゃん返りはよくあることです。上の子と二人だけの時間をつくる、できたことを言葉で認めるなど、「あなたも大切」という気持ちを伝えてあげましょう。

まとめ

子供が駄々をこねるのは、わがままだからではなく、甘えたい・かまってほしい・環境の変化といった気持ちの表れであり、成長の証でもあります。まずは気持ちを受け止め、原因を探り、スキンシップや約束、日頃の愛情で安心の土台をつくっていきましょう。

感情的に怒る・物で釣る・脅すといった対応はできるだけ避け、親自身もこまめに気持ちを整えながら向き合うことが、親子で穏やかに過ごすコツです。気になる様子が続くときは、健診や子育て相談を頼りつつ、「今は成長の時期」と大きな気持ちで付き合っていけるといいですね。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪