おしりについたウンチの拭き方~子供に教えた上手な拭き方15
お子さんが幼稚園に入園する前にオムツを卒業させたい、一人でお尻が拭けるようになってほしいと考える保護者の方は多いでしょう。しかし、お尻の拭き方を教えても、特に排便後の拭き方がなかなか上手にできないお子さんは少なくありません。
ここでは、先輩ママ15人に「子供に教えたお尻の拭き方」について体験談を教えていただきました。すぐに実践できる具体的な方法が満載です。教えていただいた体験談を性別で分け、年齢順に並べましたので、お子さんに合わせて参考にしてくださいね。
女の子に教えたおしりの拭き方
「前から後ろへ」を重点的に指導しました
我が家の娘は、2歳手前からトイレトレーニングを始めました。最初はキャラクターものの補助便座を購入し、そこに座らせることから始めました。
本格的なトレーニングは、保育園で始まるのと同時に、家でも進めるという流れでした。保育園では2歳児のクラスになって半年経った頃から、トイレトレーニングを始めてくださいました。
お尻の拭き方について、娘は保育園の先生から教わったようですが、「とにかく拭く」ということだけを覚えてしまったようで、例えば、排尿(おしっこ)の時と排便(うんち)の時で、拭き方を区別していないようでした。
娘が排便の時も前から拭こうとしていたため、「うんちの細菌が、おしっこの出口(尿道口)や膣に付かないように、うんちの時は必ず後ろから拭こうね」と、女の子にとっての前から後ろへ拭くことの重要性を教えました。女の子は、構造上、前から後ろへ拭くことで、直腸にいる細菌が尿道や膣に入り込むのを防ぎ、尿路感染症や膀胱炎のリスクを減らすことが大切です。
(※トイレットペーパーを揉むことに関しては、衛生面や医学的な推奨がないため、教えませんでした。トイレットペーパーはちぎって重ねて使う方法を教えました。)
周りからのアドバイスで始めました
娘が2歳くらいの時にトイレトレーニングを始めました。まだオムツで大丈夫だろうと思っていたのですが、周りの人からトイレトレーニングを早く始めた方が楽になるとアドバイスを受け、始めることにしました。
私自身、子どものころから女の子は前から後ろへ拭くように教わっていたので、その通りに娘にも教えました。育児書も参考にしましたが、基本的には自分が教わった方法を実践しました。
最初は親が拭いて指導していましたが、自然と自分でできるようになり、とても楽になりました。具体的には、やはり前から後ろへ拭くことと、汚れがなくなるまで優しくしっかり拭くということを教えました。なかなか大変なトイレトレーニングでしたが、親子でよく頑張りました。
幼稚園入園に向けて準備しました
もともと焦ってはいなかったのですが、娘が2歳になり、そろそろ幼稚園を検討しなければと思った頃、入園までにおむつを外さないと本人が恥ずかしい思いをするのではないかと思い、トレーニングを始めてみようと思いました。
自分が幼稚園の頃、先生から教えられた記憶が残っていたので、その記憶を頼りに、私と一緒にトイレに行って、真似をさせるように促しました。真似をしたがる時期でしたので、案外すんなりと覚えてくれました。
「拭く時は前から後ろだよ」や「トイレットペーパーはこれくらいの量を取って重ねるよ」などと具体的に声かけしてあげると、子供もわかりやすいと思います。
また、朝一番の寝ぼけている時にトイレに座らせると、すんなり排便・排尿できることが多かったです。
前から後ろへが尿路感染予防の基本
娘が2歳3ヶ月からトイレトレーニングを始めました。子育て支援センターの先生に、「排尿(おしっこ)は大脳からの指令によって出る」「おしっこが出なくてもトイレに座る習慣をつけることから始めると良い」とアドバイスをもらい、座ることから始めました。
はじめは、座ってもおしっこは一切出ませんでした。その繰り返しの中でおしっこが少しずつできるようになりました。できたときはものすごく褒めました。
お尻の拭き方は「前から後ろへ」が基本です。後ろから前に拭くと、特に排便(うんち)のときは腸内細菌が尿道口に入り込みやすく、膀胱炎や尿路感染症になってしまうリスクが高まるからです。
女の子なので、この前から後ろへの拭き方は特に気を付けるようにしました。これは私の母からの教えで、私も子どもの頃から気を付けていたので、子どもにも同じように教えています。
最初は私が拭いて、「前から後ろへ拭こうね」と毎回言いながら拭きました。うんちがきれいになることも大切なので「うんちさんがお尻から見えなくなるまで優しく拭こうね」と教えました。3歳になった今では自分で上手に拭いています。
幼稚園の水遊び時間がきっかけです
現在私の娘は4才の年中さんです。誕生日が3月末なので、幼稚園に通い始めた時は3才になったばかりでした。入園してしばらくはオムツでした。
しかし、夏になり、幼稚園で水遊びと園内プールの時間が始まりました。水遊びはパンツとタンクトップで行い、園内プールは水着で行いますが、水遊びの時間はオムツ型水着を使用していました。
園内プールでは、オムツ型水着の上に水着を着ると股の部分がゴワゴワして不自然だったため、園内プールの時間だけはオムツを外し、素肌の上に水着を着ることを試みました。これが本格的なトイレトレーニングの始まりでした。
その後、恐る恐るオムツからパンツに移行し、数回失敗はしたものの、意外に早くトイレをマスターしていきました。
家での練習のために、しっかり足で踏ん張れるように、はしご付きの子供用便座を購入しました。排泄の意思表示をすることから始め、はしごの上り方、方向転換して便座に座る方法、そして、トイレットペーパーの巻き方や、前から後ろへのお股とお尻の拭き方は母である私が教えました。
女同士ですので、もちろん私流です。座ったまま足を開かせて前(尿道・膣付近)を拭いてから、その後後ろ(肛門)を拭く、という手順を教えました。立って拭くとおしっこが足を伝って垂れてきたり、はしごの上に立つのは危険だったりするためです。4才になった今では、しっかり一人でトイレに行けるようになりました。
保育園の先生と協力しました
3歳からトイレトレーニングを始めた娘のママです。保育園の先生から「だんだんおしっこの間隔が開いてきたので、トイレトレーニングを始めましょう」と言われたのをきっかけに、トレーニングを始めました。
お尻の拭き方は保育園でも教わっていたようですが、自己流で私も教えていました。お尻を拭く時は、トイレットペーパーを何回か巻き取って重ねてから、「前から後ろへきれいきれいしようね」と言いながら拭いてあげるようにしました。
何度も「きれいきれい~」と言いながら拭いてあげるようにしたら、娘も自分でやろうと少しずつやる気を出して、頑張るようになったと思います。上の子が男の子だったので、最初は女の子は前から後ろへ拭かなければならないことを再確認し、少し戸惑いながらのトイレトレーニングでした。
一人で出来る様になるまでには時間がかかりました
娘がトイレトレーニングを始めたのは3歳4か月頃でした。それまではオムツがとれる気配がなく、挑戦しても失敗することが多かったのですが、翌年から幼稚園に入園するということもあり、慌てて本格的にトイレトレーニングをする事になりました。
失敗続きで苦労したトレーニングでしたが、幼稚園に通うようになってからは不思議と失敗することがなくなり、自然とトイレの習慣を身に付けることができました。
問題は排便(うんち)の拭き方で、うんちの時は私が毎回トイレについていき、拭き方を言葉で伝えながらお尻を拭いていました。
自分でやってみようかと娘に言いましたが、不安があるのかしばらくは「お母さんが拭いて」と言って自分ではお尻を拭いてくれませんでした。拭き方は自己流ですが、女の子は尿路感染症のリスクがあるため、前から後ろへ拭くように教えるのが基本です。
しかし、娘は手が後ろに上手く届かず拭きにくいようでしたので、便座に座ったまま、股の間を通してお尻の方(後ろ)に向かって拭くように教えました。拭けたら確認して、汚れが残っていたらまた新しいトイレットペーパーで拭くように伝えました。
しばらくは排便の時は付きっきりでしたが、一度自分で上手に拭けた時があってそれ以来自信がついたのか、私を呼ぶこともなくなっていきました。時間はかかりましたが、自分で出来たという自信が成功に繋がったと思います。
男の子に教えたおしりの拭き方
私流、のんびりトイレトレーニング
男の子の子育てをしています。トイレトレーニングは2歳の頃に始めました。ゆっくりやっていたので時間はかかりましたが、焦らずのんびりした気持ちで進めていきました。
お尻の拭き方は私が教えました。自分でトイレに行けるようになってからも、始めの頃はお尻を拭くところだけ私が担当し、徐々に子供自身で拭けるように教えていきました。
特に何かを参考にしたわけではなく、「こうやって前から後ろへ拭こうね」と拭きながら教えて、だんだんと子供もできるようになっていった感じです。
最初は流せるおしりふきを使って、慣れたらトイレットペーパーを使って拭く、という流れにするとやりやすかったです。あまり難しく考えず、子供のやる気と成長に合わせて取り入れていきました。
成功したらトミカのシールをあげると約束
第1子の男の子でトイトレは2歳から始めました。きっかけは、トイトレは夏が良いと聞いていたので、8月の誕生日からすることに決めました。
排尿(おしっこ)はわりと早めに出来るようになりましたが、排便(うんち)はオムツでしてしまい、なかなか進みませんでした。そこでご褒美方式を考えました。トイレで成功したら大好きなトミカのシールをあげるというやり方です。
「トイレでオシッコが出来たらシール1枚。ウンチはシール3枚だよ!!」と、うんちの場合はご褒美が3倍になると教えると、それからうんちが出ることを報告してくれるようになりました。オムツが取れたのは3歳になってすぐでした。
お尻の拭き方は私が教えましたが、うまく手が届かないようで、しばらくは私が拭いていました。子育て支援センターの先生に聞いたところ、「3歳ではまだ難しいかも。お風呂に入っているときに手がお尻に回して届くようになったらやらせてみて」と教えてもらいました。
実際に届くようになったのを確認して、子供には「トイレットペーパーを手で3回くるくるして取って、後ろからうんちが出たところを拭き拭きして」と伝えました。これで自分で拭けるようになりました。
排便に苦戦しました
長男は、どちらかというと発達が遅い方なのでトイレトレーニングも2歳頃から、ゆっくり始めました。本当はまだいいかな?と思っていたのですが、友達の子が1歳半でオムツが取れたというのを聞き、焦ってしまったのがきっかけです。
排尿(おしっこ)は比較的早く覚えてくれたのですが、排便(うんち)は苦戦しました。お尻の拭き方は私が自分のやり方で教えました。女の子は性器に細菌が入ってしまうのを防ぐため、前から後ろへ拭くように教わりますが、男の子でも同じように教えました。
子供はトイレに座ったまま拭くのは難しいため、トイレから降りて、立って拭くようにさせました。ですが、長男は神経質なので、自分で拭いた後「うんちがついてる気がする~」と毎回呼ばれていました。呼ばれなくなるまで半年はかかったでしょうか。
親にとってもトイレのトレーニングは初めてです。忍耐がいりますね。この経験を生かし、下の子も、もうすぐ始めようと思うのですが、焦らず、ゆっくりやっていこうと思います。
こどもちゃれんじの教材で練習
現在、2歳半の息子がいます。トイレトレーニングは、息子が2歳になったくらいに始めました。トレーニングを始めたきっかけは、周りの同じ年のお友達が始めていると聞いたのと、夏などの気候が温かいうちが良いと聞いて、うちも少しずつ始めてみようと思ったからです。
お尻の拭き方は、トイレトレーニングを始めた当初は、親がその都度拭いていましたが、始めて2か月くらい経った頃から、自分で拭かせる練習を始めました。
お尻の拭き方は、こどもちゃれんじの付録のDVDや絵本に、トイレトレーニング用のものがあったのでそれを使い、パペット人形などでやり方を見せたり、人形のお尻を一緒に拭いたりして、遊びながら両親がお尻の拭き方を教えています。
男の子の拭き方について考えました
息子がトイレトレーニングを始めたのは2歳半の頃です。ちょうど季節が暑くなりかけていました。お尻にあせもが出てしまい、厚い紙オムツは卒業かなと思いました。
お尻の拭き方は私が教えました。子どもは腕が短いので、自分で拭けるように教えるのが大変でした。最初は排便(うんち)をしたら良しとして、便座から降りて四つん這いにさせて、私が拭いていました。
慣れてくると、何でも自分でやりたがるようになりました。「自分で、自分で!」と言いだしたら、自分でやらせるチャンスです。
男の子なので拭き方について勝手が分からなかったのですが、夫に聞いても女性と大きく変わりなさそうでした。男の子でも、前から後ろへ(後ろ側から)拭くように教えています。股の間から前に向かって拭くと、うんちが前に付いてしまう可能性があるからです。最初は綺麗に拭けなくて、私が二度拭きしました。その際、流せるおしりふきを使いました。
言葉にして手順を教えました
2歳半ごろから、息子を徐々にトイレに誘ってみたり座ってみたりしていました。始めた動機は、子育て雑誌や情報サイトを見ていると、早くから始めているママさんが多く、「始めなきゃ!」という気持ちにかられていたのかもしれません。
ですがやはり、トイレトレーニングはその子によって終わる時期は様々です。焦って早く始めたことは正しくなかったなと今では感じています。
まず、排尿(おしっこ)よりも、排便(うんち)のほうが先にできるようになりました。用を足した後、お尻はしばらくの間私が拭いていました。その都度「トイレットペーパーをこれくらいとって」「こうして折りたたんで」「こっち(後ろ)から拭くんだよ」と手順を口にしながら拭いていました。
そのうち自分で遊びながら「こうやって~こうなって~こっちから~」とするようになり、トイレでも自分で試させるようにしました。
3歳でスタートと決めていました
2歳9ヶ月の時に始めました。男の子です。息子は7月生まれなので、3歳になる春にスタートしようと私が決めていました。
息子もおしっこが出ると教えてくれたり、その感覚も3時間くらいは空くようになっていたので、スタートする準備は出来ていたのです。男の子なので拭き方に関しては色々と迷いましたが、私が自分の思うやり方で教えていきました。
男の子でも前から後ろへ拭くというやり方で教えていました。これを息子にも言葉で伝えていましたが、言葉で伝えるよりも、私が拭いたり、自分で拭いたりして感覚を掴むといったやり方のほうが効果的でした。
きちんと自分で拭けるようになるには、まず手が届くということが必要でしたので、自分で拭けるようになったのは年少の終わり頃でした。
幼稚園のプールに入りたくて始めた
子どものトイレトレーニングを始めたのは、排尿(おしっこ)が4歳になってから、排便(うんち)は4歳と2ヶ月からです。トレーニングは、幼稚園に入園したことと、息子が4歳になったらすると約束していたので、始めました。
排尿はできるようになっていましたが、排便はなかなかトイレでできず、うんちが付着していることが多くて、幼稚園のプールに入れないという状況になり、夏休みに本格的にトレーニングを始めました。
排便の後は、母親と祖母で、うんちが出た時に、お尻の拭き方を教えました。拭き方は、特に参考にしたものはなく、我が家の自己流で教えました。
最初は、ずっとおしりふき(流せるタイプ)を使っていたので、それで拭くことから練習しました。拭き方が慣れてきてから、トイレットペーパーで拭くことにしていきました。本人のやる気があるときに、少しずつ遊びながら教えました。