赤ちゃんの泣き声を騒音トラブルに発展させないための対策7つ
アパートや社宅・マンションといった集合住宅に住むママは、赤ちゃんが生まれると泣き声が気になり、騒音トラブルに発展するのでは?と心配になりますよね。
また実際にトラブルになって引っ越しを余儀なくされた…というケースもあるので、「赤ちゃんは泣くのが仕事」とはいえ、トラブルになる前にできるだけ対策をしておきましょう。
住居選びでのトラブル対策
住む場所がファミリー向けか単身向けかによって、苦情の発生率は変わってきます。また、家の造りが木造か、鉄筋か、防音対策済みかなどによる構造上の違いからも、苦情の発生率は変わります。
そのため妊娠中に産後の暮らしを考えて、少しでもトラブルを気にせず、安心して暮らせる住宅に引っ越すカップルも少なくありません。
人によって音の感じ方には違いがあり、赤ちゃんの泣き声のような仕方のないケースでは、騒音トラブルに発展するかしないかは、騒音を発している側だけではなく受ける側によっても変わります。
子育て経験のある人は比較的寛容に受け止めやすく、独身の人や年配の男性などは、赤ちゃんの泣き声が不快に感じることも多いようです。
近隣住人への挨拶でトラブル対策
赤ちゃんを出産する前、もしくは病院から赤ちゃんとママが退院してくる日までに、近隣住人に挨拶をしておきましょう!また、外ですれ違った時には挨拶をしましょう。
先に挨拶をしておくことで、トラブルをぐんと減らすことができます。
新生児の赤ちゃんは昼夜を問わず泣きますので、どんなに防音対策をしても、泣き声が響いてしまうことがあります。
特に夜中は周りが静かなので響きやすく、隣近所の住人にとっては「どこの赤ちゃんが泣いてるんだ!」とイライラしたり、逆に「なんでこんなに泣かせてるの?」と親が赤ちゃんを放置しているのではないか、と心配する人もいます。
ところが事前に挨拶をすることによって、知らない隣人から知っている隣人へと気持ちが変化し、親近感が湧くためイライラや心配も減ってくるのです。友達の子供が泣いているのと、知らない子が泣いているのでは気持ちも違いますよね。
さらに出会った時に声をかけることで、こちらが配慮している気持ちが相手に伝わり、その結果相手のストレスが和らいで、逆に暖かな気持ちで見守ろうという配慮の気持ちを持ってもらえます。こうして、トラブルを未然に防ぐことができるのです。
お隣さんからはこんな意見も・・・
赤ちゃんが生まれる前に、お菓子を持って挨拶に来られました。
その時に、「泣き声などでご迷惑をおかけするかもしれませんが、できるだけ気を付けます」と一言ありました。
赤ちゃんが生まれてからも、すれ違うたびに「いつもご迷惑をおかけしてすみません」などと挨拶をされるので、こちらも少しくらいうるさくても「いえいえ~子育てがんばってください」という気持ちになります。
知らない赤ちゃんが泣くよりは気になりません。
赤ちゃんの泣き声に!4つの防音対策
経済的にも負担にならない、すぐできる範囲の防音対策を4つご紹介します!
壁際に高めの棚を置く
壁越しに音が伝わるのを防ぐために、隣の家と境になる壁に高さのある家具を置くようにしましょう。
本には音を吸収する効果があるので、本棚をおくのもオススメです。
ただし家族が安全に寝られるように、耐震対策をしっかりと行いましょう。
隙間テープを貼る
ドアや窓の隙間を隙間テープでふさぎましょう。
隙間がなくなることで、赤ちゃんの泣き声が漏れにくくなりますし、冬は寒さ対策にもなり一石二鳥です。ホームセンターなどで売られています。
泣き始めたら、窓と換気扇を閉める
基本ですが、赤ちゃんが泣き始めたら、窓と換気扇を閉めましょう。
窓を閉めると一定の音は防ぐことができます。
盲点になりやすいのが換気扇!ここからも家の中の声が漏れることが多いので、回していたら閉めましょう。
防音カーテンに変える
カーテンを厚手のものや遮音の効果があるものに変えるのも一つの方法です。
入ってくる音だけではなく、中の音が漏れだすことも防いでくれます。
赤ちゃんの夜泣きは、ママも近所の人の迷惑が気になりストレスを溜めがちですが、防音カーテンが閉まっていることで、安心感を手にいれられてストレス対策にもなります。
日中の過ごし方によるトラブル対策
赤ちゃんの脳は、夜にその日1日の出来事を整理していると言われています。
時々思い出したかのようにキャーと泣き出すときは、昼間の体験が元となっていることが多いのです。
昼間や寝る前に、過度の刺激を与えるのは避けましょう。
赤ちゃんの泣き声による騒音トラブル対策は、何と言っても、赤ちゃんを泣かせないことが一番!
夜泣き対策をしっかり覚えて、ママのためにも近隣住人のためにも、夜はしっかり泣かずに寝てもらいましょう。
<その他の夜泣き対策>
- 夫婦喧嘩をしない
- 昼寝は夕方5時まで
- 入浴は夜7時まで
実際にクレームを受けても落ち着いて対処しよう
どんなに気をつけていても、クレームを受けてしまうことはあります。
- 泣くたびに壁をどんどん蹴られた
- あからさまに窓を閉められた
- 不動屋さんを通してクレームがきた
- ポストに手紙が入っていた…
実際にこうしたクレームを受けると、家に居づらくなったり、ちょっとでも赤ちゃんが泣けば過敏に反応してすぐ抱っこしたり、泣きやまなければ焦ったり…と、ママが精神的に追い詰められてしまうこともあります。
そのため焦る気持ちが赤ちゃんに伝わるのか、全然泣き止まなくなったり、ママの方が泣きたくなるという負のループに陥ることも…。
そんなときはパパにSOSサインを出して、相談しましょう。
しばらく実家に帰ったり、場合によっては引っ越すことも必要かもしれません。
近隣住民とのトラブルで産後ウツになってしまうママもいます。相談を受けたパパも、ママの苦悩をしっかりと受け止めて対処しましょう。