エコキュートの電気代節約術に関する記事

『エコキュートの電気代の節約術5~安くなるかは使い方次第』

エコキュートの電気代はどれくらいだと思いますか?他の給湯器に比べて安いのでしょうか?エコキュートのメリットやデメリット、電気代を節約する使い方などエコキュートの設置を検討中のご家庭にも、既に設置しているご家庭にもお得な情報をご紹介してます。

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エコキュートの電気代5つの節約術~オール電化でさらにお得に!

長引く不況で家庭の収入がなかなか伸びないとき、私達が考えるのは「節約しなきゃ!」ですよね。ただし、何でもかんでも節約すればいいってものではありません。結婚をして子供がいる家庭では、食事や教育費など生活に必要な経費を削ってしまうと、生活が不便になるなどのしわ寄せがきてしまいます。そんなとき、賢い主婦が目を向けるべきなのは、電気代です。

家庭の電気代は意外と無駄遣いをしていることが多く、家電の選び方や使い方次第では大きな節約効果を得ることもできるんですよ。

こちらでは家庭の給湯システムの見直しによる節電効果に注目して、エコキュートを導入した場合の節約効果や電気代を節約するポイントなどについて詳しくご紹介していきます。毎月の電気代に悩む主婦の皆さん、必見ですよ。

電気代が安くなるエコキュートの節約方法

エコキュートは電気代を減らして家計の節約に効果的な給湯システムですが、ただそのまま使ったのでは節電効果は発揮できません。エコキュートの電気代が安くなる賢い使い方を5つご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

モード設定はこまめに見直す

エコキュートにはメーカーごとにさまざまな省エネモードの機能がついています。一度は「これがお得だ」と設定しても、季節によってお湯の使用量が違ったり湯の温度なども変わってきたりするので、モードの設定は季節の替わり目に定期的に見直して無駄な電気使用を減らしましょう。

追い炊きはしない

エコキュートは追い炊きや自動保温を続けていると、どんどん電気代がかかってしまいます。ぬるくなったお風呂のお湯をタンク内の熱で温めているとタンク内の熱が失われて効率も悪くなってしまうので、お風呂を熱くしたい時には高温のお湯を足しましょう

そのぶん水道代がもったいないと感じるのであればお湯は取り置きしておおいて、洗濯や庭木の散水などに活用するといいですね。

ピークカット設定をする

日中にお湯を使いすぎでしまうとエコキュートは勝手にお湯の沸き上げを初めてしまうため電気代がかさみます。エコキュートにはあらかじめ設定した時間帯はお湯が少なくなっても沸きあげをしないように設定できる「ピークカット設定(わき上げ設定)」ができるものが多いので、電気単価の高い時間帯は確実に設定をしておきましょう。

旅行前は沸き揚げを休止する

エコキュートは常にタンクに高温のお湯をキープし続けますが、泊りがけで出かける場合などはお湯を使わないのにムダに電気代がかかってしまいます。長期間外出するときには沸き揚げをしない休止設定をして、無駄な電気の使用を防いで節電しましょう。

電気料金プランも定期的に見直す

以前は住んでいる地域ごとに契約できる電力会社は決まっていましたが、制度が変わり今は電気料金の安い電力会社を自分の意思で選択することができます。各電力会社の電気料金には変動がありますし新しい電気料金プランも発表されていますので、電気料金プランは定期的にもっと良い物がないか見直しをしましょう。

生活の仕方、電気やお湯の使い方は家庭ごとに違いますから、自分のライフスタイルをよく考えて自分の生活にあった電力会社、電力プランをしっかりと選びましょうね。

そもそも家計の支出や電気代は1ヶ月平均いくら?

家計の節約を考えたとき、やっぱり「みんな、どれぐらい生活費を使っているの?」って気になりますよね。他の家よりも生活費を使っているのであればもっと頑張れは家計を節約することができるかもしれません。一般的な家庭の支出金額と自分の家計を比べてみて、節約の仕方を考えていきましょう。

2人以上の世帯の1ヶ月平均支出額

総務省が毎年行っている家計調査の2015年統計データによると、2人以上の家族が一緒に暮らす世帯の1ヶ月当たりの総支出額は287,373円。そのうち食費や電気代を含む光熱費、医療費、教育費、被服・履物費は次のような内訳になります。

食費 71,844円
水道・光熱費 23,197円
医療費 12,663円
教育費 10,995円
被服・履物 11,363円

こうやって比較してみると水道・光熱費の割合は高く、それ以外の項目は削ることで生活の質の低下を感じやすいですよね。電気代は家賃のように毎月の金額が決められているわけではないで節約しやすい項目ですよ。

電気代の1ヶ月平均金額

さらに、水道・光熱費の内訳を比較してみると次のような結果になります。

電気代 11,060円
ガス代 5,660円
その他の光熱代 1,256円
上下水道料 5,221円

水道・光熱費のなかでも電気代の占める割合は全体の約3.8%と大きいです。電気代は家族の人数や構成、地域、ライフスタイル、季節によっても違いがありますが、水道の水のように目に見えるものではないので気をつけないと知らない間に無駄遣いをしてしまい、家計を圧迫していることも多いんです。

自分の家の電気代が平均金額を大きく超えている場合には、一度生活や電気の使い方を見直してみてくださいね。

エコキュートにかかる1ヶ月の電気代

電気代の節約はこまめに不要な照明のスイッチを切る習慣をつけるだけでも充分な効果があがりますが、「節電を心掛けているのに電気代が平均よりも高い」と思う場合は、給湯システムの見直しをオススメします。
エコキュートは国内の各家電メーカーがさまざまなタイプのものを発売していますが、1ヶ月平均電気代はとってもリーズナブル

  • ダイキン(EQ37TFV)     1,825円/月
  • パナソニック(HE-JPU37HXS) 1,900円/月

私たちが快適に、かつ衛生的に健康な生活をするためには暖かいお湯を作る給湯システムはかかせませんが、給湯に使う熱源には灯油、ガス、電気などの種類があり、給湯システムの選び方によっては電気代に大きな違いが出るんです。

エコキュートと他の給湯器はどっちがお得?

給湯器の中でも必要以上に電気代がかからないのが大気熱を利用しヒートポンプユニットで沸き上げる「エコキュート」です。エコキュートは比較的新しい給湯システムですが、CO2の排出量も低く環境にも優しい給湯機。最近は石油の価格の変動が大きく燃料費が高くなっているので、エコキュートに切り替える家庭も増えてきているんですよ。

エコキュートは一番電気代がお得!

パナソニック製の各給湯システムで比較してみると、それぞれの年間の電気代は次のようになります。

給湯器の種類 一年間の電気代
エコキュート 22,800円
電気温水器 103,900円
石油給湯器 37,700円
ガス給湯器 364,100円

なんと、エコキュートと他の給湯システムとでは、2~5倍も電気代が違うんです!

エコキュートはヒートポンプ技術で空気の熱を使ってお湯を沸かすのですが、高い熱効率でお湯を暖めて高温のまま貯めておくことができるのでそのぶん電気の使用量を抑えることができます。

オール電化でさらに電気代がお得に!

最近は電力会社がエコキュートに適した料金プランを提供していて、電気代の安い夜間にお湯を沸かし日中は貯めた置いたお湯を使っていくことができるので、電気代はさらにお得になっています。エコキュートは他の給湯機よりも購入費用が高い傾向がありますが、やっぱり毎月の電気代が少なくなるのは長い目で見てお得。

給湯システムをエコキュートに替える際に暖房や調理器具なども全般的に見直して、電気だけで生活をするオール家電に切り替えたり、新築する際にオール電化を選んだりする家庭が増えていますよ。

エコキュート導入のメリット

  • 余計な燃料費がかからないぶん、家計を節約できる
  • 災害などのときも、貯めておいたお湯が使える
  • ガスや石油に比べて安全性が高い
  • 待たずにいつでもお湯が出る

とめこ
41歳

エコキュートは良いです

10年ほど前に自宅を建てましたが、その時は灯油が割と安かったので、給湯器と暖房器具は灯油を使い、キッチンにはIHを導入しました。そうしたら、灯油の価格が高くなってしまって…。

自宅の屋根に太陽光発電のパネルを設置することにしたのですが、その際に業者の方にすすめられてエコキュートに切り替え、暖房もエアコンに変えてオール電化にすることにしました。

オール電化にしたぶん電気代は上がりましたが、エコキュートを使っているぶん料金は抑えられていますし、灯油を買う費用も手間もないのですごく楽です。
なにより、蛇口をひねってすぐにお湯が出るのって、ものすごくありがたい!工事費用は掛かりましたが、エコキュートにしてよかったです。

電気代が安いエコキュートのデメリット

とってもメリットの高そうなエコキュートですが、お湯を貯めておくぶん他の給湯システムよりも場所をとってしまったり、構造が複雑で万が一の故障の際には修理費用が高くなってしまったりという使いにくさを指摘する人もいます。どんな物にもデメリットがありますのでしっかり理解しておきましょう。

日中に湯切れすると電気代がかかる!

エコキューとは電気代の安い夜間にお湯を沸かしておいて、日中は電気を使わず貯めた高温のお湯を薄めながら使っていくのですが、日中にお湯を使いすぎてしまうと湯切れを起こしてしまいます。そうなると日中の高い電気代でお湯を沸かさなくてはいけないので電気代がかかってしまうんです。

家族の人数にあったタンク容量を選んでいなかったり、不規則な生活をして朝シャンをしたり、日中にお風呂に入ると湯切れを起こしやすくなりますのでお湯は計画的に使いましょうね

みみ
36歳

電気代の請求にビックリ!

2年前に2世帯住宅に新築したとき、給湯システムは流行りのエコキュートにしました。
電気代は安いと聞いていたのですが、最初の月の電気代がそれまでの電気代よりも2万円も高くて、もうびっくり!

あわてて電力会社に電話をしたのですが漏電などではなく、おじいちゃん達が「お湯を捨てるなんて、もったいない」と、エコキュートで毎日追い炊きをしていたのが原因だとわかりました。

業者の方に「追い炊きよりも、少し水を抜いてから高温のお湯を入れて下さい」と言われたことが、家族に伝わっていなかったんですね。
それからは水道代がかかっても、お風呂のお湯は毎回入れ替えて使っています。

電気料金の契約変更が必要

エコキュートはもともと消費電力が少なくてもお湯を沸かすことができるのですが、貯めるお湯の量が多ければ多いほど電気はかかってしまいます。電気料金のプランをオール電化に適したプランに変えていないと、電気単価が高いままエコキュートで長時間沸き揚げをすることになり、必要以上に電気代がかかってしまいます。

電気料金プランは電力会社ごとにさまざまなプランがありますから、エコキュートを導入したら自分のライフスタイルに合った一番お得なプランに早めに変更し、定期的に見直しもしていきましょう。

地域によっては適さないかも…

エコキュートで一番電気代がお得なのは暖房などを見直してオール電化にしてしまうことです。ですが、北海道などの寒い地域では電気による暖房のパワーが足りず、吹き抜けがある家などでは特に生活がしにくくなってしまうため工務店がオール電化をおすすめしないこともありますよ。

寒さを補おうと設定温度を上げすぎて必要以上に電気代がかかってしまうので、エコキュートはお住いの地域に合ったものを選んでくださいね。

エコキュート以外の電気代も見直そう!

電気代を見直すポイントはエコキュートだけではありません。ホットカーペットやエアコンなどにかかる暖房費は毎日の使い方次第でかなり節約できますし、電気料金プランの見直しや冷蔵庫の設定温度の変更などは定期的に見直すことで減らすことができますので、一度エコキュートの電気代と共に、家の中の電気の使い方を見直してみましょう。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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