親戚付き合い苦手意識を改善に関する記事

『親戚付き合いの苦手意識を払拭!できる嫁はやっている8つの習慣』

親戚付き合いを苦手に感じたら読んでほしい、面倒を楽しいに変えるデキる奥さんのテクニックです!

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結婚後の親戚付き合いで失敗しない!苦手意識を克服するマナーとストレス対策10選

結婚前の女性に行った意識調査によると、女性の抱える心配事の上位に「結婚後の親戚付き合い」が挙げられることが多く、多くの方が不安を感じています。慣れない環境での人間関係は、確かに大きなストレス要因になりがちです。

本来、親戚付き合いとは、非常事態に助け合うことを前提とした血縁・姻戚関係の共同体です。上手にお付き合いができれば、生活の不都合や育児などで協力しあえるというメリットがあり、夫婦にとっても子ども達にとっても心強いものです。また、義両親からの評価が高くなることも期待できます。

ここでは、親戚付き合いが苦手な方が、「不安」を「安心」や「楽しさ」に変えるための具体的なテクニックを10個ご紹介します。デキる奥さんとして、円満な関係を築くためのポイントを抑えましょう。

親戚付き合いの基本:心の準備と関係構築のテクニック

親戚の集まりには積極的に出席し「早く慣れる」ことを目指す

親戚づきあいの苦手意識や恐怖感を克服するためには、やはり早く慣れてしまうことが一番の近道です。義両親や叔父・叔母など親戚同士の集まりには、可能な限り参加するよう心がけましょう。最初は抵抗感があるかもしれませんが、顔と名前を憶えてもらうことができれば、次からの参加が楽になります。

初めのうちは、必ず夫や義母にくっついて参加すると、困ることはありません。また、親戚の集まりでは、「なにかお手伝いすることはありませんか?」と声をかけていくのが、デキる奥さんのつきあいのテクニックです。相手に好印象を与えるとともに、手元で仕事をしていれば、手持無沙汰になって集団の中で孤独感を味あわなくてすみます。相手の家の家風や家事を覚える、よいきっかけにもなります。

親戚の顔と名前が一致しなくて困ったら、集合写真を活用しましょう。親戚同士の集まりなので記念写真を撮る機会も多いことでしょう。できるだけ記憶の新しいうちに、名前や続柄を写真の裏に記録していけば、次の集まりの時も安心して人前に出ることができます。

親戚付き合いの機会を逃さない

  • お盆/正月などの季節の行事
  • 法事(四十九日、一周忌など)
  • お祝い事(結婚式、新築祝い、還暦など)
  • 不幸事(お葬式)※喪服などのマナーは事前に確認

「家族構成が似ている親戚」や「近隣の親戚」と仲良くなる

いくら親戚といえども、年齢に隔たりがあると話が弾まないこともあります。親戚同士のおつきあいが必須なのであれば、できるだけ自分の家庭と家族構成がよく似ている親戚、または同じ地域の親戚を見つけて仲良くなることを目指しましょう。

特に、同じくらいの年齢の子供がいる親戚とは、話のネタが豊富に見つけられますし、いざというときの育児の協力者としても役に立ってくれます。子供の進学の困りごとの相談をしあうことができるので、精神的な負担が軽くなります。また、子供のお下がりのやり取りは、経済的にもうれしいエコな習慣になりますし、子供も遊び相手ができてご機嫌になるなど、メリットが多いです。

直接会って交流する相手には、血筋的には遠くても、近場に住んでいる親戚を選ぶことで、日常的な助け合いや交流がしやすくなります。誰か一人でも話し相手になってくれたり、相談できる相手ができると、親戚付き合いも楽しくなります。ぜひ家族ぐるみで付き合い、親戚とのおつきあいを楽しいものに変えていきましょう。

家族ぐるみで付き合うポイント

  • 子供の進学などのお祝いは忘れずに、お祝いの相場を夫と確認する
  • 予定を立てるときは相手とよく話し合い、無理強いをしない
  • 自分の趣味や好みを押し付けず、相手の価値観を尊重する
  • ギブ&テイクを心がけて相手に頼りすぎない

季節の挨拶と贈答品のマナーを守る

親戚は結婚相手とともに、あなたの人生で長くお付き合いをする相手なので、できるだけ細く、長くのおつきあいをしたいものです。そのコツは、季節のあいさつを欠かさないことです。

年賀状や暑中見舞いは、自分の家庭を覚えてもらう効果だけでなく、「いつも気にかけてますよ」という、ちょっと気の利いた女性を演出して良い印象を残すことができます。また、社会の変化により、親戚内ではお中元やお歳暮を省略することも多くなってきましたが、出産や結婚、進学などの「喜びのお祝い」は積極的に行うようにしましょう。

親戚への贈り物をするときには、必ず義母(義両親)に相談をするようにしましょう。特に、お金のかかるものについては、目上の人を立てるのがマナーです。義両親の意向に逆らって独断で贈り物をしたり、義両親が贈ったもの以上の高価な贈り物はしないように配慮することが重要です。

連絡を取り合うためのアドレス帳を夫と協力して作っておくのも、大切なことです。親戚は万が一の不幸のときにも、連絡をして協力を頼まなくてはいけない相手でもあります。アドレス帳は義両親の協力を得て、誰が見てもわかりやすいように整理しておくことをお勧めします。

親戚への贈り物のポイント

  • 義両親に相談して、親戚間の慣習を確認する
  • 家族で使うものは消耗品を選ぶ
  • 子供のものはちょっと良いものを選ぶ
  • 高価すぎるものはNG(義両親を立てる)
  • 手書きのメッセージカードでお祝いの言葉を添える

親戚の集まりでの実践テクニック

最低限の「礼儀やマナー」を守り、プライバシーの線引きをする

親戚だから、家族だからと気を許してしまう面もあるのですが、親しい間柄だからこそ、きちんと線を引いてお付き合いをすることで、長く良い関係を維持していくことができます。

そのためには、お互いに相手のプライバシーに踏み込み過ぎないことが大切です。どんなに親しくさせてもらっていても、親戚の家は他人の家です。招かれて上り込むときには一言「お邪魔します」、帰るときには「ありがとうございました」などと声をかけることは、最低限のマナーです。

お金の貸し借りも、長く良い関係を続けていきたい相手とはしないことも大切です。わずかな金額の場合など、借りたほうは忘れてしまっても、貸したほうはしっかり覚えているものです。お金に関するトラブルは関係修復が非常に難しいため、「ジュース代の10円くらい」と軽く考えず、一切しないという重要なルールをしっかりと心に留めておきましょう。礼儀やマナーはあなたの品位を表すものです。

家を行き来するときのマナー(要確認)

  • 訪問の前には必ずアポをとり、相手の都合を優先する
  • 勝手に通されていない部屋に入り込まない
  • お金の貸し借りはしない
  • 冷蔵庫やタンスの引き出しを勝手にあけない
  • 根掘り葉掘り生活の様子(給与や進路など)を聞かない

「ムリな要求」や「依存」は、やんわりと切り抜けるスキルを身につける

日本人が昔から大事にする親戚付き合いは、お互いに生活を助け合おうという生活の知恵でもありますが、現代で求められる親戚づきあいは、純粋に人との関わり、コミュニケーションを楽しむものへと変化してきています。

つまりは、負担になるほどの協力は、親戚付き合いを苦手にするNG行動です。困ったときに助け合うのは素晴らしいことですが、それが負担に感じるようになるような依存的な関係はやめましょう。

自分が依存しないということも大事なことですが、相手に依存をさせないことも大切なこと。相手が無理な要求をしてきた場合には、うまく切り抜けるスキルを身につけましょう。下手に居留守を使うのは逆効果です。「ちょっと予定があって、今回はごめんなさい」と、やんわりと相手にNOと伝えましょう。何度か繰り返すうちに、相手もあなたの気持ちに気づいてくれるはずです。

夫の実家と自分の実家、両方の親戚と「偏らないおつきあい」を心がける

これはおつきあいのある親戚だけでなく、自分と義両親との関係を良好に維持するために必要なことなのですが、親戚付き合いをするのであれば、どちらかの親族に偏らないように配慮をすることが大切です。

あなたと義両親の家をまんべんなく行き来することはもちろん大切ですが、親戚付き合いも親にとっては興味のある関心ごとです。たとえばあなたが自分の親戚とばかり交流していると、義両親は「うちの親戚とはお付き合いをする気がないんだわ…」とガッカリさせてしまうかもしれません。

あなたの子供にとっても、自分のまわりの家族だけでなく、さまざまな年齢層の、さまざまな場所で生活をする人と交流するのは貴重な経験です。できるだけたくさんの親戚と接することで、子供の社会性や多様な価値観を学ぶ良い機会になると考えましょう。

親戚付き合いのバランスのとり方

  • 年賀状などの季節の挨拶状は両家の親戚にまんべんなく送る
  • お祝いや贈り物、訪問などで不平等を作らない
  • 親戚の悪口には耳を貸さず、中立な立場を保つ

親戚付き合いのトラブル・ストレス対策

「子供の自慢」と「比較」は関係にヒビを入れるNG行為

親戚とのお付き合いのトラブルで多いのは、「子供に関するトラブル」です。自分の子どもを可愛がるあまり、自分の子どもの自慢ばかりをして、相手に不愉快な思いをさせてはいませんか?特に、家族構成が似ている親戚や子供の年齢が近い親戚とのお付き合いは、無意識のうちに比較や競争に発展しやすいため、気を許してしまうことが多いようです。

「同じお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの孫なのにうちの子は…」といった、親戚間の無用な競争は、子供に無理な教育を押し付けたり、過剰な努力を強いてしまうような悲しい結果を招く可能性があります。子供自慢はせず、相手の子供の良いところを見つけて褒めるように心がけてください。

反対に、子供の自慢ばかりをしている相手には、どう対処したらいいのでしょうか。こういった場合、相手には悪気はなく、自分の子どもを溺愛しているだけのことと捉え、一番良い方法は、聞き流すことでしょう。あまりにもストレスになるようであれば、義母など信頼できる親戚に一言事情を説明し、しばらくお付き合いを控えてみるというのも一つの方法です。

子供関係のトラブル回避法

相手が子どもの自慢話をしたからといって、自分の子どもの自慢をするのはNGです。相手の競争心に火をつけ、自慢話や競争がヒートアップするのを防ぎましょう。

「長男の嫁だから」と無理せず、夫と負担を分担する

親戚付き合いの重さも、立場によって様々で、一般的には家を継ぐ長男・長女の負担が大きいと言われています。しかし、親戚付き合いの基本は助け合いです。誰か一人だけが無理を強いられるなんてナンセンスです。お互いが、対等な立場でいることが基本であることを忘れないようにしましょう。

自分の負担が大きい立場だと感じたら、夫に相談し、周りの親戚にも声をかけて負担を分担するようにしましょう。誰かが負担の大きい立場に立たされていたら、積極的に手を貸す配慮も大切です。手間ひまも、金銭的にも、平等である配慮をすることができれば、誰でも親戚付き合いの上手な、ちょっとデキる奥さんになれます。

夫(配偶者)に親戚間の「情報の交通整理」を任せる

親戚付き合いにおいて、夫(配偶者)の立ち回りは非常に重要です。夫は、自分の親戚の気質や慣習を一番よく理解しています。親戚のネガティブな情報(例:悪口、経済状況の比較)や、あなたにとって不快な情報を、あなたに伝える前に夫がブロックするよう役割分担をしましょう。

また、義母との会話で迷うことや、言いにくいことは、夫を通して伝えてもらうなど、夫を情報の交通整理役として活用することが、ストレスを最小限に抑える賢い方法です。夫婦で連携し、「親戚付き合いは二人三脚」であることを意識しましょう。

10ストレスを感じたら「休む勇気」を持つ

親戚付き合いの負担という意味では、男性よりも女性の方が負担は大きく、親戚付き合いにストレスを感じる割合も多いものです。けれど本来、親戚付き合いはあなたやあなたの家族を助けてくれるものであるはず。人生の主役であるあなたを、不幸にするものであってはいけません。

親戚付き合いはあればメリットの多いものですが、なくても決して困らない物です。もしあなたがお付き合いにストレスを感じるのでしたら、思い切って少しお付き合いから遠ざかることも大切です。日頃から良い関係を築いておけば、ちょっとやそっとお休みしてもすぐ関係を回復できる。それが血縁・姻戚で結ばれた親戚関係のよいところでもあるのです。自分と家族の心身の健康を最優先させましょう。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。