枕の洗濯・正しいケア方法に関する記事

『【枕の洗濯の方法】種類別の普段のケアと洗い方・干し方』

枕の洗濯方法は素材によって違います。洗える・洗えない枕の種類と、洗濯の方法と干し方、洗う頻度とオススメの時期を確認!

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枕は洗濯できる素材かどうかを調べて、たまには洗濯しましょう!

枕は快適な睡眠には欠かせないものです。しかし毎日使う割には、衣類と違って洗濯する機会が少ない、または一回も洗ったことが無いという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

特に夏場は暑くて寝汗をかきやすく、こまめに洗濯をしないと、枕に汗ジミや嫌な臭いが残ってしまう事ってありますよね。

枕カバーではなく枕自体を洗濯したいと思っても、経験や知識がなければ分からないことが沢山あります。枕を洗う際には、洗濯機か手洗いか、そもそも洗っても良い素材なのかを確かめる必要があります

枕を洗ったことがないという人は、試しに1度洗ってみると想像以上に快適でスヤスヤ眠れるようになるかもしれませんよ。

愛用している枕は洗濯できる枕かどうかを調べてみよう

枕には洗えるものと、洗えないものが存在します。まずはお使いの枕のお手入れ方法を、しっかり確認してから洗濯しましょう。枕にも表示タグが付いておりますので、洗濯する際の参考にしましょう。新たに購入した際には、取扱説明書に詳しいお手入れの仕方が載っていることもありますよ。

洗濯できるもの、手洗いならできるもの、ドライクリーニングや陰干ししかできないもの、天日干しもOKなもの。洗濯表示を無視していい加減な手入れをすると、枕自体が痛んで使い物にならなくなるケースもあります。枕の内側に含まれている素材によっては、ある程度洗濯方法の見分けが出来るものもあるので、具体的にご紹介していきます。

洗える種類の枕って?

洗える枕は、水に濡れても中のクッション性が保たれる素材を使用している物になります。つまり天然素材ではなく、人工的に作られた素材である可能性が高いことが考えられますよね。それでは、具体的にどのような素材が洗濯できるのかについて見ていきましょう!

パイプストロー ~ ストローが小切りにされたような素材

ストローが小切りにされたようなパイプストローは、頻繁に洗っても全く問題はありません。通気性もよく、虫による被害も少ないでしょう。寝汗をかきやすい夏場などには、週に1回くらいの頻度で洗って、天日干しにするのが好ましいです。

ポリエステル製の綿 ~ 天然の綿に似せようとして作られた素材

ポリエステル製の綿は、安価でクッション性も良く、枕にもよく使われているので、持っている方も多いかもしれません。ポリエステル製の人工的に作られた綿は、天日干しにも向いています。水洗いはできるものと出来ないものがあるので、洗濯用の表示タグをしっかり確認しましょう。

マルコビーズ ~ 一度は障り心地で遊んだ事があるかもしれない

マルコビーズは、真ん中に穴の空いたプラスチックのボールのようなものです。パイプストローと少し似ていますが、
こちらの方がクッション性は弱く、寝る時には固い枕の方が寝心地がよいという方に好まれています。
水洗いが可能で、天日干しもできますので時期によっては、頻繁に洗ってあげるとよいでしょう。

発泡ビーズ ~ ビーズクッションや抱き枕にも使われる触り心地の良い枕

クッションの素材として多く使われる、発泡スチロールのビーズ製の枕が最近増えています。発泡ビーズには洗えない物があり、またビーズと他の素材を組み合わせた枕もあるため、必ず洗濯マークを確認するようにしましょう。

洗濯が可能であれば、基本は手洗いを行い、しっかりと陰干しする必要があります。洗濯出来ないとしても、補充用のビーズが売っていますので、「中身をまるごと取り替える」なんてことも出来ます!抱き枕は意外とヘタりやすいので、抱き枕カバーは頻繁に洗って、中身が洗えない場合は、ヘタってきたらビーズを補充したり、取り替えてみると、新品みたいに使えますよ!

洗えない種類の枕って

洗えない種類の枕は、水を含ませたり洗濯機に入れることで、素材にダメージを与える可能性があります。枕カバーは洗えますので、カバーを頻繁に洗濯・交換して、汚れが染みつかないようにしましょう。そんな水洗いができない種類の素材をご紹介していきます。

羽毛・フェザー ~ 天然の高級素材

冬は温かく、夏は涼しい羽毛の枕は高値ですが人気があります。しかし天然素材なので水洗いは厳禁です。中の羽毛が水で洗う事によって、影響を受けてしまうため、陰干しやドライクリーニングをしてあげるとよいでしょう。

そばから ~ 日本人だと一度は体感したことがあるのでは

そばからとは、名前の通りそばの実の殻です。日本では古来から枕に使われているため、1度は体感したことのある方もいらっしゃるかと思います。虫がわきやすいので、晴れている日を狙って、こまめに天日干しすることをオススメします。

ウレタン製の低反発枕 ~ 洗うと低反発さが失われてしまいます

ウレタン製の低反発枕は、水で洗うと反発性が失われてしまいます。水を含んだ状態だと脆くなっているため、脱水しようとするとボロボロと欠けてしまうので、絶対に洗ってはいけません。陰干しする程度にしておきましょう。

枕を洗濯機で洗ってみよう

枕は毎日使用する割に、きちんとケアできていないですよね。洗濯をした経験のある人も、実はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?

洗濯機で洗える素材の枕ならば、こまめに洗うことで衣類と同じように清潔さを保つことができますよ。そこで今回は洗っても良い素材の枕を、洗濯機で洗うときのポイントを紹介していきます。

100均でも売られている洗濯ネットを用意しよう

枕を洗濯機に入れる際には、専用の洗濯ネットを使用しましょう。100均にも売られているので、自分の枕に合ったサイズを探しましょうね。

洗濯機のメニューは「手洗い」を選ぼう

洗濯機のメニューは、できるだけ枕へのダメージを減らすために「手洗いコース」を選ぶと良いです。この時枕カバーは取っておき、別々に洗うと、どちらの汚れも落ちやすいですよ。

匂いの強い洗濯洗剤・柔軟剤は使わないように

匂いが強い洗濯洗剤を使うことで、寝ている間もその匂いが気になってしまうかもしれません。枕は一晩中顔を近づける必要のあるものです。柔軟剤などは使わず、匂いもなるべく抑えた洗濯用洗剤や、中性洗剤を使ってみるのもおすすめです。

洗った後にはしっかりと干して乾かそう

洗った枕はしっかり干して、乾かすことが大切です。水分が残っているとダニやカビなども繁殖しやすいので、きちんと乾くまで、何日かかっても干しておく必要があります。また洗えない枕であっても、太陽の光を浴びさせて除菌を行うことで、枕の衛生状態を保つことができますよ。乾燥機は使ってはいけません。また早く乾かしたいからといって、ドライヤーなどの強い熱を当て続けると、素材にダメージを与える可能性があるので注意しましょう。

最近では枕専用のまくらハンガーも販売されています。手洗いの場合、干してから乾くまでに3日以上かかってしまう場合もありますよ。少しでも早く乾燥させるために、洗濯ネットなどのアイテムを使ってみることをオススメします。

洗濯できない枕のケア方法

素材と洗濯マークから洗えない枕だということが分かったら、天日干しや影干しなどをして、まずは枕から湿気を取り除くようにしましょう。沢山の種類、香りの除菌スプレーが出ていますから、お気に入りの物を干す前に「シュッシュッ!」としておくと、干した後がとても気持ち良いですよ。干した後に、掃除機で枕を吸うことで、ダニやホコリをある程度は取り除くことができます。干してパンパンになった枕は、ついパンパン叩きたくなりますが、ホコリが舞ってしまうので掃除機のほうがオススメです。

枕って洗濯しなかったり、天日干ししなかったらどうなるのかな?

枕を洗濯や天日干しをしないで放っておくと、チリダニや、フケの原因菌となるカビが増えてしまいます。抜け毛や頭皮のかゆみを引き起こす原因にもなりますので、枕の手入れは定期的に行うようにしましょう。

もしあなたの枕がダニやカビの巣窟になっていたらどうしますか?その枕に毎日頭や顔をつけ、ダニやカビの大好物であるフケや湿気を運んでいるのです。考えただけでも恐ろしいですよね。

衣類に例えると分かりやすいかもしれません。あなたは毎日同じ下着を洗濯せずに履き続けることができますか?夜だけだからといって、肌に直接触れる下着を何年もそのままにしておくことは絶対にできませんよね。
枕も同じです。衛生面を考えて、できるだけ頻繁に洗濯や天日干しをするようにしましょう。

枕を洗う目安や頻度となる時期はどのくらい?

夏と冬ならば、夏の方がこまめに洗うようにするのが良いです。寝汗をかきやすいので、枕の匂いが気になったら洗ったり干したりしましょう。枕カバーならば交換もしやすいので、他の衣類と同じように1,2日に1回は洗濯してあげると衛生面もバッチリです。

洗うときには天候も考える必要があります。天日干しできる枕ならば、晴れの日が続く日を狙わないと、何日も枕が乾かないままになってしまいますよ

自分用の枕を2つ用意しておいて、「干している間は違う枕を使う」という方法もオススメです。洗えない枕を使っている人も、2つの枕を1日おきにローテーションして使うと、1日使わないことで寝汗をしっかり乾燥させることができ、清潔に長くお気に入りの枕を使うことが出来ますよ。

見逃しがちな枕のケアこそ重要!

毎日頭と顔をつける枕だからこそ、衛生面にも気を使いたいですよね。枕カバーなら、頻繁に洗っているという方も、枕本体にまでは目が行き届いていないものです。しかし放っておくとチリダニやカビの原因を作りかねませんし、人によってはハウスダストによるアレルギーを引き起こすことにもなります。だからといって、洗濯方法を確認せずに洗濯すると、枕の素材を傷つけていることもあるかもしれません。正しい洗濯方法を知って、こまめなケアを行い快適な環境で寝られるようにしましょう!

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。