お湯が出ない時の対処法！知っておきたい確認方法
今や、蛇口をひねるとお湯が出る事が当たり前になりました。しかし、突然お湯が出なくなってしまったらどうしますか。特に真冬にお湯が出なくなってしまったら、とっても焦りますよね。早く業者さんに連絡しなくちゃ!と慌ててしまう人も多いと思います。
でも、業者さんを呼ぶ前に確認してほしい事があります。お湯が出なくなっても自分であっという間に解決できる事もあるんです。お湯が出なくて焦ってしまう気持ちも分かりますが、一旦落ち着いて、原因をひとつひとつ確認していきましょう。意外とあっさり直るかもしれませんよ。
お湯が出ない時に確認すること
お湯が出なくなってしまう原因はひとつではありません。色々な原因が考えられるのですが、まずは一体何が悪いのか知る必要があります。では、何を確認すれば原因にたどりつけるのでしょうか。お湯が出なくなってしまった時にチェックしてほしい項目を4つ記載しますので、参考にしてみてください。
1.お湯は出ないけど水は出るのか
まずは水が出るのか確認する事から始めましょう。もし、お湯は出ないけど水は出るという場合は、水からお湯にする過程に問題があります。給湯器や蛇口の温度を変える部分などが怪しいですね。意外と給湯器の電源が入っていなかったり、温度設定が低いままになっていたりと、ケアレスミスの場合もあるので、気を付けましょう。
2.他の蛇口もお湯が出ないのか
次に、他の蛇口もお湯が出ないのか確認してみましょう。キッチンやお風呂、シャワー、洗面所などを確認しましょう。全部の箇所でお湯が使えない場合は、給湯器に問題がある可能性が高いです。特定の場所だけお湯が出ない場合は、その特定の場所に原因がありますのでチェックしてみましょう。
3.水もお湯も出ないのか
お湯が出ないというか、そもそも水も出ないという場合は、水を供給する部分に問題があるという事です。水が出ないととっても困りますよね。水道管が詰まっていたり、寒さで凍結していたり、その地域一体で断水しているなんて事も考えられますね。
4.リモコンやガスメーターにエラーがないか
リモコンやガスメーターにエラーがないのか確認しましょう。メーカーによってはエラーコードで何が原因なのか、分かるようになっている事もあります。また、リセットすると直ったというケースもあります。慌てていると見落としがちですが、エラーになっていないか確認してみましょう。
お湯が出ない原因を探ってみましょう
いくつかチェックしていくと何となく、ここが怪しいかもというポイントが見えてきます。お湯が出なくなると、とっても慌ててしまいがちですが、何が原因なのか冷静に判断する必要があります。ひとつひとつ落ち着いて確認しましょう。きっと原因がわかるはずです。
お湯を長時間出しっぱなしにしていた
知らなかった人も多いかもしれませんが、お湯を長時間出しっぱなしにするとお湯が出なくなるんです。これは、長時間ガスが使われると、安全装置が作動して給湯が止まるようになっているからです。アパートやマンションの場合は、他の住人も含め一度に大量のガスが使われると、止まるようになっています。
水道の止水栓が閉まっている
そもそも水が出ない場合は、水道をチェックしてみましょう。水道の止水栓が閉まっていて、水が出なかっただけという事もあります。もし、閉まっている場合は開けると水が出るようになります。自分で止水栓を閉めるという事はあまりしないので、見落としがちですね。
ガス栓が閉まっている
ガス栓が閉まっていては、お湯が出るはずがありませんよね。そんなうっかりな理由でも、急にお湯が出なくなったら焦って見落としてしまう事もあります。とにかく落ち着いてガス栓を確認しましょう。また、安全装置が作動して自動的にガス栓が閉められてしる事もありますので、一度チェックしてみましょう。業者さんを呼んだあとに、ガス栓が閉まっていただけ、なんてことになったら少し恥ずかしいですよね。
そもそもガスが切れている(プロパンの場合)
プロパンガスの場合はガスが少なくなり、給湯機にガスを供給できなくなってしまっている可能性もあります。プロパンガスは毎月の使用量をもとに、どの程度のプロパンガスを供給するか決められているので、ガス切れは滅多に起こらなくなりませんが、いつもより多く使ってしまった時はなくなる事も十分考えられます。その場合はガス会社に相談しましょう。
給湯器の点火不良
ガスはきているのに、給湯器が点火しないという場合もあります。この給湯器の点火不良の原因で一番多いのは給湯器の故障です。その他にも、台風や大雨の時に給湯器が誤作動する時があります。無理に点火させようとせず、専門の業者さんに相談してみましょう。
給湯器の配管が詰まっている
給湯器の配管が詰まっている可能性もあります。古い建物で鉄管の配管を使っている所は、特にサビなどが詰まってしまう事があります。サビの程度によりますが、清掃すれば問題ない場合やほとんどの配管を新しいものに入れ替えないといけない場合があります。
蛇口が故障している
蛇口が故障している場合もお湯が出なくなってしまいます。最近の蛇口はお湯も水も一つのレバーで出るようになっていますよね。それが、壊れてしまうと水は出るけどお湯がでない、もしくは水さえ出ないという事にもなりかねません。こちらも自分で直すのは難しいので、業者さんにお願いするのがよいでしょう。
断水している
お住まいの地域が断水しているという事もあります。断水かどうか確認するには、他の蛇口から水が出るか、ご近所のみなさんの家はどうなのか、チェックしてみましょう。基本的には断水する場合は地域で連絡がくるはずなので、見逃さないように気を付けておきましょう。
停電している
停電時の対策は万全ですか。物によっては停電時もお湯が使える機種もあるようですが、基本的には停電しているときもお湯は使えなくなってしまいます。「ガス給湯器なのに?」と疑問に思われるかもしれませんが、給湯器は電気でガスに着火するシステムのものが多いので、停電している場合は使えなくなってしまうのです。ブレーカーが落ちている場合も同様ですので、ブレーカーをあげてから試してみましょう。
給水管が凍結している
寒冷地は特に給水管が凍結しないように、しっかり対策していると思います。それ以外の地域でも、冬の寒い時期には水道凍結予防の対策をしておくようにしましょう。給水管が凍結してしまっていると、そもそもお湯も水もでるはずがありませんよね。
給湯器の故障
給湯器が故障している場合、リモコンにエラーコードが出ている事がありますのでチェックしてみましょう。メーカーによってはエラーコードによって故障の原因がわかるようになっている事もありますので、説明書をみてみましょう。しかし、給湯器の故障を自力でなんとかするのは難しいですよね。そんなときは無理にいじらず、専門の業者さんに相談した方が安心かもしれませんね。
お湯が出るようになるには
原因が分かったらお湯が出るように直していきましょう。とはいえ、原因によっては、なかなか自力で直すのは難しいかもしれませんね。無理に直そうとして、色々いじってしまうと返って故障につながりかねません。そんな時は一体どうすればいいのでしょうか。
ガスメーターをリセットする
ガスメーターをリセットするとお湯が出るようになる事があります。ガスメーターをリセットぐらいなら自分でもできるかもしれないと思った人もいるかもしれませんが、一つ間違えは大きな事故になりかねません。危険なので勝手に作業する事はやめた方がいいでしょう。必ず、業者さんにやってもらうか、電話などで指南を受けながら行うようにしましょう。
業者・不動産管理会社に連絡する
お湯が出ない原因をチェックすると自分でなんとかできるものと、どうしようもないものがありますよね。自分で直すのが難しい場合は、無理をせず業者さんに連絡しましょう。賃貸の場合やアパート、マンションにお住まいの場合は、業者さんに修理してもらう前に一度、大家さんや不動産管理会社に連絡しましょう。そうすると不動産管理会社が専門の業者に連絡してくれる事が多いです。
修理代はどれくらい？
直してもらうのにどれくらい修理代がかかるのかは、主婦としてとっても気になる所ですよね。修理の程度にもよりますが、5万円以上かかるケースが多いです。結構いいお値段ですが、賃貸の場合はほとんど無償で修理してくれます。でも、使用者に責任がある場合は有償のケースもありますので注意しましょう。
もしもの時の連絡先は事前に把握しておこう
突然、お湯が出なくなってしまうと、とっても焦ってパニックになってしまう人も多いかもしれません。しかし、事前に水道や給湯機の修理業者など、もしもの時の連絡先を把握していると安心です。何事も事前に準備していると、万が一の時に落ち着いて対応できますよ。