話題の液体ミルク徹底解説!グリコと明治の違いやママたちの口コミ
毎日の育児の中で、パパやママの大きな負担となっている「ミルクの調乳」。夜中の眠い目をこすりながらお湯を沸かし、粉を計って溶かし、さらに適温まで冷ますという作業は、想像以上に体力と気力を使います。そんな日本の育児環境に革命をもたらす画期的なアイテムとして、国内初の「液体ミルク(乳児用調製液状乳)」が江崎グリコより発売され、大きな話題を呼んでいます。
先駆けとなったグリコの「アイクレオ赤ちゃんミルク」は、一部店舗での先行販売を経て、現在では全国のドラッグストアやスーパー、ベビー用品店などで手軽に購入できるようになりました。TwitterなどのSNSでも「ついに日本でも買えるようになった!」「これでお出かけが劇的に楽になる!」と喜びの声が次々と上がっています。
海外ではすでに当たり前のように普及していた液体ミルクですが、なぜここまで日本のママたちから熱烈に待ち望まれていたのでしょうか。この記事では、液体ミルクの基本的なメリットをはじめ、グリコ「アイクレオ」の詳しい特徴や気になるお値段、そして実際に赤ちゃんに飲ませてみたママたちのリアルな口コミ体験談をたっぷりとご紹介します。さらに、後を追うように発売された明治の液体ミルクとの違いについても比較していきますので、これから液体ミルクを試してみたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
液体ミルクとは?調乳の手間を省く画期的なアイテム
液体ミルクとは、すでに調乳された状態のミルクが無菌の容器にパッケージされている、乳児用の人工乳のことです。粉ミルクのようにお湯で溶かす必要がなく、常温のままパッケージを開けて哺乳瓶に注ぐだけで、すぐに赤ちゃんに飲ませることができます。短時間で超高温殺菌し、無菌状態で包装する特殊な技術で作られているため、長期間の常温保存が可能でありながら、非常に衛生的な品質を保っているのが最大の特徴です。
これまで私たちが日常的に使ってきた粉ミルクは、粉の中に潜む見えない細菌のリスクを減らすため、調乳時に必ず「70℃以上のお湯」を使用する必要がありました。しかし、育児に不慣れな人が誤ってぬるま湯で溶かしてしまったり、災害時に熱湯が確保できなかったりすると、適切で衛生的な調乳を行うことが難しくなります。そのため、WHO(世界保健機関)などの公的機関のガイドラインでも、より衛生的に授乳できる選択肢として液体ミルクの活用が推奨されています。
日本国内では長らく規格基準の法整備が整っておらず、過去の災害時(2016年や2018年など)には海外から支援物資として液体ミルクが届けられたものの、知名度の低さや言語の壁からうまく活用されずに備蓄に回ってしまうという悔しい出来事もありました。そうした背景から、ママたちによる署名活動などが実を結び、ついに政府が省令を改正。社会のニーズに応える形で、国内メーカーによる液体ミルクの製造・販売が解禁されたのです。
調乳がいらない液体ミルクは、これまで「ミルクの作り方がわからないから…」と躊躇していたパパの育児参加を後押しするだけでなく、ママの体調不良時や外出時の荷物削減、そして災害時の備えとして、これからの育児に欠かせない頼もしい味方となってくれます。
グリコの液体ミルク「アイクレオ」の嬉しい3つの特徴
国内初の液体ミルクとして大きな注目を集めたグリコの「アイクレオ 赤ちゃんミルク」。実際にどのような品質で、どのような使い勝手になっているのでしょうか。まずは、ママたちが一番気になる「準備の手軽さ」や「保存期間」「栄養面」といったアイクレオの優れた特徴について詳しく見ていきましょう。
1.お湯も湯冷ましも不要!授乳の準備はわずか10秒
海外で販売されている液体ミルクには、プラスチックのボトル入りやスチール缶入りなど様々なタイプがありますが、今回グリコから発売された「アイクレオ」は、持ち運びに便利な『紙パック入り』を採用しています。手のひらにすっぽりと収まるコンパクトなサイズ感で、マザーズバッグの隙間にポンと入れてお出かけするのに最適です。
パッケージの背面には移し替え専用のストローが付属しています。使い方は驚くほど簡単で、開封前によく振って成分を均一にしてからストローを挿し込み、消毒済みの清潔な哺乳瓶にミルクをチューッと注ぐだけ。わざわざお湯を沸かしたり、粉を計って溶かしたり、流水で冷ましたりする手間が一切かからないため、授乳の準備はわずか10秒で完了します。赤ちゃんを待たせて泣かせ続けることがなく、育児に不慣れなパパやおじいちゃん、おばあちゃんでも失敗せずにすぐにあげることができます。
液体ミルクの冷たさが気になる時は?
グリコの液体ミルクは常温(温めない状態)でそのまま美味しく飲めるように作られていますが、冬場など保管場所の温度が低く、赤ちゃんが冷たさを気にして飲まない場合は、哺乳瓶に移し替えた後にボウルに入れたお湯などで湯煎し、人肌程度(約30〜40℃)に温めてから飲ませてあげましょう。電子レンジでの直加熱は温度ムラができやすいため避けてください。
2.保存期間が長く、常温で6ヶ月の賞味期限
液体ミルクの大きな魅力の一つは、「常温のまま長期間保存ができる」という点です。グリコの「アイクレオ 赤ちゃんミルク」は、製造から『6ヶ月間(半年)』の賞味期限が設けられています。一般的な牛乳や紙パック飲料に比べると非常に長く、ローリングストック(日常的に消費しながら買い足す方法)を取り入れれば、備蓄品としても十分に機能します。
江崎グリコは、開発に際してミルクの安全性だけでなく「赤ちゃんの飲みやすさ(味)」にも徹底的にこだわりました。ミルクの風味が熱によって変化してしまうのを最小限に抑えるため、超高温短時間殺菌という手法を採用し、海外でも主流となっている紙パックでのパッケージングを選びました。この紙パックは単なる紙ではなく、内側にポリエチレンやアルミ箔が幾重にも重ねられた「6層構造」になっており、光や酸素の侵入を強力にブロックします。これにより、無菌状態のフレッシュなミルクを長期間安全に保つことができるのです。さらに、飲み終わった後はペチャンコに潰して捨てられるため、ゴミ処理が圧倒的に楽というのも紙パックならではの嬉しいポイントです。
開封後の液体ミルクは保存せずにすぐ飲ませて!
液体ミルクは非常に栄養が豊富なため、一度開封して空気に触れると急速に品質が低下します。開封後は衛生状態を保つためにすぐに赤ちゃんに飲ませ、飲み残しや使い切れなかった分は絶対に保管せずに廃棄するように注意してください。
3.国内および国際基準を満たした安心の栄養設計
「粉ミルクよりも便利だということはわかったけれど、液体になっている分、赤ちゃんに必要な栄養が不足しているのでは?」と心配するママもいるかもしれません。いくら手軽でも、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養が劣っていては本末転倒です。
しかし、その点も全く心配はいりません。乳児用人工乳には、国内の食品衛生法や消費者庁の基準はもちろん、国際的にも非常に厳格な栄養基準が定められています。グリコの液体ミルクはこれらの厳しい基準をすべてクリアしており、粉ミルクと同等のしっかりとした栄養成分が含まれています。賞味期限を守り、適切な方法で与えれば、栄養面で粉ミルクに劣るということはありませんので、安心して毎日の育児に取り入れていただけます。
気になるお値段は?粉ミルクとのコスト比較と安く買うコツ
使い勝手も栄養面も完璧な液体ミルクですが、ママたちが日常使いする上で一番のネックとなるのが「価格」です。グリコでは長年「アイクレオのバランスミルク」という高品質な粉ミルクを販売していますが、液体ミルクは粉タイプに比べるとどうしても割高になってしまいます。
「アイクレオ 赤ちゃんミルク」のメーカー希望小売価格は、1パック(125ml)で200円(税別)です。一方、同じアイクレオのスティックタイプの粉ミルクはドラッグストア等で1本あたり50〜60円程度で販売されているため、液体ミルクは粉ミルクの約3〜4倍のコストがかかる計算になります。この価格差はグリコに限ったことではなく、イタリアやイギリスなどの海外市場でも、液体ミルクは粉ミルクの2〜3倍の値段で販売されているのが一般的です。
ただし、これまで国内に液体ミルクがなかった時代に、輸入雑貨店などで海外製の液体ミルクボトルを購入していたママたちにとっては、1本あたり600〜700円も支払っていたため、グリコの1本200円という価格は「輸入品に比べてかなり割安で手に入りやすくなった!」と大歓迎されています。
毎日何本も飲む時期にすべてを液体ミルクで代用するのは家計への負担が大きいため、「基本は粉ミルクで、お出かけの時だけ液体ミルクを使う」「ママが美容室に行っている間、パパにお留守番をお願いする時だけ使う」といった賢い使い分けをおすすめします。赤ちゃんの防災グッズとして備蓄しておく分としても、手の届きやすい価格になったのは非常にありがたい進化です。
アイクレオ 赤ちゃんミルク12本入り(まとめ買いがお得)
メーカー:江崎グリコ株式会社
グリコの公式通販サイトなどでは、液体ミルク1箱(12本入り)からの販売が行われています。継続して備蓄・消費を考えているご家庭には、36本が定期的に届く定期コースなどを利用すると、スーパーなどでバラで買うよりも1本あたりの単価がお得になるケースが多いです。かさばって重たいミルクを玄関先まで送料無料で届けてもらえるため、買い出しが負担になっている産後のママにはネットでのまとめ買いが強く推奨されます。
https://www.glico-direct.jp
自治体も注目!無料配布や備蓄への取り組みがスタート
液体ミルクの国内解禁を受け、その利便性と災害時における有用性にいち早く目をつけたのが全国の自治体です。東京都文京区では、これまでも災害時に備えて粉ミルクや紙おむつの備蓄を行ってきましたが、いち早く乳児用液体ミルクの備蓄を開始し、さらに広く区民に知ってもらうために母親への無料配布や啓発イベントを実施しました。
また、日本栄養士会も、過去の災害で「見慣れない液体ミルクだから」という理由で警戒され、うまく活用されなかった教訓を活かし、日常的に液体ミルクが認知・普及するように啓発用のハンドブックを作成して配布しています。液体ミルクの存在が社会全体に広く認知されることで、「父親の育児参加へのハードルが下がる」「外出先での授乳がよりオープンに受け入れられる」といった前向きな変化が期待されており、国を挙げての普及活動が進められています。
液体ミルク販売へのSNSの反応は?喜びの声と今後の課題
待ちに待った国内での液体ミルク販売スタート。ニュースで報じられると同時に、Twitter(現X)などのSNSではまたたく間にトレンド入りし、大きな話題となりました。かつて、お茶が急須で淹れるものからペットボトルで買うものへと変化した時に賛否両論があったように、育児の常識を覆す液体ミルクに対しても、様々な意見が飛び交っています。
「液体ミルクおめでとう!すごく助かる!」という喜びの声
圧倒的多数を占めたのは、やはり当事者であるママたちの喜びと安堵の声です。これまで、魔法瓶のお湯、湯冷ましの水、粉ミルクのケース、哺乳瓶…と、マザーズバッグの中身がパンパンで肩がちぎれそうになっていたママからは、「荷物が劇的に減ってスッキリした!」「これでお出かけが怖くなくなった!」という歓喜のツイートが殺到しました。深夜の授乳に疲れ切っていたパパ・ママにとっても、まさに救世主の登場として大歓迎されています。
「実情をもっと知ってほしい」という課題を指摘する声も
一方で、世の中に新しい物が登場する時には必ずと言っていいほど上がる反対意見や不満の声もありました。例えば、一部の心無い人から「液体ミルクを使うなんて、母親が手抜きをして楽をしようとしている」といった時代錯誤な指摘を受け、傷ついたという体験談もSNSに投稿されています。また、価格の高さや、紙パックのストロー移し替えという仕様に対してもっと工夫してほしいという改善要望も上がっています。メーカーには今後、社会の「液体ミルク=手抜きではなく、安全で合理的な選択肢」という認識を広めていくためのさらなる啓発活動が求められています。
アイクレオを実際に使ってみた!ママたちのリアルな口コミ体験談
ここからは、日本初の液体ミルクであるグリコ「アイクレオ赤ちゃんミルク」を実際に購入し、自分の赤ちゃんに飲ませてみた先輩ママたちのリアルな口コミ体験談をご紹介します。「常温で本当に飲んでくれるの?」「パパの反応はどうだった?」といった生の声を見ていきましょう。
外出先で急遽購入も、グビグビ飲んでいました
8ヶ月の息子を連れて実家に帰省する途中、アクシデントでいつもの粉ミルクをぶちまけてしまいました。お腹を空かせた息子は大泣きしているし、急がなきゃと焦って駆け込んだドラッグストアで、ベビーコーナーの目立つ棚にこの液体ミルクを発見。「新生児から飲める」と書いてあったので、夫婦の意見も一致して急遽購入することにしました。粉ミルクでもメーカーによって好みが分かれる息子ですが、哺乳瓶にうつすと奪い取るようにグビグビ飲んでいてびっくり!とても美味しかったようです。お値段はそこそこですが、こうした緊急時や非常持ち出し袋に常備しておけるのはかなり助かります!!
赤ちゃんも嫌がることなく飲んでくれました
ショッピングモールで私の母親が見つけて買ってきてくれました。今まで買い置きしていたことはなく初めての挑戦でしたが、夫婦共に「便利そう!」と大賛成でした。実際に赤ちゃんに飲ませてみると、いつもの温かい粉ミルクと同じようにゴクゴクと飲んでくれました。お湯を沸かさずにすぐ飲ませることができるので本当に便利だと思いますが、日常使いするにはやはり値段が高いという印象を持ちました。
常温で飲むのかな?という不安がありましたが…
都内のドラッグストアを何件か回ってやっと買えました。かなり人気の商品みたいですね。我が家には上から小2、年長、生後二ヶ月の子どもがおり、上の子の面倒を見ながらの授乳は本当に大変です。夫は帰ってきても家事育児はノータッチで、液体ミルクについても最初は「調乳の何が面倒なんだ?母親の怠慢だろ」と言わんばかりの態度でしたが、私の負担が減るならと購入をOKしてくれました。実際に常温であげてみると、初めはいぶかしげな顔をしていましたが、すぐに慣れて普通に飲んでくれましたよ。価格を考えると常用は難しいですが、自動販売機などで売られるようになると外出先でさらに便利だと思います。
とにかく便利です!楽をお金で買ったと思っています
近所の薬局で購入しました。今回グリコの液体ミルクを与えてみたら、深夜や外出時の手間がとにかく楽で感動しました。赤ちゃんも粉ミルクとの違いを気にする様子はなく、しっかりと飲んでくれます。値段は少し高いですけど、その分「自分の時間と手間(楽)をお金で買った」と割り切っています。使い捨ての哺乳瓶などと一緒に備蓄しておけば災害時にも絶対に活躍しそうなので、これからも積極的に使っていきたいです。
親に預ける時に非常に便利
ドラッグストアで売っているのを母が発見し、「親が見ている時にパッと飲ませられるから」と購入してくれました。普段は母乳育児優先ですが、どうしても親に預けて外出しなければならない時には、調乳の説明をしなくて済むので本当に便利だなと感じています。その時のために常に2本だけ買い置きしています。赤ちゃんも拒絶する事なく飲んでくれましたが、もう少し安くて賞味期限が長くなればもっと嬉しいですね。
ゴクゴクと音を立てて飲んでくれた!
ニュースを見て夫婦ともに興味を持ち、私が買いに行きました。娘が常温のミルクをちゃんと飲んでくれるか心配でしたが、実際あげてみたらゴクゴクと音をたてて飲むほど気に入った様子でした。毎回飲ませるのはコストがかかるので厳しいですが、外出時に荷物を減らしてそのまま飲ませられるのは、親の精神的なハードルを下げてくれる非常にありがたい商品だと思いました。
こんなミルクをずっと心待ちにしていた!
ネット通販で箱買いしました。主人も「これなら俺でもすぐにあげられる!」と購入に大賛成してくれました。赤ちゃんに飲ませてみたところ、普段と変わらずゴクゴク飲んでくれました。「お湯を沸かす、粉を正確に計る、適温まで冷ます」という手間が一切なくなるのは、値段以上の圧倒的なメリットだと感じています。今後はもっと競争が起きて、経済的で使いやすい商品が増えることを願っています。
非常用・お出かけ用なら大活躍しそう
友人からプレゼントしてもらいました。常温ですぐに飲ませられるのは画期的です。赤ちゃんも最初の数口は温度の違いに戸惑っていましたが、味に慣れたのか後半はいつも通りペロリと飲んでくれました。ただ、毎日何本も消費するには値段が高いので、我が家では「災害時の保存用&特別なお出かけ用」として定着しそうです。
圧倒的な時短になりました
子ども用品店で購入してきました。通常の粉ミルクを作って流水で冷やすというあの5分〜10分の時間がゼロになるため、圧倒的な時短になりました。泣いている子供を待たせずにすぐあげられるのは精神衛生上とても良いです。子供も美味しそうに飲んでいましたが、やはりランニングコストが気になるので、価格がもう少し安くなれば最高です。
子供も美味しそうにニコニコ!
話題になっていたのでネットですぐに購入。粉ミルクに比べて溶かす手間がなく、外出先の車内やベンチなどでもサッと飲ませることができて本当に助かりました。子供もニコニコと満足そうでした。今後は、海外のように最初からアタッチメントが付けられるボトルタイプなどが発売されると、哺乳瓶の移し替えの手間すらなくなってさらに手軽に使えるなと期待しています。
明治も液体ミルクを発売!グリコとの違いや比較ポイント
グリコに続いて、2019年4月下旬には国内の粉ミルク市場で大きなシェアを持つ「株式会社 明治」からも乳児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」が全国で発売されました。これにより、消費者は用途や好みに合わせて2つのメーカーから商品を選べるようになりました。それぞれの特徴と違いを比較してみましょう。
明治の液体ミルクは「スチール缶入り」!頑丈で注ぎやすい
グリコが紙パックを採用したのに対し、明治の液体ミルクは頑丈な「スチール缶」を採用しています。缶飲料のようにプルタブを開けてそのまま哺乳瓶にトクトクと注ぐだけなので、ストローを挿し込む手間がなく、移し替えやすいのが大きなメリットです。また、スチール缶は外からの衝撃に強いため、防災リュックの中に無造作に詰め込んでも潰れて漏れる心配が少ないという安心感があります。
ただし、紙パックに比べると本体の重量が重く、外出時に何本も持ち歩くとかさばってしまいます。また、飲み終わった後の空き缶を潰すことができないため、外出先でのゴミ処理がやや面倒だという声もあります。手軽さ重視ならグリコの紙パック、頑丈さと長期保存重視なら明治のスチール缶と、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
明治とグリコ、どちらが安い?月齢によってお得度が変わる
価格を比較してみましょう。明治の液体ミルクは1缶で215円(税別)です。一見すると、1パック200円(税別)のグリコの方が安く感じますが、注目すべきは「内容量」です。グリコが1パック『125ml』入りなのに対し、明治は1缶でたっぷり『240ml』入っています。
1回の授乳に必要なミルクの目安量は、新生児〜生後1ヶ月頃が80〜120ml、生後1ヶ月〜3ヶ月頃が120〜160mlと徐々に増えていきます。つまり、飲む量が少ない生後1ヶ月頃までは、125mlのグリコを開けるのがロスが少なくお得です。しかし、生後2〜3ヶ月を過ぎて1回に160ml以上飲むようになると、グリコでは1パックでは足りず2パック開ける必要が出てくるため、大容量の明治の缶を1本開ける方が圧倒的にコストパフォーマンスが良くなります。
ただし、月齢でお得度が変わるとはいえ、ミルクには赤ちゃんの味の好みやメーカーごとの相性があります。いくらお得だからといって、必ずしも赤ちゃんがゴクゴク飲んでくれるとは限りません。初めのうちは箱で買いだめするのを控え、スーパーなどでバラ買いをして、赤ちゃんがどちらの味を好むかしっかりと様子を見てから備蓄用の購入を決めるのが賢い方法です。
明治は備蓄重視!賞味期限が「1年間」で管理が楽
明治の液体ミルクが持つ最大の強みは、なんといっても「賞味期限が1年間(12ヶ月)」と非常に長いことです。グリコの半年(6ヶ月)に比べて倍の期間保存できるため、防災備蓄品としての適性が極めて高いと言えます。
赤ちゃんが生まれてすぐに明治の液体ミルクを数箱備蓄しておけば、1歳の卒乳・離乳食完了期を迎えるまで、賞味期限切れを気にして頻繁に買い替えたり、無理に消費したりする手間がほとんどかかりません。備蓄品の管理を少しでも楽にしたい方には、明治のスチール缶タイプが強く推奨されます。
成分は粉ミルク「ほほえみ」と同じ!誰でも安心して使える工夫
「液体だと粉ミルクよりも栄養が劣るのでは?」という心配も無用です。明治の液体ミルクの栄養成分は、長年多くのママに支持されてきた主力商品である粉ミルク「明治ほほえみ」と全く同等の基本設計で作られています。赤ちゃんの成長に必要な栄養がしっかりと計算されているため、粉ミルクからの切り替えもスムーズに行えます。
また、明治の缶の正面には「そのまま飲める」「温め不要」といった使い方や注意点が非常に大きく、誰が見ても一目でわかるように記載されています。これは、液体ミルクの知識がないおじいちゃんおばあちゃんや、災害時にボランティアとして支援に入った方でも、迷わずに赤ちゃんに安全なミルクを与えられるようにするための企業側の素晴らしい配慮です。
使い捨て哺乳瓶とセットで備蓄!お出かけや災害時をより快適に
液体ミルクを用意したからといって安心してはいけません。液体ミルクを注ぐための「清潔な哺乳瓶」がなければ、赤ちゃんに安全にミルクを届けることはできないからです。停電や断水が発生し、普段のように水道水と洗剤で哺乳瓶を洗い、電子レンジで消毒することができなくなった状況を想像してみてください。そんな時に液体ミルクとセットで威力を発揮するのが、「使い捨ての哺乳瓶」です。
Steri-bottle(ステリボトル)消毒不要使い捨て哺乳瓶
メーカー:Clovis Baby(クロビスベビー)
イギリス生まれの「ステリボトル」は、パッケージを開封してそのまま洗わずにすぐ使える、1回使い切りタイプの哺乳瓶です。生後0ヶ月の新生児から使用でき、5個入りですが1つずつ重ねてコンパクトに包装されているため、消毒ができない災害時や、海外旅行の機内、高速道路の渋滞中など、あらゆる緊急シーンで清潔な状態を保ったまま使用できます。
素材は安全なポリプロピレン等で作られており、乳首をボトルに一度セットするとカチッとロックされて外れなくなり、再利用ができない安全設計が施されています。液体ミルクの備蓄を検討する際は、こうした使い捨て哺乳瓶も一緒に数セット購入して防災リュックに入れておくと、いざという時の安心感が格段に跳ね上がります。
https://www.amazon.co.jp
ちなみに、国内メーカーのグリコでも、液体ミルクのさらなる利便性向上のために、専用の使い捨て哺乳瓶やアタッチメントの併売について継続的に研究・検討を進めています。利益を度外視してでも、災害時の赤ちゃんに寄り添い、少しでも快適な育児環境を提供しようと開発努力を続けてくれる企業姿勢は、子育て世代にとって非常に心強いものです。
液体ミルクに関するよくある質問(FAQ)
Q. 液体ミルクは温めずに常温のまま飲ませていいのですか?
はい、液体ミルクは常温のまま開封してすぐに飲ませられるように設計されています。母乳や調乳したての粉ミルクの温かさに慣れている赤ちゃんは、最初のうちは常温のミルクに戸惑うかもしれませんが、数回試すうちに慣れてゴクゴク飲んでくれるようになることがほとんどです。もしどうしても冷たさを嫌がる場合は、哺乳瓶に移し替えた後に湯煎にかけて人肌に温めてあげてください。
Q. 飲み残した液体ミルクは取っておけますか?
一度開封し、赤ちゃんが口をつけたミルクは、唾液を介して見えない汚れが入り込むため、急速に品質が低下します。常温保存が可能とはいえ、それは「未開封」の場合に限ります。もったいなくても、飲み残した液体ミルクは絶対に保存せず、その都度必ず廃棄するようにしてください。
まとめ
日本中のママとパパが待ち望んだ液体ミルクの解禁。グリコの「アイクレオ」や明治の「ほほえみ らくらくミルク」が登場したことで、深夜の辛い調乳作業から解放され、外出時の荷物が減り、そして何より災害時への備えが飛躍的に強化されました。「お湯で粉を溶かす」というこれまでの常識が変わり、パパやおじいちゃんおばあちゃんなど、家族みんなで手軽に授乳をシェアできるようになったのは、社会全体にとっても素晴らしい前進です。
価格の面から毎回液体ミルクを使うのは難しいかもしれませんが、「夜の1回だけはこれに頼る」「週末のお出かけのご褒美として使う」といったマイルールを決めれば、心と体のゆとりを生み出すことができます。まだ試したことがない方は、まずはスーパーや薬局で1本手に取り、その圧倒的な便利さを体験してみてくださいね。

