赤ちゃんが喜ぶペットボトルおもちゃの作り方~手作り工作7選
初めての赤ちゃんを子育て中、多くのママやパパは可愛くてつい色々なおもちゃを買い与えてしまいますが、赤ちゃんは何を与えても少し遊んだらすぐに飽きてしまいますので、ペットボトルでおもちゃを作って無駄遣いを防ぐのがおすすめです。
今回は家にある材料で簡単に作れる赤ちゃん用ペットボトルおもちゃの作り方、乳児が喜ぶおもちゃ作りのコツ、事故への配慮についてご紹介しますので、赤ちゃんの成長にピッタリ合う安全なおもちゃを手作りしてあげましょう。工作はママがリーズナブルに自分時間を楽しめる気分転換にも、愛情を込めて子育てした良い思い出にもなりますよ♪
赤ちゃん用ペットボトルおもちゃの工作7
普段ゴミとして捨てているペットボトルに少し手を加えるだけで、色々な赤ちゃん用のペットボトルおもちゃを作ることができます。ただし、ペットボトルを再利用する時はきれいに洗ってしっかり乾燥させてからにしましょう。
1寝ながら遊べる!ガラガラ
寝ている赤ちゃんが音のする方に首を向けて反応する生後3ヶ月頃になったら、ペットボトルでガラガラを作ってパパやママが見せたり音を聞かせたりして遊んであげましょう。ペットボトルの中に家にある色々な材料を入れるだけで楽しいおもちゃが完成しますよ。
ガラガラの中に入れるものをハッキリとした色合いのものにすると赤ちゃんの目に認識しやすくなるため、視覚に訴えることができて喜んでくれます。
ガラガラの材料
- ペットボトル 1本(500ml以下のもの)
- ボタンやビーズなど
- ビニールテープ
-
ペットボトルの中にボタンやビーズなどを入れる -
フタをしっかりと閉める -
ビニールテープでフタと本体の部分をしっかりと固定する
2乳児が座って遊べる!ボウリング
お座りが出来るようになると赤ちゃんが座りながら遊ぶようになり遊びの幅が広がりますので、ペットボトルでボウリングのおもちゃを作ってあげると喜びますよ。赤ちゃんにはまだ上手に投げられませんので手を添えるなどしてパパやママが一緒に遊んであげましょうね。
自宅に赤ちゃん用のおもちゃのボールがない場合は新聞紙を丸めてあげると簡単に完成しますが、その際は新聞紙のボールを赤ちゃんが舐めないように注意しましょう。幼児期になっても楽しめるおもちゃです。
赤ちゃん用ペットボトルボウリングの材料
- ペットボトル6本(本数・大きさはお好みで)
- ビニールテープやシールなど
- 新聞紙
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ペットボトルにビニールテープやシールで模様をつける(フタを付ける場合は開かないようにしっかりと閉める) -
赤ちゃん用のボールがない場合は、新聞紙を丸めてビニールテープでグルグル巻きにする -
奥から3本・2本・1本の順に並べる
3お風呂で!手作りじょうろ
お風呂におもちゃがあると毎日のお風呂タイムがより楽しいものになります。ペットボトルで作るじょうろは、お風呂嫌いに赤ちゃんに試してもらいたいおもちゃの一つ。大きくなったらお風呂だけでなくプール遊びや水遊びにも大活躍しますよ。
じょうろの材料
- ペットボトル 1本(大きさはお好みで)
- ビニールテープ
- はさみ
- 油性マジック
- キリなど穴を空けるもの
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ペットボトルを適当なところで切る -
切り口をビニールテープで覆う -
ペットボトルの横に紐を通す穴を2カ所、底に数カ所キリなどで穴を空ける -
油性マジックで模様をつける - 紐をペットボトルの横穴に通して水を入れても外れないようにしっかり結ぶ
4ペットボトルのふたで!音が鳴る積み木
ペットボトルのフタが沢山溜まったら牛乳パックに入れて赤ちゃんのおもちゃを作ってみましょう。ガラガラのように振って遊ぶだけでなく、沢山作って積み木のように自由に積んで遊ばせても楽しいですよ。牛乳パックではなく色々な形の空き箱に入れても赤ちゃんが楽しめるおもちゃです。
音が鳴る積み木の材料
- ペットボトルのフタ あるだけ
- 牛乳パック あるだけ
- 幅広の透明テープ
-
キレイに洗った牛乳パックの中にペットボトルのフタを入れる -
2つの牛乳パックの口同士を合わせて幅広のテープでとめる
5水を入れてキラキラ!スノードーム
水を入れたペットボトルの中でゆらゆらと何かが動く様子は赤ちゃんの好奇心を刺激します。古くなると水が濁ってきますので、定期的に新しくしましょう。大人が見ていてもとっても癒されますよ。
キラキラドームの材料
- 小さめのペットボトル1本
- ビニールやプラスチックの袋(キラキラしたものやカラフルなもの、お好みでビーズなど)
- 水
- ビニールテープ
-
ビニールやプラスチック袋を適当な大きさに切り、ペットボトルに入れる -
湯を沸かして冷めたらペットボトル7分目まで注ぐ - しっかりとフタを閉めてからビニールテープで固定する
6米を入れて!ペットボトルのマラカス
マラカスの材料
- フタを外した小さめのペットボトル2本
- 米
- 幅広サイズのテープや布テープ
- ビニールテープ
-
片方のペットボトルの中に米を入れる -
2つのペットボトルを幅広テープでしっかりとつなぎ合わせる -
ビニールテープで表面を飾る
7想像力が膨らむ!ペットボトル積み木
形の違うペットボトルを色々な大きさに切って積み木にしてみましょう。積み木遊びは赤ちゃんの手先の発達や創造力の発達を促してくれますよ。木の積み木は投げたりすると危険ですが、ペットボトル積み木なら軽いので安全ですね。
ペットボトル積み木の材料
- 色々な大きさのペットボトル 適量(フタは不要)
- ビニールテープ
- ハサミ
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ペットボトルをハサミで色々な高さに切る -
切り口をビニールテープで覆う
赤ちゃんを喜ばせるおもちゃ工作のコツ4
赤ちゃんに手作りおもちゃを工作する時は、赤ちゃん目線で考えて作ってあげましょう。安全が第一ですが、赤ちゃんの発達に合ったおもちゃになるように「今こんなことができるから、これなら楽しめるかな?」「遊びやすいかな?」と考えてあげると喜んでくれるものが作れますよ。
- 握りやすさや持ちやすさに配慮する
- 赤ちゃんの視覚に訴えるようなカラフルな色を使う
- 赤ちゃんが好きなキャラクターや動物のイラストをつける
- 聴覚・視覚・触感を刺激する玩具になるように、色だけでなく動き・音・触り心地を楽しめる工夫をする
安全なペットボトルおもちゃで事故を防ごう!
赤ちゃん用のペットボトルおもちゃを作ったりと遊んだりする時は安全への配慮が必要です。次の点に注意して赤ちゃんのペットボトルおもちゃでの事故を防ぎ、安全に遊ばせてあげましょう。
ビニールテープへの注意
厚生労働相では赤ちゃんがおもちゃを舐める点を考慮して「原材料にフタル酸ジイソノニルを使用しているポリ塩化ビニル(ビニールテープの原材料)をおもちゃに使用してはならない」(注1)と定めていますが、ネット上では様々な種類のビニールテープを使用したペットボトルおもちゃの作り方が紹介され、ビニールテープへの配慮には触れられていないことが多いです。
ビニールテープはどれがフタル酸ジイソノニルを使用しているものか分かりにくく、ママによっても気になる人とそうでない人がいますが、次のような配慮を行うことをおすすめします。
- 赤ちゃん用のペットボトルおもちゃ作りには、フタル酸ジイソノニルを使用していないビニールテープを使用する
- ママやパパが遊んであげるものとは別に、赤ちゃんが舐めても安全なものを用意して使い分ける
ペットボトルおもちゃを作る時の注意
赤ちゃんは手当たり次第なんでも口に入れてしまいますので、ペットボトルでおもちゃを手作りする際はビニールテープ以外にも赤ちゃんにとって危険な要素が無いかよく考えましょう。
- ペットボトルの切り口をアイロンで丸めたりビニールテープで覆ったりして、手を切らないようにする
- ペットボトルキャップは不要な場合は外し、つける時はビニールテープなどでしっかりと固定して誤飲を防止する
- ペットボトルのラベルフィルムを外し、口に入れて窒息するのを防ぐ
- ペットボトルの中に小さなものを入れる時はフタを固くしめ、テープなどでしっかりと固定する
- おもちゃ作りに使うハサミ、ビーズなどの小さなパーツは赤ちゃんの手の届かないところに置く
- きれいな水をつかう(一度沸騰させて雑菌の繁殖を予防する)
ペットボトルおもちゃで遊ばせる時の注意
赤ちゃんをペットボトルおもちゃで遊ばせる時は側にいる大人が注意して様子を見ることがとても大切。ちょっとした隙にビニールテープをはがして口に入れるなどの思わぬ危険な事態に見舞われる恐れもあります。ヒヤッとしたりハッとしたりして多くのママが様々なシーンで後悔するヒヤリハット体験は、赤ちゃんのペットボトルおもちゃで起こることもありますので気をつけましょう。
トイレタイムに油断して
うちのパパはとても器用な人で、娘が赤ちゃんの時にペットボトルでおもちゃを沢山作ってくれました。赤ちゃんはどんなおもちゃでもすぐ飽きるので、お金をかけずに子供を喜ばせることができるペットボトルおもちゃに助かっていたのですが、娘が生後10ヶ月の時パパに娘を見てもらって食器洗いをしていると、娘が突然ギャン泣きしたんです。
驚いてすぐ娘のいる部屋に行くと、なんと娘がペットボトルの水でビチョビチョになっていたんです。周囲が水浸しになっただけでなくペットボトルおもちゃの中にビーズが入っていたので、誤飲したのではないかと慌てて病院に連れて行きました。
娘は無事でしたが、パパになぜ側を離れたのか聞いたところ「トイレに行く間くらい大丈夫だと思った」と言われて本気で腹が立ちました。やっぱりペットボトルおもちゃは安全テストなどをした市販のおもちゃとは違うので側で見ていないと危ないです。
動画撮影には注意が必要
初孫である息子が生まれて実家の両親は大喜びして赤ちゃん用のおもちゃもたくさん買ってくれましたが、息子は飽きっぽくてすぐに遊ばなくなり、私も息子と遊ぶのにすぐ飽きてしまうので、夜息子が寝てからペットボトルでおもちゃを作って日中遊ぶようになりました。
できるだけ息子が気に入るようにシールを貼ったり色水やキラキラする折り紙を入れたりしていましたが、ある日息子がペットボトルに貼ったシールをはがして口に入れてしまったのです。
その時私は息子の動画を撮ろうとスマホをいじっていたのですが、息子が異常な泣き方をして一瞬何が起こったのか分からずパニックになりました。でも、何故かシールが取れかけていたことにピンときてすぐに口の中を見ると、シールが口の中に入っていたので慌てて手を入れて取りましたが、息子は暫く泣き続けていました。今思い出してもゾッとします。
国民生活センターも0~12歳までの子供のおもちゃによる事故のうち83%が0~5歳までの未就学児であったという情報とともにおもちゃの誤飲、切り傷、眼の障害などの事故への注意を呼び掛けています。(注2)
赤ちゃんは大人が「まさか」と思うことをするため、既製品のおもちゃですら事故やヒヤリハットが起こっています。そのため、赤ちゃんをペットボトルおもちゃで遊ばせる時だけでなく、遊び終わった後や誰かに預ける時にもペットボトルおもちゃによる事故を防ぐための注意を忘れないことが大切です。
- 赤ちゃんがペットボトルおもちゃで遊んでいる時は、赤ちゃんの様子から目を離さない
- 定期的におもちゃが壊れていないかチェックする
- 遊んでいない時や大人が側で見守れない時は、赤ちゃんの手が届かない場所にペットボトルおもちゃを片づける