赤ちゃんが喜ぶ身近な音とは?先輩ママが発見したサウンド体験談
育児中、赤ちゃんが喜ぶ音をはじめとする「乳児が反応する音」を沢山知っていると、毎日がグッと楽になります。喜ぶ音を聞いて泣き止んでくれればママはもちろん助かりますし、兄姉とのコニュニケーションに役立てたり、笑顔を増やしてあげたりとメリットがたくさん。
こちらでは、赤ちゃんが喜んだり泣き止んだりする定番の音だけでなく、先輩ママが発見した「赤ちゃんが喜ぶ音」についての体験談などをご紹介していきます。
赤ちゃんは喜んでいる?定番の泣き止む音
赤ちゃんに聞かせると泣き止む効果があると言われている定番の音。喜ぶというよりは、胎内で聞いていたママの心臓音に似ているから安心して泣き止むという音もあれば、赤ちゃんの聴力で捉えやすい周波数のため喜びやすい音、一瞬びっくりして泣き止むだけの音など色々あります。
- 時計の音
- 雨音や水の音
- テレビの砂嵐の音
- ドライヤーや掃除機の音
- ビニール袋の音
- タケモトピアノのCM
- ロッテCMのカフカの動画
掃除機の音
「掃除機の音が胎内音に似ているため、赤ちゃんが落ち着く」と雑誌で見ました。娘は生後2,3か月くらいの時寝つきがよくなく、抱っこで寝かせようとするといつも泣いてなかなか寝てくれませんでした。掃除機の音を聞かせるとよいという情報には半信半疑でしたが、泣き止むかもしれないならなんでも試してみようと思いました。
その夜も案の定、眠くなると泣き出し、抱っこで揺らしても泣き止まないため、用意しておいた掃除機のスイッチを入れてみました。始めは泣き声と掃除機の音でうるささが倍増しましたが、数分で泣き止み、落ち着いたので驚きました。
掃除機のスイッチをすぐに切るとまた泣くので、落ち着いて寝るまではうるさくても掃除機音を聞かせました。夜ぐっすり寝るようになる生後6か月くらいまでは掃除機音は好きだったと思います。
寝付くまでが早くなったのでしばらく利用して役に立っていましたが、生後6か月以降くらいからはあまり掃除機音の効果が感じられなくなりました。
掃除機音の代わりに効果があったのが、抱っこしてスクワットです。赤ちゃんは横に揺するよりも、縦の動きが好きだと産院の助産師さんに聞きました。スクワットの上下運動は効果てき面で、育児での運動不足解消や産後のダイエットにも役に立ちました。
赤ちゃんが泣きやまないと、いつまでこの状態が続くのかと不安になりましたが、すぐに大きくなります。短い赤ちゃん時代を楽しみましょう。
ドライヤー音
私の子供は本当によく泣く子で、友人に相談するとドライヤーの音で赤ちゃんが泣き止むとアドバイスを受けたので試してみると、バッチリ効果がありました。
子供は当時3ヶ月で1歳くらいまでドライヤーの音が好きでした。子供が大泣きしていている時にドライヤー音を聞かせると、一瞬ピタッと泣き止むので育児に利用してかなり役立っていました。
泣いている赤ちゃんを泣き止ませるには外に出て環境を変えてあげたり、車で少しの間ドライブしてみたりするのも良いと思います。
赤ちゃんは泣くことが仕事なので無理に泣き止ませようとせず、泣いている理由を考えながら上手く赤ちゃんと付き合っていくのが良いと思います。周りの人達にも協力してもらいながら子育てができれば気持ちも少し楽になると思います。
赤ちゃんが喜ぶ音は基本的に高い周波数。なぜなら聞き取りやすいからです。ママやパパも赤ちゃんの前では自然に声が高くなっているでしょう。
ただし、どの程度赤ちゃんが喜ぶかは、やはり赤ちゃんによって個人差があります。同じ赤ちゃんでも月齢によって効果がないことがあるため、ママはより多くの赤ちゃんが喜ぶ音を知っておくと役立ちます。
赤ちゃんが喜ぶ音で泣く赤ちゃん
赤ちゃんによってはドライヤーや掃除機など定番の音で喜ぶどころか、逆に泣いてしまうこともあります。ママとしては我が子が他の子と違うことで少し心配になるでしょう。
中には発達の極端な遅れや偏りによる問題を疑うママもいますが、まだ医師ですら診断が困難な時期ですので、音だけで心配し過ぎるのはママにとっても赤ちゃんにとってもマイナスになってしまいます。
好きな音でも大きさによっては不快に感じることがあります!大きな音がする掃除機などは隣の部屋で鳴らすなど、音量には充分に配慮しましょう
赤ちゃんが喜ぶ音を教えて!先輩ママの体験談
赤ちゃんがどんな音で喜んだか、いつからいつまで喜んだか、泣いている時も効果があったかなど、先輩ママに赤ちゃんが喜ぶ音についてあれこれと教えてもらいました。ぜひ参考にしてご機嫌斜めになった時などに試してみましょう。
うどんのすする音
テレビをつけていたら、うどんのすする音がコマーシャルで流れているときに、たまたま機嫌が悪かって泣いていた5ヶ月の娘が泣きやみ、うどんのすする音で泣きやむなんてと最初は疑っていました。が、そんなことが何回も続き、もしかしてと思い泣いている娘に聞かせると、うちの娘だけかもしれませんが10ヶ月くらいまで泣き止んでくれました。
機嫌が悪いとなかなか泣き止まない娘にてこずっていたので、好きな音があると助かりました。今は音より麺類をたべるのがすきな娘です。いつのまにか音より食べる方に変わったみたいな感じです。
赤ちゃんを育児中は抱っこをしても泣きやんでもらえないことがなんどもあり、なんで泣いているのかさえわかりませんでした。今振り返ると、あの時は子供達が泣く理由がわからない中で「泣き止ませなくちゃ」と思う焦りやイライラがありました。
少し自分の気持ちに余裕があれば、もう少し育児がラクになっていたかも。でも現実はそんなに余裕なんてないですよね。一度、一呼吸ついてから関わってあげたらいいかもしれませんね。
手をたたく音
家事で手が離せなくて赤ちゃんが泣いているときに、お兄ちゃんが赤ちゃんの前で手をたたくと泣き止んで喜んでいました。それからお兄ちゃんが手をたたくといつも喜んでいたし、誰が手をたたいても喜んでいたので、赤ちゃんは手をたたく音が好きだということに気がつきました。そのときは6ヶ月でした。2歳になるまで手をたたく音が好きでした。
泣いているときに手をたたくと泣き止む効果はだんだんなくなってきて、1歳半を過ぎたら泣いているときに手をたたいても、泣き止むことはほとんどなくなりました。
手をたたいて遊んであげるとすごく喜んだので、手遊びでよく遊んでいました。手をたたく音が好きなことに気づかせてくれたお兄ちゃんに感謝しています。
赤ちゃんが泣いて困ったときには、泣き真似をするとその声に赤ちゃんがびっくりして泣き止むことがあります。困ったときにはよく泣き真似をしていました。赤ちゃんは泣いて当たり前だし、泣く期間はあっという間に過ぎてしまうので、思い詰めないで気楽に考えたほうがよいと思います。
電車の音
赤ちゃんが小さい頃、JRの線路のすぐ横に住んでいました。一時間に何度も電車が通ったものです。生後3~4か月ごろだったでしょうか。買い物から帰る途中、赤ちゃんがぐずっているときにちょうど貨物列車が通りました。その走行音を聞いて、赤ちゃんが泣き止んだのです。
その日から、ぐずり始めると抱っこして線路沿いまで行き、電車を待つようにしました。電車1本では泣き止まないこともありましたが、線路沿いで電車を待ちつつゆっくり散歩していると、通りすがりのおばあちゃんが話しかけてくれたりして私自身も楽しく、家にこもっているよりずっと気がまぎれました。
泣き始めたら「ああまた泣いている……」ではなく、「あ、お散歩に行きたいんだな。よし行こう♪」と考えられるだけで随分楽になるものですよ。雨の日や夜は、走行する列車を収めたDVDを再生させることで代用しました。きれいな景色の動画を観られるので、こちらも気分転換になってリラックスできました。
ペットボトルにマカロニを入れて振る音
我が家では買ってきたマカロニをペットボトルに入れて保管しています。ある日、買ってきたマカロニを生後3ヶ月の息子の前で移し替えていたら、初めは興味ありそうに見ていました。試しに少し入れたペットボトルをシャカシャカさせると、楽しそうに笑いました。
500mlペットボトルでは大きいので100mlちょっとの小さいペットボトルにマカロニを少し入れておもちゃにしていました。寝返りをし始める頃、好き勝手動いてしまいオムツ替えが大変になりましたので、マカロニ入りペットボトルを握らせて、遊んでいる隙に替えるという使い方もしていました。
1歳ころまではそのおもちゃの音が大好きで振り回して遊んでいましたが、徐々に他のおもちゃが好きになり遊ぶ機会が減りました。
ただ大泣きしているときはあまり有効ではなかったです。その時は家の中でと外でも、コショコショくすぐったり思い切り変顔をしたりすると泣き止みました。
口でパッパッと出す音
娘が生後3ヶ月頃のある時、向かい合わせで抱え込むように抱っこをしている時にまじまじと私の顔を見ていたので、一つのあやしとして口を閉じた状態で勢い良くパッと離して大きめの音を立てるのを2回繰り返すと笑ってくれました。
何が面白いのかはわかりませんが、その後も同じように口でパッパッと音を出すと声を出して笑っていたので、機嫌が悪い時にもやってみると泣き声が笑い声に変わって効果があることがわかりました。
それから生後6ヶ月くらいまでこの効果は続きました。ハーフバースデーの際に写真屋で撮影をする時にもまだ効果は続いていたので、娘にとって好きな音、動作だったんだと思います。
子どもの笑顔が見たい時はもちろんですが、音に反応してくれた後こちらを見てくれるかもポイントだと思うので、よく子どもと顔を合わせていろんな音を口で出してみるのが良いと思います。
赤ちゃん新聞の音
主人が子供のお土産として、ピープルの「赤ちゃん新聞」というおもちゃを買ってきて、それをガシャガシャと鳴らしてみたところ、かなり赤ちゃん新聞に興味を示して、音がなった瞬間静かになったり、凝視をしたりするようになったので、もしかしたらこの音が好きなのかなと思いました。
その時の赤ちゃんは生後2ヶ月くらいで、その音に興味を示し続けたのは生後半年くらいまでだったと思います。赤ちゃん新聞のガシャガシャ音がなると赤ちゃんは泣きやんでくれるので、いざという時のアイテムとしてとても役立ちました。
もちろんこのガシャガシャ音は普段の育児にも活用して、静かにして欲しいタイミング、例えば電車に乗る時や人が多く集まるところなどにも持っていき、ちょっとぐずぐずしてきたかなというタイミングで利用していました。赤ちゃん新聞は我が家にとってかなりのお役立ちアイテムでした。
赤ちゃんが泣いてしまうととかく気持ちが焦ってしまうと思うのですが、その焦りが赤ちゃんに伝染して更に赤ちゃんも敏感になってしまうという悪循環に陥ってしまうと思うので、赤ちゃんは泣くことが仕事だ、と少々割り切ることも大切だと思います。
ペットボトルにビーズを入れたおもちゃの音
親子教室に行った時に、先輩ママから赤ちゃんの手作りおもちゃとして教えてもらいました。小さめのペットボトルにカラフルなビーズを入れて、初めは私が振って音を聞かせていたのですが、その音が気に入ったらしく自分でも持って遊んでいました。
ペットボトルのフタが開かないようにビニールテープを巻きつけて、安全なおもちゃとして与えていました。生後6ヶ月ごろから2歳ぐらいまで遊んでいて、中に好きなキャラクターのおもちゃを入れたり、汚れたら何度も作り直したりし、泣いている時やオムツ替えの時にも握らして気を引いていました。
口で作った音
生後3か月頃からよくしていたことです。1~2か月はまだ目もあまり見えていないので、あまり反応はなかったと思います。一つ目は唇を「ブルブル~」と震わせる音です。
結構大きな音がしますが、泣いている時などは一瞬泣きやみます。続けてやっていると、そのまま泣きやむ時もありました。最近7~8か月の赤ちゃんで試したところ、泣きながらこっちを向いて抱っこしているうちに寝てしまいました。横抱きです。
二つ目はよく昔のお母さんがやっていたような、舌を上あごにつけて離して鳴らす音もよくやりました。やはり人の顔から出てくる音って気になるようですね。自分の子供でももちろん、ほかのお子さんを預かった時でも、結構使えました。ポイントは、目を合わせること!必ず横抱きにして、ゆらしながら、口で音を出し続ける。諦めずに何分か続けることも大切です。育児応援しています!!
赤ちゃんが喜ぶ音で遊ばせよう!
赤ちゃんの喜ぶ音は一種の遊び道具。赤ちゃんはお腹の中にいる頃から色々な音を聞いていますが、生まれてからもママが子守唄を歌ったり、抱っこして歌いながらリズミカルに体を揺らしたりと、音に触れながら刺激を受けて成長していきます。
そうして音と共に心地よい経験を積むことで、赤ちゃんは脳の発達に役立てるだけでなく、今後増えていくストレスへの解消方法を一つ学習することができるのです。
ですから泣き止ませる道具とだけ捉えるのではなく、赤ちゃんが喜ぶ音はより豊かな人生を過ごすための遊び道具であることを意識し、色々な音で遊ばせあげるとよいでしょう。