母乳石鹸を自宅で作るのは危険?実は簡単で安全に作れる方法がある!
母乳石鹸は卒乳までの期間限定のため、危険と言われる石鹸を育児中に家庭で作ることに抵抗があるママもいるでしょう。
けれど今回紹介する母乳石鹸づくりは、市販の無添加石鹸を使うとっても安全な製法なので、赤ちゃんや幼児がいる家庭でも手軽に取り組めます。
まずは母乳石鹸や同じく海外で話題になった母乳アクセサリーなどについて見ていきながら、母乳石鹸づくりの材料や工程を見ていきましょう。
母乳石鹸や母乳アクセサリーが人気の秘密
今、母乳は日本だけでなく世界でも注目されています。赤ちゃんが飲むためではなく、母乳石鹸や母乳アクセサリーなどの活用方法が密かなブームを呼んでいるのです。
「どうして母乳石鹸や母乳アクセサリーが人気なの?」「母乳なんだから、赤ちゃんが飲むだけで十分でしょ?」と疑問に思うママもいます。でも、ママと赤ちゃんを結ぶ特別なものだからこそ、形に残したいというママが結構多いんです。
母乳石鹸は赤ちゃんやママの肌にやさしい期間限定のプレミアムな逸品
母乳のいいところは保湿効果が高いところ。そのため、乾燥した季節にはピッタリなんです!ママのカサカサ肌だけでなく、赤ちゃんの湿疹や敏感肌にも効果的です。
また、飲んでも免疫力が高いことでよく知られている母乳ですが、肌に塗っても免疫効果もあるので、空気中のウイルスや雑菌などをガードしてくれるうれしい効果も。「石鹸として使うことで肌を保湿し、雑菌から守ってくれる効果が期待でるなら、作ってみたい!」と思いませんか?
母乳石鹸は数年前には芸能人ママ達が作って話題になった人気ソープ!
数年前から芸能人やママタレの間で火が付いた母乳石鹸!素敵な芸能人ママ達が紹介したことも、「私も作ってみたい!」と思うママが増えた一因なんです。
女優の瀬戸朝香さんは、ご自身のブログで母乳石鹸作りをした体験を紹介しています。また、女優の豊田エリーさんもお知り合いの方に母乳石鹸を作ってもらったことを「一生の思い出」とブログで紹介。
母乳が出る間だけの期間限定の特別な石鹸。「母乳の出が良くて冷凍保存しているけど使い道がない」「記念に残したい」というママは、ぜひ試してはいかがですか?
母乳アクセサリーも海外ママに人気
母乳で作るアクセサリーがあるのをご存知ですか?今、海外ママの間で密かなブームを巻き起こしている母乳アクセサリー。母乳を樹脂で固めたものを使って、ピアスやネックレスなどのアクセサリーを作るのです。一見、真珠やオパールにしか見えない、淡白い色のアクセサリーができます。
イギリスの会社「Mom”s Own Milk」社は、母乳アクセサリーをオーダーで作っている会社。子育ての思い出を特別な思い出として残そうと、母乳アクセサリーの制作を思いついたそうです。母乳を樹脂で固めただけのものですが、いつも身につけられるアクセサリーにして、母乳を記念に残しておくなんて素敵です。
母乳石鹸の作り方|市販石鹸を使う自宅での簡単な方法
こちらでは安全性を考えて、市販の無添加石鹸を使った母乳石鹸の作り方をご紹介します。わざわざ材料を買いそろえなくても、家にある無添加せっけんと母乳だけですぐ作れちゃいます。
混ぜて固めるだけの簡単な工程で、母乳石鹸が出来上がりますので、赤ちゃんが寝ている間にちゃちゃっと作業完了。
ママが使う分であれば、お好みのアロマ等の精油を入れて作ると、香りも良く、精油の種類によってはさらに保湿成分の高い石鹸が作れます。
ただし、赤ちゃんが使う場合には匂いや皮膚刺激が強すぎるので、精油なしで作るようにしましょう。
母乳石鹸作りの材料や道具
母乳石鹸の形はシリコン型を利用すれば可愛い形に仕上げられますが、思っていた通りにいかないママもいるので、こちらで紹介する材料は初心者でも簡単にできるナイフでカットする製法につかう物を紹介します。
- 無添加の石鹸1個
- 母乳約50cc
- ビニール袋1枚
- ナイフ
- お好みで型抜きやシリコン型
1市販の無添加石鹸を細かくカットする
市販の無添加石鹸をナイフで細かくカットします。ナイフが怖い場合は時間がかかりますがペットボトルキャップや100均のスライサーなどを使ってもOK。
2カットした無添加石鹸と母乳を湯煎で柔らかくしながら混ぜる
ビニール袋に1の石鹸と母乳を合わせたら、ボウルに50℃程度のお湯を張り、ビニール袋のまま石鹸をお湯につけて、湯銭で溶かしながら柔らかくなるまでこねる
3しっかり混ざったらバッドの上に広げて固める
2がしっかり混ざり耳たぶくらいの硬さになったら、バットに丸や四角などに広げて固めます。
4ナイフで切れ目を入れて1~2日乾燥させる
ナイフで3に適当な大きさに切れ目を入れたら、そのまま子供の手の届かない場所で1~2日乾燥させます。
母乳石鹸の手作りに苛性ソーダを使いたいママは要注意!
母乳石鹸作りを始めようと思っているママの中には、「石鹸作りからやってみたい」というママもいるかと思いますが、ちょっと待って!
一から石鹸を手作りするには、材料として苛性ソーダが必要になります。苛性ソーダは薬事法で「劇薬」に指定されている危険な強アルカリ性薬品。「苛性」とは皮膚を侵すという意味を持っていますが、一滴でも目に入れば失明の危険性がありますし、薄めたものでも肌につくと火傷の危険性もあります。
母乳石鹸作りで苛性ソーダを扱う際は…
皮膚に付かないように完全防備の状態で扱う必要があり、保護用の手袋や保護メガネ、マスクが必要です。また、材料を混ぜ合わせたときにはガスが発生しますので、喚起された部屋で行うのはもちろんのこと、赤ちゃんや子供がいる場所では扱わないようにしましょう。
苛性ソーダは薬局で販売されていますが、購入の際は身分証明書と押印が必要となります。ドラッグストアなどでの取り扱いは少ないようです。
初めて石鹸作りを行う場合、苛性ソーダの扱いに慣れている先生がいる教室で教えてもらうと安心。芸能人ママも、先生と一緒に作ったり、プロの方に作っていただいたりしていることが多いです。
母乳石鹸作り教室やワークショップなどが近くで開催されている地域もありますので、たまには赤ちゃんを預けて、お近くの教室で母乳石鹸を手作りしてみてはいかがですか?
母乳プラス市販の石鹸キットでもっと楽に作れる!
自分で無添加の石けんを買ってナイフでカットするのもいいですが、「石鹸のカットが大変そう…」というママには、こちらの石鹸素地と母乳を使った母乳石鹸作りもおすすめ。より手軽に、短時間で、植物性無添加の母乳石鹸作りができます。
石けん素地
生活の木
400円+税
無香料、無着色の植物性せっけんの素地です。ハーブや製油などを一緒に練り合わせて、自分だけのオリジナル石鹸が作れます。溶けやすいように細かくカットしてあるので自分で石けんをカットする手間が省けて手軽に石けんつくりができます。
https://onlineshop.treeoflife.co.jp
母乳石鹸のオーダーも人気!
「自分で苛性ソーダを使っての石けん作りは難しいけど、完成度の高い母乳石鹸が欲しい!」という方は、母乳石鹸をネットでオーダーしてみてはいかがですか?自宅で作るより出来上がる量が多いため、多くの母乳が必要になり絞るのは大変ですが、毎日使えばお肌がスベスベになります。
Boncuk母乳石鹸オーダーサイト
Boncuk(ぼんじゅ)
9,500円~
冷凍パックした母乳を送れば、オーダー制作で母乳石鹸を作ってくれます。1回汚注文で10個の母乳石鹸が届きます。香りも選べるので、無香料でも香り付きでもOK。子育ての記念だけでなく、日常使いにも、プレゼントにもいいです。
母乳石鹸作りにおすすめのタイミングは捨てるとき
母乳は赤ちゃんの大切な栄養源。そのため、母乳石鹸作りに使う母乳は、赤ちゃんの授乳に差し障りがないタイミングで搾乳したいです。おすすめのタイミングは、冷凍保存して古くなった時や乳腺を詰まらせないように搾乳して捨てる時。
また、母乳不足が心配なママは、母乳石鹸に惹かれつつも「母乳不足を解消することがまず先」と諦めてしまいがちです。差し乳を見直すなどの対策をし、お悩みを解消して母乳石鹸を作れるのであればそれが一番いいのですが、改善しなくても諦めなくて大丈夫。色々やって母乳不足が解消しなくても最後にワンチャンスがあります。
- 断乳直後
- しばらく母乳を上げられないとき
- 母乳が出すぎておっぱいが張っているとき
- 子供が飲めず母乳が余るとき
母乳石鹸を使ったママ達の感想「洗い心地は上々」
母乳は飲む分には体にいいとわかっていますが、「肌に触れるものとしてはどうなの?」というママも多いです。そこで、実際に母乳石鹸を使ってみたママの感想をまとめてみました。
- 使用感もしっとりしているので乾燥肌にはうってつけ
- 赤ちゃんの肌にも安心して使え、しっとりした感じが母乳なんて思えない
- 好きな香りを選んで作ったら香りもいいし、洗い上がりがさっぱりしている
母乳石鹸やアクセサリーは気持ち悪い?ママ達のリアルボイス
母乳石鹸や母乳アクセサリーについては「気持ち悪い」といった声があるのも事実。賛否両論ですが、実際に使ってみたママたちの声は賛同する声が多くみられます。
母乳石鹸が気持ち悪いけど捨てるのはもったいないと思うママには、捨てる前に石鹸やアクセサリーとして残さない方法で活用してみるのもおすすめです。
石鹸やアクセサリー以外の母乳の活用法や体験談
母乳には石鹸やアクセサリー以外の活用法もあるんです。
- 入浴剤代わりにする
- 離乳食に混ぜる
- 母乳点鼻
母乳の保湿効果は入浴剤としても○。余って冷凍しておいた母乳を使ってもいいですし、湯船につかって血行が良くなったらそのまま搾乳してみましょう。乳白色のお風呂で肌がしっとりしてきます。
母乳入浴剤!?
2人目だったせいか母乳の出がよく、2か月頃まで赤ちゃんの母乳を飲む量以上に、母乳の出る量が多かったため、よくおっぱいが張っていました。そのためお風呂に入って体が温まると自然と母乳が出てくることも。そのままお風呂で搾乳していたので、自然とお風呂がうっすらと乳白色に。
お風呂に入る順番も最後だったということもあり、そのまま入っていましたが、母乳が入っていたためかお風呂上がりの肌はしっとりしていました。
他にも、赤ちゃんが離乳食を嫌がる時は、粉ミルクと同じ要領で離乳食に混ぜてみてもいいです。ただし、赤ちゃんの口に入るものなので、搾乳したてのものを使うようにしましょう。ちょっとした隠し味となって、赤ちゃんがいつも以上に食べてくれるかもしれません。
また、昔から民間療法で伝わってきた母乳点鼻も見逃せない活用法。赤ちゃんの鼻詰まりを解消する効果があると言われているんです。もちろん、効果がなければ早めに病院に連れて行く必要はありますが、夜や休診日の鼻詰まりで困った時は頼りたくなりませんか?
母乳にはポリアミンという消炎作用や新陳代謝を促進させる作用がある成分が含まれています。ポリアミンは出産直後が最も多いので、産後しばらくの間であれば試してみる価値ありかも!?やり方は母乳を絞ってスポイトで1滴たらすだけ。ただし、衛生管理には十分に気つけてください。